漫画『ピエロマン』最新話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！背筋が凍る恐怖のホラーミステリー

『ピエロマン』は、漫画ゴラクで連載されている青年漫画で、原作を本田真吾、作画を高橋伸輔が担当しています。 自分が生み出したキャラクターに追われることになった漫画家の運命はーー。 本記事ではそんな『ピエロマン』のあらすじを最新話まで話紹介していきます。感想やネタバレも含むので、どんな作品か詳しく知りたい人はぜひチェックしてみてくださいね！

山村虎時は、デビューから15年目の漫画家。念願だった著作の映画化を目前に控えて浮足立っています。 有能な編集者に誠心誠意サポートしてくれるアシスタント、同じ志を持って夢に邁進してきた漫画家仲間たち……。周囲の人間に恵まれていることを噛みしめながら、若くてかわいい妻と映画化の喜びを分かち合おうとした時、虎時はピエロマンに拉致されてしまいます。 虎時と妻を拉致したのは、虎時が描いた漫画「復讐道化」に出てくるピエロマンというキャラクター。漫画そのままの格好で漫画のセリフを口にするピエロマン。しかしその意図は全く読めません。 ピエロマンは、虎時にとあるクイズを持ち掛けます。しかし、虎時がクイズに答えた瞬間、ピエロマンは虎時の妻の頭を粉砕してーー。

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妻殺害の犯人として追われる身となった虎時は、警察の手をかいくぐりながらピエロマンの正体を突き止めなくてはいけません。しかし、ピエロマンから提示されるゲームは難易度が高く、本人までたどり着くのは至難の業。そんな時、漫画編集部が襲撃される事件が起きます。 ピエロマンが編集部で暴れまわる様子は、動画サイトで生配信されました。しかもピエロマンがマスクを外すと、そこには虎時の顔が！別の場所で生配信を見ている虎時はなにがなんだかわからず混乱します。 生配信では、虎時の担当編集者が虎時の妻と不倫していたことや、「復讐道化」の盗作疑惑が暴露されました。そこで虎時はピエロマンの正体に気づいたようで……。

なんとか警察から逃れ、元妻の家に身を隠すことにした虎時。すると元妻は、虎時の母親から預けられていたのだというある絵を見せてきます。 それは包丁を持ったピエロが人を殺している絵でした。虎時は子どもの頃にしきりにピエロの絵を書いていた時期があったというのです。しかし、虎時にはその記憶が全くありませんでした。 何かあるのかもしれない、そう思い始めた虎時は、かつてアシスタントをしていた漫画の師匠・犬飼先生の元へ足を運びます。犬飼先生の協力で虎時はピエロマンのあぶり出しに成功します。 しかしピエロマンの逆襲にあった虎時はボロボロに。必死の思いでピエロマンを爆破すると、スーツから中の人物がちらりと見えるのでした。

2巻で明かされた偽のピエロマンは、虎時の漫画家仲間の服部雪哉でした。仲間たちの中で唯一ヒット作を出せていない服部は、自殺を考えるほど追い詰められていたようです。そこに目を付けた黒幕・真のピエロマンが服部をピエロマンとして動くように操ったんですね。 しかし、まだ本物のピエロマンは誰か分かっていません。 3巻では虎時が幼少期の頃に描いたピエロの絵がキーとなっています。彼が幼少の頃に一体何を見たのか、何故その記憶に蓋をしてしまっているのか。当時何があったかが今後のピエロマンの鍵になると考えられます。 ディープフェイクの動画を作成できること、虎時の幼少期に関わっていることを踏まえると、ITに精通している人物であり、年齢は虎時より上なのではないかと考えられます。もしくは幼少期見たピエロの子どもなどでしょうか。 そして虎時、犬飼先生、黒木をあっさり倒してしまう身体能力から見ると女性とは考えにくいです。元妻の線は限りなく低くなりました。残るは編集長などですが、新たな登場人物の可能性も考えられます。

犯人として登場するピエロマンのビジュアルはとにかく怖くて不気味。ホラー要素が強いこの作品ですが、謎を追いかける展開が気になり、ついついページをめくってしまいます。 特に虎時の愛する人が次々に殺されていく展開にはゾクゾクが止まりません。しかし、それは、犯人候補も同時に減っていくということ。最後に残ったのがピエロマンなのか、それともすでに近くに潜んでいるのか……。今から最終回が楽しみです。

今回は、漫画家が自分の生み出したキャラクターに襲われるサスペンスホラー漫画『ピエロマン』のあらすじをネタバレ解説していきました。一度読み始めたら、ピエロマンの正体がわかるまで離れられなくなること間違いありません！