2023年12月25日更新

『フェルマーの料理』の最終回ネタバレ・全話あらすじ!ドラマの結末予想や原作漫画の打ち切り説も

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数学と料理が出会う新感覚グルメ漫画『フェルマーの料理』が、2023年10月より実写ドラマ化が放送中!本記事では、原作漫画とドラマのあらすじをネタバレありで紹介。 また原作者についてや、『フェルマーの料理』打ち切り説、最終回の結末や冒頭シーンの「2024年」についても予想していきます! ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。 >2024年の岳が闇落ちした理由とは >レストランKの結末とは?最終回(第10話)のネタバレ

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【ネタバレなし】『フェルマーの料理』のあらすじ

数学の優れた才能を持ち数学者を志すも、数学オリンピックで限界を感じて夢に挫折した高校生・北田岳(きただ がく)は、学食のアルバイトでだらだらとした日々を過ごしていました。岳が退学の危機に瀕したとき、謎の若き天才シェフ・朝倉海(あさくら かい)と運命的な出会いを果たします。 それを機に料理の道へ進んだ岳。数学的思考から生まれる料理を武器に、料理人として成長していきます。「数学」と「料理」が出会ったとき、生まれる驚きの料理とは……!?

【ドラマ】第1話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

岳(高橋文哉)は幼い頃に母を亡くし、父の勲(宇梶剛士)と2人暮らし。世界的な数学者になるのが夢で、勲は岳を東大に入れたいと願っていました。岳は名門であるヴェルス学園に入り、学園内の食堂のアルバイトを始めます。 バイト中に賄いのナポリタンを作った岳。そのナポリタンを、見ず知らずの海(志尊淳)という男が勝手に食べ始めたのです。海は「何度?」聞き、岳は「45度」と答え……。海はその場を立ち去りました。

ネタバレ

理事長の西門(及川光博)に呼び出された岳は、次の数学大会に出るよう命じられます。しかし岳は数学オリンピックで、他の天才たちには敵わないと挫折。出場を断ると、怒った西門は岳を退学処分にしたのです。 絶望する岳の前に再び現れた海は、「お前の数学の才能は料理のためにある」と言い出し……。海はナポリタンを岳に振る舞い、岳はその美味しさに感動します。 岳は同級生の亜由(白石聖)に誘われ、日曜にあるレストランへ。そこはミシュラン2つ星の「K」というお店で、海はオーナーシェフだったのです。その日「K」は西門や有力政治家が貸し切りにしており、岳はその様子を見学することに。 すると海は岳に、コースのメインを作るよう指示。岳は戸惑いながらもナポリタンを作り、フォークを45度に温めて提供します。客たちは美味しさに感動し、西門はメインを作ったのが岳だと知り驚きました。無事岳の退学は撤回され、海の作戦は成功したのです。 岳は東大に合格するも、入学を辞退して料理の道に進むことを決意。勲も岳の夢を後押しし、岳は再び「K」にやってきます。海と岳は固い握手を交わし、海は賄いを作って他のシェフから1ヶ月以内に合格をもらうよう岳に指示を出したのでした。

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【ドラマ】第2話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

岳(高橋文哉)は海(志尊淳)の家に居候することになり、「K」での仕事が始まります。しかし海は、賄い試験の期日を1ヶ月ではなく1週間にすると言い出し……。岳は早速初日を迎えますが、想像以上の激務に驚きます。 2日目は急遽臨時休業になり、3日目。岳は「皆疲れてる」という寧々(宮澤エマ)の言葉をヒントに、肉じゃがを作りました。皆作り方には感心したのですが、「なぎ倒される1品がほしい」と不合格に。 その後もサムゲタンや牛フィレ肉の賄いを作りますが、どれも不合格。落ち込む岳は、同じく上京し大学で水泳を頑張っている亜由(白石聖)と再会します。亜由は怪我をしてしまい、「厳しいな東京……」と分かち合いました。

