漫画『瓜二つの娘』のあらすじネタバレ&見どころ紹介!恐怖の毒母との日々
母親から完璧を求められ続けている紗音が、出来が悪いと母親から見放され気味の弟の死をきっかけに、母親に対し疑心暗鬼になっていくミステリー漫画『瓜二つの娘』。 終始ゾッとする描写が続き、保護者であるはずの母親に対して恐怖が止まらなくなります。 この記事では、『瓜二つの娘』の3話までのネタバレ、あらすじを詳しく紹介していきます。
1-3話ネタバレ感想
主人公・紗音の家は父親が失踪し、母親と弟との3人暮らし。 母親は紗音から常に完璧を求められ、全てが母親の言いなり。一方弟の大雅は、母親の言うことをあまり聞かず、母親からも見放され気味でした。ついに母親は子どもが紗音だけだったら、という言葉まで漏らすように。 ある日、大雅は仲直りの印だと母親からリンゴジュースをもらってきます。しかしその日、大雅は川で溺れ亡くなります。紗音は母親を怪しみ始めますが、証拠のリンゴジュースのパックは回収されてしまいます。 警察に言おうにも証拠が無く、紗音は大人になるまで待つことを決意するのでした。そして、中学では良い高校に入るため必死で勉強を始め……。
ずっと怖すぎしんどい。こんな毒母ホラーじゃん。
『瓜二つの娘』の見どころ
家の中に最大の敵がいる恐怖
ずっと幼い頃から何でも母親の言いなりに育ってきた主人公の紗音。バイオリンも矯正も勉強も、言われるがままにやってきました。 しかし、弟の大雅の死をきっかけに、母親に対して不信感を覚え始めます。弟を殺したのは母親かもしれない。疑い始めると、全ての行動が恐怖に繋がります。 消えた証拠、毎朝かわりに出され続けるリンゴジュース、警察に駆け込んだことも見られている。 家庭内はもはや安心できる場所ではなくなるのです。 まだ小さい子どもで、大人になるまで何もできないと悟った紗音が、これからどうやってこの環境を生き延びていくのか目が離せません。
フルカラーで演出されるホラー表現
本作は、フルカラータテヨミが流行している韓国の漫画を翻訳したもの。この作品は、そのフルカラーである良さを存分に発揮しています。 最も作品中で恐怖の存在として描かれている母親の顔は、終始ざらついたグレーで表現されています。 特に、紗音が大雅の死について友人の瞬に相談して就寝したあと、ドアを開けそっと入ってくる母親の表情の読み取れなさは恐怖を煽ります。 そして、リンゴジュースを見つけ、手に取るシーンは母親の手や背景のコントラストのどぎつさで鳥肌が止まらなくなってしまいます。 タテヨミで顔が現れるのも、恐怖ポイントのひとつです。
『瓜二つの娘』あらすじをネタバレ解説しました!
この記事では『瓜二つの娘』のあらすじやネタバレを詳しく紹介してきました。紗音は無事に成長し大人になって大雅の復讐を果たすことができるのでしょうか?母親から逃げ切るまで読むのをやめることができませんね!