2023年12月25日更新

日曜劇場『下剋上球児』最終回ネタバレ・全話あらすじ!結末は実話通りの甲子園出場?

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2023年10月期のTBS日曜劇場にて、ドラマ『下剋上球児』の放送されました!このドラマは菊地高弘の『下剋上球児』を元に企画されましたが、完全フィクションとして鈴木亮平の主演で放送されます。この記事では『下剋上球児』の全話あらすじを解説していきます! ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。 >念願の甲子園出場へ!最終回のあらすじ >原案小説の結末とは?

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【ネタバレなし】『下剋上球児』のあらすじ

南雲脩司(鈴木亮平)は、三重県立越山高校の3年目の社会科教師。大学まで野球に打ち込んでいましたが、怪我をきっかけに引退しました。大学も中退しスポーツトレーナーになったものの、32歳で大学に入り直して教師になり、教師として奮闘しています。 そんな南雲ですが、地元の大地主の孫が入学したことで生活が一変します。なんと廃部寸前になっていた弱小野球部の顧問に抜擢され……。2児の父としてプライベートでも奮闘する南雲が、果たして弱小野球部を成長させることができるのでしょうか。 元球児の社会科教師が、下剋上を目指します!

第1話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

2016年春。越山高校に勤務する3年目の南雲(鈴木亮平)は、定年が近い横田(生瀬勝久)から野球部監督を引き継いでほしいと頼まれます。 新しく赴任した山住(黒木華)は野球部顧問になることを張り切っていて、山住はすでに野球部に入ってほしい部員を探していました。 さらに地主の犬塚(小日向文世)の孫・翔(中沢元紀)が強豪・星葉高校の受験に失敗し、越山に入学することに。犬塚は野球の専用グラウンドを作るほどやる気ですが、南雲はまだやる気が出ず……。

ネタバレ

山住は南雲が野球経験者と知り、南雲の家に押しかけます。南雲は高校時代、監督の賀門(松平健)の全打席敬遠という作戦で勝ち上がったものの、世間から非難を浴びました。大学1年時にアキレス腱を切ってしまい、大学も野球も辞めた過去を打ち明けます。 南雲は「話を聞くだけなら」ということで野球部に加わることになり、4月に「犬塚ドリームグラウンド」が完成します。犬塚は張り切って越山の練習試合を勝手に手配。野球部は実質1人、新入部員は3人入りますが人数が足りません。 南雲と山住は9人揃えるために生徒たちに声をかけ、何とか人数を集めました。しかし練習試合当日、相手チームがドタキャン。南雲は急遽、下川原(鳥谷敬)率いる草野球チーム「越山ドーマーズ」を呼びます。 翔は見事なピッチングを披露しますが、野手のエラーでピンチに。するといつも1人で練習を頑張っていた誠(菅生新樹)がホームランを打ち、結果は2対12で負けましたが部員たちはやる気になったのです。 南雲は試合を見て、夏までの期間限定で野球部監督を引き受けることを決意。しかし賀門と再会した南雲は、「今年度を最後に教師を辞めようと思ってます」と賀門に話していて……。

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第2話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

3ヶ月だけ野球部監督に就任することにした南雲(鈴木亮平)は、山住(黒木華)の発案で部員の実力を測ろうとフィジカルテストを実施します。一方1年生の根室(兵頭功海)は、野球部に入ったものの学校自体を休みがち。気になった南雲は、根室の家に向かいます。 根室はフェリーで通学し、姉の柚希(山下美月)と苦労して生活している様子。南雲は根室の漁港でのバイトを手伝い、「ピッチャーをしてくれないか?」と頼みます。そんな時、星葉高校1年生との練習試合が決定したのです。 試合当日。先発の犬塚(中沢元紀)は賀門(松平健)に星葉に誘われていたのですが、受験で星葉を落ちていました。途中まで完璧に打者を抑えていた犬塚。しかし5回、満塁ホームランなどを浴び一気に5点取られてしまったのです。

