漫画『あかね噺』最新巻まで全話ネタバレあらすじ&感想!落語家・あかねの成長物語
1巻ネタバレ感想
落語家の父を持つあかねは、幼い頃から彼に憧れ落語の真似ごとをする毎日を送っていました。 そんな中、父は落語家としての今後がかかった「阿良川流真打昇進試験」で、破門を言い渡されてしまいます。そのときの一席は会心の出来だったにもかかわらず、審査委員長を務めた有名な落語家・阿良川一生が、父を含めた受験者全員を破門にしたのです。以来父は落語をやめ、普通の会社で働き始めます。 その後あかねは“父の芸はスゴかった”ことを証明し、周りを見返すため、父の元師匠で一生の弟弟子である志ぐまにこっそり稽古をつけてもらうように。17歳になる年には見習いを始めることになり、兄弟子からいろいろ教わりながら芸を磨き始めます。
初っ端からあかねの才能が眩しい!とんでもない落語家になりそうな予感にワクワク。
2巻ネタバレ感想
兄弟子・享二が学びの機会を与えてくれたおかげで、「自分のやりたい落語」だけでなく「相手の喜ぶ落語」とは何かを心得るようになったあかね。持ち前の素直さと吸収力の高さで、また一段上に進むことができました。 そんな中あかねは、あの阿良川一生が学生落語選手権「可楽杯」で審査委員長を務めると知ります。これはアマチュア向けの大会であり、志ぐまに弟子入りする予定で見習い中――つまりプロに片足を突っ込んでいるあかねが出るべきものではありません。 しかしあかねは優勝特典の「一生との歓談」で父を破門にした理由を聞きたいという理由で、無理を言って出場しようとします。志ぐまは意外とあっさり許可しますが、「寿限無で勝ってこい」という条件を出してきて……。
兄弟子のおかげで早速一歩前進したあかね。これからもこの調子でがんばれ!と応援しながら読んじゃう。
3巻ネタバレ感想
寿限無は誰もが知る落語であり、会場にいるほとんどの人間が演れるといっても過言ではありません。あかねはそんな噺だけで予選と本選を戦い抜く必要があります。 まずは予選をテクニックだけで勝ち抜いたあかね。彼女は大会前に兄弟子のひとり・こぐまから「噺を深く知ること」の大切さを教わっていたのですが、その学びを活かした噺は本選までとっておく算段です。 そして迎えた本選では、古典落語をアレンジした「改作落語」を得意とする練磨家からし、声優で演技力の高さを持ち味とする高良木ひかるなど、実に個性豊かなライバルが活躍。一生も「示唆に富んでいてとてもおもしろかった」、「能力の高さにたいへん驚かされました」などと、審査委員長として好意的なコメントをしてみせます。 そんな中でこれまで学んだすべてを活かし、渾身の「寿限無」を披露したあかねですが、果たして一生の反応はいかに。
落語家の数だけ落語があるんだなぁと楽しみながら読み進めた。大会系のエピソードは手に汗握るよね。
4巻ネタバレ感想
一生はあかねに対し、恐ろしいほどの真顔で「ここはお前が来ていい場所じゃないって分かってるよな?」という言葉をぶつけます。言い換えれば「プロが素人の大会に出るな」というわけで、あかねは彼からプロとして認められたというわけです。 もちろん優勝したあかねは、一生との歓談で父を破門した理由についてたずねました。そこですべては彼の確固たる信念からの行動だと知り、「くだらない理由じゃなくてよかった」としたうえで、改めてリベンジを誓います。 それから8ヶ月の時が経ち、ついに本格的な前座修行を始めることになったあかね。お茶の用意や舞台のセッティングをしながら、多くのことを学んでいくのですが……。
一生のあかねに対するコメントと表情にぞくっときた……!
5巻ネタバレ感想
修行の日々を送るあかねですが、二ツ目の今昔庵りゑんに新人潰しの標的として狙われてしまいます。 先輩まで馬鹿にされたことに我慢ならなかった彼女は、「開口一番」を任された際、噺にりゑんへの皮肉を織り交ぜるという仕返しをやってのけました。観客には大いにウケたものの、礼儀を重んじる落語界において彼女は「生意気な新人」として遠ざけられるように。 しかもこのときのあかねは持ちネタの少なさに悩み、志ぐま以外の師匠から新しい噺を学ばせてもらおうとしていたところでした。そんな中、我の強さに定評がある女性落語家・蘭彩歌うららが「じゃあ私が噺を教えてあげようか?」と言い出して……?
あかねの仕返しにはスカッとしたけど、やっぱり落語界ではタブーだったか……。でもそれで逆に興味をしめしてくれた人もいてよかった。
6巻ネタバレ感想
あかねが新たに学ぶことになった噺は、吉原を舞台にした「お茶汲み」。花魁――つまり艶っぽい女性を演じる必要があるのですが、これは彼女にとっての苦手分野でした。 あかねは花魁の格好をしてその気持ちを想像してみたり、幼なじみのジャンポと「デート」をしてみたり、いろいろ試してはみるのですが、空回りばかりしてしまいます。しかしそんな中、ジャンボから言われた言葉をきっかけに、あかねは色気がまるでない自分だからこそできる「お茶汲み」に辿り着くのでした。 こうしてさらに一皮むけたあかねですが、ライバルである魁生の凄まじい高座を見て彼との差を痛感。さらに彼から、とある「面白い報せ」を受けて……?
あかねにしかできない花魁、おもしろかった!
