漫画『舞妓さんちのまかないさん』全話ネタバレあらすじ&感想!食事でつながる優しい物語
華やかな舞妓さんたちの裏舞台を、16歳のまかないさん・キヨを通して描く『舞妓さんちのまかないさん』。アニメ化・実写ドラマ化もされた、癒やし度&飯テロ度が高いほのぼのとした作品です。 本記事ではそんな『舞妓さんちのまかないさん』のネタバレあらすじ、感想、ドラマ情報などをその魅力とともに詳しく紹介します。
『舞妓さんちのまかないさん』のあらすじ【ネタバレ注意】
『舞妓さんちのまかないさん』は小山愛子が『週刊少年サンデー』にて連載中の日常系ご飯漫画です。 舞台は京都の花街(かがい)。街を艶やかに彩る舞妓さんたちも、屋形(やかた)に戻ると年相応な女の子に戻ります。そんな彼女たちの食事を支えるのが、16歳のまかないさん・野月(のづき)キヨです。 キヨ、そして一緒に上京してきた幼馴染の戸来(へらい)すみれを中心に、屋形「市(いち)」での日常が描かれていきます。
『舞妓さんちのまかないさん』をお得に読む方法は?
漫画『舞妓さんちのまかないさん』をお得に読みたい人にはコミックシーモアがおすすめ。 コミックシーモアでは無料会員登録で70%オフのクーポンをゲットできるので、かなりお得に読むことが出来ます。この機会に是非コミックシーモアで『舞妓さんちのまかないさん』を一気読みしてくださいね!
1巻・2巻(1話〜19話)ネタバレ感想
1巻ではキヨがまかないさんになった経緯が語られます。すみれは逸材として才能を開花させる一方で、キヨは舞妓には向いていないと帰郷を言い渡されることに。そんな折、ピンチヒッターで料理を作ったキヨは、そのまままかないさんとして残ることになります。 キヨももとは舞妓さんを夢見ていたんですね。自分の夢は叶わずとも親友の夢を純粋に応援できるキヨの心は名前通り美しいです。 2巻ではすみれの舞妓デビューが描かれていきます。頑張り屋なすみれが心配になりましたが、キヨと先輩たちの支え方が見事でした。
3巻・4巻(20話〜41話)ネタバレ感想
3巻はクリスマス・大晦日・お正月の屋形での日常を覗き見ることができます。キヨとすみれも青森に帰郷し、幼馴染の健太や祖母とのつかの間の時間を堪能するのでした。 年明けはまた慌ただしい日常が戻ってきます。顔見知りのおまわりさんや八百屋さん、前任のまかないのおばちゃん、旦那衆との交流も丁寧に描かれ、青森からやってきたキヨが街に馴染んでいる様子に癒やされますね。 4巻では節分の日が登場。合間に描かれるキヨたちの中学時代の文化祭エピソードも可愛らしいです。
5巻・6巻(42話〜63話)ネタバレ感想
5巻は人知れず努力する人と、それを見て励まされる人々の関係性が印象的です。すみれはお姉さん分の百子の自由だけど自分に厳しい生き方に刺激を受け、屋形の人々は決して手を抜こうとしないキヨに影響されて寒さ厳しい日々を頑張っていきます。 2人が京都にきて1年。6巻ではキヨのいる屋形「市(いち)」に新しい舞妓さん候補・理子がやってきます。姉舞妓のつる駒と理子は反りがあわずギクシャクしてしまいますが、キヨの特別ではない日々の営みが緊張感を解いてホッとさせていく様子に、思わずこちらまで和んでしまいました。
7巻・8巻(64話〜85話)ネタバレ感想
花街は春の一大行事「おどりの会」の準備で大わらわ。キヨの細やかな気遣いと、ちょっとミスをしてしまううっかりなところ、どちらも魅力的に描かれていました。「おどりの会」は8巻まで続いており、本当に大変な行事であることが伝わってきます。 8巻ではキヨの誕生日が近づき、久々に健太も登場。健太が屋形に電話をかけ、キヨが欲しいものでしゃもじをリクエストするくだりはなんとも微笑ましかったです。誕生日や母の日を通じて、日頃の感謝を伝えることや、気持ちのこもった贈り物の尊さが感じられる巻でした。
9巻・10巻(86話〜107話)ネタバレ感想
9巻・10巻ではキヨ・すみれ・健太の幼馴染3人の絆がメイン。 ある日、キヨたちは健太がピッチャーとして地元で活躍していることを知ります。2人がお守りを贈ってあげ、それを表情には出さないものの嬉しそうに受け取る健太の関係性も尊かったです。 10巻では健太が修学旅行で京都にやってきます。健太をキヨに会わせてあげたいと奔走しながら、2人の再会を見たくない気持ちもあるすみれの複雑な気持ちがほろ苦いです。 それでもすみれは、2人が会えたと分かって大喜び。親友3人のこの関係性がどう動いていくのかも楽しみになりました。
11巻・12巻(108話〜129話)ネタバレ感想
11巻は百子とすみれ、つる駒と理子の姉妹関係にスポットが当たります。すみれは努力家だけどどこかだらしない百子の世話に追われたり、理子はつる駒のアドバイスが口うるさく思えてしまったり。それでも姉舞妓はそれぞれの方法で妹分のことを大切に思っていることが伝わってきます。 夏を迎えた12巻。健太は甲子園を目指していたものの、負けてしまいます。怪我で野球ももう続けられないと知ったすみれは健太への思いがあふれだし泣いてしまいますが、キヨは「健太は健太だから大丈夫」と彼女を支えるのでした。
13巻(130話~140話)ネタバレ感想
すみれは親戚の結婚式に参列するため帰郷します。健太にどんな顔をすればいいか分からず悩むすみれを励ますのは、やっぱりキヨでした。 青森で健太と再会したすみれ。健太の思いを知っているすみれは、キヨからのお土産を受け取って嬉しそうにする相変わらずの健太を見てホッとします。恋愛感情が入ってきても壊れないこの3人の関係性、素敵です! 京都に戻り、今度はすみれがキヨの挑戦を応援します。2人の互いを思う姿が美しいです。
『舞妓さんちのまかないさん』の感想&レビュー
読んでいるとキヨのご飯を食べたかのように胸のあたりがぽかぽかと温かくなります。なんといっても美味しそうなグルメ描写が魅力的!素朴だけど心のこもっている様子が伝わってきました。 人間関係もどれも温かいです。キヨ・すみれ・健太が、それぞれの道を頑張って歩いて、お互いの存在に元気をもらっている距離感も心地良い。 健太が一人前のコックになったあたりでキリよく終わるといいなと思いますが、完結せずにずっと続いてほしい作品です!
2023年1月より実写ドラマ化!
『舞妓さんちのまかないさん』は2023年1月12日からNetflixで実写ドラマ版が配信中です。キヨ役を森七菜、すみれ役を出口夏希が演じ、監督・演出・脚本を『誰も知らない』や『万引き家族』などで知られる是枝裕和が手掛けました。 原作のほのぼのとした雰囲気と舞妓さんの美しさ、おいしそうなまかない料理が一体となった日常系ドラマとして、配信開始後から癒やされるドラマとして話題になっています。
『舞妓さんちのまかないさん』あらすじをネタバレ解説しました
屋形の台所を中心に心温まる日常が描かれていく『舞妓さんちのまかないさん』。現実世界に疲れたときに読むと、ホッと一息つける作品です。健太が上京してくる15巻からも面白いので、心が疲れたときはぜひ一気読みしてみてください!