2022年6月8日更新

漫画『シャドーハウス』のあらすじをネタバレ解説!偉大なるおじい様の目的とは?徹底考察!

漫画『シャドーハウス』は、ソウマトウによって『週刊ヤングジャンプ』で2018年から連載されているゴシックミステリー作品。2022年6月現在、コミックスは10巻まで発売されていて、2022年夏からはアニメ2期の放送が決定しています! 本記事ではそんな本作について、ネタバレも交えながらあらすじと魅力を詳しく解説していきます!

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まずは基本情報を解説!生き人形とは?

シャドーハウスとは

まずは物語の舞台である、シャドーハウスについて解説しましょう。断崖に佇むシャドーハウスは、訪れる人のいない大きくて不思議な館。 貴族のまねごとをしている顔のない「シャドー家」や、彼らの「顔」として従えられている「生き人形」のほかに、返事をしない顔のない人形などが暮らしています。彼らが外出することは禁止されていて、外にはいくつもの罠が仕掛けられているとのうわさも。 シャドー家の人々は負の感情を持つと体からすすが出るといった特徴があり、すすで汚れた部屋は生き人形たちによって毎日掃除されている模様です。 また彼らは“お披露目”という儀式を経て成年と扱われ、シャドー家のトップ「偉大なるおじい様」に認められることを望んでいます。

生き人形とは

「生き人形」とは「シャドー家」の1人1人に専属で付いている、精巧に作られた人間のような心を持った人形とされています。しかし真相は不明。食事や睡眠を必要としており、人間と同じ特徴を多く持っています。 彼らはシャドー家への強い忠誠心を持っており、主人の「顔」として鏡のような存在になることを求められています。

【1巻】ケイトとエミリコ

シャドー家の1人・ケイトが従えている生き人形の少女・エミリコは、ケイトの顔としてふさわしくなるために、すすで汚れる部屋の掃除や文字の勉強に勤しんでいました。 シャドーハウスの常識から外れたエミリコの数々の行動にケイトは驚かされつつ、2人は少しずつ距離を縮めていきます。 ある日エミリコは窓の外をのぞくと、上の階で掃除をしていた生き人形の少女・ミアと出会いました。それからしばらくすると部屋の外の掃除の日になり、ミアはエミリコを迎えにきます。 彼女に連れられ初めて部屋の外にでたエミリコは、大きな部屋やたくさんの生き人形たちの姿に驚くのでした。 エミリコが外の掃除を終えた数日後。彼女にとって初めての、班で知らないことを教え合う「授業」を行っている最中に、すすの集合体である「こびりつき」の、さらに集合体「亡霊」が現われます。「こびりつき」は、生き人形を殺してしまうこともある危険な存在です。 生き人形・ローズマリーが犠牲になりかけるものの、エミリコがかけた花瓶の水によって、なんとか「亡霊」を退治するのでした。

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【2巻〜3巻】“お披露目”のはじまり

こどものシャドーたちは“お披露目”で資質が試され、“お披露目”をクリアしたシャドーは成人として扱われます。ケイトとエミリコは同期たちとともに、“お披露目”に臨むのでした。 「おじい様と共にある棟」に住んでいる特別な生き人形・エドワードによって、長い廊下の先にある“お披露目”の会場に案内されます。そこにはたくさんの食事や飲み物が。 パーティ会場を再現した場所で、いかにシャドーと生き人形が正しく振る舞えるか、という内容の1次選考が行われました。 シャドーと生き人形がペアとなってダンスを踊った後に、シャドーたちは美しい庭園に招待され、生き人形たちは会場に留まるよう指示されます。しかしシャドーたちはいつまで経っても戻ってきません。残された生き人形たちは閉じ込められた部屋から脱出するための手がかりを探します。 その頃シャドーたちは、庭園のあちこちにある檻に囚われてしまうことに。これは囚われたシャドーを生き人形たちが助ける、という“お披露目”の2次選考でした。 なんとかパーティ会場から脱出した生き人形たちは、エドワードにいくつかのルールを告げられ、難解な仕掛けがある庭園へと足を踏み入れていきます。

【4巻~5巻】振る舞われたコーヒーの中身は……?

