2020年10月30日更新

ホラー映画「ハロウィン」シリーズの全作あらすじ・最新作情報を紹介!ブギーマンの狂気は終わらない……

『ハロウィン』(2018)
©︎Universal Pictures/Photofest/zetaimage

サイコキラー・ブギーマンの恐怖が背後に迫る!究極のショッキングホラー「ハロウィン」シリーズは、1978年から現在までに全11作品が公開。さらに2021年と2022年には新作が公開予定です!本記事では、過去作のおさらいと新作情報をまとめて紹介します。

目次

衝撃ホラー「ハロウィン」シリーズ全11作のあらすじと新作情報を紹介【ネタバレあり】

ハロウィン 2019
(C)2018 UNIVERSAL STUDIOS

スプラッター映画の代表とも言える「ハロウィン」シリーズ。白いハロウィンマスクを被り、作業つなぎを着た不気味なサイコキラー・ブギーマンが、ハロウィンの夜に人々を虐殺する恐怖を描く伝説的な古典ホラー映画です。 映画『遊星からの物体X』(1982年)やスティーブン・キング原作の映画『クリスティーン』(1984年)、『ゼイリブ』(1989年)など、数々のヒットホラー映画を世に送り出してきたジョン・カーペンター監督の出世作でもあります。 この記事では、1978年の第1作目から2018年公開の最新作、そして2021年&2022年公開予定の作品まで、映画「ハロウィン」シリーズについてまるっと紹介していきましょう。

まずは最新「新ハロウィン3部作」シリーズをチェック!【2018〜2022年】

オリジナル版1作目から40年後!続編3部作の第1弾『ハロウィン』(2018年)

まずはシリーズ第11作目となった最新作の『ハロウィン』(2018年)を紹介します。 第1作目の舞台である1963年から、40年後のハロウィンの夜。殺人鬼ブギーマンことマイケル・マイヤーズは精神病棟からの移送中に脱走しました。 そして街でふたたび殺人事件が起こります。40年前にブギーマンに襲われてからトラウマを抱え苦しんでいたローリーは、家族を守るためブギーマンと対峙することを決意しますが……。 アメリカで2018年(日本は2019年)に公開されたこの最新作は、リメイクやリブート作品ではなく、1978年(日本は1979年)公開の第1作目から直接つながる続編となっています。 監督はデヴィッド・ゴードン・グリーンです。映画『セルフィッシュ・サマー』(2013年)でベルリン国際映画祭の銀熊賞 (監督賞) を受賞しました。俳優で脚本家のダニー・マクブライドとともに脚本も執筆しています。

初代監督ジョン・カーペンターが再び参加!40年前のキャストとともに

ジョン・カーペンター
© Retna/Photoshot

最新作の『ハロウィン』(2018年)には、第1作目『ハロウィン』(1978年)の監督・脚本、さらにシリーズを象徴する音楽まで手がけたジョン・カーペンターが参戦! 1892年米公開の『ハロウィンIII』以来ひさびさの参加となり、今作では製作総指揮・音楽を担当しました。製作陣の強い要望によって、「ハロウィン」シリーズ生みの親であるジョン・カーペンターのシリーズ復帰が実現したそうです。 さらになんと今作は、キャストも40年前の第1作目と同じメンバーを起用! 1作目でブギーマンに命を狙われ、2作目にも登場した高校生ヒロイン・ローリーを演じたジェイミー・リー・カーティス出演のほか、ブギーマンことマイケル・マイヤーズ役のニック・キャッスルも1作目以来の出演となり、シリーズファンを喜ばせました。 その結果『ハロウィン』(2018年)は、シリーズ最高の米国週末興行収入ランキング2週連続1位を獲得するなど、予想を超える大ヒットを記録!

