2018年3月26日更新

【実写化確実?】ジャズ漫画『BLUE GIANT』を徹底解説【ネタバレ注意】

『坂道のアポロン』や『恋は雨上がりのように』など、2018年も漫画原作が目白押しな日本映画界。次なる実写化はジャズ漫画の傑作『BLUE GIANT』ではないでしょうか!今回は続編も人気を集めている『BLUE GIANT』の世界を徹底解説します。

次に実写化される漫画はコレ!?ジャズ漫画の傑作『BLUE GIANT』

近年映画館で見かけることも多くなった漫画原作の映画作品。映画としての評価はともかく、2017年は『鋼の錬金術師』や『ジョジョの奇妙な冒険』といった漫画界のビックタイトルが劇場を賑わせました。2018年も漫画原作に大いに注目したいところです。 ということで、今回はマンガ好きの間で「実写化確実!?」とも言われているジャズを題材にした青春漫画『BLUE GIANT』を紹介します。まだ本作を読んだことのない人も是非チェックしてみてください!

ビックコミックで続編が連載中!『岳 みんなの山』の石塚真一が描くジャズの世界

漫画『BLUE GIANT』(全10巻)は2013年からビックコミックで連載され、2016年に完結した青年漫画です。現在(2018年3月)は同誌にて続編にあたる『BLUE GIANT SUPREME』が連載され、既に4巻までが発売中。その人気は衰えるところを知りません。 作者の石塚真一は、山岳救助隊の活躍を描いた『岳 みんなの山』で一躍注目を集め、こちらは2011年に小栗旬主演で実写化を果たしました。 読者を巧みに引き込むリアルな描写に定評のある石塚真一は、「登山」と並んで「ジャズ」にも造詣が深く、第62回小学館漫画賞では自らサックスを披露するほど。自身の経験を漫画に落とし込む手腕は『BLUE GIANT』でも大いに発揮されています。

輝かしい受賞歴、読者・審査員どちらからも絶賛の声が!

本作は2017年に小学館漫画賞一般部門、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞。読者からは「音が聞こえてくる」「ストーリーがアツい」といった声が上がっており、迫力のある音楽の描写と熱量のあるストーリーは、それぞれの賞の選考においても評価されています。 2017年6月に放送されたバラエティ番組「アメトーーク!」の「本屋でマンガ大好き芸人」では、麒麟の川島明が本作を圧倒的第1位として紹介し、話題になりました。芸人に限らず、何かに一生懸命に打ち込んだことのある人にはより一層響くのではないでしょうか。 また『BLUE GIANT』の名前で公式コンピレーションアルバムもリリースしており、ジャズの入門編としてジャズ業界にも大いに貢献しています。

ジャズとの出会いで人生が変わる!『BLUE GIANT』のあらすじ

宮城県仙台市。中学校のバスケ部に所属しながら、漫然と学生生活を過ごしていた宮本大(みやもとだい)は、友達に連れられたライブハウスでステージを観て以来、ジャズに魅了され、世界一のジャズプレイヤーを目指すことを決意します。 高校に入ってからも、楽譜もろくに読めないままに雨の日も雪の日も広瀬川の河原でサックスを吹き続けた大。やがて地元で音楽教室を開くサックス奏者・由井(ゆい)に見出され、由井のもとでレッスンに励むように。 そして高校三年生になった大は、その才能を徐々に開花させていきます。兄の雅之や師匠の由井をはじめ、大の音に惚れ込んだ人たちの助けを借りながら、大は高校卒業と同時に東京へと旅立ち、壮大な夢への道のりを歩み始めるのでした。

学生時代の大を支えた『BLUE GIANT』の登場人物

宮本大(みやもとだい)

主人公の男子高校生で、兄と妹にはさまれた次男。ひたむきでこれと信じたことにはとことん打ち込む性格。バスケ部に所属していましたが、ジャズに魅せられてからは独学でテナーサックスの練習に取り組みます。 地元で音楽教室を開く由井から音楽のイロハを教わった後、世界一のジャズプレイヤーになるため、高校卒業後に上京。仙台からの同級生の玉田、天才ピアニスト沢辺とともに「ジャス(THE JASS)」を結成し、世界一への道のりを一歩一歩突き進んでいきます。

宮本雅之(みやもとまさゆき)

大の兄で、妹からは「おっきい兄ちゃん」と呼ばれています。父のいない家庭を支えるため、高校卒業後に就職。初任給を受け取ると36回払いでテナーサックスを購入し、大にプレゼントしました。父が亡くなってから大を支え、大の夢を応援する一番の理解者でもあります。

由井(ゆい)

仙台で音楽教室を開き、作曲などの仕事も手掛ける中年の男性。かつてはジャズに夢中になり、サックス奏者として渡英しましたが、自身の才能の限界を悟り、日本に帰ってきました。大のサックスの音から、技術を凌駕するなにかを感じ、大には無償でレッスンを施します。 大にとっては唯一無二の師匠で、尊敬するサックスプレイヤーです。

三輪舞(みわまい)