ネタバレ

そんな亜由は、岳にお弁当を作ってくれていました。地元の甲州みそを使ったお弁当にヒントをもらった岳は亜由にお礼を言い、急いで走り出します。岳は「数字が見えた」と言い、数学の渦に巻き込まれていき……。 翌日から、岳の動きは変わります。岳は料理人の動きを観察して、複数の関数を用いてベストな動線を考えていました。賄いのチャンスはあと2回。岳は「ノスタルジー」というテーマで、あらゆる国籍のスタッフを満足させる賄いを作ります。 岳はフィレ肉と、じゃがいもを使ったマッシュポテトを作り、料理に肉じゃがの風味を沁み込ませます。そんな「世界水準の肉じゃが」は、無事合格。 岳は黒服を手に取り、シェフたちから名前を教えてもらったのでした。海も「数学やってて良かったな」と、岳の頭を撫でます。しかし孫六(板垣李光人)は納得してない様子で……。 2024年。孫六は岳に料理を出すも、「いらない」と突き返されます。「お前どうしちゃったんだよ!」と胸ぐらを掴まれた岳は、「なんなんだよ」と孫六を睨み返したのでした。

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【ドラマ】第3話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

海(志尊淳)は翌日を再び臨時休業にし、大事なお客様が2名来ると言います。そしてその厨房を岳(高橋文哉)に任せ、孫六(板垣李光人)をサポートに任命。食材は海が用意し、岳にメインだけを作って提供するよう指示したのです。 翌日、「K」にやってきたのは国会議員の魏一(堀部圭亮)とその娘・神楽(久保田紗友)。神楽は岳の数学時代のライバルで、幼馴染。海は全てを知っており、あえて岳に料理を任せることにしたのです。

ネタバレ

岳は早速料理を開始します。岳は蘭菜(小芝風花)が行っていた味の相乗効果を使って料理しますが、3つ以上の食品を掛け合わせると相乗効果は期待できないと判明。岳は改めて甘鯛を使って違う料理を作り始めます。 魚の捌き方も分からない岳でしたが、何とか料理は完成。そして少し席を外している間、なんと孫六は料理を全て食べてしまったのです。孫六は岳の作った料理の美味しさに感動し、「どうして素人みたいなお前のレシピが……」と悔しさを滲ませました。 すると岳は、孫六が考えていたレシピをヒントに一緒に料理を作ろうと提案。こうして2人は甘鯛と生ハムの相乗効果を狙った「甘鯛のお茶漬け」を作り上げます。魏一も神楽も、その美味しさに感動しました。 岳は数学的思考を使って、フレンチと和食を融合した料理を作りました。それを見た神楽は、「今の北田くんは面白い」と絶賛。孫六もようやく岳に名前を名乗り、父が京都の料理人であることを明かします。岳と一緒に料理を作れたことを「楽しかった!」と言い、笑顔になったのでした。 2024年。シェフたちは皆岳に対して不満を持っている様子。そして蘭菜は、「もう限界。岳からこの店を取り戻すしかない」と言っていて……。

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【ドラマ】第4話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

海(志尊淳)は「K」の皆に、綿貫(早乙女太一)から予約が入ったと告げます。綿貫は有名なレストランレビュアーで、「K」は前回大絶賛を受けていました。しかし最高評価である「通いたい」という言葉はもらえていません。 そこで海は、コース担当を変更すると発表します。メインの肉は蘭菜(小芝風花)、前菜は岳(高橋文哉)が担当することに。 その後海は、いつもの淡島(高橋光臣)と渋谷(仲村トオル)との密会へ。海は自分の目的に必要な駒を見極めていると話し、「俺には時間がない」と言い出し……。

ネタバレ

岳は前菜作りに取り掛かりますが、なかなかメニューが決まりません。すると岳は「綿貫の顔が見えない」ということに気づき、これまでの綿貫の評価をチェックしてメニューを決めようとします。 そんな中、岳は蘭菜と中華料理店で鉢合わせます。2人は店自慢のあんかけ焼きそばに感動。蘭菜は母・桜(釈由美子)もフレンチのシェフで、母の店で働くことが夢だったと語ります。さらに女性シェフへの偏見があることも告げ……。 岳は、プロと素人の違いは「どんな状況でもいかに自分の料理を作れるか」だと気づきます。岳は綿貫の顔を見ず、イチジクを使ったベニエを作りました。イチジクを52度で揚げ、綿貫に料理を出します。 綿貫の評価は、料理は褒めたものの前菜がコースのバランスを崩したと評価。そこで岳はあんかけ焼きそばをヒントにソースを作り直し、綿貫に「通いたい」と評価されたのです。 実は海が綿貫に近日中に来訪するよう提案しており、海は岳の前菜のバランスの悪さに最初から気づいていたのでした。 蘭菜のメインは、綿貫からも大絶賛。すると蘭菜は海に「店を返して」と告げます。実はこの「K」は3年前まで桜の店で、海が買収していたことが分かり……。

