漫画『不死と罰』の最新巻まで全巻ネタバレあらすじ＆感想！最終回・結末予想も！【ダークなオトナ向けゾンビ漫画】

『不死と罰』はゾンビだらけの地獄絵図とドロドロの人間関係が恐ろしいパニックホラー漫画。ハラハラドキドキの展開にページをめくる手が止まりません！ 本記事ではそんな『不死と罰』のあらすじをネタバレありで紹介。どんなストーリーか詳しく知りたい人はぜひチェックしてみてくださいね！

矢風文人は中学の頃4人の女子中学生を殺害したという過去を隠し、「ミナト」と名乗って体を売り何とか生活をしていました。その日もママ活の相手とホテルにやってきたものの、相手に所持金を盗まれて部屋に取り残されてしまいます。 部屋で文人が途方に暮れている一方、外の世界ではとんでもないことが起こっていました。なんと大量の人々が突然ゾンビ化して、生きた人間を襲っていたのです。 既にゾンビたちはホテルの中にも侵入。彼女である祥花と連絡を取ろうとするも、都内の混乱の影響で電話は繋がらず、文人は追い詰められてしまいます。 しかしそんな中で彼のモノは大きくなっていました。実は文人は死を身近に感じることで興奮するという特殊な性癖の持ち主だったのです。 一方、ホテルの中には他にも生存者が。そのひとりである女依はアイドルとして活動する女の子で、パパ活相手がゾンビ化してしまい絶対絶命のピンチに。何とかゾンビの頭を潰し窮地を脱すると、内線を使って文人にコンタクトを取ってきました。 その他の生存者たちも何とか生き残るため、それぞれ行動を開始します。

ラブホテル内には文人やアイドルの女衣以外にも、清掃員の美沢や亀ヶ岡、ルミヤ率いる不良集団といった生き残りが存在していました。 子どもたちの無事を心配するシングルマザーの美沢は、スマホの充電をするため危険を承知で清掃中だった部屋から出ます。そしてマスターキーを使って文人のいる603号室へとやってきました。 しかし子どもたちは生きていたものの危険な状況におかれており、すぐにでもホテルから出ようと動き始めた美沢。文人の説得により思いとどまり、2人は無事にホテルから出る方法を模索し始めます。 場面は変わり、ひとまずの窮地を脱した女依。一服して落ち着きを取り戻すと、SNSでファンの様子を確認していました。すると投稿の中に、今自分がラブホテルにいることを知っているという内容が。こんな状況でも裏の顔がファンにバレることを恐れ動揺してしまいます。 一方、混乱に乗じてホテル内の金品を荒らして回っていたルミヤたち不良集団は、ある一室で無惨な姿になった女性の遺体と、拳銃を手に持ったヤクザの姿を目撃。慌てて他の部屋に逃げ込むも、そこにいたゾンビに襲われ、仲間が1人犠牲になってしまいます。 そんな中、部屋にこもっていた文人たちにも危機が迫っていました。

窓の外からゾンビが入ってくるという予想外の事態でピンチに追い込まれてしまった文人と美沢。ドアの方にもゾンビが集まり挟みこまれる展開になるも、女依の協力で何とか隙を作り部屋を脱出します。 そしてもともと美沢がいた部屋に入ろうとしましたが、同じ清掃員である亀ヶ岡に締め出され、なんとか女依の部屋まで逃げてきました。そこからスタッフの金子に連絡を取り、食糧の場所を教えてもらおうとするも、金子のスマホを拾ったルミヤに嘘の情報を教えられてしまいます。 ちょうどその頃、美沢の子どもたちが隠れていた場所にもゾンビがやってきます。ある人物の助けで一命は取り留めるも、不運にも娘のあかりは足を負傷してしまうのでした。 一方、ホテルの部屋でゾンビの観察を続けていたヤクザの風張は、外にいる部下に武器を持ってくるよう連絡。しかしゾンビが多すぎて部下たちはどう届けるか悩んでいました。 場面は変わり、ショッピングモールに逃げ込んだ祥花は、そこで出会ったユウゴという男と共に行動をしていました。どうやらユウゴは文人に対して並々ならない恨みを持っているようで……。

