2020年8月6日更新

『文豪ストレイドッグス』主要キャラクターを紹介!声優情報&異能力について考察

文豪ストレイドッグス サムネイル

『文豪ストレイドックス』はアニメ化もされた大人気作品。「文スト」の主要キャラクターや異能力、キャストなどを一挙紹介します。太宰治や中島敦など、有名な文豪たちが繰り広げる異能力バトルに目が離せなくなること間違いなし!

目次

『文豪ストレイドッグス』の文豪がモチーフの主要キャラ&キャストを紹介!【ネタバレ注意】

朝霧カフカ原作の『文豪ストレイドッグス』は「ヤングエース」2013年1月号から連載が開始され、2020年8月現在シリーズ累計800万部を突破した大人気漫画。テレビアニメや映画をはじめ、小説、舞台など様々なメディアミックスを展開し「文豪ブーム」の火付け役となった注目の作品です。 この記事では、宮野真守や神谷浩史ら人気声優がキャラクターに命を吹き込んだアニメ版「文スト」第3シーズンまでに登場する主要キャラおよびキャストを一挙紹介します! また本記事は、アニメ3期までのネタバレを含みますので読み進める際はご注意ください。

『文豪ストレイドッグス』のあらすじは?文豪達が異能力でバトル!

孤児院を追い出され、行くあてもなく彷徨っていた少年・中島敦(なかじまあつし)は、ひょんなことから異能力集団「武装探偵社」の太宰治(だざいおさむ)、国木田独歩(くにきだどっぽ)と知り合います。 自分が虎に変身する「異能」を持っていると知った敦は探偵社に入社。ヨコハマの街に蔓延る闇組織「ポートマフィア」との戦いを経て、敦は「生きる理由」に巡り合っていきます。 やがて探偵社とマフィアは、突如襲来した北米の異能力集団「組合(ギルド)」に対抗するため一時的に手を結び、これを撃退。ひとときの安らぎを得るヨコハマでしたがその裏側では、盗賊団「死の家の鼠」の頭目・フョードルの謀略(さくりゃく)がうごめいているのでした。

「文スト」の魅力は、文学作品をモチーフにした「異能力」

「文スト」は「武装探偵社」と「ポートマフィア」を筆頭に、様々な組織がヨコハマの地に入り乱れ、熾烈な戦いを繰り広げる異能アクションバトル。 太宰治や中島敦、芥川龍之介など実在の文豪とその作品をモチーフにした個性豊かなキャラクターと「異能力」が特徴的です。元ネタの文学作品などを知っているとニヤリとできる、アニメ好きにも文学好きにもたまらない作品となっています。

中島敦(なかむらあつし)/CV:上村祐翔(うえむらゆうと)

「武装探偵社」に所属する『文豪ストレイドッグス』の主人公、中村敦(なかむらあつし)。いざというときには自己犠牲もいとわない、勇気と優しさを兼ね備えた少年にして、虎に変身する異能力「月下獣(げっかじゅう)」の持ち主です。 太宰に拾われてからは異能を自分の意思で制御し、虎のスピードとパワーを生かした戦法でポートマフィアや組合の異能力者とも互角に渡り合う、探偵社の若きホープとなりました。 異能の出典となる中島敦の短編小説『山月記』は高校の教科書でもお馴染みですね。 中島敦を演じるのは1993年生まれの声優・上村祐翔(うえむらゆうと)。若さと優しさに溢れた声質が魅力的です。彼は他にも『ダーリン・イン・ザ・フランキス』のヒロ役やVRゲーム『東京クロノス』の櫻井響介役、『夢色キャスト』の桜木陽向役など、様々なキャラクターを担当したことで知られています。

太宰治(だざいおさむ)/CV:宮野真守(みやのまもる)

太宰治は「人に迷惑をかけない清くクリーンな自殺」が信条の自殺マニアの探偵社員。そもそも敦との出会いも入水自殺(じゅすいじさつ)を試みたことがきっかけでした。彼の異能力は直接触れた相手の異能をことごとく無効化する「人間失格」。 日頃は飄々(ひょうひょう)とした態度で敦や国木田をいじって遊ぶ太宰ですが、鋭い洞察力を持ち、敵の行動を予測して罠にかけることに長けています。ときには味方を騙して探偵社を勝利に導くことも。 太宰の前職は「探偵社七不思議のひとつ」と言われていますが、実はポートマフィアの元幹部です。盟友・織田作之助(おださくのすけ)の「人を救う側になれ」という言葉を胸に、マフィアを抜け探偵社に入社しました。 当時コンビを組んでいた中原中也(なかはらちゅうや)とはいまだに腐れ縁で、ポートマフィアのアジトに潜入した際には、これでもかと嫌がらせをしています。 太宰治を演じる宮野真守(みやのまもる)は『機動戦士ガンダム00』の刹那・F・セイエイ役、『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』の岡部倫太郎(おかべりんたろう)役など、様々な作品で主役を務めている人気声優。『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』以来、ウルトラマンゼロ役としても有名です。

