漫画『ケンガンアシュラ』最終回まで全話ネタバレあらすじ＆感想！企業の代理闘争・拳願仕合で最強を目指せッ！

怒涛の殴り合いで億が動く！喧嘩×企業の拳願仕合を描く『ケンガンアシュラ』のあらすじを最新話までネタバレありで紹介します。 拳願仕合の世界に足を踏み入れた闘技者・十鬼蛇王馬とうだつの上がらない平社員・山下一夫の運命とは？全27巻分のあらすじや本作の魅力、感想などをまとめてチェックしてみてください！

乃木出版の平々凡々な平社員・山下一夫(やましたかずお)は、十鬼蛇王馬(ときたおうま)という乃木グループの拳願仕合闘技者の世話係を、なぜか会長直々に任命されます。 企業や商人に雇われた闘技者が賭け試合をする拳願仕合の存在すら知らなかった山下は、こうして廃墟に住む謎多き最強の男と出会うのでした。そして迎えた王馬のデビュー戦、彼は相手の攻撃を見切り反撃を仕掛け始めます。

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王馬が破竹の勢いで突き進むなか、「拳願絶命トーナメント」の開催が決定。すると会長は王馬を自社から外し、代わりに山下に新会社「山下商事」を設立させ、王馬をそこの闘技者となるよう手はずを整えます。 選択権を与えられないまま、気づけば51億円を貸し付けられてしまった山下が不憫です……。 4巻では王馬と皇桜(こうよう)学園グループの闘技者・桐生刹那との因縁も判明し、いよいよトーナメントがスタート。ここで優勝企業には次期拳願会々長の指名権が与えられることも明らかになります。

本戦出場の32人が出揃い一行は「願流島」へ。組み合わせ抽選会を経ていよいよトーナメントが始まります。 1仕合目は今井コスモ、2仕合目は阿古谷清秋(あこやせいしゅう)、3仕合目は暗殺一族の呉雷庵(くれらいあん)が勝利。次の4仕合目でついに王馬が登場。対戦相手はペナソニック代表闘技者・因幡良(いなばりょう)です。 6巻では無法地帯で暮らして大人相手にも無双状態だった少年の王馬が、師となる十鬼蛇二虎(ときたにこ)に拾われたエピソードも登場しました。

山下は知らないうちにこの仕合に2800億円を賭けることになってしまって卒倒状態。山下の命運を握る王馬は因幡を圧倒して勝利しました。 仕合の裏では拳願会の王の座がほしい東洋電力会長・速水が裏工作をしたり、殺し屋集団「黒使(こくし)」が島へ侵入したりと次第にきな臭くなっていきます。 7仕合目では全盲のムテバ・ギゼンガ、7仕合目は超日本プロレスの関林ジュンが勝利。一方で次に備えイメトレをする王馬の前には、ある人物の幻が現れます。

イメージ上の師匠との手合わせで、王馬の奥義「前借り」は師匠以外から教えられたことが判明しました。王馬の過去にはまだなにかありそうです。 その間も仕合は進み、王馬の初対戦相手だった理人は敗れ、王馬に執着する桐生は難なく勝ち進みます。乃木グループの初見泉(はつみせん)も危なげなく駒を進めました。 解剖狂の英(はなふさ)はじめは絞首刑でも死なない大量殺人犯・坂東洋平(ばんどうようへい)抹殺のため参戦、致死性ウイルスに感染させることに成功します。

14巻では1日目の締めの仕合では「拳願仕合の帝王」加納アギトが存在感を放ちます。アギトの強さに触発された王馬は仕合後のアギトに戦いを仕掛けますが、あえなく蹴り1発で沈められてしまいました。 1回戦が終わり、1度だけ闘技者を変更できるルール追加が行われました。2回戦1仕合目ではコスモが、正義遂行のための拷問マシーンと化した阿古谷を破ります。 次は王馬対雷庵戦。山下は長男の命を一方的に賭けられ、王馬の勝ちを信じるしかありません。寿命を削る「前借り」すら切れて死の淵をさまよう王馬は、再び二虎と出会い失っていた記憶や戦う意味を思い出すのでした。

自分の二虎流を見つけろと師匠に言われた王馬は、満身創痍でなんとか雷庵に勝利しました。若槻とユリウスのザ・肉弾戦は若槻が制し、プロレスにこだわった関林はムテバに完敗。御雷零(みかずちれい)はサーパインに勝利します。 2回戦6仕合目は殺人拳法・怪腕流の使い手・黒木玄斎(くろきげんさい)対桐生のカード。正気を失った桐生は黒木に倒されます。 19巻では桐生が王馬を神聖視するようになった経緯や、ようやく本調子になって坂東を倒した初見の仕合なども描かれました。

アギトがガオランを破り3回戦出場者が揃う一方で、王馬は意識が戻らず、山下はトーナメントからの辞退を決意。王馬は眠りながら、師匠から奥義「鬼鏖(きおう)」を伝授されたときの修行を思い出していました。 その頃、速水がクーデターを実行。各所で速水の私兵・守護者(ガーディアン)との戦いが勃発していきます。目覚めたばかりの王馬も参戦しますが、その力は格段に上がっていました。 クーデターは失敗に終わり、3回戦へ。山下の説得虚しく出場を強行した王馬は、コスモを破り準決勝に進みます。

続く仕合は「猛虎」若槻を前に最強の殺戮傭兵ムテバが棄権。第3仕合は黒木が落ち着いた仕合運びで御雷を破りました。3回戦最後のアギト対初見の仕合は乃木会長の期待を背負った初見が敗北してしまいます。 その頃、正気を失った桐生は片っ端から人を殺し回っていました。山下を守るため、王馬は10年ぶりに因縁の桐生と戦うことに。王馬は二虎流の技のみで桐生を倒し、準決勝で若槻を倒し決勝へ進みます。 25巻では拳願仕合黎明期に、山下の祖先が闘技者だったことが明らかとなりました。

「拳願仕合の帝王」アギトが、拳願会会長・片原滅堂(めつどう)によって招聘された黒木に敗れるという大波乱が起き、決勝戦は王馬対黒木の仕合に。 王馬は「前借り」と二虎流をあわせた独自の武で挑みますが、黒木に敗れてしまいます。大会後、山下が見つけた王馬は息を引き取っていました。 後日、山下が心機一転、独立した頃、二虎流唯一の継承者を名乗る謎の男が動き始めます。

一瞬で勝負が決まった仕合もありますが、トーナメント編に入ってからは全試合がクライマックスかというほど盛り上がります。どのキャラもバックボーン含めしっかり描いてくれるので、実際に観戦しているような気分になれました。 主人公だから無条件に最強というわけではなく、最後まで誰が勝つのか分かりません。なので、手に汗握りながら戦いの行方を追うことができます。あとは絵の迫力が抜群。躍動感あふれる筋肉美を楽しめます！

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全27巻で完結した『ケンガンアシュラ』は続編の『ケンガンオメガ』へと続いています。「オメガ」には「アシュラ」のキャラも多数登場しているので、まずはこの『ケンガンアシュラ』を一気読みして拳願仕合の世界へ飛び込んでみてはどうでしょうか。