“お披露目”の2次選考は、シャドーの同期であるシャーリーとラムを除いて全員が突破という結果になりました。 成人になった彼らは祝杯され、飲めば不安もなくなるというコーヒーを飲むことに。このコーヒーには「偉大なるおじい様のすす」が入れてあり、生き人形たちは洗脳されてしまいます。 コーヒーを飲んだエミリコの異変を察知したケイトは、「こびりつき」を体内に取り込んでしまうとかかる病気・すす病の対処方法である“水を大量に飲ませる”ことを試み、エミリコの正気を取り戻すことに成功。 シャドーハウスに疑問を抱いていたケイトは、その思いをエミリコに伝えるのでした。 それから手紙を用いて、同期のジョンとショーンへ協力を求めることに。すす入りのコーヒーを与えられる「喜びの会」という、毎週行われる星つき主催のイベントの存在を知ったことをきっかけに、ケイトとエミリコは星つきを目指すことを決意します。 1週間後の「喜びの会」にて、以前すす病になった生き人形・ローズマリーから突然大量の「こびりつき」が出現。「亡霊」も現れて場が混乱する中、エミリコの活躍によって騒ぎが再び収められるのでした。

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【6巻】“亡霊騒ぎ”の犯人発覚

“亡霊騒ぎ”の犯人として星つきから疑いをかけられたケイトは、この事件の解決を条件に1度は見逃してもらうことに。彼女は同期のシャドー3人とともに情報収集をしながら推理していき、ローズマリーの主人・マリーローズが犯人であることを突き止めます。 マリーローズはシャドー家のこどもの最年長者として、シャドーが生き人形の体を取り込む儀式「一体化」を近々にする予定とのこと。2度に渡る“亡霊騒ぎ”は自分の生き人形であるマリーローズの人格が無くなってしまうことを受け入れられず、反抗するために起こした事件だったのです。 謎のシャドー・ローブ様の正体として姿をあらわしたマリーローズは、「こびりつき」を操る能力を持っていることが判明。能力を使ったローズマリーにケイトとジョンは追い詰められたものの、エミリコとショーンの協力もあって、なんとか彼女を取り押さえることに成功しました。 星つきへと引き渡されたマリーローズは「おじい様と共にある棟」に運ばれることに。運ばれている最中、彼女は亡霊をつくって廊下の壁を破壊し、エドワードを襲った上でローズマリーとともに崖下へ飛び降り、心中するのでした。

【7巻】星つきの過去とは

7巻では星つきの過去が明かされていきます。バーバラの前任者であるクリストファーは、とても優秀な人物でした。 しかしクリストファーは“お呼ばれ”の真実を知って自害。その事実を彼の生き人形であるアンソニーが、マリーローズに伝えたのです。これが後にマリーローズが“亡霊騒ぎ”を起こす理由になったのでした。 マリーローズの身投げ後、ケイトとエミリコの前にアンソニーが現れます。マリーローズたちの身投げ計画をすすの力で手助けしていたケイトにリーダーの資質を見出したアンソニーは、「君には僕が必要だ」と言い残して姿を消します。 騒動の真実は隠蔽され、エミリコは再び日常へ。欠員が出たことで、ケイトとエミリコが10班の班長になり、新たにイザベル&ミラベルとその生き人形・ベルが班に加わります。

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【8巻】エドワードが視察に!コーヒーすり替え作戦の行方とは

亡霊騒ぎが収まると、大人による視察がおこなわれるという情報が入ります。視察に来たエドワードは、イザベルやルイーズたちに尋問しました。 特別な珈琲を割ってしまったことを知られるわけにはいかない星つきは、庇い合いながら事実の隠蔽に成功します。しかしエドワードの巧みな尋問で、サラとダグラスがすべてを話してしまったのです。 彼は翌日の朝に、急遽喜びの会を決行することに。一方珈琲を飲まないことで洗脳が解けかけていると感じたケイトは、喜びの会で珈琲を飲ませないように作戦を立てます。その作戦とは珈琲のすり替えでした。 ケイト、エミリコ、ジョン、ショーンの4人は、すり替えを実行するため星つきの塔に潜入します。あと一歩のところでスザンナに気づかれてしまうものの、ケイトとエミリコの活躍で成功しました。そして一度は別れてしまったラムに助けられながら脱出にも成功し、翌朝喜びの会は決行されます。 普通の珈琲を飲み、違和感を感じる生き人形たち。エミリコの一言で、彼らは一斉に珈琲が違うと口にし始めました。一方のリッキーは、人間の頃の記憶が蘇りはじめ自問自答していました。誰よりも強い忠誠心を持っていたリッキーでさえも、状況を疑いだしたのです

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【9巻】モーフ・生き人形の正体とは?

