名言爆発映画『プーと大人になった僕』泣ける名セリフまとめ「何もしないが最高の何かに繋がる」
「くまのプーさん」が実写になった映画『プーと大人になった僕』(2018年)。プーの何気ない一言は、純真だからこそ真理を突いたものばかり……!「全肯定プーさん」の優しさが、自信を失った人やストレス社会で疲れた人の心に沁みる名言の宝庫です。 この記事では、忙しい現代人に刺さりまくる本作の名セリフを紹介します。
映画『プーと大人になった僕』あらすじ
クリストファー・ロビンが「100エーカーの森」を去ってから数年後。すっかり大人になった彼は、ロンドンの旅行カバン会社に勤めています。 結婚もして愛する妻子がいますが、仕事を理由に家族旅行の約束を破ることに……。落ち込むクリストファーの前に突然、プーが現れて助けを求めてきました。いなくなった仲間を探すうちに、彼自身も“大切なモノ”を思い出すのでした。
映画『プーと大人になった僕』名言・名セリフまとめ
名言①“何もしない”は最高の何かに繋がるんだ
原作「くまのプーさん」の哲学でもある名言。劇中の様々なシーンで使われますが、実は少年時代のクリストファーがプーに贈った言葉です。 働き詰めだったクリストファーは、久々に100エーカーの森で“何もしない”をしました。そうすることで、家族や友達の大切さを思い出し、さらには業務の改善策まで……。焦ってばかりいるのではなく、時に立ち止まってみると道は拓けるのかもしれません。
名言②行ったことのないところへ進まなきゃ。ある場所に戻るんじゃなくて。
突然100エーカーの森が霧に覆われ、仲間たちの姿を見失ってしまったプー。家で待っているべきか迷って、クリストファーに頼るという決断をしました。 どちらかと言えば受け身なプーも、友達のためなら勇気を出して行動を起こします。“何もしない”とは対照的なセリフですが、余裕を持つことと躊躇うことは違います。ここぞ!という場面で最善を尽くすには、何もせずに備える時間も必要なのです。
名言③風船は持っているだけで幸せになれるよ
プーは駅の売店で風船をねだりますが、クリストファーは 「風船なんて何にも使えないだろう?」と呆れて取り付く島もありません。 大人になるとどうしても、価値や実益で物事を判断してしまいがち。そんなクリストファーに対して、プーはまったく別の角度から風船に価値を見出します。たとえば風船で空が飛べなくても、プーにとってはワクワクできるだけで十分なのです。
名言④それは風船より大切なもの?
いなくなった仲間たちを無事見つけ出したクリストファー。再会を喜ぶ仲間を置いて、「仕事があるから」と帰ろうとする彼にプーが問いかけます。 本作における「風船」とは、あるだけで幸せになれる大切なもの。クリストファーにとっては、愛する家族やプーたちが該当するでしょう。特に楽しそうでもない仕事は、家族や仲間との時間を犠牲にしてまで優先することなのか、とプーは疑問に思ったのでした。
名言⑤風船が欲しい、必要ないけど欲しい
「風船は持っているだけで幸せになれるよ」と同シーンで登場する名言。一見、ただの駄々っ子にも見えますが、真理を突いた名言ではないでしょうか? 体裁とか迷惑がかかるとか頭でっかちになって、気持ちを押し殺す人は多いと思います。他にもっと、優先するべきことがあればあるほど……。たまにはワガママになって、ただ欲しい物を「欲しい」と言える勇気を持ちたいですよね。
名言⑥僕は、僕でいちゃいけないの?
プーは列車で他の乗客に話しかけようとして、クリストファーに怒られてしまいました。 彼から「人は自分と違うものが好きじゃない。」と言われ、素直な疑問を投げかけます。話すくまはたしかに不審ですが、プーにとってはそれがありのままの自分!なぜ偽る必要があるのかと、簡単なようで難しい自分らしくいることの大切さを教えてくれます。
名言⑦そこに友達はいる?
プーは成長したクリストファーの現在に興味津々!仕事について色々と聞かせてもらいますが、プーが知りたいのは「(職場に)友達がいるのか」でした。 お金を得るために働くクリストファーには、同僚が友達になるという発想がありません。一方、プーはどんな場面でも“友達である”ことを重視します。ビジネスだけの関係から一歩踏み込んだ方が、楽しくて良い仕事ができるのかもしれません。
名言⑧お前はヒイタチだ!人に仕事を押し付けるし、大切なことを忘れさせる!
嫌な上司を相手にする時も、顔色ばかり伺って仕事をしていたクリストファー。プーたちとの再会で大切なものを思い出し、一念発起した彼が上司にぶつけた言葉です。 クリストファーが例に出した「ヒイタチ」とは、100エーカーの森に棲む魔物。大切な人との時間を奪うような人間なんて、もはや魔物と同じということですね。
名言⑨君は壊れてないよ。ちょっとしわになってるけど
クリストファーはプーの純粋さに触れ、少年時代と変わってしまった自分に気付きました。 「僕は壊れて(狂って)しまった」と嘆く彼に、プーは優しい言葉で寄り添います。今は少し疲れているみたいだけど、「君は君のままだよ」と言ってくれたのでしょう。クリストファーが「迷子なんだ」と言い募ると、「でもボクが見つけた」と力強く返しました。
名言⑩きみの一番大切なものは何なの?
「それは風船より大切なもの?」と同シーンで登場した名言。クリストファーは険しい顔で、引き止めるプーを「家族のための仕事だ」と言って諭します。プーはその迷いや葛藤を察して、彼にとっての風船が何か確認しようとしたのでしょう。 実際に仕事のせいで家族を傷つけてしまい、本末転倒になっていたクリストファー。ストレートな言葉だからこそ、彼の心にも突き刺さったはずです。
『プーと大人になった僕』の大人に刺さりすぎる名言をおさらい
大人だから深く理解できる内容も多い、『プーと大人になった僕』の名言の数々。クリストファーのように、何かに追われるような毎日に疲れ切っていませんか? そんな時はプーたちを思い出して、“何もしない”をすると最高の何かに繋がるかもしれません!