2024年3月23日更新

「院内警察」最終回ネタバレ・全話あらすじ!ドラマの結末は原作とは異なる?

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病院に設置された院内交番の周囲で起こる事件を描いた今話題のミステリー漫画『院内警察 アスクレピオスの蛇』。 この記事では本作1巻までのあらすじをネタバレありで徹底解説!スリルと謎にあふれた緊迫感溢れるストーリーはもちろん、現在話題になっているドラマ化情報についてもしっかりと紹介していきます。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

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【ドラマ】第1話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

武良井(桐谷健太)は元警視庁捜査一課の刑事で、阿栖暮総合病院内の院内警察に勤務。室長の横堀(市村正親)と2人でしたが、事務として響子(長濱ねる)がやってきました。響子は3K(軽薄で、空気の読めない、給料泥棒)と呼ばれる院内警察への配属が、不満な様子。 その頃、若き天才外科医・榊原(瀬戸康史)はドイツから帰国し、早速阿栖暮総合病院で手術を行っていました。 武良井と響子は、院内で修平(渡辺光)という男と医師がモメているのを目撃。修平は妻・恵美の目的不明の検査が続くことに怒っていて……。

ネタバレ

そんな修平は、カッターを持ち出し看護師を取り押さえて暴れます。すると白衣を来た武良井は医師だと偽り、恵美が膵臓癌であると指摘。そこに榊原が現れ、榊原は土下座をし修平は警察に連行されたのでした。 その後美紀(宮崎莉里沙)は、外科医の伊藤(西村元貴)の手術が怖いと拒否。武良井が話を聞くと、美紀は亡くなった父に買ってもらった金魚のぬいぐるみが行方不明で不安とのこと。武良井はタブレットを見ながら、ぬいぐるみを捜索します。 武良井は、伊藤がぬいぐるみを隠していることを見抜きます。伊藤は手術が不安になり、延期になるようにぬいぐるみを隠していました。武良井の説得で伊藤は美紀にぬいぐるみを返し、無事手術も成功したのです。 榊原によって、恵美の手術も成功。榊原は武良井に、どうして恵美が膵臓癌だと分かったのかと問います。武良井は適当に仕事をしているように見えて、500人の患者の情報を全て頭に入れていました。検査内容から、恵美が膵臓癌だとプロファイリングしていたのです。 武良井は榊原に、自分が手術をしたいために恵美の検査を長引かせたのではと指摘。榊原はそれを認め、榊原は伊藤が美紀のぬいぐるみを隠していることも黙っていたと言い……。榊原の才能は、神が与えたギフト。しかしそのギフトは、ドイツ語で「毒」という意味を持つのでした。

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【ドラマ】第2話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

患者の清宮(でんでん)は、夜中に長い髪の幽霊を見たと騒いでいます。武良井(桐谷健太)と響子(長濱ねる)は、さすがに幽霊は管轄外だと困っていました。 そんな時、国会議員の岩井(ベンガル)が入院。最近岩井はNPO団体への暴言で炎上しており、匿うための入院でした。武良井と響子は岩井の警護を命じられ、武良井の主治医には外科医の上條(玄理)が任命。 上條は最近、悪性心膜中皮腫の患者を榊原(瀬戸康史)に横取りされていて……。

ネタバレ

すると、岩井が入院したことが週刊誌に掲載されてしまいます。どうやら院内の誰かがリークしたとのこと。さらに武良井と響子は夜中に、幽霊についても調べることに。 武良井は榊原に、他の医師から奪った患者は13件あり、なぜ心臓病患者だけを奪うのかと問います。すると榊原は「私もあなたのことを思い出しました。内部調査は院内交番の仕事ではない」と答えず……。 その頃岩井の喉の様子が気になった上條は検査をし、弓部大動脈瘤を発見。手術をするべきだと勧め、岩井の手術も榊原が担当することになったのです。岩井は娘と10年も会えていないことを明かし、上條も岩井に、自分の父は自分を医大に入れるために過労死したことを明かしました。 武良井は車いすの入院患者が、岩井の様子を撮って週刊誌に売っていたことを突き止めます。そして幽霊騒動の幽霊とは、上條。上條は夜な夜な手術の練習をしており、幽霊と勘違いされていただけでした。そんな上條を見て、岩井は榊原ではなく上條に手術を依頼したのです。 無事岩井の手術は成功。それを知り、榊原は悔しそうな表情を浮かべていました。そんな中、武良井はある病室でじっと座り込んでいて……。