リッキーやパトリック、ルウやルイーズたちを誘い、同期会を開催するケイトとエミリコ。ケイトはすべてを話そうとするものの、シャドーハウスや偉大なるおじい様を悪く言わないようにしなければと考えます。 そんな中エミリコは時期をみて、生き人形とシャドーの真実を語り始めます。シャドーはもともと全員が「モーフ」と呼ばれる妖精でした。モーフにはものに擬態する能力があり、彼らは生き人形に擬態し今の姿になったのです。つまり生き人形は人間であると、同期たちにも明かされました。 そしてシャドーハウスが子供の命を養分にしていることや一体化の事実を聞かされるも、信じられない様子のシャドーたち。そこでリッキーが自分も人間だった頃の記憶が戻っていると告白します。彼の告白を受け、パトリックはすべてを信じ全員で脱出をしようと提案しました。 5対の同期たちは、マリーローズのような過ちを繰り返さないと誓い一致団結します。そして同期の生き人形たちは全員が同じ村出身であること、エミリコはサーカス団から抜け出し彼らとともに館にやって来たことを思いだしていきました。 そこでエミリコは自分が生き人形になる前から、ケイトが今の姿であった理由を尋ねます。ケイトはその問いに対して、自分の名前はケイト・ミラーであり、ミラーハウスを取り戻すために来たと打ち明けるのでした。

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【10巻】ケイトの過去

ミラーハウスと呼ばれる館に住んでいたキャサリンには、1人の侍女がついていました。ある日ミラーハウスにモーフが現れ、人間を襲う事件が発生します。無我夢中で逃げた2人ですが、キャラサリンがモーフに襲われ真っ黒な状態になってしまったのです。 当時の彼女は、お腹に子供を宿していました。侍女が動かなくなったキャサリンとともに生活していると、事件から50年後にキャサリンが子供を出産します。侍女は生まれた子供を「ケイト」と名付け、孫として育てていくと決意しました。 最初は普通の子供として生活していたケイトですが、徐々に体が黒くなっていきついに真っ黒になってしまいます。そして祖母から出生の秘密を教えられた彼女は、自分の居場所を求めミラーハウスへの帰還を試みました。 ケイトはもとはミラーハウスと呼ばれていたシャドーハウスに潜入し、人間が洗脳されている事実を知ります。そしてエミリコに擬態したモーフのフリをして潜入に成功した彼女は、エミリコたちを助けミラーハウスを取り戻すと決めたのです。 ケイトは自分の生い立ちのすべてをエミリコに明かし、エミリコの名前は祖母である「エミリー」の名から取ったと伝えました。

現在分かっていることまとめ

ローブ様の正体

エミリコたちが深夜に出会った、館を徘徊するシャドーであるローブ様。エミリコの考えを知っても黙認したりと他とは明らかに違うシャドーでありながら、亡霊騒ぎの黒幕であるまさかの一面もありました。 そんなローブ様の正体は、ローズマリーのシャドーであるマリーローズでした。マリーローズは顔であるローズマリーと仲が良く、一体化を阻止しともに逃げるために暗躍していたのです。

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シャドー・生き人形の正体

長い時間謎に包まれていたシャドーと生き人形の正体が、ついに明かされました。シャドーの正体は「モーフ」と呼ばれる妖精です。モーフには悪意なく他のものに擬態する能力があります。 そんなモーフを擬態させるためにさらわれてきたのが、生き人形たちでした。つまり人形と言われていた生き人形は、人間だったのです。 対となるシャドーと生き人形の姿形が似ているのは、シャドーが生き人形に擬態していたためでした。

エミリコと同期組の秘密

ケイトからすべてを打ち明けられたエミリコと同期組は、徐々に過去を思い出し始めます。リッキー、ショーン、ラム、ルウの4人は、シャドーハウスに来る前同じ村で過ごしていました。その村「ミラーサイド」の子供たちにとって、シャドーハウスで仕えるのが1番の幸せです。 しかしどれだけ思い出してもエミリコとの記憶だけありません。それもそのはずエミリコは村の子供ではなく、やって来たサーカス団の座員だったのです。 ひどい扱いを受けていたエミリコを4人が誘う形で、5人は選別会に向かっていたのでした。

ケイトの過去

シャドーの1人だと思われていたケイトは、実はシャドーではありませんでした。 もともとミラーハウスに住んでいたキャサリンという女性が、モーフに襲われすす病に侵されてしまいます。その女性は子供を身篭っており、50年後に出産しました。最初は普通の子供だった彼女ですが、徐々に体が黒くなりついに真っ黒になってしまいます。 そしてその子供は自分の居場所を見つけるため、シャドーハウスと名前を変えたミラーハウスに単身で乗り込んだのです。その子供こそ、育ての親から名前を授かったケイトでした。

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未回収の伏線を考察

【考察①】マリーローズとローズマリーの安否は?

