漫画『妃教育から逃げたい私』最新話までネタバレ感想！全話無料で読めるかの調査も！

『妃教育から逃げたい私』は婚約破棄を臨む妃候補と絶対に結婚したい王子の、トキメキ満点な攻防戦を描いたラブコメ漫画です。さらに、2023年11月1にアニメ化決定との情報が公開されました。 この記事ではそんな本作の気になるストーリーを、ネタバレ込みでじっくり解説。お得に読めるおすすめサービスや、作品の魅力なども併せて紹介していきます。 思いっきり胸キュンできる、ハッピーラブコメ王室ストーリーを探している人は必見です！

主人公のレティシアは、アスタール王国の第一王子・クラークの婚約者です。クラークは、別の女性・ブリアナをエスコートして宮廷舞踏会に現れます。レティシアにブリアナを紹介したクラークは、今日は相手はできないと告げてくるのでした。 クラークから婚約破棄をされたと思ったレティシアは、悲嘆にくれるどころか大喜び。というのも彼女は、勉強やダンスを教わる妃教育が苦痛で、やることなすこと全て否定される日々に飽き飽きとしていたのでした。 代わりに妃教育を引き受けてくれるブリアナに感謝の気持ちを伝えて、レティシアは馬車に飛び乗り田舎を目指します。大好きな木登りや魚釣りができると舞い上がる彼女は、引き止めに来たクラークの言葉も聞かず、宮廷を後にするのでした。 魚釣りや乗馬など田舎暮らしを堪能するレティシアでしたが、そんな楽しい日々も長くは続きません。釣った魚を焼いて食べようとしていた彼女の前に、なぜかクラークが現れます。田舎娘のような態度をとってクラークを幻滅させようとするレティシアでしたが、彼は嬉しそうに彼女を見つめて……。 するとクラークは、レティシアを婚約者に選んだ理由を語り始めます。10年前に木から落ちてきたレティシアを見て、クラークは一目惚れし自ら望んで彼女を妃候補にしたというのです。婚約破棄する気はないと宣言され、レティシアは王宮に戻るハメになってしまうのでした。

クラーク王子とレティシアの婚約パーティの最中に、レティシアは何者かに誘拐されてしまいます。レティシアを誘拐したのは、マリアを誘拐しようとしていた隣国の王子でした。人違いに気付かなかった誘拐犯たちは、内輪もめを始めてしまいます。 クラーク王子の婚約者であると身元を明かしたレティシアは、このままでは大問題になると誘拐犯を説得します。今さら連れて帰っても、大問題になるだろうと考えた誘拐犯たちは、レティシアを馬車から突き落とそうとするのでした。 レティシアはマリアの行先を知っていると伝え、それを聞いた誘拐犯たちは冷静さを取り戻します。落ち着いた彼らは、デルバラン王国の第三王子・ルイとその家来であると話し、マリアを誘拐しようとした理由を明らかにするのでした。 その理由を聞いたレティシアは良いことを思いついたと呟くのです。それは、どさくさに紛れて身をくらまし、町娘として生きていことでした。しかし必死になって彼女を探していたクラークに見つかり計画は頓挫。さらに一連の婚約破棄騒動が全て、レティシアの仮面をはがし結婚させるためのお芝居だったと知ります。 レティシアは自由への憧れを抱きつつも、彼女が自分らしくいれるよう配慮してくれたクラークと向き合うことに。レティシアは納得してクラークと結婚すると決意するのでした。そして無事にクラークとの婚姻を終えたレティシアでしたが、今度は彼を意識するあまり男女の関係に進めないという問題が発生し……。

クラークとレティシアは、新婚旅行でルイのいるデルバラン王国へと向かいます。ただ、照れまくる2人は、2人きりになろうとしません。新婚旅行には、友人や家族を引き連れていくことになるのでした。 デルバランの王城が近づき、一行はランチのために休息をとります。結婚を機にすっかり距離が近づいた2人は、周囲の目を気にせずにバカップルぷりを発揮。いちゃつく姿を旅行中見せつけられるのかと、王子の元偽浮気相手・ブリアナは呆れるのでした。 そんなブリアナは、レティシアの兄であるナディルと急接近。普段女性に全くなびかないナディルでしたが、派手に見えて実は初心なブリアナの一面を知り彼女に興味を持ち始めます。デルバラン国の国名すら知らないブリアナを、ナディルは馬鹿女と呼びますが、旅行中の報酬を小分けにして家に送りたいという彼女の思いを知り、すっかり見直すのでした。 その後、一行はレイの手引きを受けてデルバラン王国の国王と対面します。対面時にレイが抱きついたことで国王はぎっくり腰に。しばらく安静にしなければならなくなってしまいます。 その後、デルバラン王国の王子がブリアナにちょっかいを出したことで、ナディルの嫉妬が爆発。偽装という体でブリアナに婚約を申し込むのでした。

