『タコピーの原罪』しずかちゃん(久世しずか)は何が“やばい”?高校生の姿や死亡の噂についても解説
久世しずか(くぜしずか)は漫画『タコピーの原罪』でタコピーと出会う少女です。彼女とタコピーの出会いが、周囲のまりなちゃんや東くんの人生を大きく変えていくことになります。 アニメ化を経て劇場版の公開も控える『タコピーの原罪』のしずかちゃんについて、本記事では改めて解説。やばいと言われる理由や結末などを紹介します。 ※この記事は『タコピーの原罪』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『タコピーの原罪』久世しずか(くぜしずか)のプロフィール

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作者 | タイザン5 |
| 掲載媒体 | 少年ジャンプ+ |
| 連載期間 | 2021年12月10日〜2022年3月25日 |
| 話数・巻数 | 全16話・単行本 全2巻 |
| しずかの設定 | 2016年時点で小学4年生 |
| アニメ | 2025年6月28日配信開始・全6話・ENISHIYA制作 |
| 劇場版 | 『タコピーの原罪 -ありがとう、また明日-』2026年11月27日公開 |
| しずか役の声優 | 上田麗奈 |
本作の主人公・久世しずか(くぜしずか)は、2016年時点で小学4年生の女の子。身なりや持ち物はボロボロで、学校では雲母坂(きららざか)まりなにいじめられ、家庭ではネグレクトを受けている幸薄な少女です。両親は幼い頃に離婚しています。 彼女は基本的には無表情で無気力。ですが唯一愛犬のチャッピーにだけは年相応の笑顔を向けており、チャッピーが彼女の心の支えになっています。 タコピーは彼女に助けてもらったことを機に、彼女に懐くように。しかし当初のしずかちゃんは魔法や神様を信じていないため、タコピーにも無関心でした。
しずかちゃんのいじめの理由とは?雲母坂まりなとの関係

しずかちゃんがまりなちゃんにいじめのターゲットにされている理由は、しずかちゃんの母親にあります。しずかママは夜の仕事をしていて、その客のひとりがまりなちゃんの父親です。 しずかママのせいでまりなちゃんの両親はケンカばかりになり、まりなママはまりなちゃんに虐待を働くようになりました。まりなちゃんにとっては、しずかママは自分の家族を壊した原因であり、その娘が視界に入るのが許せないのです。 まりなちゃんがしずかちゃんに対して「アバズレの娘」「寄生虫」と罵る背景にも、家庭環境が影響しています。
チャッピーを失ったしずかちゃんが壊れていくまで
しずかちゃんの心を決定的に折ったのは、愛犬チャッピーを失った出来事です。いじめがエスカレートするなかで、まりなちゃんの標的はしずかちゃん本人からチャッピーへと移っていきました。 まりなちゃんの策略でチャッピーが保健所に連れて行かれた直後、しずかちゃんはタコピーから渡されたハッピー道具「仲直りリボン」で首を吊ってしまいます。ショックを受けたタコピーは、ハッピーカメラの機能で時間を巻き戻し、この結末をなかったことにしました。 やり直した時間軸でも状況は好転しません。人目のない立入禁止区域に呼び出されたしずかちゃんは、まりなちゃんからチャッピーはもう死んだと告げられ、そのうえで激しい暴行を受けることになります。
しずかちゃんは魔性の女で“やばい”?東くんとの関係

しずかちゃんは男を壊滅させるファム・ファタール(魔性の女)な一面があります。それが顕著なのが、学級委員の東くんとの関係性です。 当初、東くんはまりなちゃんが死んでケロッとしているしずかちゃんに「おかしいだろ」と蔑むような視線を向けていました。しかししずかちゃんが彼の手を握って「お願い」と頼ると、東くんの瞳にはハートマークが浮かび、すっかり彼女の虜に。 彼は死体隠蔽の共犯者となっただけでなく、彼女の囁くままに兄の私物を盗もうともしました。しずかちゃんの言葉は、東くんにとって無視できないものとなります。
しずかちゃんが“やばい”と言われる最大の理由

しずかちゃんはまりなちゃんの死体が発見されると、東くんに凶器を持って自首してほしいと言います。「東くんしかいないの助けて」とすがり、不安に揺れる東くんにしずかちゃんは「大丈夫」と繰り返し、抱きついて頬にキスしました。 自分に惹かれている東くんにどう言えば、都合のいいように動いてくれるのか。しずかちゃんはそれを本能的にやっており、そこに彼女のやばさが滲み出ています。 高校生の時間軸でも、まりなちゃんと付き合っていた東くんの方が、戻ってきたしずかちゃんに心を移してしまいます。無自覚に男を動かせてしまえる、そんな魔性の魅力がしずかちゃんにはあるようです。
夏休みの東京行きと父親との再会で見えた本性
東くんが兄に打ち明けてしずかちゃんのもとを離れたあと、しずかちゃんは夏休みにタコピーを連れて東京へ向かいます。父親のもとにチャッピーがいるはずだという思い込みを確かめるための旅でした。 ところが再会した父親には新しい家族と幼い娘がふたりおり、しずかちゃんを受け入れてはくれません。当然チャッピーもそこにはいませんでした。 現実を受け止めきれなかったしずかちゃんは、あの子どもたちがチャッピーを食べたのかもしれないと言い出し、人間の胃の中を調べる道具をタコピーに要求します。止めようとしたタコピーを石で殴りつけたのも、この場面です。
高校生のしずかちゃんも魅力的?タコピーの過去との関係は

