映画『ハロウィン THE END』のあらすじをネタバレ解説!シリーズ最終章の結末・評価は?
大人気ホラーシリーズ「ハロウィン」の最新作が2023年4月14に公開!本作はシリーズ1作目から40年後を舞台とした2018年製作の『ハロウィン』、そしてその続編『ハロウィン KILLS』につづく物語が展開されます。 この記事では全米で一足早く公開された『ハロウィン THE END』のネタバレあらすじを感想・評価と共に紹介します! ※この記事は『ハロウィン THE END』の結末までのネタバレを含みます。未鑑賞の場合は注意してください。
映画『ハロウィン THE END』の作品概要
映画『ハロウィン THE END』のあらすじ
殺人鬼ブギーマンことマイケル・マイヤーズが再びハドンフィールドを恐怖に陥れた事件から4年、街は少しずつ平穏な日常を取り戻しつつありました。 マイケルの凶刃から生き延びたローリー・ストロードは、孫娘のアリソンと暮らしながら回顧録を執筆し、40年以上に渡ってマイケルに囚われつづけた人生を解放しようとしていました。 しかし暗い過去を持つ青年コーリーが、忽然と姿を消していたマイケルと遭遇したことをきっかけに、新たな恐怖の連鎖がはじまります。 ローリーは長年の因縁に決着をつけるため、マイケルとの最後の戦いに挑みます。
映画『ハロウィン THE END』結末までのあらすじ【ネタバレ】
【起】2代目ブギーマンが誕生
ハドンフィールドでマイケルによる連続殺人事件が起きた翌年のハロウィンの夜。コリー・カニンガムはベビーシッター先でジェレミーという少年を死亡させる事故を起こしてしまいます。 それから3年。ローリー・ストロードと孫のアリソンは、2人で静かに暮らしながらも、娘であり母であるカレンの殺人事件から立ち直れずにいました。ローリーはマイケルとの死闘を振り返る回顧録を執筆中。 ある日2人は、スーパーでいじめられているコリーに出会い、アリソンは彼とハロウィン・パーティに行くことに。しかしそこで彼は亡くなった少年の両親に出くわし、罵られて退散します。そんな彼の前に現れたのは、4年前に姿を消したマイケル・マイヤーズでした。 2人はアリソンの元恋人ダグを殺害。4年前の傷がまだ癒えず、すっかり弱々しくなったマイヤーズのマスクをコリーがかぶり、新たなブギーマンとなり――。
【承】ハロウィンの惨劇再び
ハロウィンの日。ジェレミーの父アレン宅で目を覚ましたコーリーに、ローリーはアリソンに近づくなと言いますが、彼はアリソンに電話をかけ、ローリーに殺されかけたから今すぐ町を出るようにと嘘をつきます。 下水道に戻ったコーリーは、マイケルに襲いかかってマスクを奪い取り、自分をいじめた少年たちを惨殺していきます。そのなかの1人テリーの口にトーチを突っ込んで殺した彼は、自宅で母親を殺し、ラジオ局で受付嬢を殺した後、DJのウィリーの頭を何度もターンテーブルに叩きつけ、顎を砕いて舌を切り落とします。
【転】ローリーとコーリーのもとにマイケルが登場!
アリソンと連絡がつかないことに不安を覚えたローリーは、自殺すると警察に通報します。そこへ侵入したコーリーは、彼女に撃たれて階段から落下。彼はアリソンが帰宅したのを見計らって頸動脈を刺して自殺します。ローリーは慌ててナイフを抜き取りますが、祖母がコーリーを殺したと思ったアリソンは、泣きながらその場を逃げ出しました。 そこへマイケルが現れ、コーリーからマスクを奪い取りとどめを刺します。警察から事情を聞いたアリソンは、全てを理解し家に戻りました。
【結末】ローリーとマイケルの対決の行方は?