福沢諭吉(ふくざわゆきち)/CV:小山力也(こやまりきや)

福沢諭吉(ふくざわゆきち)は武装探偵社の社長。社員が誘拐された際には依頼を全面的に凍結、探偵社をあげて救出にあたるなど、非常に仲間想いの人格者です。 彼の異能力「人上人不造(ひとのうえにひとをつくらず)」は部下の異能力を制御可能にするもので、敦や鏡花(きょうか)はこの補助で自身の異能を扱えるようになりました。 実は元政府直属の暗殺剣士だった福沢。戦闘向きの異能を持たないにもかかわらず、卓越した剣術と格闘術で降りかかる火の粉を払います。そのため探偵社の社長という敵に狙われやすい立場にありながらも、社員は彼の身辺警護の心配をする必要がありません。 福沢諭吉を演じるのは「Fate」シリーズの衛宮切嗣(えみやきりつぐ)役、『血界戦線』のクラウス・V・ラインヘルツ役などで知られる小山力也(こやまりきや)。 海外ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』ではキーファ・サザーランドが演じる主人公ジャック・バウアーの吹き替えも担当するほか、サスペンスドラマを中心に俳優としても活躍しています。

国木田独歩(くにきだどっぽ)/CV:細谷佳正(ほそやよしまさ)

国木田独歩は理想に生きる探偵社員で、その性格はまさに堅物(かたぶつ)。福沢の不在時に探偵社の指揮をとる、実質ナンバー2でもあります。手帳に記された理想の人生とスケジュールを忠実になぞろうとしますが、相棒の太宰によって半ば嫌がらせのようにそれを乱され、気苦労が絶えません。 異能力「独歩吟客(どっぽぎんかく)」は「一度肉眼で視認し形状・機能を理解したもの」かつ「手帳に収まるサイズのもの」であれば、物体の名前を手帳に書いてページを破ることで具現化できるというもの。書きためた武器をとっさの判断で取り出すことも可能で、非常に使い勝手のよい異能です。 国木田独歩を演じる声優・細谷佳正(ほそやよしまさ)は『刀語』の鑢七花(やすりしちか)役や『進撃の巨人』のライナー・ブラウン役、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のオルガ・イツカ役なども担当しています。2014年にマウスプロモーションを離れ、2020年8月現在はフリーで活動中。 キャラクターの微妙な感情の変化を演技に反映させる技巧(ぎこう)から、重要な役どころを演じることも多い声優です。

江戸川乱歩(えどがわらんぽ)/CV:神谷浩史(かみやひろし)

江戸川乱歩(えどがわらんぽ)は「僕がよければすべてよし」を座右の銘とする武装探偵社の名探偵です。子供っぽい言動のために若く見られがちですが、実は26歳。福沢との付き合いも長いベテラン社員です。 彼の異能力(自称)「超推理」は、眼鏡をかけて推理モードになるとあらゆる事件をひと目見ただけで解決に導くというもの。武闘派揃いの探偵社においては欠かせない能力となっています。 しかし実はこれは異能などではなく、乱歩の超人的な観察力と思考力によってなせる技。それこそが、彼が探偵役として社員皆に一目置かれている理由でもあるのです。 探偵社の頭脳・江戸川乱歩を演じる神谷浩史は『化物語』の阿良々木暦(あららぎこよみ)役や『かくしごと』の後藤可久士(ごとうかくし)役など、様々なキャラクターを担当しています。 ツッコミ時のキレのいいシャウトが特徴的な声優ですが、「文スト」ではボケの合間に鋭く本質を突く乱歩というキャラを見事に演じきっています。

谷崎潤一郎(たにざきじゅんいちろう)/CV:豊永利行(とよながとしゆき)

谷崎潤一郎は探偵社の手代(てだい)役で、雑務全般を担当する青年です。同じく探偵社に勤める妹・ナオミの愛情表現に圧され気味ですが、彼も常にナオミを最優先しており、ときには彼女を救うために居合わせた民間人を危険にさらすことも。 彼の「細雪(ささめゆき)」は周囲の空間に雪を降らせ、それらをスクリーンとして幻影を映し出す異能力。それ自体に攻撃力はないものの「恐ろしく暗殺に向いている」と評され、潜入や偵察、奇襲などで度々その威力を発揮しました。 非常に温厚な性格ですが、ナオミを傷つけた相手に対しては激しく怒りをあらわにし、あらゆる手段で殺しにかかります。 谷崎潤一郎役の声優・豊永利行(とよながとしゆき)は『デュラララ!!』の竜ヶ峰帝人(りゅうがみねていと)役、『機動戦士ガンダムAGE』のフリット・アスノ役、『ユーリ!!! on ICE』勝生勇利(かつきゆうり)役なども演じている実力俳優です。 「豊永屋」として2013年に音楽活動を開始し、2014年にメジャーデビューを果たし2017年には自身の新レーベル「T’s MUSIC」を設立。多方面で活躍しています。

