漫画『現実主義勇者の王国再建記』10巻まで全話ネタバレあらすじ＆感想！超王道異世界頭脳ファンタジー

祖父から大切な遺言を受け取った主人公が突然異世界に勇者として召喚され、現代の知識を活かしながら国の復興を目指すファンタジー漫画『現実主義勇者の王国再建記』。 そんな本作は、バトルだけではなく頭も使った王政ストーリーが見どころな作品です。 ここからは本作の10巻までのあらすじ・ネタバレや、感想を紹介していきます！

祖父からの「家族を作り、何が起きても守り抜け」という遺言を胸に生きている相馬一也。しかしある日、突如として異世界に召喚されます。王道の異世界召喚ストーリーですね！ 勇者になった彼は、この世界で起きていることを国王から説明されます。どうやら魔王の襲来する日が近いらしく、今現在国家が抱える不安要素や課題が山積みとのこと。現代の知識を持っていた一也(ソーマ)は、他国からの進軍に備えて富国強兵策を打ち出します。 王政に関わり始めますが国王から聞かされた言葉は、王位を譲るというもので……。周りの空気に流され継承権を得てしまいますが、知識を活かして国を導くのでした。

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エルフリーデン王国の国王となったソーマ。勇者として冒険することはなく、王政に力を入れていました。さまざまなトラブルが解決していく中、災害が国を襲い始めます。さらに陸・海・空軍を統べる三公も現れ、政策は混沌へと化していくのでした。 一方王宮内では、突然国王になったソーマへの反感が出ています。特に陸軍大将で獣人族のゲオルグ・カーマインが反抗的な態度を取り始め……。トラブルが絶えないですね～。 そしてついにゲオルグが反乱を起こし、隣国のアミドニアも不穏な動きを見せます。やること成すこと悪手となりながらも、ソーマはゲオルグの策略を見抜くのでした。

ゲオルグを始めとした反乱分子の戦いに決着をつけたソーマ。一方アミドニア公国も暗躍し始めていましたが、ソーマはすぐに対処に動きます。 先の先を読んだ計画はアミドニア軍に効果覿面で、エルフリーデン王国の勝利は目前まで迫っていました。しかし国王・ガイウス八世がソーマに襲い掛かり、絶体絶命のピンチに陥ります。戦いは終わりに近づいていますね……。 なんとかガイウス八世を退けることに成功し、長きにわたる戦いに終止符を打つのでした。戦争が終わったのもつかの間、ソーマはすぐさま事後処理に動き出します。なんと突然、アミドニア公国の首都・ヴァンに娯楽番組を放送し……。

ソーマはヴァンを占領下に置き、多くの市民から指示を得ることに成功します。一方アミドニア公国はヴァンの返還を求めてきますが、ソーマが聞き入れることはありませんでした。国のためにどこまでもひたむきに考えるソーマが格好良い！ そんなソーマのもとに、1人の女性がやってきます。彼女は帝国女皇の妹・ジャンヌ。どうやらアミドニア公国では内戦が勃発し、すでに国が制御できない事態に陥っているとのこと。さらにジャンヌから同盟を結ぼことを提案されます。 会合を終えてヴァンの返還も完了したソーマ。そこへ大罪を犯したゲオルグがやってきます。さらに元空軍大将のカストールとも再会を果たし……。

アミドニア公国の新たなる王・ユリウスは、ヴァンで圧政を敷いていました。その結果、国内では反乱が勃発。情報を耳にしたソーマは再びヴァンに赴いて、国そのものを制圧するのでした。さらに国全土の併合を宣言し、フリードニア王国を建国します。 外交問題はひと段落し、無事に王宮へ帰還することに成功したソーマ。王座につくや否や、早速国内の課題を解決するために動き始めます。最初に片づけなければならないのは、魔王軍によって住む場所を奪われた難民の問題です。骨の折れるような作業ですよね……。 ソーマは難民に寄り添うのではなく、あえて論理的に会話を広げます。

本作の主人公であるソーマは、異世界に召喚されたにもかかわらず特別な能力を持っていません。与えられたのは事務系のスキルのみ。異世界ファンタジー作品と言えば、最強のチート技などが登場しがちですが、ソーマには一切バトル系の能力がないのです！ そのためバトルでは圧倒的な力を見せての勝利とはいきませんが、頭脳を最大限活かして敵を倒していきます。戦闘能力の高さだけがチートではないと思わせてくれる格好良い主人公の姿に惚れるはず！

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