ネタバレ

南雲はここで、根室をピッチャーに指名。その後椿谷(伊藤あさひ)が顔からヘッドスライディングをして怪我をしたため、元陸上部の久我原(橘優輝)が急遽代走することに。結果、試合は18-0で負けてしまいましたが、賀門は「強くなるぞ、あいつら」と言い残しました。 南雲は根室に、自身の硬式用グローブのお古をプレゼントします。そして南雲は山住を呼び出し、自分の秘密を明かし始めました。 南雲は「僕は本物の教師じゃありません」と言い、教員免許を持っていないことを告白。教員採用試験には合格したものの大学を卒業できず、南雲は教員免許や卒業証明書を偽造して3年前に越山高校の教師になっていたのでした。 山住は「それは犯罪では?」と驚き、南雲もそのうち賀門に気づかれるため今年で教師を辞めると決めていました。 一方他の学校の生徒に「ザン高」とバカにされた壮磨(小林虎之介)は、バットを振り上げていて……。

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第3話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

南雲(鈴木亮平)が山住(黒木華)に衝撃の告白をした時、2人の電話が鳴ります。バッティングセンターで、壮磨(小林虎之介)が絡んできた会社員を殴ってしまったとのこと。しかも相手がスマホを壊されたと騒ぎ始めたため、暴力事件に発展してしまいました。 その頃美香(井川遥)は、1年だけ東京で仕事に復帰してほしいと頼まれていました。しかし家族を置いて東京に行けないと思った美香は、すでにその話は断っていて……。このことを聞いた南雲は、無免許のことを美香に言い出せませんでした。

ネタバレ

南雲は壮磨の件に対応している間、野球部の練習に顔を出さなくなります。南雲は調べるうちに、殴ったのは壮磨ではなく兄の誠(菅生新樹)ではないかと思うように。2人は仲の悪い兄弟でしたが、壮磨は試合を控える誠を庇っていて……。 誠も悩んだ末、南雲に「壮磨やないです」と打ち明けます。南雲と誠は被害者に謝罪し、過大請求がバレた被害者は誠を訴えないことにしました。誠は試合には出ずベンチに座ることを決意し、暴力事件は解決したのです。 しかし南雲は野球部の練習に戻ってきません。部員たちが不安になる中、南雲はようやく美香に事実を打ち明けました。山住も対応に悩む中、いよいよ夏の抽選会当日を迎えます。 山住は横田(生瀬勝久)を監督とし、南雲を副部長として登録。山住は南雲に「共犯になります」と言い、南雲も「夏が終わったら決着をつける」と約束。 しかし賀門(松平健)はなぜ南雲が監督ではないのかと疑問に思い、南雲の大学の同級生から「落第して中退したと思ってた」と言われ……。

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第4話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

迎えた甲子園予選1回戦の日。南雲(鈴木亮平)はこの大会を最後に、教師を辞めることを決意していました。相手は多気高校。越山高校は1回から久我原(橘優輝)の盗塁などで、1点を先制します。 一方美香(井川遥)は、8月から1年間東京で働くことを決意。父・七彦(中村シユン)は家に残り、美香が子供2人を連れて行くことに決めます。しかし息子の青空(番家天嵩)は、東京には行きたくないと言い出し……。

ネタバレ

越山高校は1点を守ったまま、8回へ。しかしピッチャーの翔(中沢元紀)に疲れが出てしまい、2ランホームランを浴びてしまいます。ここで南雲はピッチャーを根室(兵頭功海)に交代。この試合を、壮磨(小林虎之介)も見に来ていました。 根室はいつも通りのピッチングを披露し、8回を抑えることに成功。そして迎えた9回。越山は最後の攻撃を迎えますが、早速2アウトに。2塁打者が残る中、最後のバッターは翔。南雲は代打を送らず、翔を信じじました。 翔はボールを打つことはできましたが、レフトにフェンス際ギリギリで捕球され3アウト。こうして越山高校の夏は終わりました。負けてしまいましたが、部員たちはコールドせず最後まで戦えたことを喜びます。 これで3年生は引退。壮磨は引退する誠(菅生新樹)に代わり、自分が野球部に入ることを決意します。犬塚(小日向文世)も越山には翔が必要だと分かり、これからは何も言わないことを約束しました。 南雲の教員免許のことは、校長(小泉孝太郎)の耳にも届きます。南雲は山住(黒木華)に「明日警察に行きます」と告げ、翌日南雲は美香と子供たちをタクシーで送り出し、校長と共に警察に向かいました。 しかし青空は東京には行かないと、発車ギリギリの電車から勝手に降りてしまい……。

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第5話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

