『葬送のフリーレン』黄金郷のマハトが迎えた最期とは?“人間好き”を公言する魔族の謎に迫る
黄金郷のマハトはかつてフリーレンも敗れた七崩賢最強の大魔族です。しかし最強な彼は人が好きで、人類との共存を願う穏健派でした。 本記事では黄金郷のマハトの最期や強さ、人類を好きな理由、グリュックとの関係などを解説。最強なのに人を理解したい黄金郷のマハトの人物像に迫ります。 ※この記事は『葬送のフリーレン』の重要なネタバレを含みます。
『葬送のフリーレン』黄金郷のマハトのプロフィール
種族 | 魔族 |
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所属 | 七崩賢 |
年齢 | 不明(600歳以上) |
初登場 | 7巻63話 |
好物 | 不明 |
異名 | 黄金郷のマハト |
身長 | 不明 |
声優 | 未発表 |
黄金郷のマハトは七崩賢最強にして最後の生き残りである大魔族です。人間好きを公言する変わり者の魔族で、自称「穏健派」。 南の勇者の回想シーンで登場後、81話から描かれる黄金郷編のラスボスとしてフリーレン一行や1級魔法使いデンゲンらの前に立ちはだかります。 マハトは本編の50年前に城塞都市ヴァイゼを黄金郷へと変化させた張本人。以降彼は都市もろとも封印された状態で、大陸魔法協会の監視下に置かれています。
【死亡】黄金郷のマハトはどんな最期を迎えた?
死亡 | 11巻103話 |
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享年 | 推定600歳以上 |
黄金郷のマハトはかつて弟子だったデンケンと一騎打ちとなります。マハトがデンケンにとどめを刺そうとした瞬間、フリーレンによって街全体の黄金の呪いが解除されたのです。マハトが驚いたその一瞬の隙をついて、デンケンはマハトに高圧縮の「人を殺す魔法(ゾルトラーク)」を放ちました。 致命傷を負ったマハトは死を悟りながら路地裏へ逃れ、そこで悪友グリュックとの再会を果たします。わずかに言葉を交わし、2人は悪友らしくともにタバコをふかしました。 マハトが助からないことを悟ったグリュックは、現れたデンケンに「楽にしてやってくれ」と頼み、マハトはとどめを刺されます。その身体は塵となり、グリュックは残った石環に別れを告げました。
【強さ】黄金郷のマハトはどのくらい強い?
能力 | 魔族だけでなく人類の魔法も使える |
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得意魔法 | 「万物を黄金に変える魔法(ディーアゴルゼ)」 |
七崩賢最強のマハトは、600年前にフリーレンが挑んで敗れている相手です。フリーレンにとっては今でも勝つイメージが湧かないほど、マハトは別格の強さを誇っています。 情報収集のために結界内に入った手練の1級または2級魔法使いたちは攻撃する暇なくマハトに瞬殺されていました。 マハトはなんといっても「万物を黄金に変える魔法(ディーアゴルゼ)」が厄介。人類には知覚も解析もできない呪いとして、マハトはこれをノーモーションで放ちます。回避も防御もできず一方的に黄金化されてしまうので、敵として対峙すると為すすべがない強敵です。
【過去】黄金郷のマハトはなぜ人類との共存を望むようになった?
魔王の命で人を殺して回っているなかで、マハトはある神父に悪意や罪悪感を理解できないことを「可哀想に」と憐れまれます。それがきっかけで、マハトは魔族が知らず人類は知っている「悪意」や「罪悪感」を知りたいと思うようになりました。 相手を知りたいと思うことは、すなわち好意。そう考えたマハトは、自分は人が好きだと思うようになります。それからのマハトは、好きな人類を理解するために人を殺して、そこから人が抱く感情を知ろうと殺戮を繰り返していくことに。 人を理解できれば、好きな人類との共存もできるはずだと考えたのです。そうして最後に彼が行き着いたのが、特定の人類と親しくなってから殺すという方法でした。
【関係】黄金郷のマハトとグリュックの関係は?
マハトが特定の知り合いを作ろうと思っている時、偶然襲撃したのがヴァイゼの領主グリュックでした。多くの悪意に触れ罪悪感に苛まれてきたグリュックは、マハトに悪意を教えることを提案。代わりにマハトを従者として抱え、政敵の排除にあたらせました。 利害が一致した彼らは長い時間をともに過ごします。マハトが貴族の要請で装着した「支配の石環」は、彼がヴァイゼの民に「悪意」を抱くと死ぬという代物。グリュックはマハトがそもそも悪意など持たないことを知っていながら茶番に乗っかっており、2人はまさに悪友と呼べる関係でした。 30年の月日が過ぎた頃、マハトは今なら罪悪感が理解できるかもしれないと、グリュックごと街を黄金に変えます。
黄金郷のマハトの最期が切ない!『葬送のフリーレン』最大のバトル
『葬送のフリーレン』のなかでもマハト編は多くの話数を割かれて描かれたエピソードです。七崩賢最強にして最後の1人である黄金郷のマハトとの戦いは、マハトの生き様も含めて「フリーレン」らしいほろ苦さと切なさが印象的。11巻で描かれる戦いの結末をぜひその目で確かめてみてください!