『葬送のフリーレン』フランメが遺した手記の内容は?“人類の魔法の開祖”の強さや最期に迫る
2021年マンガ大賞を受賞し現在も大きな話題を集める漫画『葬送のフリーレン』。 この記事ではフリーレンの師匠にあたる大魔法使いフランメについて徹底解説!彼女の基本的なプロフィールはもちろん、作中でも重要なキーワードとなる「魂の眠る地(オレオール)」との関わりなど、気になる情報をあますことなくお伝えしていきます。 ※この記事は「葬送のフリーレン」の重要なネタバレを含みます。
『葬送のフリーレン』フランメのプロフィール
歴史に名を残す大魔法使いフランメ。世間ではおとぎ話のように語られている存在ですが、1,000年ほど前に生きていた実在の人物です。フランメはかつて魔族に襲撃され命の危機に瀕していたフリーレンを助けており、彼女を弟子として迎え入れています。 その魔法の腕は伝説通りの超凄腕で、強大な力を持つ魔族もあっさり倒してしまうほど。魔族に対し恨みを持ち生涯をかけて戦い続けていましたが、一番好きな魔法は「綺麗な花畑を出す魔法」だと語っており、フランメの内側には深い優しさがあったのだと伺うことができます。 ちなみに彼女は超凄腕の魔法使いではありましたが、魔族ではなく人間です。
フリーレンの師匠ともいうだけあって、圧倒的な強さもそのキャラクターも最高です!
【手記】フランメは魂の眠る地(オレオール)に何を残した?
かつての仲間アイゼンの依頼を受け、フランメの手記を見つけ出したフリーレン。そこには「魂の眠る地で戦友たちの魂と対話をした」というにわかには信じられない記録が残されていました。 アイゼンはフリーレンに「死んでしまったヒンメルと対話して欲しい」と考えており、そのヒントを示すためにフランメの手記探しを依頼していたのです。そしてフリーレンはこれにより目的地を「魂の眠る地」と定め旅を開始。 フランメはその手記によりフリーレンに未来を示し、死者と対話できるという「大きな謎」を魂の眠る地に残してきたのです。
【偉業】フランメが「人類の魔法の開祖」と呼ばれる理由は?
かつて魔法は「魔族の技術」として認識されており、人間たちが研究することは避けられてきました。そんななか、従来の慣習を打破し魔法を広めたのがフランメだったのです。 彼女は大国の皇帝に訴え、魔法研究の認可を取得。これによりフランメは魔法の研究や軍事利用など、人類の魔法技術発展に大きく貢献します。彼女の尽力により現在の魔法体系が整っていることを考えれば、フランメが「人類の魔法の開祖」と呼ばれることにも納得です。 長い目で考えれば、彼女の存在なしに魔王軍の打倒は成しえなかったかもしれません。
【強さ】フランメはどのくらい強かった?
能力 | ・魔法全般 ・自身の魔力量の制限 |
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フランメはフリーレンの師というだけあり、その戦闘力の高さは折り紙付きです。フランメはフリーレンが得意としている「自身の魔力量を制限して相手を欺く」という戦法の創始者であり、彼女はそういった「工夫をこらした戦い方」に長けていました。 またフランメがグラナト伯爵領に残した防護結界は1,000年経過した後でも残っており、これに対しては魔族たちもなかなか手が出せない様子。絶対的な魔力量ではフリーレンなどに劣ると思われますが、その卓越した魔法技術は作中でもトップクラスと言ってもよいのではないでしょうか。
【死亡】フランメはどんな最期を迎えた?
死亡 | 3巻22話 |
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享年 | 推定70歳ほど? |
作中には年老いたフランメがフリーレンに「私の墓の周りは花畑にしてくれ」と頼み、そののち花に囲まれた墓石の前に立つフリーレンが描かれるシーンが登場。フランメは自身の死期を悟ったような発言をしていたため、その死因は老衰や病死だったのではないかと推測できます。 しかしながら実際にフランメが命を落とすシーンは描写されておらず、その詳細は今のところ不明。フランメの遺言状をフリーレンが預かっていた点を考慮すると、フランメはフリーレンに看取られながら、安らかにこの世を去ったのかもしれません。
【関係①】フランメはゼーリエの特別な弟子だった?
神話の時代から生きるエルフの大魔法使いゼーリエ。実はフランメはゼーリエの弟子であり、彼女のもとで魔法のいろはを学んでいます。 それからしばらくして2人は別々の行動をとることになりますが、フランメはゼーリエに残した遺言で自身の成果や功績を伝えるなど、最後までゼーリエを師として慕っていた様子。 またゼーリエはフランメからの「宮廷魔法使いの教育を引き継いでほしい」という遺言を拒否していますが、そののち大陸魔法教会を作り、結局は後進の教育に携わっています。ゼーリエ自身もフランメを大切に思っており、彼女の遺言に自分なりのかたちで応えたかったのかもしれません。
【関係②】フランメはなぜフリーレンを弟子に取った?
エルフの集落を襲った魔族たちに抵抗し、何とか撃退に成功したフリーレン。しかし彼女以外のエルフは全滅してしまい、フリーレン自身も満身創痍の状態になってしまいます。そんなとき、エルフの集落に偶然通りかかったのがフランメでした。 彼女は魔力量を抑えている自分を「強い」と看破したフリーレンに興味を持ち救出。その才能を見込み弟子にとりますが、フランメはその後「自分も魔族にすべてを奪われた過去がある」とフリーレンに打ち明けています。 もしかしたらフランメはフリーレンの才能のみならず、その境遇に自分を重ね合わせ「魔族に抵抗する手段を伝えたい」と考えたのかもしれません。
【関係③】フランメはよくフリーレンに命乞いをしていた?
フランメはよくフリーレンに命乞いをしていたとのことですが、最強の魔法使いであるフランメが命乞いをする理由は何なのでしょうか。詳しい理由は明らかになっていませんが、命乞いをすることで敵を油断させ、欺くためなのではないかと言われています。 もしそれが本当だったとしても、弟子であるフリーレンに命乞いをする理由はよく分かりませんが……。
【声優】アニメ『葬送のフリーレン』フランメ役:田中敦子
アニメ版でフランメを演じるのは、マウスプロモーション所属の田中敦子。大人っぽくセクシーな声の持ち主で、落ち着いたお姉さんキャラや姉御キャラなど、とにかく大人の女性を演じることが多いです。 おもな代表作としては、『攻殻機動隊』の草薙素子役、『ジョジョの奇妙な冒険』のリサリサ役、『名探偵コナン』のメアリー・世良役などが挙げられます。 サバサバしていて大胆不敵であり、フリーレンに生きる術を伝授したフランメ。そんな「頼りがいのあるお姉さん」キャラにぴったりなキャスティングで、原作ファンからも「イメージにめちゃくちゃ合う」「早くフリーレンとの絡みが見たい!」と期待の声が寄せられています。
フランメは世界を変えた超凄腕の魔法使い!
主人公フリーレンの師匠として、作中でも重要な役割を担うフランメ。 すでに死亡しているキャラではありますが、彼女にまつわる謎は数多く残されています。これを機に本作を読み返し、フランメの持つ強さや秘密に再度目を向けてみてはいかがでしょうか!