南雲(鈴木亮平)の無免許は瞬く間に噂となり、学校は対応に追われます。南雲は学校を辞め、弁護士たちにその経緯を語り始めました。 幼いころに父親がギャンブルで借金を作り行方不明に、母親も逃げたことで保護者がいなくなった南雲。そんな彼は小学校の担任教師の寿(渋川清彦)に引き取られ、少しずつ心を開いていきます。 高校にも進学し、そこで賀門(松平健)に誘われ野球部に。教師になってもすぐ辞めようと思っていましたが、荒れていた生徒が変わることを目の当たりにし、やりがいを感じていました。

ネタバレ

美香(井川遥)は青空(番家天嵩)を迎えに来ますが、青空は東京には行かないと言い張ります。そして美香は南雲に履修登録ミスで単位不足となったこと、山住(黒木華)より自分に先に言って欲しかったと南雲を責めました。 南雲に激怒した犬塚(小日向文世)は、勝手に次の監督・塩尻(町田啓太)を連れてきます。しかし塩尻はスカウトに力を入れ、山住とは方針が合わず……。山住はまだ判決が出ない南雲に、練習メニューなどを相談していました。 卒業式を終え、4月。野球部には新たに10人の新入部員が入りました。塩尻は、根室(兵頭功海)には投手ではなく外野に専念してもらおうと考えます。それを聞いてしまった根室は南雲に会い、南雲にもらったグローブを返しました。 すると根室がいなくなったと連絡が入り、南雲たちは必死に探します。結局根室は電車で寝てしまい、駅の車庫で発見されました。南雲は家が遠い根室のことを考え、根室は南雲家でお世話になることに決めたのです。 根室以外の部員たちも南雲家に集まり、盛り上がります。南雲は久しぶりの部員たちを見て涙を流し、寿のことを思い返しました。そんな南雲に、ようやく起訴か不起訴か連絡が来ることになり……。

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第6話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

南雲(鈴木亮平)が学校を去って1年。南雲は罪を認めて深く反省している点などから、不起訴となりました。南雲に対する嘆願書は2千人を超え、南雲はそれから再就職探しに奔走します。 監督が決まらない野球部は、山住(黒木華)が監督になることを決意。夏の予選の組み合わせ抽選会も行われ、初戦の相手は五十鈴高校に決定します。すると五十鈴の野球部・椎野(松本怜生)は、なぜ山住が横浜青隆高校を辞めたのか理由を告げ……。

ネタバレ

山住に淫行の噂があったことを、野球部員たちは椎野から聞かされます。南雲は部員たちに「山住がそんなことするわけない」と伝えました。そんな部員たちは、予選で1勝でもしたら監督として戻って来てほしいと南雲に頼みます。 当時山住は学校外で椎野と会ってたことを学校に知られ、椎野は山住が「ホテルに連れ込んだ」と証言。それは嘘で、山住は椎野の相談に乗っていただけでした。 迎えた五十鈴高校戦。南雲は物流の会社に再就職が決まり、試合を見に来た美香(井川遥)に報告しました。7回、根室(兵頭功海)が同点となるスリーランホームランを放ち、そのまま4-3で越山高校は勝利。12年ぶりの1回戦突破を果たしたのです。 試合後、部員たちは南雲に「約束覚えてる?」と伝え、美香も南雲の元に戻ろうかと考えていました。山住も淫行疑惑をきっぱりと否定。部員たちは勝利を喜びました。 その頃犬塚(小日向文世)は眼科医から手術を勧められますが、「翔くんが見えなくなるのは嫌だ」と手術を断り……。

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第7話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

越山高校は惜しくも2回戦で敗れ、夏の甲子園予選は幕を閉じました。南雲(鈴木亮平)は監督に復帰し、美香(井川遥)も東京に戻ってきます。しかし犬塚(小日向文世)と丹羽(小泉孝太郎)は、監督復帰を快く思っておらず……。 丹羽は元監督の横田(生瀬勝久)の説得を受け、南雲の監督復帰を認めました。ただし来年夏の予選でベスト8以上になることを南雲に指示。それから南雲は生徒たちに寄り添い、練習試合を多く組むなど指導に熱が入ります。

