『もののがたり』死亡キャラ一覧!討伐隊の生き残りや復活メンバーについても解説!
付喪神がつなぐ縁と恋を描くバトル漫画『もののがたり』。主人公とヒロインが出会ったことで、大きな力を持つ付喪神たちが動き始め、それはやがて大きな戦いへと向かっていきます。 アニメでも話題の本作では誰が死に、誰が生き残るのでしょうか。本記事では『もののがたり』の死亡キャラや死因、復活キャラ、討伐隊の生き残りなどをまとめて解説します! ※この記事は『もののがたり』の重要なネタバレを含みます。
『もののがたり』死亡キャラ・死因を総まとめ!
『もののがたり』のストーリーに関わってくる主要なキャラの死亡・死因を、次の見出しからそれぞれ詳しく紹介していきます。復活を遂げたキャラや、死んだかと思われたもののそうではなかったキャラも、その経緯とともに解説! 付喪神に関しては倒されたもののうち、作中で知名度のある有名な付喪神や組織として動いている付喪神を抜粋しています。
『もののがたり』死亡キャラ・死因
岐隼人・鼓吹(くなとはやと・くすい)
死因 | 唐傘に殺されて食われる |
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巻数・話数 | 1巻1話 |
岐隼人(くなとはやと)と岐鼓吹(くなとくすい)は双子で、主人公・岐兵馬(くなとひょうま)の兄と姉です。2人ともタイプの異なる天才で次期当主として期待されていました。 2人は物語開始時点で故人です。享年18歳。唐傘の付喪神の罠にはまった結果、2人とも瀕死状態に。兵馬に逃げるよう促した後、唐傘に食われてしまいます。兵馬が付喪神を憎むようになったのは、2人の死がきっかけです。
叢原火(そうげんび)
死因 | 兵馬・婚礼調度・門守家に倒される |
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巻数・話数 | 4巻 |
叢原火(そうげんび)は処刑や拷問に用いられた道具の付喪神集団です。 同志を連れ立って長月狩りをしていた火掻(ひかき)は、兵馬や婚礼調度たちに倒されました。その残党が動き出した際は、京都塞眼(さえのめ)の門守(かどもり)家の呼びかけにより兵馬たちも残党討伐に参戦。 アジトを急襲された挽切(ひききり)・筵(むしろ)・笞(しもと)は、婚礼調度の結(ゆう)と共闘した兵馬、門守椿に倒されました。
雅楽寮(ががくりょう)
死因 | 現人神(ぼたん)・婚礼調度に倒される |
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巻数・話数 | 8巻 |
雅楽寮(ががくりょう)は京都三大付喪神の一角で、ロックに生きることが信条の3人組です。 実は唐傘とグルだった雅楽寮は長月ぼたんを襲撃。襲撃のショックでぼたんが現人神の状態になります。現人神は鼓(つづみ)を美しないと消し、残る爪弾(つまびき)と吹枝(ふきえ)は駆けつけた婚礼調度に倒されました。 3人はのちに黄泉のみで使える門守の符術「鬼来迎」で召喚され、傀儡の状態ではありますが味方として復活しています。
八衢黒檀(やちまたこくたん)
死因 | 菫に倒される |
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巻数・話数 | 11巻 |
八衢黒檀(やちまたこくたん)は御三家の1つ・八衢家の代表で、唐傘と手を組んでいる婚礼調度襲撃の黒幕です。唐傘に身体を食わせているため、すでに人間ではありません。 思惑が暴かれたことで、兵馬と死闘を繰り広げます。最後は娘の菫(すみれ)に、八衢式開門術神髄(やちまたしきかいもんじゅつしんずい)・生弓矢(いくゆみや)を穿たれ倒されました。 黒檀も後に門守の術で召喚されて、唐傘と戦います。
岐造兵(くなとぞうへい)
死因 | 兵馬に倒される |
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巻数・話数 | 12巻 |
岐造兵(くなとぞうへい)は兵馬の祖父にして、岐家の当主です。対話が足りない兵馬の未来を憂いて、長月家への居候を画策したのも彼でした。 造兵は唐傘討伐隊として唐傘と戦いますが、生きたまま唐傘に食べられ取り込まれてしまいます。のちにぼたん救出にやってきた孫の兵馬と戦うことに。 精神的にも成長した兵馬は激昂することなく造兵と戦い、祖父を解放してあげたいという思いで大切な祖父を倒しました。
門守椿(かどもりつばき)
死因 | 唐傘に倒される |
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巻数・話数 | 14巻 |
門守椿(かどもりつばき)は門守家の娘で、戦闘狂な一面を持っています。討伐隊の一員として他のメンバーともども死んだことが仄めかされていましたが、14巻で再登場。 椿は幼い頃慕っていた岐隼人と同じ姿をした唐傘の天日(てんじつ)と戦うも敗北。瀕死状態だった彼女は、唐傘の眷属になることで生き残る道を選びました。 本来は内側から唐傘に侵食されて奴隷化してしまうところを、椿は自我を手放さず門守椿として復活したのです。
唐傘討伐隊メンバー
死因 | 唐傘に倒される |
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巻数・話数 | 11巻 |
