2023年9月19日更新

『終末のワルキューレ』がひどいと言われる理由とは?アニメの作画が原因なのか

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終末のワルキューレ
©アジチカ・梅村真也・フクイタクミ/コアミックス, 終末のワルキューレ製作委員会

原作漫画のみならず数々のスピンオフ作品やアニメも話題の『終末のワルキューレ』。 神々と人間たちのバトルを描き人気を集める作品ですが、一部ではその内容に厳しい意見があがっている様子……。この記事ではそんな噂について徹底解説!果たして本作はどんな作品なのか。実は面白い作品なのか、そうじゃないのか。その真相をしっかり追求していきます。

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『終末のワルキューレ』とは

終末のワルキューレ
(c)アジチカ・梅村真也・フクイタクミ/コアミックス, 終末のワルキューレ製作委員会
作者 原作:梅村真也 構成:フクイタクミ 作画:アジチカ
ジャンル バトル , ダークファンタジー
掲載誌 月刊コミックゼノン
発表期間 2017年11月25日~現在
巻数(話数) 19巻(78話まで収録)

神々と人間の壮絶な戦いを描く、ファンタジーバトル漫画『終末のワルキューレ』。 コミックスは累計1,500万部を突破し、アニメや舞台など様々なメディアに展開しています。また作中の人気キャラである呂布奉先や、ジャック・ザ・リッパーを主人公に据えたスピンオフ漫画も存在。各方面で話題を呼ぶ、今最も注目すべき漫画の1つとなっています。

あらすじ

神々のあいだで1,000年に1度開かれる「人類存亡会議」。まったく進歩しない人間に絶望した神々は人類に「終末」をもたすことを決定しましたが、ワルキューレの1人であるブリュンヒルデがそれに反論。趙特別条項の適用による「神と人類の最終闘争」により人類の存亡を決めることを提案します。 その提案に最初は乗り気でなかった神々ですが、ブリュンヒルデの挑発に乗り、その申し出は受託されることに。かくして最強の神々と最強の人類による、13対13の超常的な戦いが幕を開けることになったのです。

『終末のワルキューレ』がひどいと言われる理由

『終末のワルキューレ』がひどいと言われる理由
  • 神が強すぎて対戦が成立しない?
  • バトルシーンばかりで、展開がマンネリ化
  • 史実と合っておらず、歴史好きとしてはガッカリ?
  • 描写がグロくて見てられない
  • 神様たちの言葉遣いが今っぽくてイメージと合わない

神が強すぎて対戦がそもそも成立しない?

本作に対する批判として、「そもそも神VS人間という構造にかなり無理がある」という意見があります。本編にも「人間は神に絶対に勝てない」という旨の発言があり、そのうえ神サイドにはゼウス・ヘラクレス・オーディン・シヴァなど神話界でも最強クラスの神が盛り沢山。 この面々を見ると「人間が勝てるわけないじゃん!」と思ってしまうのも仕方ない気がしますね……。

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バトルシーンが多く、展開がマンネリ化

本作は13組のタイマンバトルが延々繰り返されていくバトル漫画となっています。 そのため作中では同じような構成が続き、読んでいると正直マンネリ感を感じてしまう部分も……。各バトルは違った展開が楽しめるものの、回想とバトルを行ったり来たりする一連の流れはほとんど変わらず。それにより本作は「バトルを描きたいだけの漫画」とも評されているようです。

史実と合っていない?

この作品には神話に基づく様々な神や、実際に伝承が残っている英雄などが多数登場しています。本来であればベースになっている史実に基づいた内容になるべきなのですが、どうやらここに出てくるキャラたちは史実とは違う部分がかなりある様子。 神話や歴史が好きなひとからするとその点がかなり気になってしまうようで、一部から批判の声があがっています。

描写がグロい

本作では激しいバトルが展開されるため、なかには手足や首が吹き飛んでしまうような、衝撃のシーンが多数登場。 しかもその描写がなかなかエグい描き方をされており、見るひとによっては気分を害してしまう可能性も……。逆にグロシーンなどに抵抗がなければ楽しめると思いますが、グロシーンの有無が気になるひとは注意しながら読み進めた方がよいかもしれません。

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神様たちの言葉遣いが今っぽくてイメージと合わない

登場する様々な神は個性豊かで魅力的ですが、その喋り方は非常に「今風」。 「ヨロ」や「カス」など砕けた物言いが多く、それにより神としての尊厳や迫力が損なわれているという意見が出ています。この口調だからこその読みやすさや面白さはあると思いますが、言われてみると確かに気になる部分も存在。もう少し落ち着いた口調であれば、評価もまた変わっていたかもしれません。

