「文スト」芥川龍之介が死亡し吸血鬼化？過去や異能力・強さを解説【文豪ストレイドッグス】

横浜を舞台に異能力者の戦いを描いた『文豪ストレイドッグス』。登場するポート・マフィアのなかでも強力な異能力を持つのが芥川龍之介です。 本記事では、『文豪ストレイドッグス』に出てくる芥川龍之介の強さや過去を徹底解説します！吸血鬼化したという噂の真偽にも迫るので、チェックしてくださいね。 ※『文豪ストレイドッグス』本編のネタバレを含む内容となっているので、未読の人はご注意ください。

芥川龍之介はポート・マフィアに所属し、遊撃隊隊長を務めています。冷酷で攻撃的な性格と圧倒的な強さを誇る異能力から、国木田が敦に「会ったら逃げろ」と忠告するほど。しかし、部下に救われたのを機に部下には優しい一面を見せるようになりました。 芥川はよく咳をしており、口元を抑えている姿が描かれています。これは、幼い頃の影響で大人になった今でも咳が出るのです。そして、実は余命があまり長くありません。周りは咳のことは知っているようですが、余命のことまでは知らないようです。 また、「僕(やつがれ)」と古風な一人称を使い、一人称以外にも古風な言い回しをします。

芥川の周りには妹の銀や後輩の樋口など美女が勢ぞろいしています。しかし、芥川の性格もあって美女がいても動じません。 特に、後輩の樋口は太宰に絶賛されるほどの美女ですが、序盤の芥川は失態をすれば樋口にも手をあげていました。しかし、樋口に救われたのを機に芥川は樋口に優しい一面を見せるようになります。なお、樋口は芥川に恋慕を抱いているようです。 一方、妹の銀とは仲が良いようで街を一緒に歩くこともあります。しかし、それを樋口に見られ恋人と勘違いされる事件が起きました。銀も田山花袋が一目ぼれするほどの美女です。

芥川は攻撃的な性格と強力な異能力から厄介者とされていました。しかし、そんな芥川でも思わず「かわいい！」と思ってしまう魅力があるのです。 芥川の魅力は、ツンデレなところ。初期の芥川が冷たい人間だったのもあり、部下に優しくなっていく姿には、ツンデレを感じます。特に樋口との関係は救われたのを機に変わっていくので必見です。

芥川の異能力は「羅生門」といい、着ている外套を変化させ攻撃します。近距離攻撃では顎を、中距離では叢を使用し、近距離にも中距離にも強い異能です。攻撃だけでなく、バリアのようなものも張ることができ、銃弾さえ止められます。攻守ともに秀でた異能力でしょう。 数ある技のなかでも、羅生門・天魔纏鎧は最強の技。外套を全身に巡らせることで鎧にするほか、自身の筋力も上げています。しかし、使った後の反動も大きく負担がかかってしまう模様。ただでさえ体が丈夫ではないので、使った後のことが心配ですね。

芥川はその危険な異能力から国木田には「会ったら逃げろ」と言われるほど危険視されています。 しかし、太宰にはかつて「ポンコツな能力」と言われていました。おそらく太宰が上司だったときは異能力が十分に使えなかったことや、着ていた服が悪く威力が発揮できなかったのでしょう。 その後は太宰に鍛えられたことで強くなっています。ついには太宰にも「強くなったね」と認められる強さになりました。

かつては中原と太宰が双黒と恐れられていましたが、芥川と敦が新たな双黒といわれるようになります。 2人が初めてコンビを組んだのが組合との戦闘です。組合のボス・フィッツジェラルドを倒すため、前衛を敦が、後衛を芥川がカバーし強さを見せつけます。2人は敦の虎に羅生門の爪を組み合わせた「月下獣羅生門・虎叢」という技を見せ、見事フィッツジェラルドに勝利しました。

芥川は福地との戦闘で殺害されてしまいます。芥川が殺害されたのが「天人五衰事件」です。 敦は天人五衰事件で福地に接触し、福地が天人五衰の首領であると知ります。正体を知ったため追い込まれる敦ですが、そこに太宰からの願いで敦の後をつけていた芥川が助けに入りました。2人は協力し福地を追い込みます。 しかし、福地が最後の切り札をきり一気に形勢逆転。芥川と敦の2人は逆に追い込まれてしまいます。芥川は最後の力を振り絞り敦を助けますが、その代わりに福地に殺害されてしまうのです。

