映画『銀河鉄道の父』あらすじ・キャストは？実話が元の原作小説もネタバレありで紹介

直木賞を受賞した同名小説を豪華キャストで映画化した『銀河鉄道の父』(2023年)。 この記事では本作のあらすじやキャストなど、気になる情報を徹底紹介していきます！ ※この記事には原作のネタバレが含まれますのでご注意ください。

質屋を営む宮沢政次郎(役所広司)。その家の長男として生まれた賢治(菅田将暉)は跡取り息子として期待されますが、家業を継ぐことを断固拒否！自由奔放に自分のやりたいことを追いかけ、政次郎たちは賢治に振り回されてしまいます。 ですがそんななか賢治の最愛の妹であるトシ(森七菜)が結核で倒れることに。賢治はトシとの約束を果たすため童話を作り、彼女を励まそうとその物語を読み聞かせます。ですがその先には政次郎たちにとって悲しい運命が待っているのでした……。

宮沢家の家長として厳格に振る舞おうとする政次郎。ですが内面は長男の賢治や長女のトシを含め、5人の子どもを愛する子煩悩な父でした。 成長した賢治は悪友と仲良くなっていきますが、政次郎はそれすら叱れないほどの親バカぶりを発揮。自由奔放に育てられた賢治は夢見がちなことばかりを言う青年に育ち、政次郎たちはそれに大きく振り回されることになるのでした。

本作の主人公であり、宮沢賢治の父にあたる宮沢政次郎(ミヤザワマサジロウ)。質屋を営みながら子どもたちを育てる家長ですが、自由奔放な賢治の行動にいつも振り回されてしまいます。厳格な父でありたいと思う反面、子煩悩な一面も持つ良き父として宮沢家を支える存在です。 彼を演じるのは言わずと知れた名優、役所広司。コミカルで人間味あふれる政次郎役にはぴったりのキャスティングと言えそうです。

のちに『銀河鉄道の夜』などで名を馳せることになる宮沢賢治(ミヤザワケンジ)。政次郎が営む質屋を継ぐことを拒否し、農業や宗教など興味をころころと変えて周囲を困らせますが、童話や詩の創作に取り組むことでその才能に目覚めていきます。 彼を演じるのは今や日本を代表する若手俳優となった菅田将暉です。

賢治の妹にあたる、宮沢家の長女トシ。非常に頭のいい女性で、大人になってからは女学校の教師になります。賢治に物語を書くよう勧めた存在で、賢治にとっても大切な存在のようです。 彼女を演じるのはNetflix配信ドラマ『舞妓さんちのまかないさん』(2023年)などで改めて注目を浴びる若手女優、森七菜です。

賢治の弟にあたる清六(セイロク)。自由奔放な兄に呆れながらも、彼のことを慕う良き弟です。賢治とは反対に商才にあふれた人物で、宮沢家の家業を継ぐことになります。 彼を演じるのはドラマ『推しが武道館にいってくれたら死ぬ』(2022年)などで注目を集めた若手俳優豊田裕大です。

政次郎の妻であり、賢治たちの母であるイチ。自由に振る舞う賢治とそれに振り回される政次郎を支える宮沢家にとってなくてはならない存在です。 彼女を演じるのはベテラン女優の坂井真紀。穏やかな表情が母にぴったりのキャスティングです。

賢治の祖父にあたる喜助(キスケ)。自らの力で質屋を軌道に乗せ、政次郎を厳しく育ててきた人物です。 彼を演じるのはダンサーとしても名を馳せた田中泯。静かな迫力に満ちた表情が印象的です。

役名は不明ですが、本作には『浅田家！』(2020年)をはじめ様々な作品を支えてきたバイプレーヤー池谷のぶえも出演します。

役名は不明ですが、本作には『罪の声』(2020年)でキツネ目の男を演じ話題になった俳優水澤紳吾の出演も明かされています。

役名は不明ですが、本作には『宇宙兄弟』(2012年)や『シン・ウルトラマン』(2022年)などに出演したベテラン俳優益岡徹の出演も決定。作品を縁の下から支える存在になりそうです。

本作でメガホンをとるのは成島出です。 主演を務める役所広司とは『聯合艦隊司令長官 山本五十六』(2011年)、そして『ファミリア』(2022年)に次ぐ3度目のタッグとなります。上質なヒューマンドラマを得意としているため、本作にはぴったりの監督と言えそうです。

本作の脚本を担当するのは『恋は雨上がりのように』(2018年)などの脚本を務めた坂口理子です。 監督同様ヒューマンドラマに定評があるため、映画ファンから熱い注目が集まるタッグとなっています。

豪華キャストを迎え実写化されたヒューマンドラマ『銀河鉄道の父』。 宮沢賢治を知っているひとはもちろん、そうでないひとも楽しめる感動のドラマです。気になる方は是非劇場へ足を運んでみましょう！