「ノッキンオン・ロックドドア(ノキドア)」原作のあらすじ・ネタバレ【ドラマ化決定】

青崎有吾のミステリー小説『ノッキンオン・ロックドドア』が、松村北斗(SixTONES)×西畑大吾(なにわ男子)のW主演でドラマ化決定！ 「不可能」専門の探偵×「不可解」専門の探偵が相棒かつライバルという、2人で1つの事件を解決していく人気シリーズです。 この記事では、原作小説の最新話までのあらすじをネタバレありで解説し、ドラマ版のキャストや原作との違いを紹介します。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」には、インターホンどころかチャイムもノッカーもない。ノックの仕方でどんな依頼人かわかると語る2人の探偵が、この物語の主人公です。 不可能(HOW)な状況からトリックを推理する御殿場倒理と、不可解(WHY)な状況から動機を解明する片無氷雨は、相棒かつライバルという関係。2人で1つの難事件を解いていく1話完結のシリーズで、第1話は2人の紹介的エピソード「ノッキンオン・ロックドドア」でした。 依頼者は霞蛾水江で、事件は彼女の夫で画家の英夫が不可解な死を遂げた密室殺人。水江を含め、息子で同じく画家の竜也と画商の三越の3人が容疑者でしたが、倒理と氷雨は父と作風で揉めていた竜也の犯行であることを突き止めました。

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大学から一緒だったという倒理と氷雨。2巻では2人の過去が明らかに！2巻最終話「ドアの鍵を開けるとき」で、彼らと同じゼミだった犯罪トリックの考案者・糸切美影と警視庁捜査一課の警部補・穿地決との関係が語られています。 5年前に起こった密室犯罪で倒理の首に付けられた傷は、実は氷雨がナイフで切ったものでした。倒理が常にタートルネックを着ていたのは首の傷を隠すため、そして氷雨が傷付けてまで倒理を止めた動機は「倒理を犯罪者にさせないため」。その後美影は犯罪者に、決は刑事になり、倒理と氷雨は探偵になったのでした。 最終話は書き下ろしで、シリーズとしては1つの区切りとなるエピソードとなっています。

原作の倒理は短めの巻き毛に黒のタートルネック、氷雨はクールな黒縁メガネという特徴があります。ドラマ版では倒理を演じる松村北斗は長めのゆるいパーマですが、氷雨を演じる西畑大吾はかなり原作の特徴を押さえているよう。 社会性に欠ける変人の倒理と、「地味眼鏡」こと常識人の氷雨。この真逆コンビが、時に相棒として、時にライバルとして競い合いながら事件を解決していく様子が最大の見どころです。

原作小説シリーズは2023年5月時点で、2巻までが刊行されています。ドラマ版の監督を務めるのは、「TRICK」や「SPEC」シリーズで知られる堤幸彦。 「TRICK」シリーズのように1話完結でありつつ、キャラクターの背景をシリーズ中で深掘りしたり、各話に豪華なゲストが登場したりということも期待できそう。 原作には2巻までに13話分のエピソードがあります。これらのエピソードがすべてドラマ版で描かれるのか、特に2巻最終話はどうなるのか、これはかなり気になるところ！

本作の主人公の1人、不可能探偵・御殿場倒理を演じるのは、SixTONESの松村北斗です。2021年には映画『ライアー×ライアー』に主演し、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』にも出演。 2022年にはアニメ映画『すずめの戸締まり』で声優にも初挑戦し、2023年には日本アカデミー賞で新人俳優賞と話題賞をダブル受賞しました。

本作のもう1人の主人公、不可解探偵・片無氷雨を演じるのは、なにわ男子の西畑大吾です。 これまでに『ごちそうさん』と『あさが来た』と2本の朝ドラ出演を経験し、映画『ラストレシピ～麒麟の舌の記憶～』(2017年)やドラマ『教場』(2020年)など話題作にも出演。 松村北斗とはドラマ初共演となりますが、2019年には『映画 少年たち』で共演しています。2人の相性にも注目です！

SixTONESの松村北斗となにわ男子の西畑大吾が共演するドラマ『ノッキンオン・ロックドドア』。原作小説の設定を活かした、真逆コンビのかけ合いと不可能×不可解な難事件トリックの面白さに期待したいですね！