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【ドラマ】第3話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

武良井(桐谷健太)と響子(長濱ねる)の元に、整形外科の看護師・日向(工藤美桜)がやってきます。患者がいなくなったから探してほしいと頼まれ、すぐに患者は見つかりました。しかし日向は、先輩看護師の神谷(西山繭子)に注意されてしまいます。 その後院内交番に、麻酔科医の葵(馬場ふみか)がやってきます。葵は日向の姉で、最近日向が思い悩んでいることを心配していました。武良井は、日向がストーカー被害に遭っているのではと気づき……。

ネタバレ

武良井の調べで、病院内に盗聴器が仕掛けられていることが判明。日向はストーカー被害を認め、大量のメモがいつも届けられていることを告白します。さらに整形外科の医療用麻薬が不自然に減っていることも分かりました。 武良井は日向を、別室に連れて行きます。日向の手の震えは医療用麻薬のせいで、カルテに書かれていた筆跡と日向に届くメモの筆跡が似ていると、武良井は指摘。武良井は、日向がストーカーを自作自演しているのではと告げたのです。 武良井に呼び出された響子が扉を開けると、そこには血だらけの武良井が倒れていて……。そこに清掃員の村松がやってきて、「日向ちゃんは俺が守る!」と日向について語り始めたのです。 実は日向になりすましていたのは、葵。武良井も日向に刺されたふりをしていただけで、村松は日向へのストーカー容疑で警察に連れていかれたのでした。 しかし日向はまだ、すっきりしていない様子。すると武良井は日向に、「ちゃんと向き合わないと取り返しがつかないことになるよ。榊原(瀬戸康史)がオペで患者を殺したときのこと」と告げ……。

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【ドラマ】第4話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

武良井(桐谷健太)は日向(工藤美桜)から、半年前に病院を辞めた循環器内科の医師・前川(近藤頌利)の話を聞くことに。 前川は前向きな医師でしたが、先日病院で亡くなったコメンテーター・乾井の死に関わっているようで……。乾井は手術後に容体が急変し、榊原(瀬戸康史)の執刀で手術を受けたものの、術後すぐに心筋梗塞で亡くなったのでした。 しかし、乾井の造形の結果も手術記録も残っていないのがおかしいという日向。そこで武良井と響子(長濱ねる)は、前川を調べることに。すると前川の指導医が、高木(山崎樹範)という癖のある医師だと分かり……。

ネタバレ

武良井は調査を重ね、高木にタブレットを見せます。武良井が「今週末に行われる医療安全委員会で病院長にお知らせしようと思ってます」と告げると、高木は「どうしてこれを」と焦り始め……。 医療安全委員会当日、武良井は「今から皆さんを拘束します」と言います。そこにやってきた前川は、「乾井の死は心筋梗塞ではない。本当の死因を遺族に伝えられなかった」と告白。それを指示したのが、副院長だと告げたのです。 しかし副院長は、高木の指示だったと高木に罪をなすりつけようとします。そこで武良井は、消されたはずの乾井の手術記録を提示。この記録によると、乾井の死因は肺塞栓。ただしこの手術記録は病院のフォーマットと異なり、誰かが偽物を作ったのではないかと副院長は訴え……。 すると武良井は、手術を行った榊原に詰め寄ります。榊原は表情を変えることなく、「あの日何があったかお話ししましょう」と言ったのでした。

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【ドラマ】第5話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

2019年。武良井(桐谷健太)と美咲(入山法子)は飲み屋で同じ客に注意をしたことで出会い、付き合うことにします。そして2023年。美咲は胃がんのステージ4と診断されてしまいます。どの病院に行っても、もう手遅れだと言われてしまい……。 そして時を戻して現在。榊原(瀬戸康史)はコメンテーター・乾井が亡くなった経緯を前川(近藤頌利)に説明させます。当時前川は心筋梗塞だけではなく、肺塞栓の可能性を疑ってDダイマーの検査も行っていました。