谷崎ナオミ(たにざきなおみ)/CV:小見川千明(おみがわちあき)

谷崎ナオミは探偵社では事務員のアルバイトをしている谷崎潤一郎の妹。人前だろうがお構いなしに潤一郎に激しいスキンシップを行う極度のブラコンです。 異能力を持たない一般人ですが、頭の回転が早く肝も据わっており、兄を庇って短機関銃で蜂の巣にされたことも。 他人が介在(かいざい)する隙がまったくないほど深い愛情で結ばれた関係の谷崎兄妹。ナオミと潤一郎はあまり容姿が似ておらず血縁関係があるのかどうかは不明ですが、それを深く追及しないことが探偵社の暗黙のルールとなっています。 谷崎ナオミ役を演じるのは『ちおちゃんの通学路』野々村真奈菜役や『エウレカセブンAO』エレナ・ピープルズ役なども担当している声優・小見川千明(おみがわちあき)。 ヒラタオフィス所属、フリーでの活動を経て、2017年からはクロコダイルに所属しています。2018年には文学作品の「フェティシズム」に焦点をあてた朗読配信企画「お気楽文学サロン」もスタートしました。

宮沢賢治(みやざわけんじ)/CV:花倉洸幸(かぐらひろゆき)

宮沢賢治は電気も電話もない田舎「イーハトーヴォ村」で生活していましたが、福沢のスカウトを受けヨコハマの地にやってきた少年。その性格は純粋かつ天然で、捜査において敦とコンビを組んだ際には「どんな相手とも話せば分かり合える」という持論のもと敵陣に乗り込みました。 その裏表のない性格から街の人々からは「賢ちゃん」と呼ばれ親しまれています。  彼が空腹のときにのみ発動する異能力「雨ニモマケズ」は、賢治に自動車を片手で放り投げる怪力と、鉄パイプによる殴打や銃弾もいっさい受け付けない頑丈さを与えるパワー系。ちなみに彼の実家の家訓は「牛が逆らったら手近なもので殴る」です。 宮沢賢治役の声優・花倉洸幸(かぐらひろゆき)は『カードファイト!! ヴァンガード』クリストファー・ロウ役や『サンリオ男子』西宮涼(にしみやりょう)役などを演じています。そのほか海外ドラマ『HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン』トミー・クラーク役など、吹き替えも多数担当。 2019年にアイムエンタープライズを退所し、2020年8月現在はフリーランスとして活動中です。

与謝野晶子(よさのあきこ)/CV:嶋村侑(しまむらゆう)

与謝野晶子(よさのあきこ)は武装探偵社の一員で、勝気な性格の専属医。命を粗末にすることや男尊女卑を何より嫌悪し、そのような価値観を持つ者に対してはいっさい容赦しません。 彼女の「君死給勿(きみしにたもうことなかれ)」は「瀕死の重傷」を跡形もなく完全に治癒させることのできる異能力。 逆に言えば「瀕死の重傷」でなければ治療できないので、命にかかわらない程度の怪我を負った者は鉈(なた)などで一度「半殺し」にする必要があるのです。彼女自身その解体作業を楽しんでいる節があり、探偵社員は与謝野の治療を恐れ「絶対に怪我をしてはいけない」と自戒しています。 そんな与謝野を担当するのは賢プロダクション所属の声優・嶋村侑(しまむらゆう)。 『進撃の巨人』アニ・レオンハート役、「ゼルダの伝説」シリーズのゼルダ役など多くの人気キャラクターを演じているほか、2005年に『リーンの翼』でデビューして以来、「ガンダム」シリーズなどロボットアニメのヒロイン役としても数多く出演しています。

泉鏡花(いずみきょうか)/CV:諸星(もろほし)すみれ

泉鏡花は、ポートマフィアに拾われ望まず暗殺者となった孤児の少女。母から受け継いだ殺戮(さつりく)特化型の異能「夜叉白雪(やしゃしらゆき)」は強力ですが彼女自身で操ることはできず、当初は携帯電話から届く芥川(あくたがわ)の声に従って暗殺を繰り返していました。 任務中に敦と出会い、本心を打ち明けた彼女は探偵社に身を寄せることに。 組合戦では自分を犠牲に街を守ろうとした鏡花ですが、そのことによって福沢に正式な社員として認められます。以降は「人上人不造」の効果で自身の異能を操ることができるようになりました。 鏡花を演じるのは1999年生まれの諸星(もろほし)すみれ。声優のみならず女優や歌手としても活躍しており、アニメ『本好きの下克上』ではオープニングテーマ「真っ白」や「つむじかぜ」を歌っています。 『約束のネバーランド』エマ役や『アイカツ!』星宮いちご役などのほか、『リロ・アンド・スティッチ』リロ役や『シュガー・ラッシュ』ヴェネロペ役など、数多くのディズニー作品でメインキャラクターを担当している実力派です。

