漫画『黒』最終回まで全話ネタバレあらすじ＆感想！少女が生きる不気味で恐ろしい世界

大きな屋敷にたった1人で住む少女が、楽しい猫との暮らしの中でさまざまな真相を明らかにしていくミステリーホラー漫画『黒』。 そんな本作は、常に漂う不気味な雰囲気と世界観が見どころです。 ここからは最終回までの全巻ネタバレ・あらすじや作者、電子書籍サービス・ブックライブの詳細を紹介していきます。

ココという名前の少女は、大きな屋敷に1人で暮らしています。そんな彼女の精神的支柱となっているのは、クロという真っ黒な猫です。口は真ん丸で牙が鋭く、瞳は3つになったり無数に出現したり……。 自身の不思議な境遇に違和感がありましたが、ココは気にせずに楽しく暮らしていました。そしてココのもとには色々な人が訪ねてきます。家庭教師のブレンダ先生やその娘のセサミ、唯一の人間の友達であるミルク。不穏だけど平和な日常ですね！ しかし屋敷の周りや町には、さまざまな化け物が住み着いています。さらにクロはココに襲い掛かる化け物を殺しており……。

ココのもとにマリアがやってきます。突然クロの正体を知っているのではないかと強い口調で言われ、戸惑うココ。一方のクロはココの怯える姿を見て、マリアを敵視するように。そして触手で殺そうとしますが、ココが間一髪のところで止めるのでした。 その後ベッドで泣いていたココはクロに慰められます。やっぱりクロが猫ではない何かであることに気付いているようですね……。 翌日ココはミルクと一緒に遊んでいました。そこでミルクは、クロの存在がココに悪い影響を与えていることに気付きます。そしてクロを包丁で殺そうとしますが、すぐさま敵意を向けられて……。

綺麗な黒髪が真っ白になってしまったココ。そんな彼女の姿を見たマリアは、誰にも相談せずに1人で屋敷へと向かいます。そこにはいつもと変わらないクロと、恐ろしい姿の化け物が居ました。 その後医師たちの集まりに聞き耳を立てていたマリア。人を襲ったクロを味方と認識して良いのかという疑問が浮かび、クロの排除を決定させていました。大人たちの気持ちは物凄くわかる……。 そしてマリアはミルクに助けを求め、一緒に屋敷に向かうのでした。屋敷にはクロ以外の者に心を閉ざしてしまったココの姿が。そして明かされたクロの正体、ココの両親の真実とは……。

『黒』を描いた作者の「ソウマトウ」は、2021年4月にアニメ化された『シャドーハウス』の原作漫画を手掛けた漫画家です。 『シャドーハウス』は、2018年9月から連載が開始した大人気漫画。不気味で不穏な雰囲気が漂い続けるゴシックホラーストーリーは、どこか『黒』と似た世界観です。 「ソウマトウ」はかつて同人作家として活動していました。しかし現在は漫画家として活動しており、『黒』や『シャドーハウス』以外にも漫画を描いています。2012年から連載が開始した『ギリギリアウト』では、ラブコメストーリーが楽しめますよ！

クロとともに平和に生活しているココ。外の世界は化け物が蔓延っており、町の人々は恐れながら生きています。しかしストーリーの背景はほとんど明かされずに物語が始まるので、「なんとなく不気味」という感覚を味わいます。 恐怖に包まれた世界の片鱗は謎ばかり。しかし外の世界とココの世界のギャップにハラハラが止まりません！次に何が起こるのか、そして真実はいつ明かされるのか……。闇と光が共存する圧巻の展開に夢中になること間違いなしです。

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