映画『禁じられた遊び』あらすじ・キャストと原作をネタバレ解説！中田秀夫の最新ジャパニーズホラー

2023年9月8日公開のホラー映画『禁じられた遊び』。『リング』(1998年)を手掛けた中田秀夫監督の最新作として映画ファンの注目が集まる本作。 この記事では原作のネタバレを含め、あらすじやキャストを紹介！その魅力に迫っていきます。

映像ディレクターの倉沢比呂子はかつて同僚だった伊原直人の家で、奇妙なシーンを目にします。それは庭の盛り土に向かい、呪文のような言葉をつぶやき続ける直人の息子の姿。それを目にしてから比呂子に巻き起こる異常現象の数々。 子どもの抱えるある純粋な「願い」が引き起こしてしまう、恐ろしい災いとは……。 本作は新進気鋭の作家、清水カルマが書いたホラー小説が原作。交通事故で死んでしまった母を蘇らせようと、息子が母の指を庭に埋めたことから始まる壮絶な恐怖体験が繰り広げられます。おそらく映画版もその大筋は変わらず、ストーリーが展開していくことでしょう。

本作の主人公となる映像ディレクターの倉沢比呂子。 伊原直人とはかつての同僚であり、彼に対して淡い恋愛感情を抱いていたようです。直人の家で呪文を唱える息子を見て以来、恐ろしい現象に見舞われることになります。 彼女を演じるのは大人気女優の橋本環奈。この役に対する印象として、これまで自身が演じてこなかったタイプの女性とコメントし、「演じるのを楽しみに思っていました」と熱い思いを口にしています。

本作のもうひとりの主人公とも言える伊原直人。 比呂子とはかつての同僚。息子の異常な行動を容認するなど、やさしさとも、息子への関心のなさとも捉えられる行動をする掴みどころのない人物です。 直人を演じるのは大人気グループ、ジャニーズWESTの重岡大毅。初のホラー映画出演となりますが、撮影中は「酸欠になりそうだと感じた」ほど役に入り込んでいたようです。恐怖に振り回される直人をどのように演じたのか。本編での熱演が非常に楽しみなキャスティングとなりました。

直人と美雪の息子、伊原春翔。演じるのはドラマ『俺の家の話』(2021年)にも出演していた子役の正垣湊都です。 原作では純粋な性格で直人の言った「トカゲの切れた尻尾を土に埋めれば蘇る」という話を信じてしまいます。その話から、美雪の指を庭に埋めようと思いつくことに。指を埋めてからは毎日庭に祈りを捧げますが、その行動がとんでもない恐怖を呼び寄せることになります。

伊原直人の妻、伊原美雪。 原作では家族と幸せに暮らしていましたが、交通事故で死亡してしまいます。息子が蘇らせようとしてからは、異形の存在として物語に関わってくることに。生前にもいくつか秘密を抱えていた人物だったようです。

伊原直人は念願のマイホームを購入し、妻の美雪・息子の春翔と共に幸せな生活を送っていました。しかしその矢先、美雪は交通事故により死亡。絶望の淵に立たされるなか、春翔がゆっくり口を開きます。 「ママを生き返らせる」 春翔は美雪のちぎれた指を庭に埋め、毎日熱心に祈りを捧げ始めます。その異様な行動を容認してしまう直人でしたが、庭から漂う不気味な空気を感じるように。そしてそれと同時に、直人に淡い恋心を抱いていた女性、倉沢比呂子のもとに不可解な現象が頻発します。 その現象には息子の儀式により異形の者として蘇った美雪が関係していました。 化け物になった美雪が彼らにもたらす未曽有の恐怖とは？そして誰もが予想しなかった悲劇的な結末とは……？読者の心を休ませない、ノンストップパニックホラーが展開されます。

監督を務めるのは中田秀夫。 今なお名作ホラーとして語られる『女優霊』(1996年)で監督デビューし、『リング』(1998年)の大ヒットでジャパニーズホラーの第一人者として知られるようになりました。本作でもその手腕を発揮し、とびきりのホラー作品を世に送り出すと思われます。

脚本担当はまだ発表されていません。世に衝撃を与えたホラー小説を誰が脚本に起こすのか。続報を待ちましょう。

ジャパニーズホラーの第一人者、中田秀夫監督の最新作『禁じられた遊び』は2023年9月8日公開！ キャストやスタッフなどまだ明らかになっていない情報も多数あります。これから発表される続報を楽しみに待ちましょう！