田山花袋(たやまかたい)/CV:鈴村健一

田山花袋(たやまかたい)は、「儂(わし)」という一人称に古風な話し方が特徴的な「電脳潜り(ハッカー)」。元武装探偵社員で、自宅で引きこもっていたところ国木田に「白鯨(モビー・ディック)」の制御を奪った遠隔干渉チップの解析を依頼されます。 異能力「蒲団(ふとん)」で視界内の電子機器をいっさい触れることなく操る花袋。その処理速度は常人の数十倍で、軍の電脳戦部隊に匹敵するほどです。しかし花袋が最も安らいでいるときにしか異能は発動しないという弱点も。 恋煩いによって心をかき乱され異能を使えなくなってしまった花袋は、想い人「黒髪の撫子」に恋文を渡すため、探偵社に彼女の捜索を依頼するのでした。 田山花袋を演じる声優・鈴村健一は『SSSS.GRIDMAN』アンチ/グリッドナイト役や『黒子のバスケ』紫原敦(むらさきばらあつし)役など、様々な人気キャラクターを担当しました。 また特撮好きであることも有名で、ラジオ番組『東映公認 鈴村健一・神谷浩史の仮面ラジレンジャー』では神谷浩史とともにパーソナリティを務めています。

森鴎外(もりおうがい)/CV:宮本充(みやもとみつる)

森鴎外(もりおうがい)はポートマフィアの現頭領。ルーシー・Mとの戦いのさなか敦にアドバイスした「元町医者」の正体は鴎外でした。かたわらには森が溺愛する少女・エリスを置いています。 鴎外は徹底して合理的な思考のもと組織を束ね、目的のためであればどんなに残虐非道な行いも辞さない冷酷な人物。元はポートマフィアの先代首領を担当する闇医者でしたが、病床の彼を自ら殺害。偽りの後継者としてマフィアのトップに登りました。 メスを使った戦闘にも秀でており、福沢と共闘した際には、まるで敵なしだったそう。 森鴎外役の宮本充(みやもとみつる)は、ディズニーの『ライオンキング』でシンバ役を演じたほか、『Fate/Apocrypha』アヴィケブロン役や『僕だけがいない街』八代学(やしろがく)役など「物腰柔らかなサイコパス役」が魅力的なベテラン声優です。 洋画の吹き替えではキアヌ・リーブスやブラッド・ピット、ユアン・マクレガーなどを担当しています。

エリス/CV:雨宮天(あまみやそら)

森鴎外に付き添う金髪の美少女・エリス。その正体は鴎外の異能「ヰタ(ウィタ)・セクスアリス」によって造り出された異能生命体です。戦闘も可能で、その際には大小様々な注射器を使用。福沢に斬られ一時的に消滅したこともありますが、しばらくすると復活するなど、いまだに謎の多い存在です。 わがままな行動と毒舌で鴎外を困らせていますが、実は彼自身もそれを楽しんでいる模様。鴎外のことをなぜか「リンタロウ」と呼びますが、これはおそらく実在の文豪・森鴎外の本名が由来になっているものと思われます。 エリスを演じる雨宮天は『心が叫びたがってるんだ。』仁藤菜月(にとうなつき)役や『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』七海やちよ役なども担当する人気声優です。声優ユニット「TrySail」での歌手活動のほか、ソロアーティストとしても活躍しています。 青色好きを公言している雨宮ですが、演じるキャラクターのイメージカラーも実は青系統が多いみたいです。

芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)/CV:小野賢章(おのけんしょう)

芥川龍之介はポートマフィアの構成員で、国木田に「こいつには遭うな、遭ったら逃げろ」と言わしめるほどの実力者。太宰に認められることに執拗にこだわっており、現在の彼の部下である敦を激しい憎悪と殺意を向けています。 彼の「羅生門」は外套(がいとう)を自在に変形させ、あらゆるものを喰らい切り裂く「黒獣」として使役する異能力。かつての太宰による指導と自身の研鑽(けんさん)の積み重ねにより、攻撃にも防御にも使える凶悪な力となっています。 日々対立するポートマフィアと武装探偵社ですが、組合など共通の敵を相手に共同戦線を張ることも。激しい戦闘を繰り返し、互いの異能力を完璧に把握する宿敵同士の敦とは抜群のコンビネーションを魅せ、太宰治と中原中也に次ぐ新世代の「双黒(そうこく)」と称されました。 芥川を演じるのは、映画やドラマ、舞台、アニメなどマルチな領域で活躍する俳優および声優・小野賢章(おのけんしょう)。 「ハリー・ポッター」シリーズではダニエル・ラドクリフの吹き替えを担当するほか、『黒子のバスケ』黒子テツヤ役や『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』ジョルノ・ジョバァーナ役など、多様なキャラクターを演じています。

中原中也(なかはらちゅうや)/CV:谷山紀章(たにやまきしょう)