男爵家令嬢のブリアナが、没落すると大声で叫んでいます。彼女がそんな姿を見せても、叱ってくれる使用人はもういません。ブリアナの家は借金まみれで、給金を支払う余裕すらなくなっていたのです。そんな危機を脱するために、彼女は玉の輿を狙うのですがうまくいきません。 相手を捕まえられずに泣きわめく彼女を見て、彼女の両親はうちのことは気にしなくてよいと告げるのですが、ブリアナはますます張り切る一方。次の夜会で頑張ると宣言するブリアナを見て、彼女の母は悲し気な表情を見せるのでした。 実はブリアナは男爵家の実の娘ではありませんでした。7歳の時、孤児院にいた彼女を引き取って愛情をかけて育ててくれたのが男爵家の両親です。男の子じゃなくてよかったの？と聞く幼い頃のブリアナを、優しく抱きしめてあなたがよかったと母親は伝えます。 そんな男爵家は、2年前に父親が騙されて全財産を失っていました。そこでブリアナは恩返しもかねて、玉の輿の乗ろうと動き出します。 お金のために相手を探していたブリアナでしたが、本当は両親のような結婚に憧れを抱いており、素敵な恋をしたいと考えていたところ……。

玉の輿を目指すブリアナは、豊満な肉体を武器に夜会へ繰り出そうとします。そんな彼女に声をかけたのは、王太子の側近・ナディルでした。ナディルは、借金の肩代わりをする代わりに婚約者のふりをしろとブリアナに交渉を持ち掛けます。 その話を引き受けたブリアナでしたが、婚約パーティやデート、そしてブリアナの実家への挨拶と、次々に進められていく展開に戸惑うばかりでした。 ブリアナの実家へと向かう道中、周りの風景を見渡して田舎だなと口にしたナディルに対し、両親が大事にしている領地を馬鹿にされたと思ったブリアナは不機嫌に。そんな彼女に、ナディルは王都で流行っているお菓子を差し出します。お菓子につられて彼の手のひらの上で踊らされたブリアナは、すっかり機嫌を取り戻すのでした。 実家に着いた2人を迎えたのは、ブリアナの両親。ナディルの支援もあって、メイドの手配や護衛まで雇うことができるようになり、ブリアナの両親もすっかり元気になっていました。両親が気を回して、2人は同じ部屋で泊まるようにしてくれていたのですが……。 一緒の寝具で寝ることになった2人でしたが、ブリアナは納得していませんでした。それでもナディルは、婚約しているフリをするなら徹底的にすると言い、ブリアナを抱え上げてベッドへと向かうのでした。

過去の漫画『妃教育から逃げたい私』の発売日は、1巻が2020年11月27日、2巻が2021年5月7日、3巻が2022年3月4日、4巻が2023年5月2日、5巻が2023年11月2日でした。 おおよそ半年に1巻が発売されているペースなので、6話の発売は2024年5月であると予想されます。

王族をテーマにした作品は権力争いや陰謀といったドロドロした要素が入りがちですが、本作はそういったマイナス部分が一切ないという点が魅力。お気楽すぎるほど平和な世界観で、登場人物も全員いい人ばかりなんです！ 物語の当初こそ、王子が別の女性をエスコートする姿を見せますが、実はそれはヒロインの本当の姿を引き出すためでした。まんまと引っかかったヒロインは、自然体の姿を見せるようになるのです。宮廷で自分らしく生きられるようにという王子の気遣いだったのでしょうね。 そもそも王子が笑ってしまうほどヒロイン命なので、邪魔者が入る余地なし。その分じっくり気持ちを通わせていく部分が丁寧に描かれていて、2人が紡ぎだす甘ーいラブストーリーにとことん没頭できますよ！

本作で幸せになるのは、ヒロインだけではありません。 クラーク王子の浮気相手として登場したブリアナは、後に、レイティアの良き相談相手になります。多くの作品であれば、ヒロインから王子を奪った存在は罰があたって不幸になってしまいそうですが、本作ではそうではありません。 彼女には、孤児院から引き取って育ててくれた男爵家の両親がいました。父親が騙されて財産を失ってしまったため、玉の輿にのってその資産で両親に恩返しをしようと夜会へと出かけるブリアナ。 少し気が強くて、いじわるそうに見える彼女でしたが、両親を大事にしようとする優しい女性。そんな彼女にも素敵な出会いがあって、幸せを手に入れるのです。ヒロインだけでなく、彼女の周りの人たちにも幸せの輪が広がる展開に心が温かくなることでしょう。