『終末のワルキューレ』の見どころ

本作はアニメ化もされている人気作品! ひどい部分ばかりではなく、見どころも満載です。

実はどちらが勝つか分からない展開にドキドキ

設定的には「神の方が絶対勝つでしょ!」と言いたくなる本作ですが、実際の勝負はどちらが勝つか分からない、拮抗した内容で展開。最後までどちらが勝つか予想することが出来ず、ずっとドキドキしながらストーリーを見守ることができます。 相手が恐ろしい神々とはいえ、人間側もただの人間ではない、一騎当千の猛者たちが勢揃い。彼らの繰り広げるバトルは私たちの予想を簡単に裏切り、とんでもない結末を見せつけてくれます。

神がいるからこそ、人間側に共感できる

この作品にはそれぞれに憎悪や慈愛の心を持った、様々な人間たちが登場します。人々の思いに無頓着で傲慢に見える神々を見ていると、人間側のキャラたちが持つ感情に思わず共感してしまう場面も多いはず。 戦いのなかで彼らが見せる激情は私たちの心を震わせ、大迫力のバトルをさらに熱いものに昇華してくれます。鳥肌モノのバトルを何度も楽しみたい!そんな方なら必ず満足できる作品となっています。

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人間や神の過去エピソードに感動

激しい戦いを繰り広げる人間と神は、ここに至るまでのあいだに様々な苦難を乗り越えてきています。そしてそのなかには、感動を呼ぶ読みごたえ抜群のエピソードも多数存在。 強さを追い求めて努力をし続けた佐々木小次郎や、人間としての生を経て神になったヘラクレスなど、彼らの背景には予想をはるかに超える壮大な物語が存在しています。そのバックボーンを知ったとき、作中のバトルがさらに熱いものに感じられるはずです。

主人公がエピソードごとに変わる

13組のタイマンバトルが繰り広げられる本作は、その戦いごとに主人公が切り替わる豪華な作品となっています。しかも各バトルには神と人間という主人公でもありライバルでもある、2人のキャラが登場することになるため、その読みごたえは抜群。 一部では主人公の定まらない部分に批判の声があがっていますが、むしろこの点こそが『終末のワルキューレ』にしかない唯一無二の魅力だと言うことができるでしょう。

そもそもの設定が面白い

人類存亡を賭けた神と人間のタイマン勝負。もうこの設定の時点で、刺さるひとにはとんでもなく刺さる内容になっています。いったいどんな神と人間が登場し、どんな武器や能力を使って戦うのか。この唯一無二の設定を聞いただけで、色々な妄想がはかどってしまうひとも多いはず……。 そしてそれだけでなく、この設定はその「わかりやすさ」も魅力のひとつ。1対1の勝負を繰り返す点をマンネリと評するひとたちもいますが、その単純明快な内容こそが万人受けする大きな要因の1つだと思われます。

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『終末のワルキューレ』って実際どうなの?

吹き出し アイコン

超個性的な神と人間たちが繰り広げるバトルは迫力満点!今度はどんな武器を使うのか。いったいどんなかたちで戦いに決着がつくのか。予想できない展開が続くため、常にドキドキワクワクしながら読むことができます。

吹き出し アイコン

狂気的なキャラが巻き起こす超常的なバトルに、思わず引き込まれてしまう作品でした。各キャラのデザインや性格も魅力的で、応援したくなるキャラが次々登場します。ただ同じような展開が続いてしまうため、場面によってはちょっと飽きを感じてしまう瞬間も……。

『終末のワルキューレ』はパクリで打ち切りに?

打ち切りの真相とは

『終末のワルキューレ』について、一部で「打ち切りになるのでは」という噂が飛び交っています。結論から言うと、本作が打ち切りになるという予定はまったくありません。 原作漫画は現在も連載が続いており、アニメについても現在放送中です。本作はこれからも漫画・アニメなど様々なジャンルで、その壮大な物語を繰り広げていくと思われます。

パクリ?

実は本作には公式ライバル作品として『魔女大戦』という漫画が存在しています。ライバルというだけあって設定などが似ている部分もあり、これを見た一部のひとたちから「『終末のワルキューレ』が『魔女大戦』をパクっている!」と声があがったこともあるみたいです。 また『終末のワルキューレ』に登場するトールの回想には「巨人に襲撃され捕食される人々」などが描かれており、このシーンが『進撃の巨人』に似ているという指摘が存在。これらの要素が『終末のワルキューレ』に対するパクリ疑惑に繋がっているのかもしれません。

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アニメの作画がひどい?

現在放送されているアニメについて、一部ファンから「作画がひどすぎる」という意見があがっています。実はアニメのなかでは本作の醍醐味でもあるバトルシーンが、紙芝居のようにさらっと終わってしまう、なんとも残念な場面が存在するのです。 『終末のワルキューレ』最大の魅力とも言えるバトルシーン。それがしっかり再現されていないとなれば、批判の声があがるのも仕方ない気がしてしまいますね……。

『終末のワルキューレ』今後の展開から目が離せない!

個性的なキャラや設定、大迫力のバトルで話題の『終末のワルキューレ』。 一部から批判的な声があがっていますが、その内容やクオリティは間違いなく名作の部類!これを機に本作をチェックし、これからのさらなる盛り上がりに備えてみてはいかがでしょうか。