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【ドラマ】第5話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

海(志尊淳)は蘭菜(小芝風花)の母・桜(釈由美子)の店を買い、蘭菜は桜の店を買い戻すため「K」で働いていました。メインを任せられ店を取り戻そうとした蘭菜ですが、海は「お前には決定的に欠けているものがある、出てけ」と告げ……。 岳(高橋文哉)は店を辞めてしまった蘭菜を連れ戻そうと動きます。その頃西門(及川光博)は渋谷(仲村トオル)と淡島(髙橋光臣)に会い、「K」を買収したいと提案。さらに西門は蘭菜に、買収後の店のシェフになってほしいと提案したのです。

ネタバレ

岳は蘭菜の実家に行き、桜に「蘭菜さんを救うのはお母さんです」と伝えます。桜は仔羊のローストを作って岳に振る舞い、帰宅した蘭菜も一口。岳は正直に蘭菜の料理の方が美味しいと答え、桜は真実を明かし始めました。 桜は蘭菜を妊娠してパリのレストランをクビになり、日本で小さな店を開きます。立退き話を断ると、そこから西門の攻撃が始まりました。西門は桜が女性シェフであることを暴露し、店を酷評。 その時に海が店を買うと提案し、桜は逆に安心し……。海は蘭菜を雇って育て、自ら憎まれ役を買ってくれていたのでした。 蘭菜は海に頭を下げ、チャンスをもらいます。それは、西門に料理を提供すること。蘭菜は「K」のメンバーと協力して、「仔羊のロースト」と「焼きナスと仔羊のパンペルデュ」を作り上げます。 パンペルデュはフレンチトーストのことで、岳が食べたフレンチトーストがアイデアになっていました。蘭菜は西門の前に現れ、これからも海についていくこと、自分が女性シェフであることを隠さないと決め……。西門は怒って、海に「私は秘密を知っているからな」と言い残し去っていきました。 帰宅後岳が海にフレンチトーストを振る舞うと、海は「群れるな。俺と一緒に料理の真理の扉を開くことだ。時間がないんだよ!」と岳の胸ぐらを掴み……。

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【ドラマ】第6話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

海(志尊淳)はホテルで開催されるパーティーの仕事で、コンペを行うとKのみんなに発表します。デザートは布袋(細田善彦)で、それ以外のスープ、前菜、メインは何を作ってもいいとのこと。勝者は1人で、勝った人間がフルコースをまとめあげると告げたのです。 岳(高橋文哉)以外のシェフは、コンペにやる気満々。しかし岳は争いが嫌いで、コンペには出ないつもりでいました。岳はしばらく帰ってこない海を偶然見かけ、後を追います。 そこには渋谷(仲村トオル)と淡島(髙橋光臣)がおり、海は渋谷と淡島の夜食を作るために留守にしていたことが発覚。

ネタバレ

岳はKの皆で争いたくないと思っていましたが、怖さよりも楽しさが上回ることに気づき、コンペ出場を決めます。岳は布袋の昔話を聞き、布袋が今はKのスーシェフであることに満足していると聞き……。 迎えたコンペの日。岳は前菜、スープ、メインの3つが楽しめるクスクスを使った料理を出します。それは布袋の思い出の品で、カツレツをアレンジしたレシピ。 岳は布袋のレシピを使って布袋がすごいことを証明したかったと言うも、布袋は「なめてるのか」とコンペに急遽参加することに。 布袋もカツレツを作りましたが、岳の方が上回っていました。海は布袋がスーシェフになってからレシピを考えなくなり、あえてコンペから外していたのです。店を畳んでから戦うことを辞めていましたが、布袋は涙を浮かべ反省し……。 コンペは、岳の勝利。岳はどんなパーティーで料理を作るのかパンフレットを見ると、そこには数学時代のライバル・広瀬(細田佳央太)の名前が。岳は過呼吸になり、倒れてしまったのでした。

