2025年10月31日更新

「ストレンジャー・シングス」ジム・ホッパーはなぜ生きている?シーズン5でも死亡しない?

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『ストレンジャー・シングス』シーズン4(2022年)デヴィッド・ハーパー
© Courtesy of Netflix

「ストレンジャー・シングス」の主要キャラクターの1人であるジム・ホッパー。ホーキンス警察署の署長である彼は当初こそ荒んだ生活を送っていましたが、いまや子どもたちの冒険と戦いに欠かせない存在となっています。 この記事では、そんなジム・ホッパーのプロフィールやシーズン4までの活躍を紹介します。 ※この記事はシーズン4までのネタバレが含まれるので、読み進める場合は注意してください。

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「ストレンジャー・シングス」ジム・ホッパーとは

「ストレンジャー・シングス」シーズン1 ジム・ホッパー(デヴィッド・ハーバー)
© Curtis Baker/Netflix
名前 ジム・ホッパー (Jim Hopper)
年齢 1940年代生まれ
職業 ホーキンス警察署・署長
家族 ダイアン(元妻) サラ(娘:故人)
俳優 デヴィット・ハーバー
日本語版 吹き替え声優 山野井仁

ジム・ホッパーはホーキンス警察署の署長で、ボブとジョイスは高校時代の同級生です。 ダイアンと結婚して都会に移り住んでいましたが、とある悲劇をきっかけに彼女とは離婚。故郷のホーキンスに戻ってからは、酒とドラッグに溺れる日々を過ごしていました。 当初は仏頂面で皮肉屋な態度が目立ち、仕事もなげやりで遅刻の常習犯という始末でした。本来の彼は勘が鋭いキレ者で、子どもたちや町の平和を守るためなら自分の命も惜しみません。

飲んだくれの偏屈オヤジからイレブンの良き父親へ

『ストレンジャー・シングス』シーズン3(2019年)ウィノナ・ライダー、デヴィッド・ハーバー
© Netflix

シーズン1でホッパーは、必死にウィルを探すジョイスが周囲から奇異の目で見られるなか、彼女の味方となります。そんななか、ホーキンス国立研究所で、かつて子どもたちを実験台にした超能力の研究が行われていたことを突き止めます。 シーズン1の1年後、ホッパーはエルとともに暮らしていました。周囲からエルを隠さなければと考えるホッパーとマイクたちに会いたいエルは、何度も衝突します。しかし最後にはマインド・フレイヤーを倒すため、彼女とともに研究所へ。そこでエルの兄弟な力を目の当たりにします。 シーズン3のホッパーは、終始エルとマイクの関係にイライラさせられることに。新たな脅威が迫るなか、ホッパーたちは裏側の世界へのゲートを破壊するために、モールの地下へ。ジョイスが装置を作動させると、ゲートが閉じるとともに周囲のソ連人とホッパーが消えてしまいました。

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ソ連の研究所から脱出しホーキンスへ帰還

『ストレンジャー・シングス』シーズン4/ホッパー、ジョイス(デヴィッド・ハーバー、ウィノナ・ライダー)
© Courtesy of Netflix

ソ連に連行され、カムチャッカ半島の収容所に入れられていたホッパー。劣悪な環境のなかで、ソ連もデモゴルゴンらモンスターを研究していることを知りました。そして収容所の捕虜たちが、次々と「実験」と称してモンスターたちに食べられていく様子を目の当たりにします。 一方、ソ連から送られてきた小包でホッパーの生存を知ったジョイスは、彼を救出しようとあらゆる手を尽くしてソ連へ。 ホッパーはジョイスたちの手引きで一度は収容所を脱出したものの、再び捕まってしまいます。そこでいよいよ彼がモンスターの「エサ」になる番に。しかしデモゴルゴンは火に弱いことを知っていた彼は、松明を利用してモンスターたちを圧倒し、その隙に再び脱出することに成功しました。 その後ジョイスと合流し、なんとかホーキンスまで戻ります。

シーズン3のラストからどうやって生き延びた?【考察】

「ストレンジャー・シングス」シーズン4 ジム・ホッパー(デヴィッド・ハーバー)
© Courtesy of Netflix

シーズン3ラストで、研究所での爆発に巻き込まれて死亡したと思われたホッパー。しかし彼はソ連の研究施設に捕らえられ、生きていました。 ソ連の研究施設では、裏側の世界からやってきたデモゴルゴンなどのモンスターについて研究しており、ホッパーのように捕らえられた人々をモンスターと戦わせ、実質的にモンスターの「エサ」としていました。しかし「アメリカ人」にはなにか価値があったようで、シーズン3のラストでは「アメリカ人でない捕虜をエサにしろ」というセリフもありました。 ホッパーはデモゴルゴンの弱点が火だということを知っていたため、モンスターと対峙させえられたとき、命からがら研究所から脱出することに成功。 その後、彼の生存を信じてソ連にやってきたジョイスと再会し、数々の困難を乗り越えてホーキンスに帰還します。