中原中也は、ポートマフィアの幹部。太宰の元相棒で、彼と中也のコンビはかつて「双黒」と呼ばれ闇社会にその名を馳せていました。 触れたものの重力のベクトルや強さを自在に操る異能「汚れつちまつた悲しみに」を駆使した縦横無尽な戦法と、マフィアきっての体術の組み合わせで敵を翻弄(ほんろう)します。しかし中也が真の力を発揮するには太宰のサポートが必須です。 異能力を解放し「汚濁(おじょく)」形態になると、圧倒的な戦闘能力と引き換えに理性を失います。敵を倒した段階で太宰の「人間失格」によって止めてもらえなければ、周囲を無差別に破壊し尽くした末に体が異能に耐えきれず死に至ってしまうのです。 ラヴクラフトに対抗するため太宰と共闘した際には、彼を信じ「汚濁」を使用。一夜限りの「双黒」復活となりました。 中也を演じるのは『進撃の巨人』ジャン・キルシュタイン役や『SHOW BY ROCK!!』クロウ役なども担当する声優・谷山紀章(たにやまきしょう)。 彼は「KISHOW」名義で「e-ZUKA(飯塚昌明)」とバンドユニット「GRANRODEO」を結成し『文豪ストレイドッグス』のオープニングテーマ「セツナの愛」を歌っています。

樋口一葉(ひぐちいちよう)/CV:瀬戸麻沙美(せとあさみ)

樋口一葉(ひぐちいちよう)は、依頼人を装い探偵社に潜入したポートマフィアの構成員。芥川を「先輩」と呼び慕っており、さらには恋愛感情も抱いています。 芥川とともに武闘派組織「黒蜥蜴(くろとかげ)」の指揮権を握っていますが、異能を持たない上に戦闘力自体も低いため「黒蜥蜴」のメンバーからは軽く扱われており、本人もそのことを気にしていました。 しかし敦との戦闘で重傷を負った芥川が誘拐された際には、単身敵陣に乗り込みます。その結果、窮地に陥(いた)るも、彼女の行動にリーダーの資質を認め駆けつけた「黒蜥蜴」の助けもあって見事芥川を救出します。 樋口を演じるのは『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』桜島麻衣役や『東京喰種トーキョーグール』真戸暁(まどあきら)役、『盾の勇者の成り上がり』ラフタリア役などを担当する声優の瀬戸麻沙美(せとあさみ)。 瀬戸は日本酒を愛好することから「ジャパン瀬戸」、ウルトラ怪獣になぞらえて「セットン」など、声優仲間から様々なあだ名をつけられていることでも有名です。

尾崎紅葉(おざきこうよう)/CV:小清水亜美(こしずみあみ)

尾崎紅葉(おざきこうよう)は、和服姿で遊女のような言葉遣いが特徴的なポートマフィアの幹部です。異能力「金色夜叉(こんじきやしゃ)」は泉鏡花と同じく、刀を携えた異形を召喚し使役するもの。 鏡花の境遇にかつての自分を重ね合わせており、彼女を妹のように溺愛しています。ちなみに実在する明治期の文豪・尾崎紅葉と泉鏡花は師弟関係にありました。 組合襲来の際、武装探偵社の捕虜となっていた紅葉は探偵社とポートマフィア間の休戦交渉を繋ぐ使者としての役割を果たします。 鏡花が探偵社に移籍してからも常に彼女の身を案じ、かつて「夜叉白雪」によって鏡花の両親が殺害された事件の真相を「入社祝い」として託しました。 尾崎紅葉を演じるのは1986年生まれの声優・小清水亜美(こしみずあみ)です。『オオカミと香辛料』ホロ役や『キルラキル』纏流子(まといりゅうこ)役、『スイートプリキュア♪』北条響(ほうじょうひびき)/キュアメロディ役など、様々なキャラクターを担当。 劇団若草やプロダクションバオバブ、アクセルワンへの所属を経て2018年からはフリーランスとして活動しています。

梶井基次郎(かじいもとじろう)/CV:羽多野渉(はたのわたる)

梶井基次郎(かじいもとじろう)は、丸善ビル爆破事件で指名手配犯で、ポートマフィアの構成員。多数の死者を出した爆破事件を「素晴らしい実験」と称するマッドサイエンティストで、自身が作る檸檬型爆弾の爆発によるダメージをいっさい受け付けない異能力「檸檬爆弾(レモネード)」を駆使します。 賞金首になっていた敦と同行していた与謝野が乗る電車を、鏡花とともに襲撃。与謝野との戦闘で彼女を瀕死の状態に追い込みましたが、与謝野の異能力「君死給勿」によって回復した彼女に鉈でバラバラにされ、治癒させられ、爆弾の解除方法を喋らされるという屈辱を味わいました。 組合戦では、ナサニエル・Hとマーガレット・Mによって守られる組合の前線基地の爆破に成功。一応の活躍を見せています。 梶井基次郎を演じるのは『黒子のバスケ』実渕玲央(みぶちれお)役や『刀語』真庭白鷺(まにわしらざき)役、『Dance with Devils』立華リンド役など、様々な人気キャラクターを担当する声優の羽多野渉(はたのわたる)。 羽多野は歌手としても活躍しており、2011年に1stシングル「はじまりの日に」をリリースして以来、精力的に音楽活動を続けています。