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【ドラマ】第7話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

広瀬(細田佳央太)は将来、岳(高橋文哉)と神楽(久保田紗友)を助手にして数学の真理の扉を開くことを夢見ていました。広瀬は神楽に「俺ら結婚してみない?」と言い、数学のことしか頭にない様子。 広瀬は勝手にKの厨房に現れ、岳が料理をしていることが数学のためであると勘違いしていました。岳はKの皆に、「広瀬の存在そのものが数学を諦めることになった理由だ」と説明し……。

ネタバレ

岳はそんな広瀬を納得させるフルコースを作るため、Kの皆の協力を得て試行錯誤を繰り返します。一方蘭菜(小芝風花)は、海(志尊淳)が岳に店を譲ろうとしていると感じていました。しかし海は、「岳は自分のサポート役」と断言。 岳の元に、亜由(白石聖)がやってきます。亜由は水泳の海外留学の話を受けており、岳は背中を押しました。岳と亜由が着ていたパーカーを交換。2人は握手をし、別れたのでした。 海はついに倒れてしまい、医師だった淡島(高橋光臣)は「医者として無理はさせられない」と告げ……。 パーティー当日。岳はなんとかコース料理を作り上げるも、広瀬は食に興味がなく食べようともしません。岳は皆の励ましを受け、広瀬が食べてくれる一品を思いつきます。海も「最初で最後だ」と岳の料理を手伝いました。 岳はフィボナッチ数列を応用した、見た目の美しい一品を広瀬に出します。広瀬も見た目に感動し、味にも満足。広瀬は岳を料理人と認め、「料理で宇宙の真理にたどり着くべきだ」と伝えたのでした。 海は岳に、2週間パリに行くからKの料理長を任せると告げます。しかしそれは嘘で、それは岳が見た最後の海の姿で……。

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【ドラマ】第8話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

海(志尊淳)がKを去り、寧々(宮澤エマ)の居場所も分からなくなってしまいました。岳(高橋文哉)は2週間料理長を務めることを決めますが、蘭菜(小芝風花)も2週間店を休むとのこと。しかし2週間経っても、海はまだ帰ってきません。 2005年。海は10歳の時にパリで渋谷(仲村トオル)に出会いました。渋谷は海を拾い、料理人として海を育て始めます。「この世界を極めたいなら孤高を突き詰めろ」と言われた海は、必死に料理を覚え……。

ネタバレ

蘭菜はフランスで海を探していました。しかし店を出すという情報は全くなかったようで、岳は予約が埋まっているKで料理長を務めることを決意。 そんな岳と蘭菜の元に、西門(及川光博)がやってきます。海がいなくなったKに興味があるという西門は、海の診断書を2人に見せました。海の病気は、聴神経腫瘍。3年前から患っており、西門は岳を料理長にして店の経営権を譲ってほしいと言い出し……。 3年前に病気が見つかった海は、淡島(高橋光臣)の手術を受けるために日本に戻ってきました。しかし手術を受けられる状態ではなく、海は世界から最高のシェフを集めてKをオープン。そして足りなかった最後の脇役、岳をKに招いたのでした。 現在、寧々はKに戻り海の帰りを待つとのこと。そして岳も海の帰りを待つと決め、西門の申し出を断りました。岳は髪を整え、目つきを変えて厨房に向かいます。 一方亜由(白石聖)は、水泳の留学に今日出発すると岳に連絡。亜由は以前岳にサボテンをプレゼントしていて、岳は見送りには行きたいと考えていました。岳は「しんどい時は連絡をして」と言い、「北田は私のヒーローだ」と亜由は電話を切ったのでした。 岳は海が書いた「孤高」のカードを見つめ、料理長の道へ。しかし2024年、岳は人が変わったように厳しくなり、蘭菜に料理を作り直せと命令していて……。

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【ドラマ】第9話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

海(志尊淳)がいなくなって1年。Kでは岳(高橋文哉)が料理の真理を追及しすぎるあまり、他のスタッフたちはついていけず疲弊していました。Kのミシュランは二つ星から一つ星に。岳は星を1つ落とし、ますます自分を追いつめるようになったのです。 蘭菜(小芝風花)はこの状況に耐えきれず、Kを辞めてしまいます。そして海に「店を救うのはあなたしかいない」とメールを送り……。

