「エモい」の意味は?由来や流行らせた人を若者目線で解説!【実は1980年代から存在していた】
若い世代を中心に広まっているスラング「エモい」。現在でもTwitterやInstagramなどのSNSで見かけたことがある人は多いのではないでしょうか。 本記事では、そんな「エモい」の意味や由来を紹介しています!
「エモい」の意味とは?
「エモい」は、感動したり切ない気持ちになったことを意味する若者言葉です。 しかし明確な意味で、特定の場合に使われる言葉というわけではありません。何かを見て心を動かされたり、何かを聞いて感傷に浸ったときなどに使われます。 そのため実際は曖昧なニュアンスで使用されることが多く、対象によって意味が変化するのです。
「エモい」の由来は?
「今年の新語2016」にも選ばれた「エモい」ですが、実は1980年代から使用されている言葉なのです。当時、米国の音楽業界では「感傷的な、情緒的な」を意味する「emotional(エモーショナル)」が語源の「イーモウ(emo)」という言葉が流行っていました。 日本では2016年以降は音楽業界以外でも頻繁に使われるようになりましたが、若者に浸透するきっかけとなったのはメディアアーティストの落合陽一です。多くのテレビ番組で「エモい」を使っていたため、社会に浸透したと言われています。
「エモい」の使い方は?例文で解説
【自然編】今日は快晴だったから夕焼けが綺麗でエモい
自然の美しい風景や、四季折々の風光明媚な景色などを見て、心を大きく動かされた場合に「エモい」という言葉が使用されます。 例えば美しい夕焼けを見た際には、「今日は快晴だったから夕焼けが綺麗でエモい」と言うと、感傷に浸ったことを伝えることができます。自然に触れる機会が多いのであれば、使用することがあるはずです。
【映画編】クライマックスシーンがエモすぎた
映画を見て感動的なシーンに釘付けになったり、大迫力の緊張感あふれるシーンに夢中になったりしたことはありませんか?その際にも「エモい」という言葉を使うことができます! 例えば映画の最後の場面で感動した場合、「クライマックスのシーンがエモすぎた」など、友人と感動を共有するときにも使用することができます。
【曲編】イントロが切なすぎてめちゃくちゃエモい
エモいという言葉は、音楽を聴いたときにも使用することができます。大人になったときに小学校・中学校・高校の卒業式で歌った曲を聴き返してみたり、自分の境遇にぴったりな歌詞が表現されていたり……。 例えば楽曲の冒頭に感動した際には、「イントロが切なすぎてめちゃくちゃエモい」と表現することができるのです!
「エモい」コンテンツの例
写ルンです
令和に突入してからは、若者の間でレトロブームが到来しています。1960年以降を懐かしむ昭和レトロブームや、平成初期に流行ったものを取り入れる平成レトロブームまで。 そしてレトロブームに火をつけたのが、レンズ付きフィルムの「写ルンです」でしょう!どこか温かみを感じるレトロなものがオシャレという文化が広まりつつあります。
純喫茶
「レトロな雰囲気がオシャレ」という理由で、若者の間でエモいと話題なのが純喫茶です。いわゆるコーヒー専門店である純喫茶ですが、メニューの中にはメロンソーダやプリンなど、昔懐かしい商品が提供されています。 まるで昭和・平成にタイムスリップしたような温かみのある空間に、「エモさ」を感じるのではないでしょうか。
「エモい」を使いこなして若者心理を理解しよう!
若い世代を筆頭に使われる、「エモーショナル」を語源としたスラング「エモい」。何とも言えない気持ちを表現したり、感動したときなどに使用される汎用性のある言葉です。 気軽に使って、若者心理を理解してみてください!