夢野久作(ゆめのきゅうさく)/CV:工藤晴香

夢野久作(ゆめのきゅうさく)は、常に不気味な人形を抱き「Q」と呼ばれる魔少年。 彼の異能「ドグラ・マグラ」は、彼自身を傷つけた相手を「呪いの受信者」として設定し、人形を破壊することで発動します。強力な「精神操作」によって対象者は周囲の人々に無差別に襲いかかり、太宰の異能でしか正気に戻れないという危険な代物です。 マフィアの一員であるにもかかわらず、同士討ちを招きかねない異能の性質から、ずっと座敷牢に幽閉されてきた夢野。組合に囚われた夢野はジョン・Sの異能力「怒りの葡萄(ぶどう)」によってヨコハマ中の人間を暴走させるための人柱にされてしまいました。 夢野久作を演じる1989年生まれの声優・工藤晴香は『BanG Dream!(バンドリ!)』氷川紗夜(ひかわさよ)役や、『新世界より』伊藤守役、『HUNTER×HUNTER』ポンズ役なども担当しています。 2014年にシグマ・セブンeを退所し、2020年8月現在はフリーとして活動中です。2018年には声優によるドラマリーディング「舞姫事件ー鴎外輪舞曲ー」にも出演しています。

広津柳浪(ひろつりゅうろう)/CV:斧アツシ

広津柳浪(ひろつりゅうろう)は、ポートマフィアの傘下である武闘派組織「黒蜥蜴」の百人長を務める初老の男性。先代首領の時代からマフィアの行く末を見守る古株です。 広津の異能力は指先で触れたものを斥力(せきりょく)によって弾き飛ばす「落椿(おちつばき)」。その威力は絶大で、敵に直接触れて異能を発動すれば相手は即死します。金属製のドアを突破することすらできる強力な能力です。 「黒蜥蜴」を率いて探偵社の事務所を襲撃しましたが、相手が悪く、あえなく全滅。結果的にかませ犬のような立ち位置になってしまいました。 広津を演じる斧アツシは『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』ナディ・雪之丞(ゆきのじょう)・カッサパ役や『ばらかもん』山村巌(やまむらいわお)役、『仮面ライダー鎧武』仮面ライダー邪武(じゃぶ)役などを担当するベテラン声優。 低く深みのある魅力的な「おっさんボイス」が特徴で、ナレーションやCMなどにも数多く起用されています。

銀(ぎん)/CV:夏川椎菜(なつかわしいな)

銀(ぎん)は武闘派組織「黒蜥蜴」の構成員です。気配を殺すことに長けており、後ろから忍び寄って小太刀(こだち)を突きつけるのにまったく気付かれなかったことも。 普段から物静かでほとんど喋らず、仕事中は常にマスクをしている銀。男性と勘違いされていることが多いのですが、れっきとした女性で、しかも芥川龍之介の妹です。休日に私服で街を歩く姿は田山花袋に「黒髪の撫子」と形容される美人で、花袋には一目惚れされ告白を受けますが、これを拒絶しました。 銀の声を担当するのは『亜人ちゃんは語りたい』日下部雪(くさかべゆき)役や『アイドルマスター ミリオンライブ!』望月杏奈(もちづきあんな)役、『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』由比鶴乃(ゆいつるの)役などを演じる声優・夏川椎菜(なつかわしいな)。 歌手としては麻倉もも、雨宮天とともに声優ユニット「TrySail」で活動し、2017年にはソロデビューも果たしています。

フランシス・F/CV:櫻井孝宏(さくらいたかひろ)

フランシス・Fは北米の異能力集団「組合」を束ねる大富豪。「欲しいものはすべて金で手に入れてきた」と自負しており、武装探偵社の「異能開業許可証」を狙いヨコハマにやってきました。 彼の「華麗なるフィッツジェラルド」は消費した金額に応じて自分の身体能力を強化する、つまり「課金で強くなる」という異能力。敦・芥川コンビとの最終決戦では全財産を投じ、2人と互角以上に渡り合いました。 三社戦争終結後は自身を「死人」と称し貧民街で浮浪者同然の暮らしを送っていましたが、かつての部下・ルイーザとの再会によって生気を取り戻し、「新生組合」を設立。成り上がりの道を再び歩み始めました。フョードル戦では探偵社と取引し、協力関係になります。 フランシスを演じるのは「Fate」シリーズのマーリン役や『おそ松さん』松野おそ松役、『鬼滅の刃』冨岡義勇(とみおかぎゆう)役、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』マクギリス・ファリド役など、数々の超人気作品に出演する声優の櫻井孝宏(さくらいたかひろ)。 約1年間のフリー活動を経て、2020年8月現在は友人の鈴村健一が設立したインテンションに所属中。

ルーシー・M/CV:花澤香菜(はなざわかな)