ネタバレ

Kにはナッツアレルギーの客が来店。すると岳は急に、客全員のメイン料理、さらにコース料理全体を変更すると言い出します。 岳は今からレシピを考えると言い、「真理の扉が開きそうなんです」と必死に。布袋(細田善彦)はとりあえず前菜を出そうと言いますが、岳は頑なに拒否します。 布袋は岳を庇って最後までついていこうとしましたが、限界を迎え全員が店を出て行ってしまいます。入店してから1時間も経っていたことから客も帰すことになり、岳は思っていた結果にならず頭を抱えました。 1人になった岳は、亜由(白石聖)からもらった枯れないサボテンを枯らしていたことに気づきます。そして父の勲(宇梶剛士)が事故に遭い、岳は急いで病院へ。幸い軽傷で、勲は落ち込む岳を抱きしめ「挫折ができるのも人生のすばらしさ」と声をかけ……。 岳は海に教えられた言葉を胸に、海の元へ。岳はKをダメにしてしまったことを謝罪し、海も店に戻れなかったことを謝ります。岳は必死に、海に料理の世界に戻ってきてほしいと説得。味覚がなくても2人でお互いを補い、「海さんの物語は僕が終わらせない」と宣言しました。 海は店に戻ることを決意。岳は白服に戻り、厨房に立ちます。しかしそこにやってきた蘭菜は、「もう二度と岳に料理はさせられない」と告げ……。

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【ドラマ】最終回のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

2005年。少年の海は渋谷(仲村トオル)に拾われ、ハンバーグを作ってもらいます。その美味しさに感動した海に、渋谷は「昨日真理の扉が開いたんだよ」と伝え……。 現在。海(志尊淳)は岳(高橋文哉)とともに料理を作る決意をしますが、渋谷は反対します。さらに蘭菜(小芝風花)も岳のこれまでの行為が許せず、「ここには来ないで」と告げました。そして海と岳は、翌日渋谷に料理を振る舞うことになり……。

ネタバレ

岳はKの皆に会いに行き、これまでのことを謝罪します。そして明日Kに料理を食べに来てほしいと頼むも、皆に断られてしまいました。 翌日、渋谷は海に「真理の扉を開くような料理を出してくれるんだよな」と念を押します。しかし海は体調が悪く、岳が1人で料理を作ろうとした時。蘭菜や布袋(細田善彦)などKの皆が集まってくれました。孫六(板垣李光人)のおかげで久しぶりに皆が集合し、海の指示で料理を作り始めます。 前菜、スープ、魚料理には全て、Kの皆のアイデアが盛り込まれていました。そして最後の肉料理。岳と海はハンバーグを出します。岳は1人ではたどり着けないところでも、皆でならたどり着ける。それが「真理の扉を開く」ことだと渋谷に訴えます。 すると渋谷は厨房に行き、昔海に作ったハンバーグを作ってくれました。岳はその美味しさに感動。渋谷は真理の扉は無限のループで、病に倒れても料理の道に進む海に「お前は神を超えた、頑張れよ」と背中を押します。 海も「俺に料理を教えてくれて、ありがとうございました」と渋谷に頭を下げ、渋谷は「美味しかった」と店を後にしました。 布袋は自分の店をやり直し、孫六は実家の店を継ぐことに。蘭菜はKを買い取り、海と岳は日本のどこかで店を出しました。そこにやってきたのは、亜由(白石聖)と神楽(久保田紗友)。岳は出来立てのナポリタンを出し、「僕らは1人じゃない」と海と料理を作るのでした。

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【考察】2024年の岳はどうなっている?