ネタバレ

その後Dダイマーの結果を見てみると、陰性だったことがわかります。高木(山崎樹範)は前川に「肺塞栓はない」と言いm様子を見るよう指示しました。 しかし気になる前川は、榊原に相談。「前川先生の見解が最も信頼に足る」と言われた前川は検査を進めようとしますが、高木は反対し前川と榊原と言い合いに。 その時、乾の容態が急変。すぐに手術室に運ばれるも間に合いませんでした。ところがこの後、榊原は遺族に「心筋梗塞で亡くなった」と説明していたことが判明。このことを榊原は「全ては病院のためです」と説明したのです。 榊原は、遺族のことも考えて死因を伝えたと言います。一方武良井は、Dダイマーの検体の取り違えのミスがあったことを指摘。副院長もそれを分かっていて、今調査中だと言い逃れようとしますが……。 武良井は院長に、前川の職場復帰と病院の全ての情報が見られるアクセス権を要求します。実は美咲は治験を受けたのですが、間質性肺炎で亡くなっていたのでした。その治験の担当者は、榊原。武良井は美咲の死と榊原の関係を疑っていて……。

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【ドラマ】第6話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

武良井(桐谷健太)はサウナで、警視庁捜査一課長の城川(テット・ワダ)に美咲(入山法子)の件を話します。現在阿栖暮総合病院で美咲と同じ治験に参加しているのは、80人。そのうち5人に間質性肺炎の所見が出ており、60代の男性が亡くなったことが判明しました。 その治験責任医師は、榊原(瀬戸康史)。武良井は病院側が、何かを隠ぺいしているのではないかと疑います。 その時、院内で連続窃盗事件が発生。医療機器メーカーの浅田(和田正人)の医療機器が入った紙袋も盗まれたようで、同じく指輪がなくなったという中学生の結依(梨里花)も現れ……。

ネタバレ

武良井は防犯カメラ映像から、病院に潜り込んでいた泥棒を捕まえます。結依の指輪は見つかったものの、浅田の紙袋はまだ見つかりません。 その頃、倉田(神尾佑)が副院長に就任します。榊原は倉田と折が合わず、倉田は今後榊原に「心臓手術は回さない」と宣戦布告しました。 榊原は浅田の紙袋を探す結依に声をかけ、結依は茂みの中から紙袋を発見。浅田はその紙袋を倉田に渡しますが、中には札束が入っていました。 武良井はその様子を撮影し、院長に突きつけます。院長は賄賂を受け取っていた倉田を懲戒処分にし、榊原を外科部長に抜擢したのです。 武良井は防犯カメラを確認し、結依に声をかける前に榊原が茂みに何かを隠す姿を発見します。武良井は、榊原がわざと倉田の罪が明るみに出るようにしたのではないかと指摘。しかし決定的な証拠はなく……。 榊原は倉田に「美咲の件を指示したのはあなたでしょう」と突きつけます。そんな榊原は15年前、妹より他の患者の手術を優先させた倉田のことを思い出していました。 その時、結依が院内で倒れてしまい……。結依はHLHSという心臓の先天的疾患があることが分かったのでした。

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【ドラマ】第7話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

武良井(桐谷健太)は治験参加者のうち、また1人が間質性肺炎で亡くなったことを知ります。武良井はより、榊原(瀬戸康史)への疑念を抱いたのでした。 そんな中、患者の清宮(でんでん)がもうすぐ退院するということで、清宮は別れた妻・康恵(山本道子)を探してほしいと武良井に頼みます。病院のデータベースにヒットし、武良井と響子(長濱ねる)は康恵に会いに行くことに。