11話以降で描かれる高校生のまりなちゃんこそが、タコピーが最初に地球で出会った人間でした。まりなちゃんは東くんと交際していましたが、そこへ転校生としてしずかちゃんが現れます。 東くんは孤独な彼女には自分しかいないという思いに駆られ、まりなちゃんに別れを告げました。その別れを知った母親にガラスを突きつけられたまりなちゃんは、恐怖のあまり母親を手にかけてしまいます。 すべてを失ったまりなちゃんがタコピーに漏らしたのが、小4のときにしずかちゃんを殺しておくべきだったという言葉でした。タコピーが2016年へ向かったのはこの願いを叶えるためで、ハッピー星の掟を破った罰として記憶を消されていたのです。
しずかちゃんは死亡する?死亡の噂の正体を整理
しずかちゃんが死亡したという噂は、作中で実際に描かれた場面が元になっています。チャッピーを失った直後、彼女はタコピーから渡された仲直りリボンで首を吊っており、タコピーはその姿を目の当たりにしました。 ただしタコピーがハッピーカメラで時間を巻き戻したため、この死は物語のうえで取り消されています。描写としては存在するものの、確定した結末ではありません。
もうひとつの根拠になっているのが、タコピーがいない2016年のしずかちゃんです。この時間軸ではロープで首を吊ろうとしますが、ロープが切れて助かっており、死には至っていません。 作中では高校生になったしずかちゃんの姿も描かれるため、物語を最後まで追えば彼女は生きています。死亡説として語られているのは、巻き戻された時間軸の出来事と、そこから広がった読者の推測だと考えてよさそうです。
しずかちゃんが迎える結末は?彼女たちは救われるのか
タコピーはしずかちゃんを本当に笑顔にするために、自分を犠牲にして最後のタイムリープをします。タコピー不在の2016年でも、しずかちゃんはいじめられていました。 しかしふたりには覚えていないはずのタコピーの記憶のカケラが残っていたのです。しずかちゃんが描いたタコピーの落書きをきっかけに、ふたりはそこにいないタコピーを思って号泣します。 数年後、高校生となったふたりは放課後一緒に買物する仲になっていました。家庭環境は相変わらずのようですが、ふたりは笑顔。タコピーが願っていたひとりぼっちじゃない未来が描かれ、ハッピーエンドで終わります。
しずかちゃんを演じるのは声優・上田麗奈

アニメでしずかちゃんを演じたのは上田麗奈(うえだれいな)です。彼女は上巻発売記念PVやボイスコミック版でも同役を演じており、アニメでも続投となりました。 『わんだふるぷりきゅあ!』猫屋敷まゆ・キュアリリアン役や『鬼滅の刃』栗花落カナヲ役、『マッシュル-MASHLE-』レモン・アーヴィン役などが有名。 すでにボイコミなどで聞き慣れている上田のしずかちゃん役ということで、配信時にはファンからも喜びの声があがりました。2026年11月27日公開の劇場版『タコピーの原罪 -ありがとう、また明日-』でも、同じ声のしずかちゃんに会えます。
久世しずかについてよくある質問
しずかちゃんは何が一番やばいのですか?
一番やばいと言われるのは、まりなちゃんの死をなかったことのように扱い、東くんに自首を頼んだ一連の行動です。罪悪感よりもチャッピーに会うことが優先され、そのために周囲の人間を動かしてしまいます。 背景にあるのは、家庭でも学校でも安心できる居場所がなかったという事情です。やばさと痛ましさが同居している点が、しずかちゃんというキャラクターの核になっています。
しずかちゃんとまりなちゃんは最後どうなりますか?
タコピーが自分の命と引き換えに時間を巻き戻したことで、ふたりはタコピーのいない2016年をやり直すことになります。いじめがすぐに消えるわけではありませんが、しずかちゃんがノートに描いたタコの落書きをきっかけに、ふたりはタコピーの存在を思い出しました。 家庭の問題は解決しないまま残るものの、しずかちゃんとまりなちゃんは友人になります。ひとりぼっちではない未来が示されて、物語は幕を閉じました。
アニメや劇場版でもしずかちゃんの物語は見られますか?
アニメ版は2025年6月28日に配信が始まり、全6話をENISHIYAが制作しました。しずかちゃん役は上田麗奈で、単行本上巻の発売記念PVやボイスコミックから続投しています。 さらに劇場版『タコピーの原罪 -ありがとう、また明日-』が2026年11月27日に公開されます。配信された全6話を再編集したうえで、新たなシーンが加えられると発表されました。
『タコピーの原罪』しずかちゃんはかわいいけど怖い!?読者に衝撃を与える少女

『タコピーの原罪』しずかちゃんを紹介しました。次第に暴走していくしずかちゃんの姿にゾッとさせられた読者も多いはず。一方でそれだけの孤独と絶望感を抱えていたしずかちゃんの環境については考えさせられる部分もありました。 2026年11月27日には劇場版『タコピーの原罪 -ありがとう、また明日-』の公開も控えています。改めて漫画を読み直して彼女について考察してみるのもいいかもしれませんね。