7巻ネタバレ感想
あかねは阿良川一門の「四人会」に出演する権利を得るべく、選考会に挑戦します。出演するための条件はこの会で1位になること。あかねは1位候補として期待を集めていましたが、ひかるや元営業職の嘉一といった強力なライバルの登場により、先が読めない状況となってきました。 そんな中、あかねは自身の父親の得意な演目だった「替り目」を学ぶことに。さらにその中で兄弟子のまいけるから「仁(その人固有の雰囲気やその人らしさ)」の大切さについて聞き、原点回帰の意味も兼ねて父の落語家としての姿を知ろうとします。 兄弟子や母親に父親のことをあれこれ聞くうち何かを“つかんだ”あかねは、演目をしっかり仕上げて勝負に臨みます……!
ついに父親も物語に絡んでくることになるのかな?
8巻ネタバレ感想
“客に尽くす”芸を見せた嘉一と、声色の使い分けを駆使して大迫力の噺を披露したひかる。それぞれ審査員や観客がつけた点数で91点、93点という高得点を叩き出した後に、あかねの出番がやってきます。 子どもの頃からずっと父親に憧れてきたあかねですが、その人物像について知れば知るほど、彼は「弱い人」だったという気付きを得ることになります。しかしその弱さこそが彼の愛すべき魅力だったという本質にもたどり着くのでした。 落語はヒーローが活躍する英雄譚ではなく、普通の人間が失敗する姿を描くもの。だからこそ、弱さを愛する目線を得たあかねは、見事な「替り目」を演り切ってみせます。動画配信を通じてその姿を見ていた父も、思わず涙をこぼして……。
「弱さ」が愛すべきものとして語られてるのよかった!そりゃお父さんも泣いちゃう。
9巻ネタバレ感想
選考会で勝利をおさめたのはひかる。さすがのあかねも意気消沈しますが、志ぐま一門が開催する「志喜彩祭」の日がやってきて忙しさでそれどころではありません。祭りを盛り上げようと奮闘するうち、彼女はいつもの調子を取り戻していきます。 一方、兄弟子たちがあかねの成長に触発され、それぞれ新たなステップに踏み出そうと決意……!あかねも「一日でも早く二ツ目になる」という決意を新たに固めます。 二ツ目になるためには、さまざまな基準を満たしたうえで自分の師匠以外の「阿良川四天王」の誰かから推薦をもらわなければなりません。三人のうち唯一可能性がありそうな阿良川泰全とコンタクトをとるため、あかねは彼とつながりがある今昔亭ちょう朝という師匠に会いに行きますが……?
兄弟子たちもあかねから影響受けてるのが良い!燃える!
10巻(最新巻)ネタバレ感想
ちょう朝はカラッとした語り口や客をぐいぐい引きずり込む手腕が持ち味の落語家。その「“陽”の芸」はどこかあかねに通じるものがありました。ちょうど自分の「仁」を見つけ出す必要性に駆られていたあかねは、彼に稽古をつけてほしいと頼んで快諾されます。 稽古をつけてもらうのはあかねだけではなく、ライバルのからしもです。ふたりはちょう朝の弟子・朝がおの二ツ目会に向けた勉強会にも参加し、お客さんを集めるため奮闘することに。あかねはこれをきっかけに「動物系」という新たな演目ジャンルにも手を出し、めきめきと成長していきます!
またまた濃い師匠が登場~!あかねと合いそうだし、今後の絡みが楽しみ。
『あかね噺』の見どころ
『あかね噺』 |
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あかねのゾクリとするような才能と恐ろしいほどの伸びしろ
本作の主人公であるあかねは、父の芸を幼い頃から見てきたこともあり、素晴らしい才能を持っています。第3話の初高座で客を沸かせる場面の時点で、その事実はこれでもかと伝わってくるはずです。 しかしあかねのほんとうにすごいところは、落語に対するひたむきさと呑み込みの早さ。教えられたことはもちろん、周りの何気ない一言や寄席を見て得た刺激などをすべて糧にして、めきめきと成長していきます。 さまざまな出会いを通じてあかねがどう変わっていくのか、それを最後までしっかり見届けたいという気持ちにさせられるアツい物語です。
『あかね噺』登場人物解説
阿良川あかね
桜咲朱音は父に憧れ落語家を目指すようになった女子高生です。見習い期間中は「あかね」として活動し、本格的に入門してからは「阿良川あかね」を名乗るようになりました。父の落語が大好きだったので、彼を破門しその落語家生命を終わらせた重鎮・阿良川一生に複雑な感情を抱いています。 とにかく落語が大好きな「落語バカ」で、教わったことはすぐに吸収して自分のものにする強みがあります。突っ走りがちなところはあるものの、兄弟子に導かれながら落語家として、そして人間としても成長していきます。
阿良川志ん太
阿良川志ん太はあかねの父で、元落語家です。演技力が高く「らくご喫茶」のおかみさんにも評価されていましたが、公の場であまり実力を出せないという弱みがあります。ひとりで練習しているときのクオリティはすさまじく、あかねはそんな姿を見ていたからこそ落語の魅力にとりつかれていきました。 真打昇進試験で破門を言い渡されてからは、コンクリートを売る会社で働くように。落語の世界とは縁を切り、普通のサラリーマンとして生きています。物語が現在に移ってからの本編にはほぼ出てきませんが、あかねの夢は応援しているようです。
阿良川一生
阿良川一生は阿良川一門のトップで、落語界の重鎮でもあります。あかねの父をはじめとした受験生全員を破門にした張本人で、そのことについては世間からもずいぶんと批判されました。しかしそうした声を噺でねじ伏せられるほど、圧倒的な実力を持つ落語家です。 さまざまなエンタメがあふれる現在において、落語という文化をさらに発展させるため革命を起こしたいと考えています。破門騒動も信念ありきのことで、志ぐまにも「落語にだけは正直」と評されていました。
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『あかね噺』をネタバレ解説しました!
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