漫画『右手に指輪をする夫』最終回まで全話完結ネタバレあらすじ＆感想！フィクションで良かったと心から安堵

優しい夫と愛らしい娘とともに幸せに暮らしていた主婦が、夫が右手の指に付けている指輪がきっかけで、恐ろしい真実を知ることになる『右手に指輪をする夫』。 そんな本作は、少しずつ謎が明かされているストーリーが見どころの作品です。 ここからは本作の最新話までのネタバレやあらすじ、感想を紹介していきます！

年下の優しい夫・拓也、大切な愛娘・未来と共に幸せに暮らしていた主婦・藤井爽子。しかし爽子には長年不思議に思っていることがありました。それは拓也が左手に結婚指輪を付けないこと。妻としてこの疑問は当然であり、左手薬指に指輪をつけてほしいと思ってしまうのです。 さらに拓也の右手には、祖父の形見だという指輪がいつもつけられています。形見と言われてしまえばあまり強く言えない爽子。疑問を抱えつつも今が幸せなのであまり深く考えないようにするしかありませんでした。 そんなある日。娘の「未来」という名前が拓也の元カノと同じものだと知った爽子。それだけでも衝撃なのですが、実は卓也が大事にしている指輪が実は元カノからプレゼントされたものであり、元カノの正体が娘の通う保育園の先生・花苗未来だと発覚します。 困惑と衝動に駆り立てられるように爽子は2人の関係を調査。卓也と花苗が大学時代の同期であることや今も秘密裏に会っていることを突き止め、とある決意を固めるのです。

元カノとのペアリングや娘の名前など、卓也が明らかに不貞を働いているようにしか見えない状況。会社の先輩にも相談し、爽子は家を出ることを決意します。 同時に、花苗と話し合いの場をセッティング。爽子は卓也を愛しているからこそ、彼に何らかの事情があるのではないかとも考えていたのです。 しかし、花苗は自分がそもそも卓也と結婚するはずだったと憤ります。詫びれもなく爽子の家族を渡してほしいと告げる花苗。さらに、過去拓也の子供を妊娠していたことを暴露してきました。 そんな修羅場に拓也が登場。卓也は毅然とした態度で花苗に別れを切り出します。それから数日後、花苗は保育園を退職し、爽子たちの前から忽然と姿を消しました。 花苗の失踪によって事態は解決したかに見えたのですが、それ以降爽子はさまざまなトラブルに巻き込まれていきます。タイミング的に花苗の仕業だと考える爽子。 さらに自宅に盗聴器が仕掛けられていることが判明。やられたばかりではない爽子は、盗聴器を使って犯人をあぶりだそうと

ある日娘・未来が行方不明になる事件が発生！花苗が犯人だと確信し、警察に相談する爽子。前々から爽子の話を聞いていた職場の先輩・真弓もまた独自に調査をしており、花苗に繋がる手がかりを教えてくれます。 実は、大学時代の花苗は卓也と付き合っていながら、大学助教授・小暮とも不倫をしていました。過去に花苗が妊娠したのは卓也の子どもではなく、小暮の子どもだったのです。花苗と未来の行方を追うため、爽子と卓也は小暮と接触します。 小暮は過去の罪に触れながら、花苗の幼少期についても語りました。花苗は母親の浮気によって生まれた愛人の子どもであり、経済的に困窮した不自由な生活を幼い頃から強いられていたのです。 花苗は、父親が所有する別荘にいました。そのまま未来とともに自殺を図ろうとする花苗。しかし、爽子や拓也たちに諭され心を救われたことで、本当の意味で自身の罪と向き合うことになります。 数年後、未来は小学生になり、爽子は卓也との間に男の子を授かるのでした。

本作の見どころといえば、やはりスピード感があるストーリー展開でしょう。 夫の不倫疑惑と元カノの自己中心的な行動にイライラする展開がありますが、終始アップテンポで物語は進んでいきます。さらに主人公の強さと弱さには共感の嵐で、成長するスピードも速いので見ていて気持ち良いです。 昼ドラのようにドロドロの表現が満載。それに対比するように、主人公や周辺の頼れる人物が問題を解決していくので、サクッと読むことができます！

元カノの名前を娘につけ、婚約指輪ではなく元カノとのペアリングを大切にするなど、夫・卓也の行動は客観的に見ても最低なものといえます。しかし、爽子はそんな夫や元カノ・花苗に憤りこそすれ復讐するような女性ではないのです。 泣き寝入りするようなことはなく、大切な娘や幸せのために何ができるかを考えられる爽子。そんな彼女だからこそ惹かれるものがあります。花苗の狂気的な行動に振り回されながらも、爽子が努力し続ける姿に要注目です。

本記事では、『右手に指輪をする夫』の最新話までのあらすじをネタバレありで紹介しました。 そんな本作は、クーポンの使用で作品をお得に購入できるコミックシーモアで配信されているので、ぜひ利用してみてください！