いよいよマイケルとローリーの直接対決。ローリーはマイケルに投げつけられ顔面を刺されるも、怯まずナイフで彼の左手をキッチンカウンターに固定し、その胸にナイフを突き刺します。そして起き上がろうとするマイケルのもう片方の手もナイフでふさぎ、冷蔵庫を倒して動けなくなった彼の首に深々とナイフを突き立てました。 しかしマイケルは素手でローリーの顎を貫きます。そこへアリソンが現れて彼の腕を叩き折り、ローリーはマイケルの手首を切り裂き、ようやく長年の戦いに決着がついたのでした。 現場に到着した警察はマイケルの死体を発見。町の住民たちが見守るなか、マイケルの死体はゴミ処理場の粉砕機に投げ入れられ、悪夢は終わりを告げたのでした。
期待外れ?『ハロウィン THE END』のネタバレ感想・評価
3部作の最終章なのに、新キャラクターの新しいストーリーをメインに持ってきている。コンセプトは面白いけど、長いフランチャイズの締めくくりとしては見当違いで困惑する。マイケル・マイヤーズはほとんどカメオ出演で出番が少ないし、ローリーとの最後の対決も物足りない。
『ハロウィン THE END』は3部作の最終章として良い出来になっているだけでなく、前作『ハロウィン KILLS』をさらに魅力的に見せることに成功している。街の人々は惨劇から立ち直ろうとして、一方で殺人鬼に対する恐怖が拭い去れないという前作のプロットが活きている。
ハロウィン THE END』はこれまでシリーズの顔として活躍してきたローリーや宿敵ブギーマンの登場時間が少なく、2代目ブギーマンとなる新たなキャラクターにスポットが当てられているところが、賛否の分かれるポイントに。 本作のマンネリを打破する良いアイディアだという意見もあれば、もっとローリーとブギーマンの活躍を観たかったという声もあがっています。 異様なほど頑丈な肉体と驚異的な怪力を持っていたはずのブギーマンが弱体化した理由も不明ですし、彼の最後の物語として2代目を登場させることに疑問を持つ人も少なくありません。 シリーズ最終章ということで、もっとブギーマンの活躍を観たかったという意見も多くあります。
映画『ハロウィン THE END』のキャスト一覧・登場人物解説
ローリー・ストロード役/ジェイミー・リー・カーティス
1978年のブギーマンことマイケル・マイヤーズの凶行から、唯一生き残ったローリー・ストロード。以来40年間酒に溺れ、マイケルを恐れて生きていましたが、2018年に再びマイケルに遭遇。娘のカレンや孫娘のアリソンとともに、彼を窮地に追い込みました。しかしカレンが殺されてしまい、その後、アリソンと2人で暮らしています。 演じるジェイミー・リー・カーティスは、1978年の『ハロウィン』をはじめ数多くのホラー映画に出演し、「絶叫クイーン」として知られるほか、コメディを含む幅広い作品で活躍しています。
アリソン・ネルソン役/アンディ・マティチャック
ローリーの孫娘アリソン・ネルソンは、4年前に祖母ローリー、母カレンとともにマイケルと対決。その過程で母を殺されてしまいました。今回再び、祖母とともに復活したマイケルに立ち向かいます。 アリソンを演じるアンディ・マティチャックは、『ハロウィン』(2018年)、『ハロウィン KILLS』(2021年)から続投となります。
コーリー・カニンガム役/ローハン・キャンベル
ベビーシッターをしていた少年を殺した容疑をかけられるという、暗い過去を持つコーリー・カニンガム。彼がマイケルと遭遇したことから、新たな惨劇が幕を開けます。 コーリー役のローハン・キャンベルは、カナダ出身の俳優で、テレビシリーズ『The Hardy Boys(原題)』などで活躍しています。
ブギーマン(マイケル・マイヤーズ)役/ジェームズ・ジュード・コートニー
ブギーマンことマイケル・マイヤーズは、白塗りのマスクと青いつなぎを身につけ、包丁で人々に襲いかかる連続殺人鬼です。17歳のときに家族を殺害したことから精神病院の閉鎖病棟にに入れられていました。 21歳のときに病院から脱走し、ハロウィンでにぎわうハドンフィールドの町で殺戮の限りを尽くします。その後再び病院に収容されますが、2018年に最高警備刑務所へ移送される途中で脱走。ハドンフィールドに舞い戻りました。 マイケル・マイヤーズ役は、2018年の『ハロウィン』からジェームズ・ジュード・コートニーが4作に渡って続投しています。
監督・スタッフ解説
『ハロウィン THE END』の監督を務めるのは、2018年の『ハロウィン』、2021年の『ハロウィン KILLS』につづいてデヴィッド・ゴードン・グリーン。 グリーンとともに前2作の脚本を担当したダニー・マクブライドも続投しています。 またシリーズの生みの親であるジョン・カーペンターも、キャラクター原案や製作総指揮、音楽などに参加。前2作と同じくホラーを得意とする製作会社ブラムハウスの製作で、ジェイソン・ブラムも製作に名を連ねています。
映画『ハロウィン THE END』のネタバレあらすじで結末をおさらい!
1978年に1作目が公開され、長きに渡って愛されてきた「ハロウィン」シリーズ。『ハロウィン THE END』は、2018年に公開された『ハロウィン』からのシリーズの締めくくりとして注目を集めています。 人気ホラーシリーズの最終章を、ぜひ劇場で見届けしょう!