唐傘討伐隊は全国各地から集まった師範クラスの塞眼13人のことです。造兵や兵馬のはとこ・岐主鷹(くなとしゅよう)、塵外(じんがい)師範、椿らが名を連ねていました。 生き延びた1人(名前不明)の報告によると、普通に死んだのが2人、ほか10人は強い者から順に唐傘に取り込まれて敵の兵士になったとのこと。椿は唐傘の眷属となって復活したので、最終的には13人中11人が死亡または唐傘に取り込まれて最終的に死亡という形となっています。
時雨(しぐれ)
死因 | 婚礼調度に倒される |
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巻数・話数 | 15巻 |
唐傘の付喪神集団「藁座廻(わらざまわし)」の1人で、兵馬やぼたんに最初に接触したのが時雨(しぐれ)です。 主を持つ婚礼調度に執着していた時雨は、最終決戦で婚礼調度と対峙します。双方とも「天恵」を得て互角の戦いを繰り広げた末、彼女は敗れました。 最期の瞬間、彼女は自分が感じていた心の渇きを潤すものが、自分が不要だと切り捨てたしがらみや居場所にあったことに気づきます。藁座廻でも唯一感情豊かだった時雨は、最期に笑顔を見せながら消えていきました。
吹雪(ふぶき)
死因 | 八衢親子に倒される |
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巻数・話数 | 15巻 |
吹雪(ふぶき)は藁座廻の1人で、橙色の唐傘を持つ付喪神です。 八衢黒檀に固執する吹雪は、術で復活した黒檀と戦います。黒檀は戦いのなかで、吹雪は何をしたいのかを自分では決められない操り人形であると指摘して挑発しました。逆上した吹雪は黒檀の腹に傘を刺したことで、逆に動きを封じられてしまいます。 そこに黒檀の妻・紅緋(べにひ)、娘・菫が攻撃を放ち、吹雪は八衢家の連携によって倒れました。
凩(こがらし)
死因 | 「滅却の祭壇」に通される |
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巻数・話数 | 15巻 |
緑の唐傘を持つ藁座廻の1人・凩(こがらし)はオネエ言葉を使う長身の付喪神です。 凩によって神域に閉じ込められていた、最強の付喪神と評される大具足の挂(かい)は自力で神域から脱して戦地に駆けつけます。実力差は明らかで、挂はあっという間に凩を瀕死に追い込みました。 最後は煽(あおぎ)ら現世に住まう付喪神が復元した「滅却の祭壇」に通されて、凩は完全に消滅します。4体の中では1番あっけなく倒されました。
天日(てんじつ)・陽炎(かげろう)
死因 | 兵馬に倒される |
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巻数・話数 | 15巻 |
天日(てんじつ)は藁座廻のなかで中心的な存在の付喪神です。その正体ははじまりの唐傘・岐殺(きさつ)が、兵馬の兄・隼人を食らった姿で、容姿や記憶なども隼人と同じものを持ちます。岐殺はさらに姉・鼓吹を取り込んだ陽炎(かげろう)の姿も持っていました。 愛する兄姉の姿で、彼らの天賦の才を本人たち以上に引き出し仕掛けてくる天日と陽炎に対し、兵馬はこれまでの縁によって生まれた「生大刀・魔反(いくたち・まかえし)」で2人を撃破します。
禍津日(まがつひ)
死因 | 婚礼調度を纏った兵馬に倒される |
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巻数・話数 | 16巻 |
兵馬が倒した天日と陽炎の中から出てきたのが、兵馬が幼い頃に目撃したはじまりの唐傘・禍津日(まがつひ)です。穢れから生まれた悪神に対峙するボロボロの兵馬のもとに、婚礼調度が駆けつけます。 婚礼調度は自分たちを「使え」と伝え、兵馬は1度器に戻った彼らを新たな主としてその身に纏うのでした。婚礼調度からの想いと信頼を受け取った兵馬は、全員の能力を駆使しながらラスボスである禍津日を倒します。
『もののがたり』唐傘討伐隊の生き残り
唐傘討伐隊の生き残りは、人間に限定すると報告のために戻ってきた女性の塞眼1人のみです。名前は作中では登場していません。戦闘時の描写を見るに彼女は後衛役だったようで、それが幸いして唐傘に取り込まれずに済んだのでしょう。 身体は人間ではなくなってしまったものの、中身は以前と変わらないという点では、門守椿も生き残りと言えます。彼女は一か八かで唐傘の眷属となり、戦線復帰を果たしました。
『もののがたり』復活キャラ
雅楽寮の爪弾・吹枝・鼓、そして唐傘の眷属となっていて既に人ではなかった八衢黒檀の4人が、門守代表の禁忌の技「鬼来迎」にて復活しています。 彼らは行動を縛られていて唐傘以外への攻撃はできません。しかし自我は残っているので、雅楽寮は「一夜限りの夢の舞台」と相変わらずのロック魂を貫き、黒檀の家族への愛も垣間見えました。 椿も唐傘の眷属として復活したので、復活キャラに数えられるでしょう。
『もののがたり』死闘の末に待っている結末が見逃せない!
『もののがたり』は唐傘の藁座廻との決戦で少なくない犠牲が出てしまいます。それでも希望の光としてまっすぐ突き進む兵馬の姿に胸が熱くなる物語です。最高の結末を知りたいという人は、死を乗り越えてぜひ最終巻まで辿りついてください!