ネタバレ

そんな南雲は、退学寸前だった楡(生田俊平)を引き留めます。学校も野球も辞めようとしていた楡ですが、南雲は視力に問題があるのではと指摘。楡は初めてのコンタクトレンズをつけ視力を回復し、無事野球部にも戻ってきました。 しばらく厳しい練習と試合を重ね、2018年6月、ついにベンチ入りメンバーが発表されます。エースナンバーである1番は翔(中沢元紀)。背番号10は根室(兵頭功海)になりました。しかし翔は、1番をつけるべきは球速が伸びている根室ではないかと考えており……。 視力に問題を抱える犬塚は、頑なに手術を受けようとしません。翔は犬塚の体調がよくないと感じていましたが、犬塚はエースナンバーをもらった孫の活躍を心から喜びます。 迎えた2018年夏の予選。越山高校は快進撃を続けベスト8へ進出します。こうしてキャプテンとなった椿谷(伊藤あさひ)は、「日本一の下剋上を目指す」とインタビューで誓ったのでした。

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第8話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

2018年夏の予選でベスト8に進出した越山高校は、続いて香良洲高校との対戦。2-0で勝利を収めましたが、どこか部員たちは緊張感が欠けていました。犬塚(小日向文世)は、次の試合は翔(中沢元紀)を完投させるよう南雲(鈴木亮平)に訴えます。 そして準決勝と当たるのは、賀門(松平健)率いる星葉高校に決定。練習に励む部員達ですが、練習中に山住(黒木華)に打球が直撃するアクシデントが発生し……。

ネタバレ

山住は痛みを我慢し、救急車も呼びませんでした。その頃南雲は、星葉戦の先発を翔にするか根室(兵頭功海)にするか悩んでいます。星葉はビデオカメラを回して徹底的に翔のことを研究しており、南雲はこのことを山住に相談。 部員たちにも先発変更の噂が流れる中、南雲はスタメンを発表します。なんとピッチャーは根室。部長の椿谷(伊藤あさひ)もスタメンから外され、楡(生田俊平)も4番から3番に変更となりました。翔たちはショックを受けますが、「絶対勝つ」と気合を高めます。 迎えた準決勝当日。越山の部員たちは、星葉の応援団の演奏をイヤホンで聴いて士気を高めます。卒業生なども応援に駆けつけ、山住は1つ1つ手作りしたお守りを部員たちにプレゼントしました。 しかし山住はお腹の痛みを抱えていて、倒れてしまい……。横田(生瀬勝久)が山住を病院に運ぶ中、丹羽(小泉孝太郎)は部員たちに山住が倒れたことを報告。部員たちは動揺してしまったのでした。

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第9話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

迎えた星葉との準決勝。星葉も先発を変えるなど作戦を立てており、翔(中沢元紀)が出ないと知った犬塚(小日向文世)は、家に帰ってしまいます。病院に運ばれた山住(黒木華)は、肋骨が折れていると診断を受けました。 根室(兵頭功海)先発で始まった試合は、早速1点を取られてしまいます。すると南雲(鈴木亮平)は部員たちにあえて、「なんかつまんない試合してんな!お前ら口だけか?」と厳しい言葉を浴びせ……。

ネタバレ

南雲の言葉に奮起した部員たちは、3塁ランナーの久我原(橘優輝)などの活躍もあって6回裏に逆転します。いつの間にかスタンドは、緑のアイテムを持った越山高校の応援でいっぱいに。 迎えた8回表。星葉が右中間へ放ったボールを取りに向かった久我原と楡(生田俊平)が接触。2点追加で星葉が逆転してしまい、久我原は球場で倒れ込んでしまったのでした。 試合が中断した時、スタンドでは「前科持ちをベンチ入れていいのか」と星葉と越山の観客が言い争いに。その場を収めたのは、「どうか大人として失望させないでいただきたい」と言った賀門(松平健)でした。 楡は復帰しましたが、久我原は病院へ。迎えた9回裏のラスト。2アウトランナー1塁、2塁の場面で、南雲は翔を代打で送ります。翔は右中間を破ってサヨナラの2点タイムリーヒットを放ち、越山高校は見事逆転に成功したのでした。 賀門は南雲に、「今度こそ甲子園見てこい」と激励の言葉をかけます。しかしその時、丹羽(小泉孝太郎)は犬塚たちを呼び出し「甲子園に出場できなくなるかもしれない」と緊急の会議を開いていて……。

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最終回のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

越山高校は決勝進出を決めましたが、甲子園出場には最低でも3千万円という大金がかかることが判明。丹羽(小泉孝太郎)は資金集めに動き、OBも地元の人たちに声をかけていきます。 迎えた伊賀商業高校との決勝戦。久我原(橘優輝)はベンチで待機することになり、山住(黒木華)は復帰します。一方の犬塚(小日向文世)は犬塚は翔(中沢元紀)の活躍を見て、目の手術を受ける決意をしました。