ドラマ内で映し出される2024年の岳は、すっかり闇落ちした様子になっていて視聴者も心配しています。 5話ラスト、2024年の岳は「僕に不満があるなら辞めればいい。全員僕には必要ない」と言い放ちました。海のように全員を見捨てるのかと問われると「僕とあの人のところまで、あなたたちは登って来られない」と言います。 このことから考えると、岳は海が去った後も数学的思考で料理を作り続け、脅威のスピードで一流シェフと呼ばれる実力を身につけ孤高の存在となってしまったのではないでしょうか。これなら全員を切り捨てるような発言も納得です。

気になる淡島と渋谷と海、3人の密会

海を尾行し、淡島と渋谷と海の密会を知った岳。以前、淡島と渋谷に対し「プロになれたら岳を紹介します」と海が言っていたことから考えても、2人は敵ではないでしょう。 謎の人物として描かれ得体のしれない2人ですが、密会では海は自分がいなくなった後のことを相談しているのではないでしょうか。 また淡島が「来年の花見くらいまでかな」と海の余命を告げるような発言をしていたことから考えると、淡島は医者の可能性もあります。海は味覚への影響など、体調面を相談していた可能性も考えられるでしょう。

海が抱える秘密は「味覚障害」?

海は「時間がない」と焦っていたり、料理を食べながら涙を流していたりと何かを抱えている様子です。また6話では、海が盛り付けだけを担当しているという情報もありました。海の抱える秘密とは、「味覚障害」の可能性が高いです。 海は味覚障害を患っているため、岳をスカウトして育てているのではないでしょうか。また淡島が「私が書いた書類だ」と言ったことや、渋谷が「朝倉海はもうシェフではいられない」という発言もありました。この2人は海の異変に気付いており、淡島は医師である可能性も考えられます!

【比較】恋愛要素あり!ドラマでも描かれる?

原作漫画では恋愛要素あり

『フェルマーの料理』の原作漫画では、恋愛要素が描かれています。まず蘭菜と海。漫画の3巻では2人が恋愛関係なの?と思わせるシーンが。蘭菜は料理人として海に憧れているのか、恋なのか、原作もまだ完結していないため2人の関係は必見です。 そして岳と亜由。原作漫画は亜由が岳に気があるようで、岳の良き相談相手でもあります。また数学仲間の神楽も、岳に気がある様子。岳が2人の気持ちに気づいているかどうかも、原作の見どころとなっています。

ドラマでも恋愛要素は描かれている?

ドラマでも原作同様、恋愛要素が描かれていますね。蘭菜は海の異変にも気づいていて、よく海のことを見ています。 これは、料理の腕を尊敬している以上の気持ちがあるようにも感じられますね。蘭菜は海に母の店を奪われたわけではないと分かり、そこから恋心を抱いていくのかもしれません。 また岳と亜由も頻繁に会っており、亜由が岳に気があることは間違いなさそうです。神楽は岳のことを「友達じゃない、仲間」と答えていましたが、自分の気持ちに気づいていないだけで好きなのかなとも思えます。ドラマの恋愛要素は、概ね原作漫画と同じように描かれていますね。

【原作漫画】第1巻のあらすじ・ネタバレ

北山岳は、数学者になるという夢を持って高校に通っています。しかし周りに強豪が多く、夢は叶わないと悟った岳。岳は学食でアルバイトを始め、そこに現れた朝倉海と出会いました。 岳は数学的な思考を使って、賄いのナポリタンを作ります。その様子を見た海は、岳の作ったナポリタンを食べて驚き……。岳は海の計らいもあって、自分に退学を告げた理事長にナポリタンを振舞い退学を免れたのでした。 無事に東大に合格したものの、東大には入らず料理の道に進むことを決めた岳。岳は、海がオーナシェフを務めるフレンチレストラン「K」で働くことになったのでした。

【原作漫画】第2巻のあらすじ・ネタバレ

岳は海の家で居候をしながら働くことに。岳には、賄いを作って1ヶ月以内にシェフたちから合格点をもらうというミッションが与えられます。岳は見習いの白服に身を包み、何とか賄いの「肉じゃが」を完成させます。しかし合格点はもらえませんでした。 シェフたちから厳しい言葉を浴びせられた岳は、偶然同級生の亜由と再会。亜由の作ったお弁当を食べた岳はあるアイデアを閃き、「世界に通用する肉じゃが」を完成させたのです。 無事に合格点をもらえた岳。そんな岳は数学を料理だけに生かすのではなく、スタッフの動きも数式化して素早く動く方法を見出していたのでした。

