漫画『Gメン』最終回まで全話ネタバレあらすじ＆感想！青春のすべてが詰まった名作不良漫画

実写映画も公開されるなど、改めて注目を集めている不良漫画の金字塔『Gメン』。 映画版では元King & Princeの岸優太が映画初主演を務め大きな話題を呼びました。この記事ではそんな本作の最終回までのあらすじをネタバレありで徹底解説！気になるストーリーや個性的なキャラの関係性、さらには映画版との違いまで紹介し、本作が持つ魅力をあますことなくお伝えしていきます。

『Gメン』は週刊少年チャンピオンで2014年から2018年まで連載されていた作品で、単行本は全18巻となっています。本作の作者は不良学園漫画『フジケン』でデビューを飾り、その後様々な名作を世に送り出した小沢としお。 小沢としおは不良漫画・青春漫画の執筆を得意としており、著作の中にはドラマ化もされた『ナンバMG5』が含まれています。『Gメン』はそんな彼にとっての最新作であり、これまで描いてきた漫画の集大成とも言える作品です。

4つの女子高に囲まれ「卒業までの童貞喪失率120％」と言われる私立武華男子高校。どうしても彼女が欲しい門松勝太は武華高校に転校してきますが、なんと配属されたのは問題児ばかりが集まる1年G組！？ かつてヤンキー校だった武華高校は学力順にクラスを分け、次第に進学校へとシフトチェンジしていたのです。勝太は個性的すぎるG組の面々と親交を深めながら、なんとか彼女を作ろうと奔走！果たして勝太はバラ色の学園生活を手にすることができるのでしょうか……。

卒業を目前に少しずつ将来のことを考え出す勝太たち。そんななか彼の想い人である上城レイナはなかなか進展しない勝太との関係にヤキモキ……。勝太は友人たちとも話し合い、ついにレイナに告白しようと決心します。 彼女をデートに誘い海へ向かう2人。最初は素直になれず気持ちを伝えられませんでしたが、勝太は意を決し告白！レイナはその告白にOKし、勝太たちはついに結ばれることになりました。 そして高校を卒業してから5年後、改めて集合するG組のメンバーたち。ヤンチャだった彼らも社会人として立派に働いており、なんと勝太はレイナと結婚！2人の子どもをもうけ、勝太は幸せな家庭を築いていたのでした。

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女子校に囲まれた男子校「武華高校」へ転向してきた門松勝太(岸優太)。転校初日に連れて行かれた先は1年G組でした。彼女が出来ると浮かれていた勝太が入ったG組は問題児が送り込まれるクラス、非モテの集まりだったのです。 彼女が欲しいというモチベーションを原動力にクラスメイトとハチャメチャな青春物語を繰り広げる勝太。さらには予想外の危険な組織との戦いにも巻き込まれ……。

映画版では原作のストーリーのなかからいくつかのエピソードがピックアップされ、きれいにまとめられた内容となっていました。話の本筋が大きく変わることはなく、原作ファンからも「違和感なし！」という肯定的な意見が多く集まっています。 しかし映画版のラストでは勝太とレイナの2人が親交を深め、会話しながらエンドロールに突入。具体的な恋の結末や、G組のメンバーたちの将来は描かれることなく終わってしまいます。 原作のラストまでは描かれずに終わってしまった映画版。まだまだ描かれていないエピソードもあるため、もしかしたら続編が制作される可能性もあるかもしれません。次回作の公開は明言されていませんが、続報に期待しましょう！

原作の門松勝太(かどまつしょうた)は曲がったことが大嫌いな主人公です。惚れやすい性格からすぐ恋に落ちては玉砕。彼女を作るという目標を諦められない勝太は学年1のモテ男、成績優秀で喧嘩も強い瀬名拓美(せなたくみ)に近づきます。正反対の2人は徐々に仲良くなっていきますが……。 演じるのは「King & Prince」の岸優太。『すきすきワンワン!』(2022)などドラマでの主演経験はあるものの映画は本作が初主演です。

竜星涼(画像左上)は『獣電戦隊キョウリュウジャー』(2013)の主演で注目を集めたイケメン俳優。その後は『orange』(2015)や『弱虫ペダル』(2020)、『ぐらんぶる』(2020)など漫画原作の映画に数多く出演しています。

矢本悠馬(画像上段中央)は「賭ケグルイ」や「今日から俺は！！」など話題作に出演。憎らしいけど愛される名脇役として輝く今勢いのある俳優です。

森本慎太郎(画像右上)はSixTONES(ストーンズ)のメンバーです。デビュー前に『燃えよ剣』(2021)への出演が決まるなど演技力も高く評価されています。

りんたろー。(画像中段左)はお笑いコンビ・EXITのツッコミ担当。映画は初出演ですがドラマは「監察医 朝顔」シリーズなどへの出演経験があります。

吉岡里帆(画像中段右)は『ハケンアニメ!』(2022)で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。『天地明察』(2012)のエキストラから着実に人気女優への道を進んでいます。

高良健吾(画像下段左)はこれまで60本以上もの映画に出演する人気俳優。2023年は『ひとりぼっちじゃない』や『水は海に向かって流れる』などにも出演しています。

尾上松也(画像下段中央)は歌舞伎役者でありながらドラマや映画に数多く出演。また『モアナと伝説の海』(2017)の声優も務めるなど幅広い分野で活躍しています。

田中圭(画像中段右)は言わずとしれた国民的イケメン俳優。元々の人気に「おっさんずラブ」旋風が追い風となり益々引っ張りダコとなっています。

本作の監督を務めるの瑠東東一郎。『劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD』(2019)や『極主夫道　ザ・シネマ』(2022)などクセのある漫画の映像化を成功させるヒットメーカーです。

脚本は『クライマーズ・ハイ』(2008)と『ふしぎな岬の物語』(2014)で日本アカデミー賞脚本賞を受賞した加藤正人、そして「劇団鹿殺し」を主宰しながら自らも映画に出演する丸尾丸一郎の2人が担当します。

本作は「不良漫画」の金字塔的作品ですが、ただただケンカに明け暮れているわけではありません。この作品には恋・友情・成長と青春漫画の代表的要素がこれでもかと詰まっているんです！ しかもそれをハイテンションかつ爽やかに描き切っており、読めば思わず吹き出してしまう場面や、涙してしまう場面がきっとあるはず。熱い友情や胸を締め付ける一途な恋を通して、最高の青春を味わいたい！そんな方には特にオススメしたい作品です。

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映画版も大人気で改めて注目を集めている漫画『Gメン』。 映画を楽しんでから原作を楽しむもよし、原作を楽しんでから映画を楽しむもよし。本作は原作・映画どちらも楽しむ価値がある名作となっています。これを機に『Gメン』を改めてチェックし、熱い青春を味わってみてはいかがでしょうか！