まだまだ終わらない恐怖!最新3部作の続編が2021年と2022年に公開予定

2018年に第1作目の40年後が描かれた「ハロウィン」シリーズですが、ブギーマンの恐怖はまだまだ終わりません。 実は最新作の『ハロウィン』(2018年)は、「新ハロウィン3部作」の1作目。あと残り2作の公開が決まっているのです。 ここからは、公開予定の新作の最新情報を紹介します。

2021年米公開予定『ハロウィン・キルズ(原題)』

2021年にアメリカで公開予定なのが、「ハロウィン」シリーズ通算12作品目となる映画『ハロウィン・キルズ(原題)』です。 内容は『ハロウィン』(2018年)の続編。不穏な空気の漂う30秒のトレーラーが公開されたのみで、2020年10月現在のところ、あらすじは公開されていません。 ジョン・カーペンターが再び製作総指揮として参加し、デヴィッド・ゴードン・グリーン監督も引き続きメガホンをとっています。 またローリー役のジェイミー・リー・カーティス、マイケル・マイヤーズ役のニック・キャッスルに加えて、第1作目でリンジー・ウォレスを演じたカイル・リチャーズ、マリオン役のナンシー・スティーヴンスも登場します。 当初は2020年10月全米公開予定でしたが、新型コロナウイルス流行の影響で2021年10月15日に延期されました。しかしジョン・カーペンターによると、編集まで既に完了しているそうです。

2022年米公開予定『ハロウィン・エンズ(原題)』

同じく新型コロナウイルス流行の影響で公開が1年延期され、2022年アメリカ公開予定となった最新3部作の最後を飾る『ハロウィン・エンズ(原題)』。キャストやあらすじなどの詳細は明らかにされていませんが、監督と製作総指揮は続投すると見られています。 1作目がヒットし順調なスタートを見せた「新ハロウィン3部作」は、一体どんなラストを迎えるのでしょうか?

第1作目から「ハロウィン」シリーズのあらすじを振り返る【1978〜2009年】

『ハロウィン』(1978)
©︎Compass International Pictures/Photofest/zetaimage

さてここからは、「ハロウィン」シリーズのあらすじを1978年の第1作目から振り返ってみましょう。 殺人の動機不明、感情不明、怪力、そして不死身。月日を超えて恐れられ続けるブギーマンが登場する「ハロウィン」シリーズは、これまでどのように受け継がれてきたのでしょうか? 観たはずだけどストーリーを忘れてしまった方や、新作公開の前にあらすじをおさらいしたいという方は、ぜひチェックしてください! ※以下はネタバレを含みます。ご注意ください。

第1作目『ハロウィン』(1978年)

ブギーマンの狂気はここから始まった!

ハロウィンの夜、アメリカの小さな町で少女が惨殺される事件が発生。犯人は当時まだ6歳の実弟、マイケル・マイヤーズでした。 精神病院に収容されたマイケルの担当医になったルーミス医師は、マイケルの異常さと危険性を察して警備を厳重にするよう訴えるものの、聞き入れられません。 1978年のハロウィン前日、21歳になったマイケルはついに精神病院を脱走。作業員から作業つなぎを奪い、店から白いハロウィンマスクと肉切り包丁を盗んだマイケルは、女子高生のローリーを狙います。

そしてハロウィン当日、白い顔の男の気配に怖がるローリーは、その夜ベビーシッターのアルバイトへ。その家の子どもトミーが、「“ブギーマン”(アメリカで子供たちに怖がられる怪物)がいる」と言いだし、怖くなったローリーは友人に迎えにきてもらいますが、その友人たちは次々マイケルに殺されてしまいます。 一方ルーミス医師は、マイケルの病室に残された「Sister」の文字を手がかりに、マイケルの実家を訪れていました。 ローリーはマイケルに襲われ絶体絶命。そこへ駆け付けたルーミス医師がマイケルをピストルで撃ち、ローリーを助けます。しかし目を離した隙に、マイケルの死体は消えていました。そう、マイケルはまだ生きているのです……。

第2作目『ハロウィンⅡ』(1981年)

ローリーを襲う、さらなる恐怖

『ハロウィンⅡ』
©︎Universal Pictures/Photofest/zetaimage

銃弾を受けたはずが、まるで無傷かのように起き上がり姿を消した“ブギーマン”ことマイケル。町中が大騒ぎになる中、ローリーは病院に入院しました。 ルーミス医師はローリーがマイケルと血の繋がった兄妹であるという事実を耳にし、彼女が狙われると察して病院へ駆け付けます。

しかし、既に病院内では殺人が始まっていました。 すんでのところで再びルーミス医師に救われるローリー。ルーミス医師は自らの命を犠牲にしてマイケルを殺害するのでした。

