2024年4月15日更新

「転スラ」最終回はひどい!?つまらないと言われる理由を解説【転生したらスライムだった件】

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転スラ 転生したらスライムだった件
©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

漫画・アニメ・小説など、様々なメディアで注目を集めている作品『転生したらスライムだった件』。 個性豊かなキャラや壮大なストーリー展開で人気を博す本作ですが、一部のファンからは「最終回がちょっとひどい」なんて意見も……?この記事ではそんな噂を徹底考察!実際の最終回の内容や評判など、気になるポイントをあますことなくお伝えしていきます。 ※この記事は「転生したらスライムだった件」の重要なネタバレを含みます。

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「転スラ」最終回が見れるのは原作小説版

『転生したらスライムだった件 第2期』
(C)川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

本作はもともと小説投稿サイトへの投稿作品が原作となっており、それをベースに小説版・漫画版・アニメ版が制作されています。漫画版などには原作にはないエピソードも含まれており、それぞれのメディアで少しずつ違ったストーリーが展開。 そんななかで唯一最終回まで描かれているのが、投稿サイトに連載されていた原作小説版となっています。こちらは2015年に完結済み。ここからは原作版の最終回について詳しく解説していきます。

【ネタバレ】最終回の内容はどんなもの?

転生したらスライムだった件 リムル
©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

原作版の最終回では強敵ユウキとの戦いに勝利した、リムルたちの後日譚が展開。生存した魔王たちによる新たな統治や都市建設などが進むなか、リムルは転生前の世界に転移し、通り魔に刺され死ぬはずだった自身の前世・三上悟の命を救います。 さらにリムルは「多重並列存在」という能力を使い、意識の一部を三上に移行。三上は病院で目覚めた後、付き添っていた後輩に「異世界に行っていた」と明かし、「俺が『転生したらスライムだった件』について」と壮大な冒険の日々を語り始めるのでした。

最終回がひどいと言われる理由

理由①:タイトルへの繋げ方が少し強引?

物語のラストでタイトルを回収する展開については、高く評価する声がある一方で「少々無理やりすぎるのでは?」という批判的な意見もあがっていました。 タイトル回収型の最終回というありきたりな展開。しかもとってつけたようにタイトルがセリフとして登場したことで、より違和感を感じるひとが多かったようです。

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タイトル回収自体は面白いと思うのですが、それをセリフに回したことで「嘘っぽさ」が出ているような気がします……。

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理由②:ご都合主義な能力が多すぎた?

リムルは転生前の世界で三上を見つけたとき、彼が負った致命傷を簡単に回復させてしまい、そのうえ自分の分身意識を植え付けられるという「多重並列存在」という能力まで使用しました。 リムルが強くなっていることは十分理解できるのですが、これらの能力があまりにも「この最終回のためだけに用意された都合のいい能力」に見えてしまい、一部のファンからは不満の声があがってしまったようです。

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能力の伏線なども綺麗に張られていれば問題なかった気もしますが、突然のチート能力登場に戸惑いを感じる人も多かったようです。

理由③:夢オチと勘違いするひともいた?

スライムに転生していた記憶を持ち、それをもとに「転生したらスライムだった件について」と語りだす三上。実際は多重並列存在の能力を使い意識を移しているだけなので、リムルの冒険がなくなったわけではありません。 ただスライムだった頃を夢の出来事のように語りだすラストを読んで、なかには「夢オチ」と判断してしまったひともいたようです。本作は終盤になるにつれキャラや設定が増え、話もかなり複雑化していきます。要点だけを読んで「夢オチか?」と早とちりしてしまったひとがいても不思議ではありません。

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最初に読んだときは一瞬状況がつかめず、夢オチかと勘違いしてしまいました。実際はそうじゃないのですが、少し違和感のある終わり方に感じてしまいますね。

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批判の意見がある一方・面白いという声も!

転生したらスライムだった件
(C)川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

最終回に批判的な意見を持つファンもいる一方、「うまくまとまっていてよかった」「タイトルの回収に繋げていて構成が巧みだと感じた」など、最終回に対し賛成的な意見ももちろん出ています。 個性的なキャラクターや細かな設定が入り乱れ、複雑な世界観を構築している本作。そんな一筋縄ではいかない作品だからこそ、その最終回をうまく着地させるのは難儀なはず。そういった状況を考えれば、ストーリーを何とかまとめきったラストが評価されるのも当然と言えるでしょう。

小説やアニメも同じ最終回を辿る?結末は変わるのか

転生したらスライムだった件
(C)川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

賛否両論が巻き起こる原作版の最終回ですが、現在も終わりを迎えていない小説版・漫画版・アニメ版は同じ結末を迎えることになるのでしょうか。 実は現在展開している「転スラ」シリーズは原作版にはなかった設定や展開が追加されており、現時点でもかなり異なったストーリーが描かれています。このままいけば最終回は間違いなく原作版とは違ったものになるはず。今後の展開を楽しみに待ちましょう!

気になる人は読んでみよう!賛否両論の最終回

現在も様々なメディアで人気を博している『転生したらスライムだった件』。 賛否両論巻き起こる最終回ですが、実は小説投稿サイトで現在も閲覧することが可能。気になる人は是非そちらをチェックし、今後の漫画版などの最終回に備えてみてはいかがでしょうか!