2022年6月9日更新

『スピナマラダ!』打ち切りの理由を解説!『ゴールデンカムイ』二瓶の子孫が登場していた?

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『スピナマラダ!』は『ゴールデンカムイ』で知られる野田サトルの連載デビュー作です。過去に全6巻で打ち切りを迎えてしまいました。しかし作者の次回の連載が「『スピナマラダ!』再創生」と発表されたため、再び話題になっています。 以下では本作のあらすじや打ち切りの理由のほか、『ゴールデンカムイ』とのつながりについても紹介していきます!

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『スピナマラダ!』とは?

『スピナマラダ!』あらすじ・概要

『スピナマラダ!』は苫小牧を舞台にしたアイスホッケー漫画です。それまで長らくアシスタントを続けてきた野田サトルの連載デビュー作でもあります。タイトルはアイスホッケーの技である「スピナラマ」と北海道弁の「なまら」を組み合わせて作り出されました。 主人公・白川朗(ロウ)は将来有望なフィギュアスケート選手。しかしコーチであり衣装担当でもあった母を亡くしたことをきっかけに、フィギュアスケートの道を進むことを諦めます。 その後彼と双子の妹である春名は、苫小牧に住む親戚に引き取られることに。そこでアイスホッケー選手・源間兄弟との出会いをきっかけに、朗はアイスホッケーという競技に魅せられていくのでした。 アイスホッケーを知らない人でも楽しめるよう、競技についての説明が適宜おこなわれたり、シュートのシーンはさまざまな視点から描かれたりと、作者のこだわりが感じられます。パロディやギャグ要素がふんだんに盛り込まれているのも魅力のひとつです。

野田サトル新連載は『スピナマラダ!』新作?

2022年4月28日に発売された『週刊ヤングジャンプ』22・23合併号では、野田サトルの人気作『ゴールデンカムイ』が堂々完結を迎えました。それと同時に重大発表として、次の連載が『スピナマラダ!』であることも告知されています。 煽り文に「[スピナマラダ!]再創生。」とあることから、はじめのうちは登場人物や設定はそのまま、作者によるセルフリメイクのような形になるのではないでしょうか。新連載版と過去の『スピナマラダ!』を比較しながら読んでみるのも面白いかもしれませんね。 『ゴールデンカムイ』を経てパワーアップした作者が自身のデビュー作をどのように生まれ変わらせるのか、期待が高まります!

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『スピナマラダ!』が打ち切りになった理由を解説

打ち切りになった経緯とは?

野田サトルは10年近くアシスタントを続けた後、ようやく本格デビューのチャンスを手に入れます。その際に「高校アイスホッケー」というジャンルを選んだのは、これまであまり描かれていないジャンルであり、本場の北海道を舞台にしたものがなかったからでした。 「自分なら本物を描ける」と確信して始めた連載でしたが、期待していたほどの手ごたえはなし。編集長から連載終了を告げられ、打ち切りとなってしまいます。

打ち切りが『ゴールデンカムイ』成功の原動力に?

残念ながら打ち切りという形で終わってしまった『スピナマラダ!』。作者自身、後になって思い返してみれば、わかりにくいタイトルやストーリー、描き方など、反省点が多くあるといいます。 しかしその後、「(次は)絶対にヒットさせて見返してやる」という熱い想いと前回の反省点を活かし、『ゴールデンカムイ』では1話から全力疾走することを意識。徹底的な取材が生み出すリアリティと物語そのものの面白さが話題を呼び、瞬く前に人気作品となりました。 デビュー作の打ち切りで感じた悔しさが、その後大ヒット作品を生み出すことにつながっているのですね。

二瓶利光 =『ゴールデンカムイ』二瓶の子孫説を検証

『スピナマラダ!』には二瓶利光というキャラクターが登場します。彼は『ゴールデンカムイ』に登場する二瓶鉄造と見た目も性格もよく似ていて、ファンのあいだでは2人のあいだに何かつながりがあるのではないかと予想されてきました。 過去には、『スピナマラダ!』と『ゴールデンカムイ』同時配信を記念した「熱き漢気迸る ダブル二瓶祭」というキャンペーンも開催されています。 さらに作者自身が、2人について「血縁関係はあると思います。」とコメントしていることから、利光は鉄造の子孫である可能性が高いです。これから「再創生」される『スピナマラダ!』には、彼のほかにも『ゴールデンカムイ』の登場人物とゆかりのあるキャラクターが登場するかもしれませんね。

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野田サトルの新連載『スピナマラダ!』再創生に期待が高まる

今回の記事では、野田サトルのデビュー作『スピナマラダ!』のあらすじや打ち切り理由、『ゴールデンカムイ』との関連性について紹介してきました。 新しく生まれ変わる『スピナマラダ!』がどんな作品になるのか、今から期待が高まりますね!連載が始まるのを楽しみに待っていましょう。