騒動の勃発から一夜明け、状況はさらに悪化していました。今や感染は日本中に広がり、美沢は子どもたちとも連絡が付かなくなってしまいます。 そんな中、元夫から美沢のもとへ連絡が。子どもたちは彼と一緒にいるということがわかり、美沢は一目でいいから様子を見せて欲しいと頼み込みます。そして娘がゾンビに襲われ負傷したと知り、取り乱してしまうのでした。 一方、実は父親が有名な不動産投資家でお坊ちゃんだった亀ヶ岡は、ヘリコプターで救助に来るよう母親に連絡を試みます。しかし途中でスマホのバッテリーが切れてしまい、充電する方法を探ることに。そして向かった先で「矢風文人」の免許証を拾い、このホテルに凶悪な殺人鬼がいるということを知ります。 その後、ホテルにあったもので武装して食糧を求め7階へと向かった文人たち。ゾンビの襲撃を交わし、何とかエレベーターで7階に辿り着きますが、そこで別のゾンビたちに襲われてしまいます。 するとそこへ銃を持った風張があらわれ、文人たちを部屋に匿ってくれました。まるでヒーローのように自分を救ってくれた風張に完全に心を奪われた女依。一方の風張も実は女依のファンだったらしく……。

風張に窮地を救われた文人たちは、彼からホテルを脱出して「EDO」という場所に向かう計画があると聞かされます。そしてその準備をするため、風張と文人は1階へ物資調達へいくことに。その道中ゾンビ化したネズミに襲われ、人間以外の動物までゾンビになっていると知ります。 一方文人の私物を手に入れた亀ヶ岡は、殺人犯がホテルの中にいることをSNSに投稿していました。その投稿を見て恐怖を感じる女依。まさかミナトと文人が同一人物だとは思っていないようです。 その頃、部屋に残った美沢たちのもとへ金子から連絡が。金子は自分をボコボコにしたルミヤを掴まえ、拘束して復讐をしていました。そして美沢たちが隣の部屋にいるということを知り、命乞いをするルミヤから「その女たちを一緒にレイプしよう」と誘われます。 金子はルミヤの甘い誘惑に負け、共に美沢たちの部屋へ侵入。2人は別々の部屋に連れていかれ、美沢は金子に犯されそうになってしまいます。 しかしその瞬間、部屋にゾンビとなったネズミが入ってきて、勃起した金子のモノを食いちぎってしまうのでした。さらに女依もルミヤの元から逃げ出し、バックヤードから戻ってきた文人たちと合流します。

漫画『不死と罰』の今後の展開としては、まずホテルからの脱出。そしてショウカたちとの合流が順番に描かれていくことになりそうです。最終回がどうなるのかという点に関しては、ミナト(文人)が過去と向き合うことが鍵になるでしょう。 まだミナトが殺人に至った本当に理由は明らかになっていません。ただし彼が過去に対して大きな負い目を感じているのは確かなので、何かしらの方法で過ちを償う展開が予想されます。 もしかすると自分を犠牲にして誰かを救う、なんていうバッドエンドとも取れるラストを迎える可能性も。そもそもが世界の崩壊を舞台にした作品なので、完全ハッピーエンドは難しいかもしれませんね。事件の真相も含め、物語の行方から目が離せません！

過去に4人の女子中学生を殺害した連続殺人犯。生きて罪を償わなければという一心でゾンビたちに立ち向かっています。

アイドル活動をしている女の子。ある男とホテルに来ていた時にパンデミックに巻き込まれてしまいます。

ラブホテルのスタッフ。2人の子どもを持つシングルマザーで、連絡が取れなくなった子どもたちを心配しています。

文人の恋人。何とか文人と合流できないか、方法を模索中。

ラブホテルのスタッフで有名投資家の息子。

作者の佐藤健太郎は、『魔法少女サイト』『魔法少女・オブ・ジ・エンド 』などのパニックホラー作品を数多く手がける人気漫画家です。 どの作品も平時の可愛らしい絵柄とバイオレンスな作画のギャップが印象的で、グロ描写にも定評があります！本作のゾンビも一度見たら忘れられないインパクトがありますよ！ 代表作である『魔法少女サイト』は2018年にアニメ化。魔法少女というファンタジー全開のテーマに反して、救いのないシビアなストーリーが話題となりました。