2022年6月20日更新

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」デロリアンを徹底解説!ドクが車型タイムマシンにした経緯とは?

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『バック・トゥ・ザ・フューチャー』デロリアン
©UNIVERSAL/zetaimage

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズに登場する車・デロリアンを知っていますか?デロリアンは車型のタイムマシーンで、実在する自動車がベースになっています。 本記事ではそんなデロリアンについて、基本情報や豆知識などを徹底解説していきます!映画シリーズのファンの人は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

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デロリアンの基礎知識&設定解説!タイムトラベル発生の条件とは?

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)クリストファー・ロイド
© UNIVERSAL/All Star Picture Library/Zeta Image

ドクがデロリアン(タイムマシン)を開発した経緯とは?

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズの顔とも言える存在であるデロリアンは、元々開発者であるドクの愛車・DMC-12を改造して作られました。 なぜDMC-12がベースに選ばれたのかについては、ドクが作中で「タイムトラベルをする際にDMC-12のステンレスボディが粒子を分散させるのに好都合だった」と、「どうせ作るなら見た目がかっこいいほうがよかったから」という2つの理由を述べています。

タイムトラベルが発生する条件は?

タイムトラベルを発生させるためには、まずタイムサーキットをオンにして日付と時刻の設定が必要。デロリアンが加速して時速140キロに到達すると、1.21ジゴワットの電流が流れて次元転移装置が作動し、次元の裂け目が作られます。 同時にタイムサーキットも動き出し、次元転移装置とのタイミングが揃った瞬間に車体が輝いたあと、2本の轍を残してタイムトラベルが完了。なおタイムトラベル後の場所は基本的に今いる場所と同じになるようです。

もとになった名車DMC-12とは?

タイムマシン・デロリアンのもとになったのは、1981年から1982年にかけてデロリアン・モーター・カンパニーが作ったスポーツカー・DMC-12。同社が製造した車はなんとDMC-12のみであるため、「デロリアン」といえばこの車のことを指します。 DMC-12は発売当初、売れ行きは好調でしたが、高額であったことなどからキャンセルが相次ぎ、発売翌年からは売上不振に。しかし本シリーズでの活躍などから、この車は今でも一部の自動車ファンたちから注目を集めています。

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「バック・トゥ・ザ・フューチャー」デロリアンの進化の歴史

東京コミコン2019「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 デロリアン
©ciatr

本シリーズでは、作品ごとにデロリアンが登場します。ここでは、PART1からPART3にかけて少しずつ進化を遂げているデロリアンの変遷について詳しく見ていきましょう。

PART1のデロリアン

バック・トゥ・ザ・フューチャー
©T.C.D / VISUAL Press Agency

PART1のデロリアンは、1985年10月26日に初めてドクが完成させたもの。リモコンでも操作できる初代は、タイムトラベルが発生する140キロまでの走行は普通の車と同様にガソリンを使います。 当初タイムトラベルに必要な1.21ジゴワットの電力は、車体の後部にある原子炉から発生させていました。毎回核燃料のプルトニウムが必要だったため、ドクはタイムトラベルの度にリビアの過激派テロリストと偽の爆弾で取引を行い、燃料をだまし取っています。 また初代は中古の車に次元転移装置とタイムサーキットを取り付けただけであったため、エンジンがかかりにくいという難点が。さらにタイムスリップ後には車体が非常に低温になるため、素手で触ることはできません。

PART2のデロリアン

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2
©UNIVERSAL

PART2のデロリアンは2015年にドクが改造を行なったもので、全シリーズを通して世間に最も認知されています。このモデルでは、生ゴミを燃料に核融合を行う装置であるミスター・フュージョンと、飛行が可能になるホバー・コンバージョンが新たに搭載されました。 飛行が可能になったことでこれまでのような長い助走は不要になり、さらに燃料となる生ゴミは何でも問題ないので、より簡単にタイムトラベルができるようになっています。作中ではビールやペプシパーフェクトなどが燃料として使われており、1回の燃料補給で少なくとも2回程度はタイムトラベルが可能なようです。 ちなみに作中でドクは、新しく施された改造のいくつかは2015年の法律にいくつか反していると述べていました。

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PART3のデロリアン

バック・トゥ・ザ・フューチャー3
© Universal City Studios/Photofest/Zeta Image

PART3のデロリアンはドクを載せたまま落雷を受けたことで、1855年にタイムスリップ後、故障してしまいます。しかし元々使われていた部品が1855年には存在しないことを知ったドクは、そのままデロリアンを廃坑の隠すのでした。 その後無事に1955年のマーティとドクの力で修理されたデロリアンに取り付けられたのは、真空管を使ったビッグチップ。さらに西武時代の道をスムーズに走れるように、車高も高くなっています。 その後紆余曲折あり、自力で140キロが出せなくなったデロリアンは、線路上で機関車に押してもらって加速するため、タイヤではなく車輪が取り付けられました。最後のタイムトラベルとしてドクたちが1985年に戻ったあとは、線路上で列車と正面衝突し、大破してしまうのでした。

デロリアンがリアルで購入可能に!?電気自動車として復活!

デロリアンのモデルとなったDMC-12を生み出したデロリアン・モーター・カンパニーは1982年に倒産しましたが、その後1995年に同名の会社が設立されました。今回なんとその新会社が、新型・アルファ5のプロトタイプを発表。 従来のDMC-12はコンパクトな車体と独特なシルエットが魅力でしたが、新型は今風のスポーツカーらしいスマートなEVクーペとなっています。詳細な様式や価格はまだ明らかになっていませんが、2022年8月に発表される予定です。 予想価格は日本円で約2,200万円だと言われており、2022年6月より予約開始となりました。納車は2024年頃とされているので、車好きの人はぜひ一度チェックしてみてくださいね。

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「バック・トゥ・ザ・フューチャー」デロリアンは時代を超えて愛される名車

本記事では、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズに登場する名車・デロリアンについて徹底解説しました!車好きでもそうでなくても、1度はあの見た目に憧れたことがある人は多いはずです。 新型デロリアンの発表も控えている今、過去作を振り返ってデロリアンの魅力を堪能するのもいいかもしれませんね。