漫画『みにくい遊郭の子』最新話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！孤独な少女が異世界の花街で成り上がる！

天涯孤独の少女が現世を離れ、異世界の花街で「最高の花魁」を目指し奮闘するシンデレラストーリー『みにくい遊郭の子』。幻想的な世界観とハートフルなストーリーが魅力の作品です。 この記事ではそんな本作のあらすじをネタバレ込みで最新刊まで解説していきます。購入を迷っている人、どんな作品か知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください！

身寄りもなく親戚の家をたらい回しにされていた主人公のエソラは、ある日ついに眠る家さえ失ってしまいます。そして神社で雨を凌いでいるうちに意識を失い、気が付くと人ならざるものが住む花街にいました。 人買いの相模につれられ、遊郭「相模屋」の遊女見習いになってしまったエソラ。身体なんて絶対に売りたくないと思いつつも、「お前なら1番の花魁になれる」という相模の言葉に背中を押されます。 さらに凛とした美しさを持つ一流の花魁の仕事ぶりを目の当たりにしたエソラは、少しずつこの世界で生きていくことを意識し始めるのでした。

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梅毒にかかり「遊女の墓場」とも言われる奥の院に隔離された、上善という遊女の世話をすることになったエソラ。献身的なエソラの支えによって、塞ぎこんでいた上善は少しずつ明るさを取り戻し始めていました。 エソラはそんな彼女をどうにか幼なじみの恵に会わせてあげたいと思うようになります。しかしここは遊郭。簡単に客でもない異性と遊女が会えるわけもありません。 エソラは相模に頼み込み、七夕祭りの行事を取り仕切るという交換条件で2人の密会を取り付けるのでした。 しかし約束の直前に、上善に身請け話が浮上。相手は女をモノのように扱うクズ男で、その男が原因で上善は大怪我を負ってしまいます。

男の盾となり腹を刺された上善。もう助からないと思われた彼女でしたが、エソラが直前に渡していたけん玉のおかげで命拾いしました。 その後上善は死んだという体で葬儀が進み花街を脱出。当然身請けの話もなくなり、上善と恵はやっと再会を果たしました。 上善の件が終わり日常が戻ってきたのも束の間、次はエソラの水揚げ話が浮上します。遊女ではなく「内儀」になる道もある、と花魁にいわれ興味を持つエソラ。 内儀とは楼主の妻、つまり相模と結婚するということです。その言葉を聞いた相模は一瞬驚いた様子を見せたのち、「できるわけない」と一蹴してしまうのでした。

エソラの水揚げに向けて郭が動き出す中、当の本人は巷で噂の神隠しに遭遇してしまいます。神隠しの正体は人身売買を目的とした遊女たちの誘拐。 蔵に閉じ込められ絶体絶命のピンチに陥ったエソラでしたが、助けにやってきた相模のおかげて事なきを得ます。しかし逃げ出す際に敵から攻撃され、相模を庇ったエソラは深手を負ってしまうのでした。 その後相模の看病の甲斐あり回復したエソラは、なぜか見世のNo.2である花魁の月不見の指導を受けることに。そして「花魁になるのは無理」といわれると同時に、この相模屋で花魁になることの重責がどれほどのものか教えられます。

本作の見どころは何といってもエソラと楼主・相模のラブストーリーなんですが、相模の無自覚な溺愛っぷりがとにかく最高なんです！ あくまでエソラを「最高の花魁」として育てようとしている相模。しかし口では大切な商品といいつつも、行動はまさしくスパダリの溺愛そのもの。なんやかんやで一向に客を取らせる気配もなければ、エソラのピンチには必ず駆け付けてくれます。 お面で表情は分からないものの、全身から愛しいオーラが溢れていて見ている方が二ヤケてしまいますよ！

ここまで『みにくい遊郭の子』のストーリーを最新刊してきました！様々な事件を通して徐々に近付いていくエソラと相模。果たしてエソラは「花魁」になるのか、それとも相模の内儀となるのか、まだまだ先の読めない展開に注目です！