2023年3月25日更新

映画『The Witch/魔女』結末までのネタバレあらすじと感想考察!最後の“お姉さん”は誰?ラストの意味とは

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『The Witch/魔女』
©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

「魔女」と称される超能力を持つ少女ク・ジャユンと、彼女を生み出した組織との戦いを描いた『The Witch/魔女』(2018)。バイオレンスアクション満載な内容でSNSから人気に火が付き、予想以上のヒットを記録しました。 この記事ではあらすじやラストの考察、さらには続編へのつながりなど徹底的に深堀りしていきます! ※記事には映画の結末までのネタバレを含みます。未鑑賞の場合はご注意ください。

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映画『The Witch/魔女』のあらすじ

酪農家の夫婦は敷地で倒れている少女を救出し、ク・ジャユン(キム・ダミ)として育て始めます。実は彼女は遺伝子操作によって超能力を授かった女の子だったのです。 彼女には救出される以前の記憶がありませんでした。高校生となったジャユンは貧しい生活に加えて母が認知症になってしまった家族を助けるため、親友のミョンヒ(コ・ミンシ)に勧められたテレビのオーディションに参加します。 しかし番組で不思議な力を披露したことで、彼女を生み出した組織が現れ……。

映画『The Witch/魔女』の結末までのネタバレあらすじ

【起】組織から逃げる少女

とある研究所で少女が逃げ出しました。捜索するドクター・ペクとミスター・チェは「どうせ彼女は暴走して死ぬ」と楽観視します。 彼女は酪農家の夫婦に救出され、ク・ジャユンという名前で養子になりました。彼女は研究所での記憶がないまま育てられます。10数年後、高校生になったジャユンは高校に通いながら酪農を手伝っていました。 しかし家計は厳しい上に母親は認知症を発症。ジャユンは親友のミョンヒの勧めもあり5億ウォンの優勝賞金目当てにテレビで放送されるオーディションに参加します。 可愛らしい容姿とキレイな歌声で勝ち上がり特技で不思議な力を披露しました。この特技が彼女を生み出した組織の目に止まってしまいます。

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【承】魔女を追うミスター・チェとドクター・ペク

オーディションの第2ラウンドに向かうため、電車に乗るジャユンとミョンヒ。浮かれる2人の前に謎の青年が現れます。彼はジャユンを魔女と呼び「自分を覚えていないのか」と問いかけました。記憶を失ったジャユンは当然彼がわからないものの、彼が手をかざすと涙を抑えられません。 オーディションを終えると頭痛と鼻血が出てきます。彼女は病気を患っており余命は2、3ヶ月と伝えられていました。症状を抑え外に出ると、組織の車に乗せられかけますがタクシーで逃げ切ります。 地元の駅に戻ると再びあの謎の青年が待っており「急いで帰れ」と伝え去っていきました。嫌な予感がして帰宅しますが、ミョンヒの父がいてくれたおかげで難を逃れます。

【転】魔女の覚醒

オーディションの夜、ミョンヒがジャユンの家に泊まります。そこにミスター・チェの武装隊が深夜に侵入。両親とミョンヒを人質に彼女の正体を引き出そうとします。大切な人の命が狙われジャユンは覚醒、武装隊を次々殺していきました。 しかし今度は謎の少年を含む超能力部隊が到着。彼らはドクター・ペクに先導されていました。研究所に着いてくる代わりに両親らの無事を約束したためジャユンは彼らの車に乗り込みます。 車内で謎の男が幼いジャユンは養父母を自ら選んだと語りました。アメリカに住む建築家の夫婦は子供と孫を失い韓国で酪農家に転身したという過去があったのです。一方ミスター・チェもジャユンを追ってドクター・ペクの研究所へと向かっていました。

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【結末】ラストに待ち受ける魔女の隠された真実

ジャユンは研究所で拘束されます。ドクター・ペクはジャユンが遺伝子操作によって生まれた殺戮兵器であると明かしました。さらにジャユンの病気を1ヶ月抑える薬を授けます。しかし直後、ジャユンは笑みを浮かべていました。 ジャユンは記憶を一切失っていなかったのです。失ったふりをしてオーディションでマイクを浮かせ、逆に組織をおびき出し病気を治す計画でした。 完全体に近いジャユンはミスター・チェや謎の青年にも圧勝。研究所を出たジャユンは、研究所の薬を認知症の母のためと父に渡し別れを告げました。 海沿いの豪邸。ジャユンはドクター・ペクの妹に会いにきました。そして彼女は「根本に迫る」と次なる目標を明かします。

映画『The Witch/魔女』の感想・評価

The Witch/魔女
©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
The Witch/魔女』の総合評価
3.5 / 2人のレビュー
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30代男性

期待を裏切らないバイオレンスアクションが気持ちいい。主人公のジャユンは記憶喪失の女の子でどこで能力が発揮されるのだろうと心待ちにしていました。田舎の女子高生が覚醒後に最強になる感じがめちゃくちゃかっこよかったです!

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20代女性

オーディションなどのミョンヒとのパートと魔女としてのパートで明暗がはっきりしていてずっと心がザワザワしていました。続編ありきなので最後がはっきりと終わらない点は注意が必要です。

【解説】ラストシーンのセリフの意味とは?

ジャユンが本作で記憶喪失を装っていた理由は組織に近づくためです。そして近づいて自らの病気を治す方法を求めていました。しかしドクター・ペクが持っていたのは1ヶ月延命されるだけの薬。 中盤で病院の先生から余命とともに「治す方法は実の母親の骨髄を移植すること」と伝えられています。そしてラストシーンで「根本的に解決しようと思って」とドクター・ペクの妹に告げていました。つまり薬を打ち続けるのではなく母親に接触して治すと伝えているのです。 そして最後の「お姉さんに手出ししたら首が飛ぶ」という言葉。隣には血を付けた女性が立っています。ここでは同じ魔女プログラムの被害者としての姉ではなく、実際に血のつながった存在なのでしょう。続編ではこの全貌が明らかになりそうです。

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【考察】続編『THE WITCH/魔女 ―増殖―』へのつながりは?

『THE WITCH ー増殖ー』
©2022 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & GOLDMOON FILM.All Rights Reserved.

続編となる2023年5月26日公開『THE WITCH/魔女 ―増殖―』は主人公が変更されています。しかし本作とのつながりは予告からいくつも登場しました。 まずはラストに登場したドクター・ペクの妹。彼女はペク総括と呼ばれ「魔女プロジェクト」の創始者だと明かされています。そしてジャユンと相対したあの別荘も再び登場。 そして本作でミスター・チェは黒くなった手を皮手袋で隠していましたが、続編の予告では顔の血管が黒く浮き出る青年が登場します。 さらにジャユン本人の登場も発表されました。主人公である謎の少女とジャユンとの関係性、そして母親の正体にも迫る内容となっています。

映画『The Witch/魔女』をネタバレ解説・考察でおさらい

お金のためオーディションに参加した結果、組織に追われる身となった「魔女」ことク・ジャユン。終盤のジャユンの反撃は痛快でしたね。 続編『THE WITCH/魔女 ―増殖―』は2023年5月26日公開。本作は大きく続編につながる内容だけに、未視聴の方は本作を視聴してから続編に臨みましょう!