最後は亡霊騒ぎの犯人として突き出され、マリーローズは一体化するくらいならとローズマリーとともに棟から飛び降りました。2人の安否に関しては未だ明らかになっていません。 しかし実は2人が飛び降りる前に、ケイトが亡霊を先に落としておいてクッションにするという策を与えていたと判明します。そのため2人は生きている可能性が非常に高いです

【考察②】アンソニーの目的は?

アンソニーはもともと生き人形として生きていながら、マリーローズの助言で洗脳が解けた人物です。一体化の真実を知ったクリストファーが自害してからは、子供の棟に潜みさまざまな場所を自由に行き来しています。 シャドーへの反乱分子でありケイトとも一緒に戦いたいと語っていたアンソニーですが、マリーローズとは考えが合わないと話していました。そのため彼の目的はマリーローズと違い、過激である可能性があります。 子供を逃がすなどが目的であればケイトとの共闘も可能ですが、目的によっては敵となるかもしれません。

【考察③】偉大なるおじい様の目的とは?

シャドーハウスのトップである偉大なるおじい様に関しては、多くのことが謎に包まれています。正体が人間なのかシャドーなのかもわかっておらず、目的すら不明です。 彼のこれまでの行動から考えれば、やはり目的はシャドーの増殖と繁栄でしょう。その規模は館で楽しく暮らすレベルかもしれませんし、世界をシャドーで溢れさせるレベルかもしれません。シャドーが大人になる際は人間と一体化するため、人間の地位を奪うことすら可能なのです

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【考察④】パトリック・リッキーの恋心はどうなる?

パトリックはエミリコに、リッキーはルウにそれぞれ恋をしています。シャドーであるパトリックと人間であるエミリコの恋は、残念ながら実らない可能性が高いでしょう。 一方でリッキーとルウは、ミラーサイドにいた頃からお互いを想いあっていたようです。2人はシャドーハウスでも関係を進展させているため、ハウスから脱出した後に恋を実らせるかもしれませんね

メインの登場キャラクターを紹介

主な生き人形

エミリコ本作品の主人公で、ケイトに仕える少女。明るくおてんばな性格から、周りからは「お花畑」とも揶揄されている。
ミアサラに仕える少女。エミリコがはじめて出会った他の生き人形で、元気で明るい性格。
ショーンジョンに仕える少年。目が悪いものの、主人に合わせるために普段は眼鏡を付けていない。
ラムシャーリーに仕える少女。内気な性格で、他の生き人形たちにからかわれている。
ルウルイーズに仕える少女。主人のルイーズからは溺愛されている。
リッキー金髪のオールバックが特徴的で、パトリックに仕える少年。強気な自信家でショーンとは非常に仲が悪い。パトリックを先導する場面が多いが、忠誠心は人一倍強い。ルウに特別な好意を抱いている。
ローズマリーローズマリー班の班長でマリーローズに仕えている女性。心優しく穏やかな性格をしている。バービーからはバカにされているものの、マリーローズとの相性は非常に良い。ダンスを踊る際などは主人に合わせ女役に徹していた。
ベルベルは双子の姉妹でイザベルとミラベルの2人に仕えている。ベル姉妹は2人とも陰湿で意地悪な性格をしていた。2人は瓜二つであり2人で1人と認識されていたため、2人分の仕事を1人で担っている。その間に星つきに媚を売り多少の信用を得ていたものの、ある不祥事で一気に転落してしまった。
ダグダグラスに仕える少年。切り揃えられた前髪が特徴的で、常にクシを持ち歩いている。星つきを目指しており、目的のためであれば他者も利用する意地悪な性格をしていた。こびりつきに襲われた際は、同期であるミアを盾にして助かろうとする姿も描かれている。

