映画『バズ・ライトイヤー』猫型ロボット・ソックスの声優はかまいたち山内！可愛くてハイスペックなバズの友だち

ピクサーの人気シリーズ「トイ・ストーリー」のスピンオフ『バズ・ライトイヤー』が公開中。スペース・レンジャー、バズのルーツが明かされる本作でひと際存在感を放っているのが、猫型友だちロボットのソックスです。 かわいいだけでなく、シュールな言動で有能すぎるソックスは、公開直後から話題に！「アナ雪」のオラフやベイマックスに並ぶ人気キャラクターになる予感も。 今回はそんなソックスについて、吹替声優や劇中での活躍を紹介します！

日本語吹替版でソックスの声優を務めるのは、お笑いコンビかまいたちの山内健司です。 今回のオファーについて彼は、「最初は本当ドッキリかなって……。猫のYouTubeをやっていてもそこまで反響がなかったんですが、ここにきてすごい大反響が来たなっていう。」とコメント。 役づくりについても苦労があったようで、「感情を込めすぎるとロボットじゃなくなるけど、淡々としすぎると『ソックスにはもうちょっと感情があるので』と言われ、『どないしたらええねん！』と大パニックになりました。」と収録を振り返っています。

ソックスの英語版声優はピーター・ソーン。ピクサーに所属し、アニメーターや映画監督、脚本家などを務めています。

実は本作の監督アンガス・マクレーンはもともと大の猫好きで、そこから猫のキャラクターを登場させようというアイディアが生まれたのだとか。 またそれだけではなく、これまでのピクサー作品では「トイ・ストーリー」シリーズのバスターや『カールじいさんの空飛ぶ家』のダグなど犬は登場していましたが、猫はいませんでした。このことも、ソックスのアイディアが採用された理由になったといいます。 有能なソックスは、「スター・ウォーズ」シリーズのR2-D2を彷彿とさせるキャラクターでもあります。バズを演じたクリス・エヴァンスも、ふたりのコンビを気に入っている様子。「孤独な男が、心の支えとなる猫と一緒にいるという関係はとても良い。自分が見逃していたかもしれない問題を提示してもらうためにも、ソックスは必要なんだ。」と語っています。 本作は「トイ・ストーリー」のアンディが観た映画という設定ですが、もしかしたらアンディはバズだけでなく、ソックスのおもちゃも欲しがったかもしれませんね。

ソックスはバズの親友アリーシャが彼に贈った猫型友だちロボットです。大きな瞳の愛らしいビジュアルとは対象的に、少し無機質な話し方が特徴。孤独なバスに寄り添おうとしますが、当初は的外れな行動も多く、彼とのコミカルなやりとりにも注目です。 最初はソックスの言動に戸惑っていたバズも、だんだんと彼を受け入れていきます。ザーグシップを倒しに行く際にはソックスだけを連れて行くなど、なんだかんだお気に入りの様子。 またロボットなので充電が必要ですが、実は尻尾の先がUSB端子になっており、そこから充電する仕様になっています。自分でUSBポートを見つけて充電しに行くなど、手のかからない猫ちゃんです。

本作では、ハイパースペース航行をするために必要なクリスタル燃料がカギとなっています。クリスタル燃料は製造するのが難しく、テスト飛行は何度も失敗。そのたびにバズは周囲との時間の流れにギャップが生まれ、孤独になっていきます。 しかしそのピンチを救ったのは、なんとソックス！バズがあるテスト飛行に出る前に、冗談半分でソックスに「クリスタルの製造方法を考えておいてくれ」と言ったところ、彼が帰ってきたときにはソックスはクリスタルの正しい製造配合を弾き出していました。 ソックスの言った通りに製造したクリスタルは虹色に輝き、テスト飛行では1発でハイパースピードに到達！ バズもこの1件でソックスを信頼するようになったのです。

有能なソックスは、クリスタルの製造だけでなくバズが行動を起こすときにも活躍してくれます。 バズとソックスが新しいクリスタルで独自にテスト飛行をしようとしたとき、大尉は部下に彼らを止めるよう支持しますが、ソックスは口から吹き矢のようなものを吐いて部下を足止めします。相手が気絶している間に彼らは飛び立つことができました。 またザーグとの戦いでも、ソックスはバズのピンチを助けザーグを気絶させることに成功。いつでもバズを助けてくれる、頼りになる相棒です。

ソックスはかわいいだけでなく、バズの仲間の一員としてしっかり作戦に貢献し、存在感を見せつけてくれています。 ディズニー/ピクサーのなかでも、今後人気キャラクターとしての地位を確立していきそうな予感。そんなソックスの活躍を、ぜひ映画『バズ・ライトイヤー』で堪能しましょう！