ルーシー・Mは組合の構成員。夢見がちでおしゃべりな明るい少女に見えますが、任務の失敗に対するプレッシャーから精神的に追い詰められていました。 「アンの部屋」と呼ばれる異空間を作り出す異能力「深淵(しんえん)の赤毛のアン」を用いて敦らを襲撃します。 自分と同じく孤児院の出身であるにもかかわらず幸せそうにしている敦に対し、当初は怒りをあらわに。しかし敦も孤児院で虐待を受けるなど自分と同じ苦しみを味わってきたことを知り、彼と和解しました。 組合壊滅後には、武装探偵社と同じビルの1階にある喫茶「うずまき」の給仕として働いており、敦をはじめとする探偵社員とも少しずつ交流を深めています。 ルーシー・Mを演じる花澤香菜は『PSYCHO-PASS』常守朱(つねもりあかね)役や『化物語』千石撫子(せんごくなでしこ)役、『夜は短し歩けよ乙女』黒髪の乙女役など様々なキャラクターを演じる人気声優です。 2016年に出演したシャープのCMや『ポプテピピック』テレビスペシャルのポプ子役は大きく話題となりました。

ルイーザ・M/CV:植田ひかる

ルイーザ・Mは大人しめの女性で、組合の一員。対人恐怖症気味ですが、他人にほとんど興味のないフランシスに対してはかえって積極的に話すことができます。 個室で考えごとをするときのみ時間の流れを8000分の1にする異能力「若草物語」を用いて、あらゆるパターンを想定した作戦書を書き上げるなど、組合にとって欠かせない参謀役を果たしていました。 組合壊滅後は元ボス・フランシスの捜索にあたり、ようやくヨコハマの貧民街で彼に再会。自暴自棄になっていたフランシスを再び立ち上がらせ、彼とともに「新生組合」を設立しました。 ルイーザ・Mを演じる声優・植田ひかるは『クロムクロ』劉神美(りゅうしぇんみぃ)役や『Tokyo 7th シスターズ』西園ホノカ役、『アイパラ!IDOL PARADISE』空地ニーナ役など様々なキャラクターを担当しました。 2018年まではEARLY WINGで声優ユニット「Twinkle☆Girls」のメンバーとして活動し、2020年8月現在はオフィスアネモネに移籍。

ポオ/CV:森川智之(もりかわとしゆき)

ポオは、常に「カール」というアライグマを連れている組合の「設計者長(マスター・アーキテクト)」。社会の中で不特定多数の人間とかかわることを苦手としています。6年前に江戸川乱歩との推理勝負に敗れて以来、ずっと再戦の機会をうかがっていました。 彼の「モルグ街の黒猫」は読者を小説の中に引きずり込む異能力。三社戦争では「白鯨(はくげい)」の情報を餌にして乱歩と与謝野に小説内での「推理遊戯」を持ちかけましたが、再び敗北します。 組合壊滅後も、ときおり探偵社に顔を出しては乱歩との推理勝負に興じていました。 ポオを担当する声優・森川智之は「ソードアート・オンライン」シリーズの菊岡誠二郎役や『中間管理録トネガワ』利根川幸雄役、『NARUTO』波風ミナト役など様々な役を演じています。 トム・クルーズやキアヌ・リーブス、ユアン・マクレガーなど、洋画の吹き替えも数多く担当。また、自身も所属する声優事務所アクセルワンの代表取締役も務めています。

ナサニエル・H/CV:新垣樽助(しんがきたるすけ)

ナサニエル・Hは、組合に所属する牧師姿の職人(フェロークラフト)。彼の異能力「緋文字(ひもんじ)」では自身の血液を文字に変えて操ることが可能で、「弾丸のように飛ばす」や「障壁を作る」など様々に応用できます。芥川の「羅生門」とは似通った性質を持つ異能です。 マーガレット・Mとともに組合の拠点である豪華客船の警護にあたっていましたが、ポートマフィアの梶井による爆破を防ぎきれず、撤退するところを芥川からも追撃されます。芥川の太宰に対する妄執に自身の信仰に近いものを感じ、本気の決闘に臨みました。 ナサニエルを演じるのは「刀剣乱舞」シリーズのへし切長谷部役や『Fate/Zero』間桐雁夜(まとうかりや)役、『僕のヒーローアカデミア』通形(とうがた)ミリオ役なども担当する声優の新垣樽介(しんがきたるすけ)。沖縄出身で、旧芸名は「新垣正明(しんがきまさあき)」です。 沖縄弁に堪能であることからゆかりのあるキャラクターを演じることも多く、「テニスの王子様」シリーズではキャストへの沖縄弁指導も担当しています。

夏目漱石/CV:大塚芳忠(おおつかほうちゅう)