日本公開時のタイトルは『ブギーマン』だった本作。製作・脚本・音楽をジョン・カーペンター、監督は『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』(1999年)のリック・ローゼンタールが務めました。マイケル役はトニー・モランが引き継いでいます。

第3作目『ハロウィンⅢ』(1988年)

ブギーマンが唯一、登場しない回

『ハロウィンⅢ』
©︎Universal Pictures/Photofest/zetaimage

ハロウィンシリーズの外伝作である本作は、1、2作目とは全くつながりのないオカルト・サスペンスです。 医者のダニエルは離婚した妻の家を訪れ、子どもたちにシルヴァー・シャムロック社のハロウィンマスクをプレゼントします。そこへ緊急の呼び出しを受け、病院へ向かったダニエル。 運ばれてきたのは、同じくシルヴァー・シャムロック社のハロウィンマスクを持ったハリーでした。彼は何者かに追われている様子。ダニエルはハリーの処置を行いますが、ハリーはシルヴァー・シャムロック社のCMを見て「奴らに殺される。皆殺しだ」と口にします。

ダニエルが彼に薬を投与しスタッフも病室からいなくなると、男が現れその場でハリーを殺害。しかしその犯人は、車とともに爆破して自殺するのです。 謎に包まれた事件を追うダニエルは、やがてシルヴァー・シャムロック社のハロウィンマスクで大量殺人をもくろむ組織と、邪悪な男の存在にたどり着きます。

製作・音楽をジョン・カーペンター、監督・脚本をトミー・リー・ウォーレスが手がけましたが、ブギーマンの登場しない今作はシリーズファンに酷評される結果となりました。これ以降2018年までジョン・カーペンターはシリーズに関わっていません。

第4作目『ハロウィン4 ブギーマン復活』(1989年)

第2作から10年後、アイツが帰ってくる

病院での悪夢から10年後。ブギーマンことマイケル・マイヤーズは実は生きており、精神病院の地下病棟に収容されていました。 別の病院への移送中、医師たちの会話でローリーの遺児ジェイミーが生きていると耳にしたマイケルは覚醒し、移送車内の人間を皆殺しにして故郷を目指します。 一方同じく生きており、マイケルが移送中に脱走したことを知ったルーミス医師。マイケルの標的がジェイミーであることを察知し、阻止しようと奮闘します。 外伝作である前作を挟み、『ハロウィンⅡ』の直接の続編が描かれた本作。映画『アナコンダ2』(2004年)などのドワイト・H・リトルが監督を務めました。

第5作目『ハロウィン5 ブギーマン逆襲』(1995年)

ジェイミーを再び狙うブギーマン

『ハロウィン6 最後の戦い』
©︎Miramax/Photofest/zetaimage

『ハロウィン4 ブギーマン復活』の出来事から1年後、事件のショックで失語症になったジェイミーは、毎晩のように悪夢にうなされていました。 死んだと思われたマイケルはやはり生きており、再びジェイミーを狙い始めます。

ハロウィンの夜、次々とジェイミーの家族や友人が殺害されていく中、今度こそ決着をつけると決意したルーミス医師は、ジェイミーの家でマイケルを待ち構え、捕獲に成功。しかしマイケルを崇拝するカルト集団によって、マイケルは再び牢屋から出されるのでした。

この作品では、映画『オーメン4』(1991年)のドミニク・オセニン・ジラードが監督を務めました。

第6作目『ハロウィン6 最後の戦い』(1998年)

ルーミス医師とブギーマンの死闘のゆくえは……

前作から6年後、マイケルを崇拝するカルト集団に捕まっていたジェイミーは妊娠していました。 カルト集団は産まれた子をマイケルの生贄にしようとしていましたが、ジェイミーは助産師の手を借りてなんとか脱出。

トラックで逃げ出したジェイミーは、途中でルーミス医師に電話で助けを求めますが、マイケルが車で背後まで迫っていました。 ついにジェイミーはマイケルに追い詰められ、殺害されてしまいます。しかし彼女はその前に出産した子どもを隠していたのです。 マイケルが町へ戻ったことを知ったルーミス医師は、かつてマイケルの手から生き延び成長した青年トミーとともに、マイケルに立ち向かいます。

本作には、ドラマ『CSI:マイアミ』(2002年)や「シカゴ・ファイア」シリーズなどで監督を務めるジョー・チャペルが監督として参加しました。

第7作目『ハロウィンH20』(1998年)

第2作目から20年後、ローリーが再登場!