大の同級生で、高校時代の大が密かに思いを寄せていた女子。水泳部に所属。顔立ちは整っていますが、男子よりも高身長のため一部の男子からは「デカ女」と呼ばれています。大がデートに誘ったことがきっかけで、夏祭りや音楽フェスなどに一緒に出掛け、距離を縮めていきました。

玉田俊二(たまだしゅんじ)

大がサックスを務めるバンド「JASS」のメンバーでドラム担当。大の同級生であり、高校時代はサッカー部に所属していました。 上京後、大に誘われてゼロからドラムを始めます。元来は軟派な性格の持ち主ですが、大への憧れと雪折への対抗心で必死にドラムに打ち込み、やがて、大と雪折が認めるほどの成長を見せていきます。

沢辺雪祈(さわべゆきのり)

「JASS」のメンバーで、ピアノ担当。横を刈り上げた長髪が特徴の美少年です。4歳からピアノをはじめ、音楽の才能も抜群な天才肌。 自身の才能を鼻にかけたような言動も目立ちますが、確かな実力と高い向上心でバンドを牽引。大たちとプロへの道を突き進み、最後は憧れていた「So Blue」のステージに立ち、自身の夢を掴みます。

世界の舞台へ飛び込んでいく大!『BLUE GIANT SUPREME』のあらすじ

同級生の玉田俊二、天才ピアニスト・沢辺雪折と結成したトリオ「JASS」として、成功を掴みかけた大たちでしたが、プロのステージに立つ直前、雪折が交通事故で重傷を負い、雪折は大にトリオの解散を申し出ます。大は解散の申し出を受け入れ、世界一になるために単身で海外へ行くことを決めました。 舞台はドイツ・ミュンヘン。世界的にアジアのジャズの知名度は低く、大はステージに立つことすら許されません。ですが、現地で親しくなった大学生クリスの助けを得て、小さなジャズバーで演奏するチャンスが巡ってきます。 大は持ち前の熱意とエモーショナルな演奏でバーの客席を埋め、ドイツに来て初めて小さな成功を手にしました。そして、次のステップを目指して大はバンドメンバーを探し始め……。

海外編は癖のある人物ばかり!続編『BLUE GIANT SUPREME』の登場人物

クリス・ウィーバー

短髪に短い髭を生やし、黒縁眼鏡をかけたドイツの大学生。朝のカフェで偶然に出会った大を自宅のアパートに居候させて、ドイツ語勉強中の大に代わって演奏できるジャズバーを探すなど、甲斐甲斐しく面倒を見てくれます。 大にその理由を聞かれると「いつか世界一になる奴と、知り合えたらステキ」と答えた好青年で、大にとってはドイツで出来た初めての友人です。また、大(DIE)を世界一不吉な名前だと言ってD(ディー)と呼んでいます。

ハンナ・ペータース

ミドルヘアーに眼鏡の女性ベース奏者。小柄な体で身長より大きいウッドベース(オーケストラでいうコントラバス)を弾きこなし、ドイツ国内のいろいろなバンドを渡り歩いています。 バンドのメンバーを探していた大の勧誘を一度はにべもなく断りますが、その後、大の演奏を聴いてバンドを結成することを決意します。

ブルーノ・カミンスキ

髪型はオールバックの青年で、ポーランド出身。浴場で働く傍ら、ジャズピアニストとして活動しています。ポーリッシュジャズのイメージとは違うパワフルな演奏が得意。ストイックで他人にも厳しく、身勝手な振る舞いを見せることも。

『BLUE GIANT』実写化の最新情報は!?

そんな『BLUE GIANT』はマンガ大賞にノミネートされた2015年頃から注目されはじめ、実写化の噂もちらほらと聞くものの、現在(2018年3月)のところ公式の発表はありません。 『BLUE GIANT』の受賞経歴を見ると、同じく石塚真一の漫画が原作で、すでに実写化された『岳 みんなの山』と、同じ道をたどっているので実写化は近そうですが……。

実写化するならこの人で!『BLUE GIANT』のイメージキャスト

僕たちがやりました 7月18日スタート お楽しみに。

新田 真剣佑 Mackenyuさん(@mackenyu.1116)がシェアした投稿 -

『BLUE GIANT』が実写化されつとなると、そのキャストはどうなるでしょう?年齢的に大に近く、素朴さも残せる俳優となると難しいところです。 主人公の大のイメージとしては、これまで『ちはやふる』や『ジョジョの奇妙な冒険』などでマンガ実写化を演じてきた新田真剣佑はいかがでしょう。サックスを演奏する姿も様になりそうです。 そのほかの登場人物はどうにでもなりそうですが、ファンとしては実写化にあたってキャラの性別を変えてヒロイン化して失敗、みたいな惨劇が起こらないことを願うばかりですね。

『BLUE GIANT』の実写化に大いに期待!

今回は次に実写化される漫画として『BLUE GIANT』を紹介しました。読者からの支持が厚く、音楽を題材にした現代劇ということで、嬉しいニュースを聞ける日も近いのではないでしょうか。まだ本作を読んだことのなかった人も、実写化される前に一度手に取ってみてくださいね!