ネタバレ

しかし康恵はもう、清宮には会いたくないと言い張ります。実はすでに、清宮は余命わずかと宣告を受けていました。武良井は康恵から託された電話番号のメモを清宮に渡し、清宮は意地を張っていたものの康恵に電話をかけ……。 翌日、清宮は亡くなります。清宮は死ぬ前にやりたいことリストに、康恵と娘と孫に会うと書いていました。病院にやってきた康恵はそこにチェックをつけ、武良井にお礼を伝えたのでした。 清宮と仲良くしていたHLHSの結依(梨里花)は、清宮が亡くなったことにショックを受けます。結依の担当は榊原ですが、榊原は15年前に妹・希(共田すず)を同じHLHSで亡くしていました。榊原は結依を見るたび、 希のことを思い出していて……。榊原は医師になって、希を助けると約束をしていたのです。 結依は泣きながら、「死にたくない」と榊原に訴えます。榊原は結依の肩に手を置いて、「大丈夫だ。俺が治す」と力強く結依に伝えたのでした。

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【ドラマ】第8話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

榊原(瀬戸康史)は、妹と同じ病気を患う結依(梨里花)を励まします。清宮(でんでん)が亡くなって落ち込んでいた結依ですが、少しずつ元気を取り戻しました。 その頃、院内交番に茉莉(美山加恋)という患者を探してほしいと依頼が入ります。茉莉は響子(長濱ねる)の同級生。武良井(桐谷健太)は病状を聞き、すぐに病院の近くで倒れそうになる茉莉を発見しました。

ネタバレ

茉莉は摂食障害で、診察をしたのは総合内科医の田尻(忍成修吾)。武良井が茉莉のカルテを確認すると、茉莉は処方されていない食欲抑制剤や睡眠薬を摂取していたことが判明します。 茉莉はネットで薬を手に入れており、生活保護者は無料で薬を受け取れその薬を反社に売り、反社は高額な値段で薬をネット販売する仕組みがあることも分かったのです。武良井と横堀(市村正親)は、田尻が生活保護者に多くの睡眠薬を処方していることに気づき……。 武良井は、田尻が木村という男と金銭のやり取りをしていたことを知り、木村に接触し違法販売の証拠となる会話を録音します。しかし木村にバレてしまい、暴行を受ける武良井。そんな武良井を助けに来たのは、横堀でした。 木村は逮捕され、田尻は1年前に後輩医師が刺された事件以降、他の医師やスタッフを守る為に薬物の流用を引き受け木村と手を組んでいたことを告白。田尻はそれで得た報酬を、薬物やPTSDの支援施設に寄付していました。田尻は逮捕されるも、真相は伏せられたまま田尻は退職扱いとなり……。 一方武良井は、美咲(入山法子)の治験内容の詳細を確認します。美咲はプラセボ群で、偽薬を投与されているグループだったと判明。美咲は、治験とは無関係だったことが分かったのでした。

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【ドラマ】第9話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

榊原(瀬戸康史)は院長の武藤(山田明郷)から、HLHSで入院中の結依(梨里花)の手術を中止しろと命令されます。それでも榊原は手術をすると決め、誰もやりたがらない助手には萌子(玄理)だけが手を挙げました。 一方武良井(桐谷健太)は、病院を辞めた倉田(神尾佑)に接触。倉田から、治験で死んだのは3人であると聞き出すことに成功します。しかしデータによると、亡くなったのは美咲(入山法子)ともう1人しかおらず……。

ネタバレ

いよいよ結依の手術当日。武良井は落ち着きのない榊原に声をかけると、榊原は「私はこのためにメスを握ってきたのかも知れない」と気合を入れます。手術は無事成功し、響子(長濱ねる)や横堀(市村正親)も喜びました。 しかし手術後しばらくして、結依の容態が急変。結依はアナフィラキシーショックを起こしてしまい、榊原は必死に心臓マッサージを行うも結依は亡くなってしまったのです。 榊原は武藤に、どんな処分でも受けると伝えます。すると武藤は「手術自体は成功した。病院としては君に落ち度はなかったと結論づけた」と言い、榊原は休みも取らずこの先の手術の予定も全てこなすと宣言しました。 その頃武良井は、宮内香織という入院患者が本当は間質性肺炎で亡くなっていたことを突き止めます。カルテには改ざんの形跡があり、改ざんしたのは榊原と判明。 その榊原は結依のことがフラッシュバックし、手術でメスを握れなくなっていて……。

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【ドラマ】第10話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