『ハロウィンH20』(1998)
©︎Cover Images/Newscom/ZetaImage

マイケルが幼少時代に実姉を殺害してから、30年以上の月日が経過。 20年前にマイケルに殺害されたかと思われていたローリーでしたが、実はそれは亡くなったルーミス医師がマイケルからローリーを救うために仕組んだ偽装でした。ローリーはケリー・テイトと名前を変え、息子とともに暮らしていたのです。 しかしハロウィンの夜、マイケルはそれを突き止めローリーの前に姿を現します。 映画『13日の金曜日PART2』(1981年)、『13日の金曜日PART3』(1982年)で監督を務めたスティーヴ・マイナーが監督を務めた作品です。

第8作目『ハロウィン・レザレクション』(2002年)

ローリー対ブギーマンの結末は……

マイケルとローリーの対峙から3年後。マイケルを殺害したかと思われたものの、別の人物を殺害してしまっていたローリーは、精神に異常をきたして入院していました。 しかし、実はそれは彼女の演技で、冷静な頭でマイケルが自分を殺しに来るのを待ち構えていたのです。

計画通りマイケルを追い詰めるローリーでしたが、反対に殺されていまいます。 時は経ち、格闘技オタクのフレディは、殺人鬼の自宅を訪問するライブ中継を企画していました。リポーターたちが足を踏み入れたのは、他でもないマイケルの自宅。激怒したマイケルに次々と殺されていきますが、みんなでライブ映像を見ていた大学生たちは演出だと思っています。 ようやく真相に気づいた大学生たち。なんとかマイケルを殺害しますが、マイケルは遺体安置所で再び目を冷ますのでした。

本作では、『ハロウィンⅡ』(1981年)のリック・ローゼンタールが再び監督を務めました。

第9作目『ハロウィン』(2007年)【リメイク第1作目】

『ハロウィン』(1978年)をリメイクしたロブ・ゾンビ監督版

『ハロウィン』(2007)
©︎Dimension Films/Photofest/zetaimage

2007年アメリカ公開の『ハロウィン』は、ジョン・カーペンター監督の『ハロウィン』(1978年)を、ストーリはほとんどそのままにミュージシャンで映画監督のロブ・ゾンビ監督・脚本でリメイクした作品です。 ローリーを演じたのは『100年後...』(2006年)、『血のエイプリルフール』(2008年)などのホラー映画に出演しているスカウト・テイラー=コンプトン。 またルーミス医師は、『時計じかけのオレンジ』(1971年)の主演などで知られるマルコム・マクダウェル、マイケルは元プロレスラーのタイラー・メインが演じました。

第10作目『ハロウィンII』(2009年)【リメイク続編】

ロブ・ゾンビ版のリメイク続編

前作のリメイク『ハロウィン』(2007)の続編です。ストーリーは1988年アメリカ公開の『ハロウィンII』を再現。監督・脚本は引き続きロブ・ゾンビが務め、キャストも前作と同じメンバーが揃いました。 しかしシリーズ生みの親のジョン・カーペンターは、リメイク2作品に対して、あえて描かなかったマイケル・マイヤーズの過去を詳細に描いたことを不満に思っていたようです。

ホラー映画の金字塔「ハロウィン」ブギーマンの狂気は終わらない……!

『ハロウィン』(2018)
©︎Universal Pictures/Photofest/zetaimage

何度殺害しても、再び命を奪いにやって来るブギーマン。マスクで表情が隠され全く心が読めないからこそ、その異常なまでの執着心に狂気を感じる恐ろしい存在です。 一体なぜそこまでローリーを狙うのか、血の繋がった兄妹であることに理由があるのか、今までのシリーズ11作を通しても、謎は深まるばかりです。 現在2作の新作公開が控えているホラー映画「ハロウィン」シリーズは、今後どのような展開を見せてくれるのでしょうか。新作の続報を楽しみに待ちましょう!