夏目漱石は、福沢諭吉と森鴎外に「先生」と呼ばれる老人。異能力「我輩は猫である」によって自在に三毛猫の姿に変身します。 かつて異能特務課、ポートマフィア、武装探偵社が分担してヨコハマを取り仕切るという「三刻構想(さんこくそうぞう)」を考案し、作中では隠居の身。フョードルの謀略によって武装探偵社とポートマフィアが全面抗争に突入した際には、一騎討ちする福沢と森の前に現れ、彼らを叱責(しっせき)しました。 織田作之助が生き方を変えるきっかけになった「小説」も彼によるものです。 漱石を演じるのは『NARUTO -ナルト-』自来也(じらいや)役や『DEATH STRANDING』ハートマン役、『鬼滅の刃』鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)役など、様々なキャラクターを担当する人気ベテラン声優の大塚芳忠(おおつかほうちゅう)。 ナレーションや洋画の吹き替えも数多く担当しているほか、『激走戦隊カーレンジャー』や『仮面ライダー電王』など特撮にも出演しています。

坂口安吾(さかぐちあんご)/CV:福山潤(ふくやまじゅん)

坂口安吾(さかぐちあんご)は、かつてポートマフィアの秘密情報員として働き、太宰や織田作之助とは夜な夜なバー「Lupin」でともに酒を酌み交わす仲でした。 しかしその正体は、異能特務課のエージェント。物体に残った「記憶」を読み取る異能力「堕落論」による高い情報収集能力を生かし、ポートマフィアで潜入捜査を行なっていました。 織田作之助の死の間接的な原因を作ったことから太宰とは険悪な関係になっていますが、外来の異能力者から「ヨコハマを守る」という目的のために協働することも少なくありません。 安吾を演じるのは『ぬらりひょんの孫』奴良(ぬら)リクオ役や『コードギアス 反逆のルルーシュ』ルルーシュ・ランペルージ役、『おそ松さん』松野一松役なども担当する声優の福山潤です。歌手としても活躍しており、2017年には1stシングル「KEEP GOING ON!」をリリースしました。 2018年にアクセルワンを退所、同年に立花慎之介(たちばなしんのすけ)と共同で声優事務所BLACK SHIPを設立しています。

フョードル・D/CV:石田彰(いしだあきら)

フョードル・Dは正体不明の異能力「罪と罰」を使う、地下盗賊団「死の家の鼠」の頭目(とうもく)。 影から組合の弱体化を図り「白鯨」の制御を奪い墜落させているほか、三社戦争終結後にヨコハマに襲来した澁澤達彦(しぶさわたつひこ)を裏で操るなど、様々なところで暗躍し太宰には「魔人」と呼ばれています。 部下であるプシュキンを利用し、宿主のどちらかが死ぬまで解除されないウイルス型異能「黒死病の時代の饗宴」を使用し、武装探偵社とポートマフィアの「共喰い」を誘発。しかし新生組合と太宰によって隠れ場所を特定され、異能特務課に連行されました。 フョードルを担当する声優・石田彰は「エヴァンゲリオン」シリーズの渚カヲル役や『機動戦士ガンダムSEED』アスラン・ザラ役など、様々なキャラクターを演じています。 抜群の表現力を持ち、『昭和元禄落語心中(しょうわげんろくらくごしんじゅう)』では落語家・遊楽亭八雲(ゆうらくていやくも)の少年時代から晩年までを演じきりました。艶のある声質も魅力的なベテランです。

イワン・G/CV:鳥海浩輔(とりうみこうすけ)

イワン・Gは、フョードルを「主様」と呼び崇拝する「死の家の鼠」の構成員。あらゆるハッキングをかいくぐるため、ラジオ番組を通してフョードルの指示を聞いていました。 周囲の岩を自在に操る異能力「断崖(だんがい)」で敦と芥川の前に立ちはだかります。巨大な岩巨人による攻撃や高速回転する岩による全方位防御を駆使してふたりを追い詰めました。しかし敦と芥川のコンビネーションによる合わせ技「月下獣羅生門・黒虎絶爪(こっこぜっそう)」に敗れ、捕縛されます。 イワンを演じる鳥海浩輔は(とりうみこうすけ)「弱虫ペダル」シリーズの今泉俊輔(いまいずみしゅんすけ)役や『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の名瀬(なぜ)・タービン役なども担当しました。 2016年出版の著書『てきとう』や2020年に開設した公式YouTubeチャンネル「鳥さん学級」など、様々なメディアでの活躍が見られる声優です。

『文豪ストレイドッグス』で文豪達の異能バトルを見逃すな!モチーフになった文学作品も読んでみよう

「文豪」をキャラクター化するという、いままでにない取り組みで人気を博した『文豪ストレイドッグス』の魅力はとどまるところを知りません。 「芥川が武装探偵社、敦がポートマフィアに入っていたら……」という「もしも」の可能性を描き実写映画化も決定した「BEAST」や、現代に生きる実在の作家をモチーフにした異能力者が活躍する外伝「綾辻行人 (あやつじゆきと)VS. 京極夏彦(きょうごくなつひこ)」。これらの関連作品からも「文スト」の世界はどんどん広がっています。 また「角川文庫×文豪ストレイドッグス」コラボカバーの書籍も発売中です。好きなキャラクターを入り口に『人間失格』や『羅生門』などの文学作品にチャレンジしてみるというのも一興ではないでしょうか?