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シーズン5でも死なないで!ホッパーの結末は?【予想】

シーズン5の予告編を見ると、ホッパーが散弾銃を構える姿や手榴弾らしきものを投げる姿、そしてエルに「最後にもう1度戦ってくれ」と言うシーンが見られます。最終シーズンでも、彼はエルを支えつつ戦いに貢献するようです。 ホッパーを演じるハーバーは2024年にポッドキャスト番組で、シーズン5の結末についてほのめかしました。彼いわく、台本の読み合わせの際、最終話の途中からキャストたちが次々と涙を流し始めたとのこと。フィナーレについて「これまでで最高のエピソード」だと語りました。 また製作総指揮のダファー兄弟は、スピンオフの可能性はあるとしながらも「イレブンやダスティン、ルーカス、ホッパーの物語はこれで完結です」と語っています。

イレブンやジョイスとの関係

イレブンとの関係

「ストレンジャー・シングス」シーズン3 イレブン、ホッパー(ミリー・ボビー・ブラウン、デヴィッド・ハーバー)
© Netflix

ホッパーはシーズン2で森を彷徨うイレブンを保護し、ブレンナー博士から彼女を匿っています。父親の役割を果たしていますが、その親子関係はとても複雑です。 必要以上にイレブンを心配して、自宅に半ば監禁してしまっていたホッパー。一方、イレブンは研究所で閉じ込められた過去があるため、ホッパーに強く反抗しました。1度はわかりあったものの、シーズン3では年頃になった娘をどう扱うか頭を悩ませます完全に2人の世界なイレブンとマイクにやきもきするあまり、2人が別れる原因を作ってしまいました。

イレブンへの手紙のシーンが泣ける……

シーズン3最終話の3か月後、バイヤーズ家と一緒にホーキンスを出ることになったイレブン。ホッパーがいない自宅で荷物を整理していた彼女は、1通の手紙を発見します。 年頃の娘との距離感に悩むホッパーが、ジョイスのアドバイスで書いたものでした。あれこれ口うるさかったのも、すべて彼女を愛していたから……。今は亡き(と思っている)ホッパーの不器用な想いが溢れた手紙に、イレブンは号泣してしまいます。 演じるミリー・ボビー・ブラウンの演技も相まって、泣けるシーンだと話題になりました。 ちなみに、手紙を読み終える時に流れる挿入歌は「Heroes」。シーズン3第3話のラスト、採石場でウィルの偽の遺体が発見され、生存がほぼ確定したシーンと同じ曲です。ホッパーも生存していたことを考えると、この曲も伏線だったのかもしれません。

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ジョイスとの関係

『ストレンジャー・シングス』シーズン3(2019年)ウィノナ・ライダー
© Netflix

高校の同級生だったジョイスとは、シーズン2で彼女の恋人ボブが死亡した後、急速に仲が深まります。 痴話喧嘩のようなやり取りをしていましたが、シーズン3第1話でついにデートまでこぎ着けました。しかし、ジョイスは怪現象に気を取られてホッパーとの約束をすっぽかします。2人にこれといった進展はなく、裏側の世界と戦うよきパートナーに落ち着きました。 そして先述した通り、シーズン3のラストにてホッパーはジョイスの目の前で死亡(仮)。大切な恋人と友人を立て続けに喪った彼女は、ホーキンスを出る決意をしたのです。

娘を亡くした悲しい過去

ホッパーと前妻ダイアンにはサラという娘がいましたが、幼い頃にガンで亡くなっています。 ほのめかされていただけの彼のバックストーリーがS4では重要な役割を持つことに……。ホッパーを演じたデヴィッドによれば、シーズン2でイレブンが発見した箱がカギになるそうです。 自宅の屋根裏にあったこの箱は、「パパ」「ニューヨーク」「ベトナム」「ホーキンス研究所」と書かれていますが、その真相が明かされるかもしれません。娘との思い出はもちろん、ホッパーが持つ別の側面にも迫った内容になりそうですね。 ちなみに、ファンの間では娘の生存説が囁かれ、サラ=イレブンでは?といった説も存在します。

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演じているのはお茶目なデヴィッド・ハーバー

デヴィッド・ハーバー
Eric Charbonneau

今やホッパー役はデヴィッド・ハーバー以外想像できませんが、「実は別の大物スターにオファーしていた」と、ダファー兄弟に冗談っぽく言われたことを彼は明かしています。 候補はユアン・マクレガーだったとのネット記事を読み、落ち込んだ時期もあったとか。それでも彼は、「ホッパー役をパスしたことに感謝を伝えたい」とジョークに変えました。 お茶目な人柄が伝わるエピソードとして、「バイヤーズ家の犬消失事件」もあります。 バイヤース家の犬が気に入らなかったらしく、製作サイドに「シーズン2から“寝かせる”べき」と進言し、その後犬は出演していません。犬は少し可哀想ですが、何ともユーモアを感じる言い回しです。 ホッパー役を勝ち取った彼は大ブレイクし、実写映画リブート版『ヘルボーイ』(2019年)映画『ブラック・ウィドウ』(2021年)でも重要な役柄を演じました。

「ストレンジャー・シングス」ジム・ホッパーは生き延びるのか?シーズン5に期待

当初は人生に投げやりになっていたホッパーは、イレブンとの出会いによって人生の意味を取り戻し、彼女やジョイスと良い関係を築けるようになりました。 いまや裏側の世界と戦ううえで欠かせない戦力であり、イレブンの心の支えであるホッパー。シーズン5でも大活躍してほしいですね!