2025年12月4日更新

「ストレンジャー・シングス」ヘンリーの正体は?ワトシットさんや記憶の監獄も解説!最後には死亡?

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『ストレンジャー・シングス』 シーズン4 イレブン ヘンリー ワン ヴェクナ
©Courtesy of Netflix

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のラスボスとしてエルたちの前に立ちはだかるヴェクナ。当初謎に包まれていた彼の正体も、シーズン4までにほどんど明らかになりました。 この記事ではヴェクナについて、その過去や正体、目的などを紹介・考察していきます。 シーズン5Vol.1までのネタバレが含まれますので、読み進める場合は注意してください。

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【概要】『ストレンジャー・シングス』ヘンリー・クリールのプロフィール

『ストレンジャー・シングス』シーズン4 ワン/ジェイミー・キャンベル・バウワー
© Courtesy of Netflix
名前 ヘンリー・クリール
正体 001(ワン)、ヴェクナ
年齢 不明(ジョイス、ホッパーらと同世代)
家族 ヴィクター(父)、バージニア(母)、アリス(妹)
キャスト ジェイミー・キャンベル・バウワー

ヘンリー・クリールは、後のホーキンス研究所の被検体「001(ワン)」であり、ヴェクナです。 父ヴィクターが家族を惨殺した事件から生き残ったヘンリーは、その特異な能力を見込まれてホーキンス研究所のブレナー博士に引き取られ、さまざまな実験の被検体となります。 その後成長した彼は、研究施設の職員として働くように。「011(イレブン)」が施設にいたころ、彼女の脱走を助けると言いますが、彼には別の目的がありました。その邪悪な計画をイレブンに知られ、彼女の力で「裏側の世界」へ送り込まれます。 そこで恐ろしい怪物「ヴェクナ」へと変貌を遂げます。

【正体】ヘンリーは被験者001(ワン)かつヴェクナ

ホーキンス研究所の被験者・001(ワン)

『ストレンジャー・シングス』 シーズン4 イレブン ヘンリー ワン ヴェクナ
©Courtesy of Netflix

父が家族を惨殺した事件から生き残ったヘンリーは、特殊な能力を持っていたため、ホーキンス研究所のブレナー博士に引き取られました。その後は被検体「001(ワン)」として、さまざまな実験や試験を受けることになります。 その後、成長した彼は施設を出ることもなく、職員として働くようになりました。**自分と同じく特殊な能力を持つ子どもたちを世話しながら、邪悪な計画を練っていた彼は、あるとき被検体「011(イレブン)」に施設からの脱走を持ちかけます。

エルの力でヴェクナに

ストレンジャー・シングス ヴェクナ
©Courtesy of Netflix

実はヘンリーは、その力の強大さのあまり体に抑制装置を埋め込まれていました。優しい職員を装ってイレブンに近づいた彼は、自身もかつて被検体だったことを明かし、彼女に抑制装置を取り出させます。そして2人で世界を支配しようと誘いました。 しかしイレブンはこれを拒否。恐怖と怒りで力を解き放った彼女は、ヘンリーを「裏側の世界」へと吹き飛ばし、そこへ閉じ込めます。 その後「裏側の世界」で力をつけたヘンリーは「ヴェクナ」となり、ホーキンスを支配しようと着々と計画を実行していきます。

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【過去】家族を殺害し父ヴィクターを犯人に

『ストレンジャー・シングス』 クリール家
©Tina Rowden/Netflix

ヴィクター・クリールが家族を惨殺したと思われていた事件の真犯人はヘンリーでした。 幼いころから特異な能力と邪悪な思想を持っていたヘンリーは、どこへ行っても爪弾きにあっていました。そんな息子を案じて、再出発のためクリール一家はホーキンスに移住します。しかしそこで悲劇は起きてしまいました。 その能力のために研究所に連れて行かれそうになったヘンリーは、母と妹を殺害します。そしてその罪をなすりつけられた父ヴィクターは、凶悪な殺人犯として精神病院に収監されてしまいました。

【シーズン5】ワトシットさんとしてホリーたち子供の友達に

『ストレンジャー・シングス』シーズン5、ホリー役/ネル・フィッシャー
COURTESY OF NETFLIX © 2025

シーズン4でイレブンたちによって弱体化させられたと思われたヴェクナは、実はひっそりと計画を進めていました。マイクとナンシーの妹ホリーをはじめ、12人の子どもたちに狙いを定め「ワトシットさん」として彼らに近づいていたのです。 「ワトシットさん」は子ども本人の目にしか見えないため、周囲の大人たちは子どもたちになにか問題があるのではと考えるようになります。それを指摘された子どもたちは「自分はおかしいのでは」と自問し孤独を深めていきます。 この「孤独」を埋めるように「ワトシットさん」は子どもたちの前に現れ、仲良くなっていきました。

【考察】「ヘンリーの監獄」とは一体?壁の向こうへ行けないのはなぜ?