響子(長濱ねる)は武良井(桐谷健太)に、死因が改ざんされていた宮内(川原琴響)の主治医・安原(中村靖日)がなぜ改ざんに気づかなかったのかと疑問をぶつけます。実は安原は3ヵ月前から休職し、病気で入院中。執刀医は榊原(瀬戸康史)で、緊急手術を受ける予定になっていました。 そんな中、榊原が姿を消したと院内交番に情報が舞い込みます。武良井は防犯カメラ映像などから榊原の居場所を特定し……。

ネタバレ

その頃榊原の背後には、結依(梨里花)の母・千里(原田佳奈)がナイフを持って立っていました。千里が榊原を刺そうとした瞬間、武良井が止めに入ります。武良井は榊原の手術に問題はなかったと説明し、響子は結依から預かっていた手紙を千里に渡しました。 そして武良井は榊原に、宮内のカルテ改ざんの件を問いただします。榊原は改ざんを否定し、改ざんしたと思われる時間は手術中だったことが発覚。その後榊原は安原の手術を行い、無事手術は成功したのです。 安原はカルテ改ざんは知らなかったと言い、麻酔科医がレントゲン結果は思わしくないのに「異常なし」と書いていたことが判明。その麻酔科医とは、葵(馬場ふみか)。葵は恋人が治験薬の開発責任者であり、カルテ修正を頼まれたことを告白したのです。 葵はさらに、美咲(入山法子)がプラセボではなかったことを打ち明けます。武良井と榊原は厚生労働大臣にこの事実を訴え、すぐに治験は中止となったのでした。 榊原は、真実を伝えなければならないと武良井を呼び出します。榊原は「美咲さんは自殺したんです」と衝撃の事実を口にし……!

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【ドラマ】最終回のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

榊原(瀬戸康史)は武良井(桐谷健太)に、美咲(入山法子)は病院の外階段からの転落し、榊原が緊急オペを行ったものの手遅れだったと伝えます。病院は新薬治験に影響が出ないよう、このことを隠ぺいしていました。 武良井が防犯カメラを調べ直すと、苦しむ美咲が外階段へつながるドアに向かっていたことが判明。そんな中、榊原の白衣が切り裂かれてゴミ箱に捨てられていて……。

ネタバレ

横堀(市村正親)によると、最近いたずらが頻発しているとのこと。響子(長濱ねる)は退職届を出した武良井の代わりに自分が解決すると意気込みます。 武良井の元には榊原がやってきて、武良井は美咲が亡くなった頃から病院内で事件が起こっていることを知ります。武良井は「最後の事件だ」と、この事件に向き合うことにし……。 犯人は院内の誰かで病院に恨みがあり、自己顕示欲の強い人間だと武良井は推測。そして武良井は、手術室で点滴に何かを注入する看護師・工藤(荻野友里)の元にやってきます。工藤は内科の看護師で、手術室にいる理由がありません。 武良井は犯人をおびき出すために、わざと模倣犯がいるように工作していました。工藤は犯人であることを認め、榊原に罵倒されたことが原因だと語り始めます。上司の厳しさや患者のモラハラにも耐えられず、工藤は「何が白衣の天使だよ!」と叫び……。 工藤は資材室の筋弛緩剤を盗んだのを美咲に気づかれ、病院の外階段で揉み合いになり美咲が転落したと言います。事故だったと言う工藤に殴りかかった武良井ですが、ソファを殴り警察を呼ぶよう響子に頼みました。 榊原は、1年間の医療停止処分を言い渡され外科部長の座も解任されます。武良井は院内警察を辞めてしまうかと思われましたが、父を探す患者の前に現れ「院内交番が聞きますよ」と対応したのでした。

第1巻のあらすじ・ネタバレ

病院内のトラブルに対処するため設置された「院内交番」。とある病院の院内交番に勤務する元刑事、武良井治は変わり者ですが洞察力に優れた優秀な男。しかしある患者を巡る騒動が原因で、外科医の榊原俊介と対立してしまうことに。 実は榊原には自らの処置実績を作るため手術をわざと遅らせた疑いがあり、武良井はその真実を知るために榊原に接触したようなのです。榊原はその思惑通り、困難を極める手術を成功させ周囲の評価を高めることに成功。 そんななか榊原は武良井の主張を認め「手術をあえて遅らせた」と明言します。武良井は「患者が救われたから問題はない」と特に追求するつもりはない様子。ですが武良井は榊原が抱えている「別の秘密」を知っているとほのめかすのでした。

