『フェルマーの料理』のあらすじネタバレ!原作漫画の打ち切り説や最終回は?
数学と料理が出会う新感覚グルメ漫画『フェルマーの料理』が、2023年10月より実写ドラマ化されることが決定!本記事では、原作漫画『フェルマーの料理』の感想をネタバレありで紹介。また原作者についてや、『フェルマーの料理』打ち切り説についても紹介していきます。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。
【ネタバレなし】『フェルマーの料理』のあらすじ
数学の優れた才能を持ち数学者を志すも、数学オリンピックで限界を感じて夢に挫折した高校生・北田岳(きただ がく)は、学食のアルバイトでだらだらとした日々を過ごしていました。岳が退学の危機に瀕したとき、謎の若き天才シェフ・朝倉海(あさくら かい)と運命的な出会いを果たします。 それを機に料理の道へ進んだ岳。数学的思考から生まれる料理を武器に、料理人として成長していきます。「数学」と「料理」が出会ったとき、生まれる驚きの料理とは……!?
作者は「アオアシ」の小林有吾先生
『フェルマーの料理』の作者は、大人気サッカー漫画『アオアシ』の小林有吾先生です。 2015年に『ビッグコミックスピリッツ』にて連載が始まった『アオアシ』は、2017年マンガ大賞第4位、2020年小学館漫画賞一般部門を受賞。 2023年6月時点で単行本の累計部数が1800万部を突破する大ヒット漫画です。2022年4月にはテレビアニメ化され、「NHK Eテレ」で放送されました。
『フェルマーの料理』の前作は『てんまんアラカルト』?
漫画『フェルマーの料理』には前作だと言われている作品があります。それが小林有吾先生の『てんまんアラカルト』です。 『てんまんアラカルト』はある天才シェフに憧れる高校生・七瀬蒼司を主人公としたグルメ漫画。主人公の親友として朝倉海が登場するなど、『フェルマーの料理』と同一人物・同一設定がいくつか見られるのです。 『てんまんアラカルト』の朝倉海は高校生で、『フェルマーの料理』では23歳なので、舞台は数年前ということになります。
『フェルマーの料理』のネタバレ感想
天才シェフ・海のナポリタンに出会って、料理が数式を解くのと同じ面白さを持つものだと気づく岳が、料理に夢中になっていく姿が微笑ましくて魅力的。ただの料理漫画ではなく、なぜその料理を作るのかというストーリーがしっかり描かれているので引き込まれます。
「料理」×「数学」ってどういうことかと思ったけど、読んでみると納得。お客さんが料理を食べるまでの時間を計算した温度設定、具材を火にかける順番など、美味しく作る工夫に数学が使われていました。普通に勉強になるし、今までにない独特な感性が面白いです!
主人公は数学の才能を持つ高校生だけど、静かな優等生タイプではなくて、少年漫画の主人公らしい熱さを持っているのが良い!一方で天才シェフの海は、狂気的で影のあるイケメン。この2人の相性が抜群だし、変人だけど魅力的なキャラクターばかりでさすが『アオアシ』の小林先生だと思いました。
とにかく熱量がすごい!料理への思いや探究心、ワクワク感が伝わってきます。料理を「数式」にしてレシピを逆算するとか、これまでにない発想で新鮮。主人公が成長するたびにこちらも嬉しくなります。「挫折の先の再チャレンジ」というのも読者の背中を押してくれる感じがして好きです。
『フェルマーの料理』に打ち切り説が?
『月刊少年マガジン』(講談社)で2018年10月号から連載されている『フェルマーの料理』ですが、打ち切り説が流れることがあります。 その理由は連載が途切れることがあるからなのですが、『フェルマーの料理』はもともと不定期連載であり、2023年9月現在も打ち切りにはなっていません。ちなみに小林有吾先生は、2015年から『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて『アオアシ』も同時に週刊連載しています! また前作『てんまんアラカルト』が打ち切りのような形で急に終了してしまったことも、打ち切り説が流れる理由なのではないでしょうか。
『フェルマーの料理』の魅力
岳の料理!数学的思考でつくるナポリタン
『フェルマーの料理』の魅力を語る上で外せないのが岳の料理です。岳が料理に興味を抱くきっかけとなったナポリタンは、数学が得意な岳の数学的思考が詰まっています。 麺をもちもちにするために炒める前にパスタを冷水でしめ冷やしたり、具材の美味しさを活かすために炒める順番にこだわったり、ケチャップはフライパンの縁に入れたり……。岳は「美味しい」を導き出すために料理の手順を解いていきます。 数式を解くワクワクと料理の楽しさに共通点を見出す岳。数学が苦手な人にもわかりやすく解説してくれるので、どんな人でも楽しめます。
海の料理への熱と笑顔のギャップ
若き天才シェフの海は、原作では茶髪でイケメンの一見チャラそうなキャラとして描かれています。しかし、料理への情熱は本物で狂気じみた顔を見せることも。 岳の料理の才能に気づきワクワクする表情や、岳の料理に嫉妬する表情、かと思えば子どもみたいにかわいく笑ったりとたくさんの表情が見られるのが魅力的です。 チャラそうなのに料理には本気、真剣なのにたまに見せる笑顔、海はたくさんのギャップで見る人を魅了してくれます。
『フェルマーの料理』の登場人物
北田岳役/高橋文哉

数学者への道を諦めてしまったが、料理と出会い新たな夢に突き進む高校生・北田岳(きただがく)を演じるのは高橋文哉です。 『最愛』『君の花になる』などに出演し、ビジュアルの良さ、キラリと光る存在感、演技力の高さで知られています。高校生のときに調理師免許を取得しており、特技に料理をあげるほど料理の腕には自信があるそうです。 『フェルマーの料理』では存分に料理の腕を発揮してくれるでしょう。周囲の人が思わず応援したくなってしまう岳のひたむきさも、高橋文哉なら上手に表現できそうです。
朝倉海役/志尊淳

謎めいた若き天才シェフ・朝倉海(あさくらかい)を演じるのは志尊淳です。『きみはペット』『女子的生活』などに出演し、どんな役柄も演じられるカメレオン俳優として知られています。 料理経験はほぼないそうですが、謎めいたイケメンである海の雰囲気はバッチリですよね。原作で海はかっこいいからかわいいまでさまざまな表情を見せてくれます。カメレオン俳優である志尊淳なら、原作ファンも納得の朝倉海を演じ切ってくれるでしょう。
『フェルマーの料理』のあらすじネタバレ!原作漫画の打ち切り説も
実写ドラマ化が決定した『フェルマーの料理』。主人公・岳を高橋文哉、天才シェフの海を志尊淳が演じます。料理×数学の新感覚ストーリーが気になった方は、ぜひドラマ化前に原作をチェックしてみてくださいね!