漫画「わたし今日からおひとりさま」最終回までネタバレあらすじ＆感想！【6話まで読んだら印象一変するお話】

6話まで読んだら印象一変するお話。無知な主婦の話かとおもいきやーー。の文言で話題の本作。 「わたし今日からおひとりさま」はきよね駿による漫画。夫と娘に捨てられた専業主婦が始める新生活……と思いきや、その裏に隠された複雑な事情が徐々に明らかになっていきます。 本記事ではそんな本作について、第1話から最終話までのあらすじをネタバレ解説していきます！ 結論、「わたし今日からおひとりさま」を読むのにおすすめのサービスはコミックシーモアです！コミックシーモアでは、70%オフクーポンを利用することで本作をどのサイトよりもお得に読むことができます！

専業主婦の泉は夫と娘のミチと3人暮らし。しかし最近夫は冷たく、会話がないどころか一緒に食事すらしてくれません。そんな中夫から一方的に離婚を告げられてしまい、泉は途方に暮れることに。娘のミチとは仲が良いのですが、彼女も泉と暮らす気はないといいます。 その後泉はミチに提案され、東京に出て職と家を探し始めました。そして生活の目処がつくまでという約束で、高校時代の同級生でバリキャリの友人・じゅりの家に住ませてもらうのですが……。

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物語は専業主婦の泉の朝の風景から始まります。彼女は夫と娘のミチのために朝食を作りますが、夫は「食欲がないから」と手を付けず、ミチも遅刻しそうになってパンすら食べず家を出てしまいました。せっかく用意したのに食材がもったいないし、泉の扱いも気の毒に思えますね。 日々なんとなく感じている不満を“慣れた”で片付けてしまう泉。しかしそんな中、彼女は夫から突然離婚届を突きつけられ、挙句ミチからも「ママと暮らさないよ？」と断言されてしまいます。 その後泉は娘のゴリ押しにより東京に行き、ヘアメイクアーティストとしてバリバリ活躍している旧友・じゅりの家に居候させてもらうことに。紆余曲折のすえ家政婦の仕事を始めます。 泉は娘の言葉に従って家や職の当てもなしに東京に出てきてしまうあたり、考えるより先に行動してしまうタイプなのでしょうか。これからやっていけるのか若干不安になります。

家政婦として働き始めた泉は、お得意様の女性の家でヒモ男と遭遇。彼は泉になれなれしく接し、ゲームに誘ったり缶ビールを差し出したりしてきました。挙句の果てには「ちゃんとしなきゃ」と焦る泉を抱きしめることまでします。しかしその現場をお得意様に見られた泉は仕事をクビに。 泉は毎週土曜日にカフェでミチと会い、いろいろな話をするのが日課になっていました。ヒモの件を聞いたミチは大笑いすると、彼と付き合うよう勧めてきます。その後紐野と仲良くなった泉は彼のおかげでカレー屋で働けることになり、「ミチちゃんの言う通りだー♡」と大喜び。 一方、じゅりは偶然出会った旧友から衝撃の事実を聞かされます。実はミチは事故に遭って亡くなってしまっていたのです。なんとカフェでミチとおしゃべりする泉の前には、ほんとうは誰も座っておらず……。 第6話にして驚きの展開です。たしかに思い返してみれば、周りの人がひそひそ話をしていたり、ミチのメロンソーダが減らなかったり、伏線はいろいろ張られていましたね。想像上の娘と楽しそうに話す泉の姿が切ないです。

心配したじゅりが問いつめると、泉はあっけらかんとした笑顔で「ミチちゃん 死んじゃったんだよ」と答えます。彼女は娘を亡くした悲しみで泣き暮らしていたとき、夫に「うるさい」「泣くな」と言われたせいで、偽りの笑顔を貼り付けるようになってしまっていたのです。 その後泉は思わずじゅりの家を飛び出し、紐野を呼び出して彼の家に行きます。そしてふたりは一夜をともにすることになるのでした。 翌日じゅりは泉のバイト先であるカレー屋をのぞき、紐野と遭遇。ミチの話をしますが「泉ちゃんがそれでいいならいいじゃん」と笑顔で返され、苛立ちをつのらせます。口は悪いけれど友達思いで優しいじゅり。泉がその優しさに気づいて、少しずつでも立ち直っていければいいのですが……。

紐野の家で暮らし始めた泉は、彼とともに穏やかで幸せな日々を送っていました。「このままでいいわけない」というじゅりの言葉を思い出しながらも、現実から目を背け続ける泉。しかしそんな中、ミチの幻が不安定になってきており、彼女はますます紐野との日常を手放したくないと思い始めます。 一方、じゅりは泉のいない生活に寂しさを感じていましたが、自分にはどうにもできないと諦めてもいました。 そんな中、泉は突然の吐き気に襲われ、自分が妊娠していることを知ります。まず間違いなく紐野との子どもでしょうが、彼のいい加減な性格を考えると先行きが心配でしかありません。

泉は紐野に妊娠したことを打ち明けますが、予想に反して彼はとても嬉しそうです。意外な反応に驚きはしたものの、泉は子どもを産もうと決意します。 ある土曜日、いつものようにミチとおしゃべりするためカフェに行った泉は、元夫に遭遇。彼は自分が一方的に離婚を告げて泉を置いて行ったことを悔いていました。たしかに泉にひどいことを言いはしましたが、彼自身も辛くていっぱいいっぱいだったんですよね……。 お互いに謝罪してから、泉は元夫に“もうひとりで大丈夫”と笑顔を見せます。そしてようやく現実を受け入れることを決意し、じゅりの家に謝りに行きました。ふたりは一緒に地元に向かい、ミチの墓参りをします。 ミチの墓前でようやく泣けた泉の姿に、思わず胸が締め付けられました。彼女がこれから幸せな人生を新しく始められることを願うばかりです……！

泉が妊娠して以来、紐野は別の女性と遊んでばかりいました。泉はじゅりからその事実を知らされショックを受けますが、お腹の子どもは自分が守ると決意。紐野と話をして、子どもが生まれても今の生活を変えるつもりはないという彼に別れを告げます。 その後しばらく泉はぼろアパートで暮らしていましたが、じゅりから提案されまた一緒に暮らすことになりました。そして共同生活を始めて10年。泉の娘であるユアはすくすくと育ち、3人で幸せな生活を送っています。 途中でどうなることかと思いましたが、ハッピーエンドを迎えられてよかったです。まさか泉とじゅりが家族になるとは！最後はいきなり10年の月日が経ってしまったので、もう少し家族3人の日常が見たかったような気もしますね。

夫に捨てられた専業主婦が一念発起、自立して新生活を始める……というストーリーかと思いきや、驚きの展開もあり読みごたえたっぷりでした。 泉がずっと無理して笑っていたからこそ、終盤で見せた本当の笑顔にはぐっときてしまいます。ヒモ男とではなくじゅりと家族になったのは意外でしたが、たしかに彼女はずっと泉のことを気にかけていましたからね。きっと幸せな家庭を築けることでしょう。 ちょっと抜けたところのある泉を心配しつつ、応援するような気持ちで読める作品です！

本記事では「わたし今日からおひとりさま」について、全話あらすじをネタバレ解説してきました。長さがコンパクトなだけでなく、意外な展開もあり最後まで飽きずに読める本作。ぜひこの機会に気軽に手にとってみてくださいね！