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン5 ヘンリー/ヴェクナ ジェイミー・キャンベル・バウワー
© 2025 Netflix, Inc.

シーズン5第4話でマックスは「ヘンリーの監獄」に隠れていることが明かされました。彼女はそこでヘンリーの高校時代などの過去を見ており、この洞窟には「ヘンリーの記憶」が閉じ込められているようです。 マックスによれば、彼女を追って森の奥へやってきたヘンリーは、マックスがこの洞窟に入ると「怯えたような顔」をして、それ以上追ってこなかったとのこと。 ヘンリーを演じるジェイミー・キャンベル・バウワーは、米DEADLINEのインタビューでこの洞窟について、ネタバレにならないよう言葉を選びながら「シーズン5で興味深かったのは、怪物を作り上げる過程で核となる記憶を保持しながら、それを埋めてしまい、そして洞窟に……ということです(笑)」と語っています。 「ヘンリーの記憶の監獄」には、研究所での日々のような、彼でさえ怯えてしまうような、思い出したくない恐ろしい記憶が隠されているのかもしれません。

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【目的】ヘンリーが12人の子どもを集める理由は?

『ストレンジャー・シングス』シーズン5 デレク・ターンボウ役/ジェイク・コネリー
COURTESY OF NETFLIX © 2025

ヘンリーは12人の子どもを集めようとしているようです。子どもを集める理由は、「簡単に作り直せて、支配しやすい器」だから。*ではなぜ**「12人」なのでしょうか。* 西洋の文化で12人といえば、まずキリストの弟子である12使徒が思い浮かびます。自分をキリストに見立て、12人の能力者を従えるビジョンを持っているのでしょうか。またはシーズン4でヴェクナの呪いのモチーフになっていた、振り子時計**に関係しているのかもしれません。 あるいはヴェクナは、「裏側の世界」でホーキンス研究所を再現しようとしている可能性もあります。最初に捕らえたウィルと自分(ワン)からイレブンまでを合わせて12人です。自分を除いて12人集めることで、自分が支配するホーキンス研究所を作ろうとしているのではないでしょうか。 しかしもともとのホーキンス研究所には、「018(エイティーン)」までいたようなので、その線は薄いかもしれません。

【キャスト】『ストレンジャー・シングス』ヘンリー役はジェイミー・キャンベル・バウアー

ヘンリー/ワン/ヴェクナを演じているのはイギリス出身のジェイミー・キャンベル・バウワーです。 ティム・バートン監督の『スウィニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(2007年)で映画デビューし、その後「トワイライト」シリーズなどに出演。『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』(2010年)および『ファンタスティック・ビースト 黒い魔法使いの誕生』(2018年)で若き日のゲラート・グリンデルバルドを演じました。 モデルとしても活躍しており、2025年10月には「アン・ドゥムルメステール」のパリ・コレクションでショーモデルとして登場しました。

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『ストレンジャー・シングス』ヘンリーはヴェクナかつ001(ワン)

『ストレンジャー・シングス』シーズン5、ホリー役/ネル・フィッシャー、ヴェクナ(ヘンリー・ ヘンリー)役/ジェイミー・キャンベル・バウアー
© 2025 Netflix, Inc.

「ストレンジャー・シングス」のラスボスであり、恐ろしい力を持ったヴェクナ。その正体は生まれつき超能力を持ち、複雑な生い立ちのヘンリー・クリールです。ファイナルシーズンで「ヘンリーの監獄」が登場するなど、彼はまだまだ謎の多い存在。 その謎が解明されたとき、イレブンたちはヘンリー/ヴェクナを打破することはできるのでしょうか。 『ストレンジャー・シングス 未知の世界』はVol.1が配信中、Vol.2は2025年12月16日から、フィナーレは2026年1月1日に配信開始です。