漫画「12歳の娘ができました」最新話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！元ヤン主人公は義娘に認められたい！

漫画『12歳の娘ができました～元ヤン女、シンパパに嫁ぎます～』は、シングルファーザーに恋をした元ヤン女子が、連れ子の少女に認めてもらうため奮闘するハートフルストーリーです。
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アラサー独身女性の夏緒は家業を継げという父親の圧から逃れるため、ただいま絶賛婚活中。元ヤンの夏緒は慣れない婚活に苦戦しつつも、理想的な男性・康隆に出会います。 そしてデートを重ねていたある日、康隆が可愛らしい美雨という女の子を連れてきました。実は美雨は康隆の娘。バツイチの彼は男手1人で娘を育てていたのです。 バツイチ子持ちという衝撃の事実に一瞬怖気づいた夏緒でしたが、康隆以上の男性は現れないと覚悟を決め、お試しでの同居を開始。それからすぐに美雨の本性に気が付きます。 康隆の前では天使のように可愛らしい美雨ですが、本性はまるで悪魔。しかも夏緒のことが気に入らないようで、さまざまな手段を使って追い出そうとしてくるのです。 そして我慢の限界に達した夏緒は、美雨の前で元ヤンとしての一面を晒してしまうのでした。

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夏緒が一筋縄ではいかない相手だと悟った美雨は、最強の助っ人を家に呼び出しました。助っ人の正体は康隆の母親。彼女は夏緒が康隆の妻として相応しいか見極めると宣言してきました。 そして義母に命じられるがままに短時間で食事の用意をすることになった夏緒。料理自体は問題なく作り終えたものの、美雨に汁物がかかりそうになるハプニングが発生し、食事はめちゃくちゃになってしまいます。 そこへタイミングよく康隆が帰宅。夏緒は明らかに不合格だろうと落ち込みますが、義母は康隆と美雨に対する夏緒の愛情を認め、なんと合格を宣言しました。 それから数日後、義母に認められ一歩前進した夏緒は、康隆に代わって美雨のピアノの発表会へ行くことに。しかしそこで康隆の元妻である人気モデル・和香に遭遇し、美雨の嬉しそうな表情にまたしても落ち込んでしまうのでした。

和香との対面によって、すっかり自信を無くしてしまった夏緒。いてもたってもいられず、康隆に父子家庭で育った自分では美雨の理想の母親にはなれないと弱音を漏らしてしまいます。 しかし康隆から離婚原因が和香の不倫であること、そして彼が自分に惹かれた理由を聞き、夏緒は再びやる気を取り戻すのでした。 一方、和香から一緒に暮らそうと言われた美雨は、両親と共に暮らしたいという本音と、そうもいかない現実のギャップに落ち込んでいました。そんな美雨の悩みを察した夏緒は、例え理想の母親になれなかったとしても自分にできることをやろうと決意します。 それからというもの、以前よりも打ち解けた夏緒と美雨でしたが、新たなトラブルが発生。なんと美雨が同級生相手に暴力を振るったというのです。どうやら原因は両親の離婚と夏緒に関係しているようで……。

トラブルも無事に解決し一層絆が深まったと思っていた矢先、同僚から突然告白された夏緒。そして時を同じくして美雨が家出をしたという連絡が飛び込んできます。 美雨は康隆にも内緒で和香の元にやってきていました。そこで母親が既に再婚していたこと、さらに子どもを身ごもっていることを知った美雨。和香の前では気丈に振舞っていたものの、内心は酷く傷付いていました。 その後美雨が家を出たのと入れ違いで、和香の元に康隆たちがやってきます。そして和香の無神経な発言に激怒した夏緒は、美雨を探すためバイクに飛び乗るりました。 美雨を探している最中、夏緒は幼いころのことを思い出していました。実は夏緒もまた、父に恋人ができて母親の居場所がなくなることを受け入れられなかったのです。 そして無事に美雨を見つけた夏緒は、傷付く美雨をそっと抱きしめ無くなるものは何もないと伝えるのでした。

美雨の失踪事件を機に、夏緒は密かにある決意を固めていました。美雨から「母親」とその居場所を奪いたくないと思った夏緒は、自ら身を引こうと考えていたのです。 そして告白してくれた同僚にも断りを入れ、仕事を退職。康隆たちの元を離れ、1人で実家へと戻ったのです。 一方、やっと希望通り夏緒が出ていったというのに、美雨は浮かない顔をしていました。気が付けばいつも夏緒のことばかり考えてしまっていたのです。そんな娘の気持ちを察した康隆は、改めて美雨に夏緒への気持ちをたずねるのでした。 実家に戻った夏緒はひょんなことから父親と口論になっていました。なんと「年内に結婚できなければ家業を継ぐ」という言葉は誤解。さらに父が再婚しなかった理由は夏緒とは全く関係なかったことが発覚したのです。 するとそこへかつての舎弟たちに引き連れられた康隆が姿を現し……。

元ヤンの夏緒は短気だしガサツだし、とても理想的な母親とはいえないような女性です。しかし彼女はいつでも真っすぐ。12歳の少女相手でも決して嘘をついたり取り繕ったりせず、真正面から向き合おうとする姿が印象的です。 そして身を呈して子どもを守ろうとする姿は本物の母親以上。こんな人が傍にいてくれたらどれだけ心強いだろう、と思わずにはいられません。 夏緒の真っすぐな気持ちが美雨に届く瞬間は、思わず胸がジーンと温かくなりました！

以上、「12歳の娘ができました」のネタバレ解説でした！軽快で笑える夏緒と美雨のバトル、そして思わず胸が震えるハートフルな家族のストーリーが印象的な本作。笑って泣ける作品を探している人は、ぜひコミックシーモアで読んでみてください！