吹き出し アイコン

病院のなかで巻き起こる新感覚サスペンス!榊原は武良井にも関わる重大な秘密を抱えていそうですが、2人にはどんな因縁が隠されているのでしょうか……。

第2巻のあらすじ・ネタバレ

武良井は榊原が患者に直接、執刀医を上条から自分に変更するように仕向けているところを目撃します。患者のため、難しい心臓手術のシミュレーションを行ってきた上条は怒り心頭。 半年で13件もの心臓手術を奪っている榊原に、武良井は過去の呪縛でメスを握っているのではと指摘。榊原は「私は目の前の患者に向き合っている」と答えました。手術は成功し榊原は称賛されます。 院内警察では看護師・白石のストーカー問題を解決していました。白石はもう1つ相談があると言います。その内容は、榊原がかつて誤診を隠蔽し亡くなった患者がいるというものでしたーー。

第3巻のあらすじ・ネタバレ

入院患者の逸見は夜中に胸の痛みを訴えました。循環器科の前川は心筋梗塞を疑い家族にも説明しました。武良井は逸見のカルテに本来あるはずの手術記録がないこと、執刀医が循環器科ではない榊原となっていることを発見。 武良井は病院が逸見の死の真相を隠蔽したと考え、裏で取り寄せた手術記録を医師たちが集まる会議で提出すると循環器科の副部長・高木を脅します。 会議当日、榊原は自ら医療ミスを告白。事実を淡々と告白し、病院側も調査をしていくと言いました。院内警察も捜査に協力するという名目で、病院内の情報にアクセスする権限を得ます。

第4巻のあらすじ・ネタバレ

武良井は恋人の美咲を阿栖暮総合病院で亡くしていました。美咲が亡くなった後に日記を確認すると、病院での不可解な出来事が記されています。武良井は美咲の死の真相を調べるため、警視庁を辞めたのです。 ステージ4の胃ガンだった美咲ですが、治験の被験者となり間質性肺炎で亡くなっていました。同じ治験で5人が同じ間質性肺炎になっていることがわかります。 そんな中、入院患者の栞里が失踪したので探してほしいとの依頼が舞い込みました。栞里は大量の抗うつ剤や食欲抑制剤を持っており、入手経路は不明です。 川本は、生活保護者を利用し反社に処方薬を流し、得をしている医師がいることを知ります。内科医の田尻は多くの生活保護者を診察しており、中庭で反社の人間から封筒を受け取っているところを発見されるのでしたーー。

第5巻のあらすじ・ネタバレ

武良井の追求を田尻はあっさりと認めました。反社の男と接触した武良井は薬の流通方法などを聞き出しますが、録音していることがバレ暴行されてしまいます。 男は田尻にテレビ電話で武良井を殴る様子を見せ、今後の取り引きの話をするために呼び出しました。田尻は「病院関係者に手を出さなければ協力する」と男たちに言います。 横堀が助けに来て武良井は、男たちを取り押さえることに成功。田尻も警察で罪を自白しますが、大きく裁かれることはありませんでした。病院は田尻の件を院内警察のせいだとし、院内交番を撤廃するとします。 一方、武良井は美咲の手術に関わった5人を突き止めました。その5人は手術後に病院から何らかの報酬を受け取っていることが判明します。

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ドラマの展開を放送前に予想

院内交番は本当に撤廃されてしまうのか

最新刊で院内交番の撤廃が決まってしまいましたが、本当に実行されてしまうのでしょうか。武良井の目的である美咲の死の真相には近づいてきているものの、まだ真相が解明されたわけではありません。 院内警察でなくなってしまうと美咲の調査も難しくなってしまうので、院内交番の撤廃は何とか回避するのではないでしょうか。