ネタバレ

先発は再び根室(兵頭功海)。その根室は高校卒業後は働きたいと言っていましたが、姉の柚希(山下美月)は大学に行ってほしいと思っていました。根室の好投が続きますが、5回裏ついに3点を奪われてしまいます。 そこで南雲(鈴木亮平)は、ピッチャーを1年生の阪(中山翔貴)に変更。そして6回表、根室や壮磨(小林虎之介)のヒットもあり、3-3の同点に追いつきます。 しかし7回裏に再び2点を奪われ、3-5。南雲はピッチャーをエースの翔に変え、なんとかピンチを逃れました。 南雲は部員たちに、どんな手を使ってでも勝ちたいと宣言。8回表。南雲はヒットを打った椿谷(伊藤あさひ)から、ランナーを久我原に変更。久我原は盗塁を仕掛ける作戦で相手を惑わせ、4-5に。楡(生田俊平)と中世古(柳谷参助)のヒットでついに、5-5に追いついたのです。 そして阪のヒットで6-5と逆転した越山。9回裏、翔は1アウト満塁というピンチを迎えます。翔は何とか伊賀商業の攻撃を抑え、越山高校は初の甲子園出場を獲得したのでした。 犬塚の手術は無事に終わり、甲子園出場の資金も集まりました。根室は大学からスカウトを受け、大学に行くことを決意。 そして5年後の2023年冬。根室は社会人チームで野球を続け、犬塚は山住の勧めもあって教師を目指そうか悩んでいます。久我原は自転車のプロチームに入り、楡と壮磨は2人で旅行会社を起業していました。 2018年8月11日。越山高校は夏の甲子園に出場。甲子園の大歓声を受けましたが、結果は0-11で大敗を喫します。しかし今もその時のボールやバッド、写真が今も越山高校には飾られているのでした。

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原案は2018年に話題になった「下剋上球児」

ドラマ『下剋上球児』は、原案があります。菊地高弘の著書「下剋上球児」(カンゼン)にインスピレーションを受けて企画されており、奥寺佐渡子が脚本を担当します。 しかしあくまでも原案であり、登場人物や学校、団体名やあらすじは全てフィクションとして制作されているのです。 よって、ドラマではオリジナルストーリーで話が展開されるということですね。元球児の教師が野球部顧問となって奮闘する物語ですが、野球だけではなく教育や地域、家庭の問題まで深く描かれる作品となりそうです。

【ネタバレ】結末はどうなる?

原案となった「下剋上球児」は、10年連続で県大会初戦敗退の弱小高校「三重県立白山高校」が甲子園に出場するまでの軌跡を描いた物語です。荒れた高校が甲子園に出場するという実際にあった物語を、ノンフィクションで描いています。 ドラマでも三重県立越山高校があらゆる問題を乗り越えて、無事甲子園に出場するまでが描かれるものと予想します。最終回で無事に甲子園にたどり着き、感動のラストを迎えるのではないでしょうか。 ただしそこまでの道のりは、大変なものだと思います。野球部だけの奮闘ではなく、教育や地域が抱える問題、家族の問題など現代の私たちが抱える問題まで描かれているとのこと。様々なことを考えさせられる、感動ドラマになりそうですね!

【ネタバレ】甲子園出場までの道のりとは

原案小説の白山高校は、10年間夏の甲子園予選で初戦敗退していました。しかし2018年夏に、ノーシードの公立校ながら春夏通じて「甲子園初出場」を決めています。監督の東拓司は、2013年に監督に就任。最初部員は5人しかいませんでした。 2013年夏は予選で5回コールド1回戦負け。2014年~2016年も1回戦負け。2017年は初戦突破しましたが、3回戦で菰野高校に敗退しました。そして2018年、菰野高校などに勝利し決勝で松阪商を破り優勝。見事甲子園出場を決めましたが、初戦の愛工大名電に0対10で負けてしまいました。 しかし部員は55名に増え、野球部顧問も8人に。甲子園で大敗しましたが大きな成長を掴むことになったのでした。

南雲と山住のモデルとなった人物は?