福地に殺害された芥川ですが、ブラムによって吸血鬼にされてしまいます。 福地は芥川を殺害した後、棺桶を持ってきました。この棺桶のなかには、天人五衰のひとりであるブラムがいます。ブラムは嚙んだものを吸血鬼化させる異能力があり、芥川はブラムに噛まれ吸血鬼になるのです。 吸血鬼化した芥川は本人の意思がないのか福地に従っています。しかも、樋口や銀をはじめ、ポート・マフィアの仲間を吸血鬼化させてしまうのです。

吸血鬼化してしまった芥川ですが、気になるのが吸血鬼化が治るのか。復活説はあり得るのかというところではないでしょうか。おそらく、吸血鬼化は治ると予想します！ ブラムは福地に敗れ聖剣ソルズレヴニによって封印されています。現在は首だけの状態となり、福地に無理やり言うことをきかされ、眷属の支配権も奪われているのです。 もし、誰かがブラムから聖剣ソルズレヴニを引き抜き開放すれば、吸血鬼化を解いてくれるかもしれません。また、与謝野晶子の異能力「君死にたまふことなかれ」で治療できることも十分に考えられるでしょう。

芥川は貧民街の出身です。ポート・マフィアに入るまで、親の顔も知らぬまま妹の銀やほかの孤児の子どもたちと協力しながら暮らしていました。 大人になっても咳が止まらない芥川ですが、この時に肺を病んでしまったようです。詳しい病名は明かされていません。

ある日、仲間で行動している時に偶然ポート・マフィアの下部組織が取引している現場を目撃します。仲間の子どもたちは全員口封じのために殺害。妹の銀と共に生き残った芥川は復讐のため単身組織のもとに向かいました。 しかし、そこには殺害された下部組織と1人の男がいました。男は太宰と名乗り、芥川をポート・マフィアに歓迎したいと言うのです。配下の下部組織を殺したのは、芥川への手土産でした。 芥川は「僕に生きる意味を与えられるか」と聞き、太宰は「与えられる」と言います。生きる意味を得た芥川は、妹ともにポート・マフィアに加入するのです。

太宰に拾われた芥川はその後、太宰から戦闘の教育を受けます。その指導は優しいものではなくかなり手厳しいものでした。しかし、芥川は太宰に認められようと頑張ります。 そんな中、太宰がポート・マフィアから抜けて、武装探偵社に入ることに。しかも、そこでは中島敦という部下を可愛がり、「私の新しい部下は君なんかよりよっぽど優秀だよ」と芥川に言うのです。 自分は認められていないのに、太宰に認められている敦に芥川は憎しみを抱くようになりました。芥川は太宰がポート・マフィアから離れた後でも、認められようとしているのです。

芥川龍之介の声優を務めるのは小野賢章です。「ハリーポッター」シリーズのハリー役として有名なのはもちろん『黒子のバスケ』の黒子テツヤ役や『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』のジョルノ・ジョバァーナ役など大人気作品に数多く出演しています。 暗いオーラをまとった人物でありながら芯には「芥川から認められたい」という信念を持つ太宰を、高い演技力で演じきっておりファンからも「ハリーと同じ声優とは思えない」「咳すらエロく聞こえる」と好評を博しています。

モデルとなった作家・芥川龍之介は大学在学中に『羅生門』を執筆、さらに24歳で『鼻』は発表して夏目漱石から高い評価を得るなど若い頃から活躍した作家です。前述した作品以外では『地獄変』や『藪の中』などが代表作として挙げられます。 文ストの芥川には妹の「銀」が登場しますが、この元ネタは小説『お銀』に登場する銀です。偏頭痛からくる閃輝暗点(せんきあんてん)など病気がちであったと言われており、そこから文ストの病気設定もきているのかもしれません。

本記事では、『文豪ストレイドッグス』に出てくる芥川龍之介について徹底解説しました！ 「文スト」のなかでも、芥川はポート・マフィアの顔のような存在です。人気も高いため吸血鬼化が治るか気になっている人も多いでしょう。芥川の吸血鬼化が治るかも含め、今後の活躍に期待ですね。