美咲の手術の真相とは

美咲の死に病院が深く関わっていることは間違いありません。美咲の手術に関わっていた5人に報酬が支払われていたことからも、美咲の手術は単なる胃ガンの手術ではなかったのでしょう。 治験の被験者となったことで間質性肺炎となり、治験の成果を見るために手術をされてしまったと考えると辻褄が合うのではないでしょうか。

「院内警察」の見どころ

物語の下にうごめく巨大な謎

本作は病院を舞台にするミステリー作品として、各章ごとに患者や医師にまつわるドラマが展開。そしてそれと同時に物語の大筋にあると思われる巨大な謎が少しずつ明かされていきます。 榊原が抱えている「秘密」とは何なのか。本来は警察を定年退職した人物がなるはずの院内警察に、どうして中途退職の武良井が抜擢されたのか。そして武良井と榊原のあいだに隠された因縁とは……。謎が謎を呼ぶスリルあふれる展開に、きっとあなたも夢中になってしまうはず!

「院内警察」の実写キャスト

武良井治(むらい おさむ)役/桐谷健太

桐谷健太

「院内警察」の主役である院内刑事・武良井治を演じるのは桐谷健太です。プロファイリング能力と抜群の記憶力で院内の秩序を守っていく刑事という役どころ。 桐谷は今作がフジテレビの連続ドラマ初主演となります。ライバルの外科医を演じる瀬戸康史とは『まんぷく』(2018年)以来5年ぶりの共演となり、どのようなライバル役を見せてくれるのかが楽しみです。 鋭い洞察力を持ちながらも人たらしの主人公は、桐谷健太にピッタリ。さまざまな役を演じ分けてきた桐谷の院内刑事役に期待大です。

榊原俊介役/瀬戸康史

瀬戸康史

日本を代表する若き天才外科医・榊原俊介を演じるのは瀬戸康史です。超エリート医師なのですが、常に無表情で感情が読み取れず同僚からは嫌われています。さらに、武良井からも敵対心を向けられてしまう役どころ。 瀬戸にとって今作が初めての外科医で、『ルパンの娘』以来、3年ぶりのフジテレビ連続ドラマへの出演となります。市村正親との共演も『ルパンの娘』以来となり、今度はどんなコンビネーションを見せてくれるのかが楽しみです。

川本響子役/長濱ねる

長濱ねる

新しく院内交番に事務員としてやってきた川本響子を演じるのは長濱ねるです。響子は真面目な性格で、破天荒な武良井の言動にツッコミを入れるという役どころ。 2019年に欅坂46を卒業した長濱ねるは、『舞いあがれ!』(2022年)や『ウソ婚』(2023年)に出演するなど俳優業で活躍しています。桐谷、瀬戸、市村とはいずれも初共演となり、フレッシュさに注目です。

横堀役/市村正親

市村正親
©平岩 享

院内交番室長の横堀を演じるのは市村正親です。横堀は院内刑事の第一人者的存在で、茶柱を見つけて幸せそうに微笑む心優しき人物。 舞台俳優としての活躍を続けながら、ドラマでも誰にも真似できない存在感を放つ市村は『忍者に結婚は難しい』(2023年)などフジテレビ作品にも多数出演しています。 これまで癖のある役柄を演じることが多かった市村の温厚な役柄に注目です。市村自身も穏やかに生きるお手本のような役にしたいと語っています。

「院内警察」2024年にTVドラマ化決定

2023年7月に『院内警察 アスクレピオスの蛇』がドラマ化することが発表されました。詳細な放送時期などは未定ですが、2024年内の放送を予定しているようです。 ミステリーとヒューマンドラマが混ざり合った本作はドラマにもぴったりの作品。また武良井や榊原など主要キャラを演じるキャストは誰になるのか、原作ファンの期待も大きく高まっています。これからの続報を楽しみに待ちましょう!

ドラマ「院内警察」最終回ネタバレ・全話あらすじを解説

様々な謎を散りばめながらスリル満点に展開していく漫画『院内警察 アスクレピオスの蛇』。 ドラマ化も決定した本作はこれから話題になること間違いなし。これを機に原作漫画をチェックし、これから来る「院内警察ブーム」を先取りしてみてはいかがでしょうか。