「これは経費で落ちません」のあらすじネタバレを最新巻まで!ドラマの最終回や原作小説も解説
『これは経費で落ちません!』は、経理部勤務のOLが、各部署の疑惑の領収書を淡々と解決していくストーリーが痛快なシリーズ。2019年には多部未華子主演でドラマ化もされ、人気を博しました。 今回は、そんな『これは経費で落ちません!』の原作小説のネタバレあらすじを紹介!ドラマ最終回のネタバレも紹介します。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。
【ネタバレなし】簡単なあらすじ
中堅の石鹸会社「天天コーポレーション」経理部に勤める27歳のOL・森若沙名子。彼女は各部署から次々に持ち込まれる領収書から社内の疑惑や人間関係を洗い出していき、さまざまな問題を淡々と解決していきます。 プライベートでは会社の人間と深く関わろうとしない沙名子でしたが、年下で明るい営業部員の山田太陽にアプローチされ、ペースを乱されて困惑。そしてとうとう一緒に食事に行くことになり、2人の関係は進展していきます。
原作は小説!漫画化を経て2019年にはドラマ化
青木祐子によるライトノベルシリーズ『これは経費で落ちません!〜経理部の森若さん〜』は、2016年から集英社オレンジ文庫から刊行されている人気シリーズ。2020年5月時点で発行部数は100万部を突破しています。 2017年からは森こさちによって漫画化され、「Cookie」(集英社)にて連載が開始。2019年にはドラマ化され、NHK総合「ドラマ10」枠で放送されました。 経理部に勤めるOLの痛快なお仕事事情を恋愛要素を絡めて描き、人気を博しています。
【原作漫画】1〜2巻のあらすじ・ネタバレ
経理部で毎日淡々と仕事をこなす森若沙名子。何事も過不足なくこなしたい彼女がもっとも避けたいのは、“他人の面倒事に巻き込まれる”ことでした。 しかし営業部のエース山田太陽が持ち込む領収書は「たこ焼き代」「テーマパーク代」など、経費で落ちるのかあやしいものばかり。調査の結果、それらは彼が担当している大々的な案件の重要なパートナーであるインテリアデザイナーと同行したときのものであることが判明し、沙名子は必要以上に首を突っ込まないために、経費として処理します。 ひとり暮らしを満喫していた沙名子は恋人を作ることに興味はありませんでしたが、太陽からアプローチを受けるうち、そんな気持ちが揺らいでいきます。 そんななか、会社の広告塔でもある広報部の皆瀬織子の経費の使い方が派手なことに、沙名子は疑問を持ちはじめます。
【原作漫画】3〜4巻のあらすじ・ネタバレ
ショールームの受付をしている室田千晶は、優秀な契約社員で正社員になる日も近いと言われています。しかし沙名子は、彼女が経費を切らずに自腹で業務に関わるものを購入しているのではと疑います。沙名子の予感は当たり、室田は正社員になりたい焦りから自腹を切っていたことが発覚しました。 経理課には新入社員の美華が配属されます。彼女は曲がったことが大嫌いで、自分の主張を曲げないタイプ。仕事はできるものの、彼女は各所で煙たがられる存在になっていきます。 そんななか、商品の品質低下と会社創設時からずっとマイスターを受賞している留田と新入社員・アイの不倫疑惑が持ち上がり……。 そして季節はバレンタインデーに。沙名子は太陽が彼の元カノが会っていたことにモヤモヤし、誤解が解けたことで付き合うことになります。 一方、秘書課のマリナは各部署に大量のチョコを差し入れ、沙名子はこれに疑問を持ちます。そこでマリナにキャバクラでの副業疑惑が持ち上がります。
【原作漫画】5〜6巻のあらすじ・ネタバレ
沙名子の予感どおり、美華は些細なことで社員たちに牙をむき、経理部の雰囲気も悪くなってしまいました。 そんななか、製造部の3人が品質の高い商品を作る社内マイスターとして表彰されることになります。しかし、沙名子たちは製造部の鈴木宇宙から石鹸の品質が落ちていると聞きます。 そこで会社創設時からずっとマイスターを受賞している留田と新入社員・アイの不倫疑惑が持ち上がり、調査することに。ところが品質低下の原因は、留田の加齢によるもので、彼はアイに自分の持てる技術をすべて伝えようとしていたのでした。 そして季節はバレンタインデーに。沙名子は太陽が彼の元カノが会っていたことにモヤモヤし、誤解が解けたことで付き合うことになります。 一方、秘書課のマリナは各部署に大量のチョコを差し入れ、これに疑問を持った沙名子。そこでマリナにキャバクラで働いていることが発覚します。そして沙名子はそのキャバクラで、部長たちが会社の合併計画を話し合っていることも知りました。
【原作漫画】7〜8巻のあらすじ・ネタバレ