【原作漫画】第3巻のあらすじ・ネタバレ

岳は1人前になり、白服から黒服に昇格します。しかしまだお客様に食事を提供することはできず、ひたすら賄いを作るだけ。そんな岳は亜由と連絡を取り合っていますが、それ以上には進展せずにいました。 岳には数学を通しての友人、広瀬一太郎と武藤神楽がいます。そんな広瀬が、なんと数学界の功労章である楠瀬正美賞を受賞しました。そのお祝いで「K」が料理を提供することとなり、海は「広瀬に見合う料理を作れ」と岳に指示を出します。 こうして岳たちシェフは前菜、スープ、肉料理の3品を作り、競技会を通して料理人を決めることとなったのでした。

【原作漫画】第4巻のあらすじ・ネタバレ

岳は数学の「帰納法」を使って料理を作りますが、どれも不合格に。岳はデザート担当になったものの、今までデザートを作ったことがありませんでした。岳はなぜ、海が自分を未経験のデザート担当にしたのか頭を悩ませます。 ふとカフェに入った岳は父・勲からのメールを確認。そこには広瀬の論文が添付してあり、「整数論」について書かれていました。広瀬の孤独を感じた岳は、海のもとで必死に修行をして必ずデザートを作り上げると決意します。 その頃広瀬は、神楽にプロポーズします。しかし数式だけで全てを解く広瀬に対し、神楽はついていけないと感じていて……。そして、広瀬の授賞式が始まるのでした。

【最終回予想】原作の内容から考察!「2024年」の回想がカギ?

原作漫画の『フェルマーの料理』はまだ完結していないため、ドラマの結末はオリジナルのものとなる可能性が高いです。よって最終回がどうなるかは分かっていませんが、岳の数学的思考と料理の技術、そこに海の料理の才能が合わさって「唯一無二の料理を作り上げる」展開になると予想します。 そして2人が作り上げたレシピが世界中に広がり、2人が世界的な料理家として成功していくのではないでしょうか。

ドラマ第1話・2024年の回想シーンは?

ドラマ第1話の冒頭で、2024年の回想シーンが放送されました。黒服を着た岳が周りのスタッフたちに罵声を浴びせていて、そこに海の姿は見当たりませんでした。また第1話のラストでも、岳は蘭菜(小芝風花)に料理の作り直しを厳しい口調で命じていました。 考えられるのは、岳は料理を極めすぎて孤独になってしまったこと。それか海が岳に試練を与え、あえて厳しい状況に置いているシーンとも考えられます。海は何らかの意図があって岳を料理の道に誘ったと考えられるため、その思惑も気になるところですね。 そしてこの2024年のシーンは、岳が「K」に来てからわずか1年のこと。この1年に何があったのか、今後のドラマで描かれていくことでしょう。

『フェルマーの料理』原作漫画の感想

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天才シェフ・海のナポリタンに出会って、料理が数式を解くのと同じ面白さを持つものだと気づく岳が、料理に夢中になっていく姿が微笑ましくて魅力的。ただの料理漫画ではなく、なぜその料理を作るのかというストーリーがしっかり描かれているので引き込まれます。

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「料理」×「数学」ってどういうことかと思ったけど、読んでみると納得。お客さんが料理を食べるまでの時間を計算した温度設定、具材を火にかける順番など、美味しく作る工夫に数学が使われていました。普通に勉強になるし、今までにない独特な感性が面白いです!

吹き出し アイコン

主人公は数学の才能を持つ高校生だけど、静かな優等生タイプではなくて、少年漫画の主人公らしい熱さを持っているのが良い!一方で天才シェフの海は、狂気的で影のあるイケメン。この2人の相性が抜群だし、変人だけど魅力的なキャラクターばかりでさすが『アオアシ』の小林先生だと思いました。

吹き出し アイコン

とにかく熱量がすごい!料理への思いや探究心、ワクワク感が伝わってきます。料理を「数式」にしてレシピを逆算するとか、これまでにない発想で新鮮。主人公が成長するたびにこちらも嬉しくなります。「挫折の先の再チャレンジ」というのも読者の背中を押してくれる感じがして好きです。

作者は「アオアシ」の小林有吾

『フェルマーの料理』の作者は、大人気サッカー漫画『アオアシ』の小林有吾です。 2015年に『ビッグコミックスピリッツ』にて連載が始まった『アオアシ』は、2017年マンガ大賞第4位、2020年小学館漫画賞一般部門を受賞。 2023年6月時点で単行本の累計部数が1800万部を突破する大ヒット漫画です。2022年4月にはテレビアニメ化され、「NHK Eテレ」で放送されました。

『フェルマーの料理』に打ち切り説が?