主なシャドー

ケイトエミリコを従えているシャドー。自分のすすを操る能力を持っている。
サラミアを従えているシャドー。星つきを目指しており、エリートになるためダグラスに婚姻を持ちかけるも断られた。独占欲が強い性格で、ミアがエミリコに親切にした際は体罰を加えている描写もある。エミリコとケイトのことは嫌っており嫌味を言っているが、班の再編成では自分を差し置いてケイトが班長に任命された。
ジョンショーンを従えているシャドー。ケイトに一目惚れし、婚約を持ちかけるも断られている。
シャーリーラムを従えているシャドー。感情がなく世話もほとんど必要ない。言葉を発することもなかったが、お披露目でのダンスで人格が出現する。ラムの名前を呼ぶもゴール前で力尽き、お披露目を突破できなかった。お披露目で消滅したように見えたが実際はモーフの姿に戻っただけで、その後は独自に館の秘密を探っている。
ルイーズルウを従えているシャドー。口数が多く他の事情をあまり考えない性格で、自分とルウの顔が大好き。最初はルウの顔が好きなだけで体が傷ついても気にしなかったが、それはあくまで生き人形に感情があると理解していなかったため。根本の性格が悪いわけではなく、生き人形にも意志があると理解してからは行動を改めている。
パトリックリッキーを従えているシャドー。高慢で上から目線な口調で話すも、幼いため行動が追いついていない。彼よりもリッキーの方が賢いため、生き人形であるリッキーを頼りにしている。その態度とは裏腹に繊細で真面目な一面もあり、エミリコを好きになった際は感情を表に出さないと固く誓っていた。
マリーローズローズマリーを従えているシャドー。男装をした女性シャドーで、明朗快活な性格をしている。ダンスを踊る際は自分が男性側のステップを踊る。モーフの頃の記憶があり、一体化の真実も知っていた。ローズマリーを非常に大切に考えており、一体化を防ぐためにわざと評価を落としている。
イザベル&ミラベルベル姉妹を従えているシャドー。イザベルが姉でミラベルが妹である。生き人形を操るすす能力を持っており、その能力の優秀さから星つきであるスザンナに気に入られている。性格は2人とも意地悪で、ケイトを嫌っていた。ベルが珈琲の瓶を割ってしまい、シャドーとして1番の侮辱であるすす菅の清掃を命じられてしまう。
ダグラスダグを従えているシャドー。赤いジャケットを身にまとっており、エリート志向で星つきを目指している。生き人形と同じく意地が悪いためケイトには嫌われているが、リーダーとしての資質は備えていた。ダグが髪を乱した際には取り乱す姿が描かれており、髪型にこだわりがある様子。

謎の人物

偉大なるおじい様生き人形の生みの親とされている、シャドー家のトップ。「シャドー家を統率するシャドーハウスの王」「生き人形の生みの親」「偉大なる創造主様」と生き人形たちから呼ばれている。

ほのぼのなのに不穏?『シャドーハウス』の魅力を3つ紹介

【魅力①】ほのぼのな日常に不穏な空気が迫る……?

本作では主人公の少女・エミリコが陽気に暮らしている様子が描かれていますが、彼女が住むのは「外から訪れる人が一切いない大きな館」という謎深き設定。 またエミリコが初めて出会った生き人形・ミアは明るく友好的な性格ですが、主人と共にいるときは性格が大きく変わってしまいます。 洗濯や食事の配膳などの仕事をする、返事をしない顔を隠された人形。生き人形たちがすすの掃除しないと現れる「こびりつき」という化け物の存在も、不穏な空気を醸し出しています。

【魅力②】エミリコとケイトの関係性が素敵

元気で前向きな性格のエミリコと、思慮深くて頭の良いケイト。性格が正反対の2人の関係性は、今作での注目ポイントです。生き人形の名前はシャドーに似せるのが一般的ですが、個人として生き人形を尊重するケイトは、自分の生き人形に「エミリコ」という名前を付けています。 シャドーハウスのルールでは、生き人形はシャドーの「顔」としての役目を忠実にこなすもの。感情豊かなエミリコはケイトの鏡のような存在にうまくなりきれず、周りからはバカにされてしまいます。しかし2人は協力して館で起こる問題を解決していき、評価を得ていくのでした。

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【魅力③】まだまだ明かされない!シャドーハウスにまつわる謎

話の序盤から登場する「顔のない生き人形」。2022年6月現在、彼らの正体は明らかになりましたが、まだシャドーハウスを統べる者・偉大なるおじい様については明かされていません。 今後の連載からも目が離せませんね!

『シャドーハウス』の謎は明らかになるのか……?

ここまで『シャドーハウス』の基礎知識やネタバレ、魅力について解説してきました。本作はゴシックな世界観だけでなく、可愛らしいキャラクターが登場するのとは裏腹に、不気味で謎が多い設定が魅力の作品です。 まだまだ考察が深まっていく本作。ぜひ読んでみてくださいね。