3社合併に向けて大忙しの天天コーポレーション。そんななか、沙名子は20代で異例の主任昇進の打診を受けます。女性活躍を示したい会社の思惑だと感じた彼女は、今後結婚や出産をすることになれば、会社に迷惑をかけるのでは、と悩みます。 合併会社の1つであるトナカイ化粧品との打ち合わせの際、沙名子は担当者である槙野が給料に見合わない高級時計をしていることに疑問を持ちます。そこでトナカイ化粧品の置かれた状況を知ることに。 一方、太陽には大阪に異動する話が舞い込み、沙名子との関係に変化が……。 合併後も問題が絶えません。社内での派閥の分裂に加え、人員不足で沙名子はたちは残業を強いられ、披露が溜まっていきます。そんななか、槙野の不自然な出張が発覚。一方で太陽は東京に出張することになったものの、彼が担当するキャンペーンを取材する記者が太陽の元カノだったことで、沙名子はは心中穏やかではありません。
【原作漫画】9〜10巻のあらすじ・ネタバレ
経理部には新戦力が入り、人員不足も解決されつつありますが、営業部では各派閥間の水面下の争いが絶えず、広報部は後進の育成で大忙し。そんななか、沙名子は営業部トップの山崎に食事に誘われます。山崎は彼女と太陽の関係を知っているため、てっきり太陽のことかと思いきや、社内の派閥について相談を受けます。 一方、太陽は沙名子にプロポーズします。しかし2人とも結婚について具体的なイメージがわかず、一旦保留に。 そして天天コーポレーションに税務調査が入ります。調査官への対応は経理部の担当のため、気合が入る沙名子。当初調査は数日から1週間ほどで済むと言われていましたが、合併前にトナカイ化粧品が行った不正な決算にメスが入り、1ヶ月以上かかると言われてしまいます。 さらに太陽が担当するカフェの交際費にも質問が入り、太陽が東京に来ることになりますが、2人の頭はプロポーズのことでいっぱいでした。
【原作漫画】11〜12巻のあらすじ・ネタバレ
先輩である織子の夫の浮気現場を写真に残してしまった沙名子。そんな中、彼女の浮気相手である勇が過去に横領をした熊井と連絡を取っていることを知ります。 どうやら勇は熊井の負債を弁済しているとのこと。彼の不幸そうな姿を見た沙名子は、お節介を焼くことに。さらに織子に協力して夫との離婚を成立させ、勇の背中を押すのでした。 太陽が出張で東京にきたことで、数か月振りに再会できた沙名子。仕事中だったため顔を合わせるだけでしたが、お互いに元気をもらうのでした。そんな2人のもとに太陽の元カノである立花がやってきます。 取材を求められる沙名子は、彼女の提案で飲みに行くことに。そこで元カノと今カノのマウント合戦が幕を開けます。3年ほど付き合っていたという立花に押され気味な沙名子。 しかし最後には友人と呼べるほどの関係にまで昇華し、充実した時間を過ごします。その後太陽との待ち合わせ場所へ向かい、ホテルで愛を確かめ合うのでした。
【ドラマ】最終回の結末は?
円城専務によるスリム化計画で、事務部門がアウトソーシングされることが明らかに。一方、部長たちは秘書の有本マリナが副業で働くクラブで、大手ライバル会社・サンライフコスメとの買収交渉を進めていました。 そんななか、太陽は広報部の室田がマリナの指示で沙名子のパスワードを使って、データを流出させていたことを知ります。2人は合併後サンライフコスメで正社員にしてくれるという条件を出されていたのです。 沙名子たちはマリナの経歴偽装から、彼女が土井のスパイであることを掴みます。その後、マリナは土井に接触。そして合併後、今の専務を失脚させるという発言を引き出し、沙名子たちに電話越しに伝えます。マリナは逆スパイだったのです。 香港に出向することになった太陽は、沙名子に彼女に釣り合う男になって帰ってくると約束します。そして彼の出張の日、沙名子と彼が付き合っていると知った経理部の面々は、見送りに行くよう彼女の背中を押します。 会社のロビーで沙名子は「これは経費で落ちません!」と太陽に白紙の領収書を渡します。その裏には「待っててくださいね! 山田太陽」の文字。そして「待ってます。経理部 森若」と書かれた付箋が貼ってありました。
【ドラマ】主なキャスト
森若沙名子役/多部未華子
経理部に勤める森若沙名子は彼氏いない歴=年齢の27歳のOL。会社では経理処理の正確さで一目置かれており、ルールに則った仕事をモットーとしています。 沙名子を演じる多部未華子は、朝ドラ『つばさ』(2009年)や映画『ピースオブケイク』(2015年)、『あやしい彼女』(2016年)などへの出演で知られています。
山田太陽役/重岡大毅(ジャニーズWEST)
営業部の次期エース・山田太陽は、陽気で調子の良い性格です。あることをきっかけに沙名子に惹かれるようになった彼は、熱烈なアプローチで彼女とのデートにこぎつけ、その後、関係を発展させていきます。 太陽を演じるのは、ジャニーズWESTのメンバーで俳優としても幅広く活躍している重岡大毅。映画『溺れるナイフ』(2016年)やドラマ『#家族募集します』(2021年)などへの出演で知られています。
『これは経費で落ちません!』のあらすじネタバレ!ドラマ版の最終回も
大ヒット小説を原作に、マンガ化を経てドラマ化された『これは経費で落ちません!』。真面目ながらも人間味のある沙名子をはじめ、個性的なキャラクターが多数登場し、人気を保っています。 沙名子と太陽の恋愛模様でも楽しませてくれます。