『月刊少年マガジン』(講談社)で2018年10月号から連載されている『フェルマーの料理』ですが、打ち切り説が流れることがあります。 その理由は連載が途切れることがあるからなのですが、『フェルマーの料理』はもともと不定期連載であり、2023年9月現在も打ち切りにはなっていません。ちなみに小林有吾先生は、2015年から『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて『アオアシ』も同時に週刊連載しています! また前作『てんまんアラカルト』が打ち切りのような形で急に終了してしまったことも、打ち切り説が流れる理由なのではないでしょうか。

『フェルマーの料理』の前作は『てんまんアラカルト』?

漫画『フェルマーの料理』には前作だと言われている作品があります。それが小林有吾の『てんまんアラカルト』です。 『てんまんアラカルト』はある天才シェフに憧れる高校生・七瀬蒼司を主人公としたグルメ漫画。主人公の親友として朝倉海が登場するなど、『フェルマーの料理』と同一人物・同一設定がいくつか見られるのです。 『てんまんアラカルト』の朝倉海は高校生で、『フェルマーの料理』では23歳なので、舞台は数年前ということになります。

『フェルマーの料理』の魅力

岳の料理!数学的思考でつくるナポリタン

『フェルマーの料理』の魅力を語る上で外せないのが岳の料理です。岳が料理に興味を抱くきっかけとなったナポリタンは、数学が得意な岳の数学的思考が詰まっています。 麺をもちもちにするために炒める前にパスタを冷水でしめ冷やしたり、具材の美味しさを活かすために炒める順番にこだわったり、ケチャップはフライパンの縁に入れたり……。岳は「美味しい」を導き出すために料理の手順を解いていきます。 数式を解くワクワクと料理の楽しさに共通点を見出す岳。数学が苦手な人にもわかりやすく解説してくれるので、どんな人でも楽しめます。

海の料理への熱と笑顔のギャップ

若き天才シェフの海は、原作では茶髪でイケメンの一見チャラそうなキャラとして描かれています。しかし、料理への情熱は本物で狂気じみた顔を見せることも。 岳の料理の才能に気づきワクワクする表情や、岳の料理に嫉妬する表情、かと思えば子どもみたいにかわいく笑ったりとたくさんの表情が見られるのが魅力的です。 チャラそうなのに料理には本気、真剣なのにたまに見せる笑顔、海はたくさんのギャップで見る人を魅了してくれます。

『フェルマーの料理』の登場人物

北田岳役/高橋文哉

高橋文哉

数学者への道を諦めてしまったが、料理と出会い新たな夢に突き進む高校生・北田岳(きただがく)を演じるのは高橋文哉です。 『最愛』『君の花になる』などに出演し、ビジュアルの良さ、キラリと光る存在感、演技力の高さで知られています。高校生のときに調理師免許を取得しており、特技に料理をあげるほど料理の腕には自信があるそうです。 『フェルマーの料理』では存分に料理の腕を発揮してくれるでしょう。周囲の人が思わず応援したくなってしまう岳のひたむきさも、高橋文哉なら上手に表現できそうです。

朝倉海役/志尊淳

志尊淳

謎めいた若き天才シェフ・朝倉海(あさくらかい)を演じるのは志尊淳です。『きみはペット』『女子的生活』などに出演し、どんな役柄も演じられるカメレオン俳優として知られています。 料理経験はほぼないそうですが、謎めいたイケメンである海の雰囲気はバッチリですよね。原作で海はかっこいいからかわいいまでさまざまな表情を見せてくれます。カメレオン俳優である志尊淳なら、原作ファンも納得の朝倉海を演じ切ってくれるでしょう。

『フェルマーの料理』のあらすじネタバレ!原作漫画の打ち切り説も

実写ドラマ化が決定した『フェルマーの料理』。主人公・岳を高橋文哉、天才シェフの海を志尊淳が演じます。料理×数学の新感覚ストーリーが気になった方は、ぜひドラマ化前に原作をチェックしてみてくださいね!