『葬送のフリーレン』ゼンゼは死亡する？“ヴィアベルの好きな人説”や名前の意味を解説します

主人公・フリーレンがさまざまな出会いと別れを繰り返す『葬送のフリーレン』。中でも長編エピソードのひとつ「一級魔法使い試験編」では、それまで以上に多くの新キャラが登場しました。 本記事では「試験編」で初登場を果たした一級魔法使い・ゼンゼについて紹介していきます！

ゼンゼは一級魔法使い選抜試験で初登場したキャラで、二次試験の試験官を務める一級魔法使い。フリーレンとそれほど変わらない小柄な体格、脚にまで届くほどの長髪が特徴です。見た目は少女のようですが、地位や経歴から考えて実年齢はかなり上だと予想されます。 眠たげな瞳と淡々とした口調が印象的で、人死にを嫌うなど平和主義者的な一面も。なぜか隕鉄鳥(シュティレ)に懐かれており、頭の上に乗られている場面もありました。

現時点でゼンゼは死亡しておらず、死亡しそうな状況に陥ったこともありません。また「一級魔法使い選抜試験」が終了してからの登場はなく、再登場の可能性があるかどうかも不明です。 ただゼンゼは一級魔法使いというなかなかの地位にいるので、もし仮に今後大規模な戦いが起こるような展開があれば、また彼女の姿を見られることもあるかもしれません。その場合も、彼女ほどの実力者が死亡するほどの状況は少し考えづらいですね。 今の段階ではなんとも言えないとはいえ、ゼンゼが死亡する可能性は低いのではないでしょうか。

ヴィアベルは一級魔法使い選抜試験に参加した30代の二級魔法使いで、戦場経験が豊富な「北部魔法隊隊長」でもあります。彼は作中で魔族と戦う理由について、“好きだった女の子と約束したから”と話していました。 この女の子は顔がはっきりと描かれていませんが、髪型や雰囲気から一部のファンの間で「ゼンゼなのでは？」と推測されたこともあります。後で説明しますがゼンゼはおそらく30代だと思われるため、あり得ない話ではないです。 ただし試験中にお互い何の反応もなかったのを考えると、この説が正しい可能性は低そう。会っていない時間が長すぎて気付かなかったと説明することもできますが、果たして……。

『葬送のフリーレン』の登場人物の名前はドイツ語から取られていることで知られています。ゼンゼの元ネタは「Sense」、ドイツ語で「大鎌」を意味する名詞です。 後の見出しで説明するとおり、ゼンゼは自身の髪を自由自在に操って戦います。攻撃のとき彼女の髪は鋭い刃物のようにもなるため、「鎌」という言葉もぴったりといえるでしょう。

少女のような愛らしい見た目をしているゼンゼですが、実年齢はかなり高いのではないかと思われます。というのも作中で、彼女は「過去に4回一級魔法使い選抜試験の試験官を担当した」という情報が出てきているからです。 試験がおこなわれるのは3年に一度で、試験官を務められるのは一級魔法使いだけ。そう考えると、今回で試験官になるのが5回目のゼンゼは、最低でも15年間は一級魔法使いとして生きていることになります。また連続で担当しているとも限らないのでもっと長い可能性も。 彼女が何歳のときに一級魔法使いになったかは不明ですが、それを10代後半と仮定すると、現在の年齢は少なくとも30代以上だと推測されます。

ゼンゼの魔法は自身の髪を操るというもの。自身の身体を覆うほどの髪に幾重にも魔法をかけており、1本1本を思うがままに変質させることができるといいます。攻撃・防御ともに活用できる便利な能力ですが、使いこなすには緻密なコントロールが必要になりそうです。 特に攻撃力にかんしては、受験生の防御魔法を破ったり建物を壊したりと、髪とは思えないほどの威力を誇ります。魔力探知に引っかからず奇襲を仕掛ける場面もあり、総合的にみてかなりの実力者だといえるでしょう。

強力な能力を持つゼンゼですが、実は戦闘シーンはあまり描かれていません。というより、作中で戦闘したのは彼女の「複製体」のみで、本体は戦う姿を見せたことがないです。 しかしその複製体にすら受験生たちは悪戦苦闘しており、手も足も出ない者がほとんどでした。複製体は心の有無以外は本体と同等の存在なので、ゼンゼ本体はそれ以上の強さを誇ると言っていいでしょう。今後再登場があるとしたら、本体の戦闘シーンが見てみたいものですね。

少女のように見えておそらく実年齢30代という、年齢不詳な魔法使いであるゼンゼ。可愛らしいビジュアルやそこからは想像できない強さから、作品ファンからも愛されています。 「試験編」だけの登場ではもったいないくらいのキャラなので、今後の再登場にも期待したいところです！