南雲のモデルとなった人物は、東拓司(ひがしたくし)です。大学卒業から6年かかって教員採用試験に合格した苦労人で、36歳で教員となった南雲と遅めに教員になった点が共通しています。 東拓司は現在、白山高校から昴学園に転任し新たな下剋上を目指しているとのこと。2023年の甲子園予選では17年ぶりとなる1勝をしたそうです。 山住のモデルとなったのは、白山高校の家庭科の教師・川本牧子。川本は本当は野球がやりたかったけれど、女子だからできずソフトボールをやっていた経歴の持ち主です。白山高校では野球部と家庭部の顧問を兼任。 山住も家庭科の教師で野球部の顧問という点が、川本と共通しています。

越山高校のモデル校にまとわるエピソード

越山高校のモデル校となった白山高校には、ドラマでも描かれそうなエピソードがたくさんあります。 白山高校には、『花より男子』に出てくる「F4」のような「M4」がいました。M4と呼ばれた野球部の問題児4人の絆は固く、辞めようとした仲間の伊藤を引き止めて復帰させたそうです。 さらに伊藤に対し東監督は「高校だけでも卒業しろ」と声をかけますが、これはドラマ3話で似たようなシーンがあります。暴力事件を起こした日沖は退学になってもいいと投げやりになりますが、南雲は卒業するように説得していました。 他にも、2話では軟式グローブを使っていた根室が描かれていますが、これも白山高校で起きた「ファーストミット事件」がモデルになっていると思われます。

主演を務めるのは鈴木亮平

鈴木亮平

本作で主演を務めるのは、鈴木亮平です。鈴木が演じるのは、三重県立越山高校に赴任して3年目の社会科教師:南雲脩司。大学まで野球に打ち込みましたが、怪我をして引退した過去を持っています。そんな南雲が弱小野球部の顧問となり、甲子園出場を目指して奮闘していきます。 鈴木は『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(2021年)以来の日曜劇場出演となり、約2年ぶりの2度目の主演となります。鈴木は野球未経験で、本作出演が決まり野球の練習に打ち込んでいるそう。 甲子園球場で2年間ビール売りのバイトをしていたことがあり、球児たちの姿を見てきた鈴木が熱い教師を熱演します!

南雲のモデルは原案小説の東拓司(ひがし たくし)

本作の南雲のモデルは、原案小説に登場する東拓司です。東は大学を卒業し、教員採用試験合格まで6年かかって教師になりました。東は29歳で教員になり、南雲は36歳。年齢差はありますが、どちらも大学卒業からしばらく経って教師になったという共通点があります。 東は2023年、県立昴学園高校に転任しています。昴学園高校は、16年連続夏の県大会で初戦敗退していました。しかし今年、17年ぶりに三重県予選で1勝を挙げています。今後は昴学園での東の活躍が楽しみですね。

現代版「ルーキーズ」との声も!『下剋上球児』の見どころ

ROOKIES ルーキーズ
©STUDIO HITMAN

第1話放送後から、本作が「現代版のルーキーズみたい!」と評判の声が挙がっています。「ルーキーズ」は、森田まさのり原作の人気漫画。2008年にテレビドラマ化され、後世に残る野球ドラマとして語り継がれています。 『下剋上球児』も「ルーキーズ」と同様、野球部が甲子園を目指していく展開になると思います。すでに南雲や生徒たちの心情や過去も、丁寧に描かれていますね。 原案では、菰野高校に勝つことが目標とされていました。ドラマでは星葉高校が今後のライバルになりそうですが、ぜひ熱い試合シーンを観てみたいですね!

ドラマ『最愛』制作陣が手掛ける

ドラマ『最愛』

本作は『最愛』(2021年)のスタッフが手掛けています。監督は塚原あゆ子、プロデューサーは新井順子、脚本は奥寺佐渡子と女性3人が手掛け、この3人は『最愛』で、第59回ギャラクシー賞テレビ部門選奨を受賞するなど数々の賞を受賞しています。 新井は原案「下剋上球児」を読み、様々な愛を描いた人間ドラマを作りたいと企画に乗り出しました。「こんな先生が実際にいたら嬉しい」という気持ちで南雲脩司を作り上げ、鈴木亮平が南雲そのものと大絶賛。 実績の高い3人がどのようにドラマを作り上げるのか、本当に楽しみですね!

日曜劇場『下剋上球児』のあらすじネタバレは最終回まで更新中

『下剋上球児』は、2023年10月期にもう1つの「甲子園」が開幕するこということで本当に楽しみですね!鈴木の熱い演技、そして生徒や家族との絆など人間模様にも注目が集まります。 この記事では、あらすじネタバレを最終回まで更新予定です!