漫画『GHOST GIRL ゴーストガール』最新話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！アラサー女優が悪霊を狩る！？

『ロザリオとバンパイア』で知られる紗池晃久による最新作『GHOST GIRL ゴーストガール』。特殊体質を持った売れない女優が、「使い魔」とともにさまざまな悪霊を退治していくオカルトファンタジーです。 本記事ではそんなGHOST GIRL ゴーストガール』のあらすじを最新巻まで紹介していきます！

売れないアラサー女優のクロエは、ある日悪霊に襲われていたところを、「退魔請負人」と名乗るイケメンゴーストのカイに助けられます。 実はクロエは、霊媒(オカルト)体質かつ憑りついた魂の力を引き出せる素質の持ち主。カイを憑依させることで魔法少女のように変身し、悪霊を退治することができるとまで発覚します。 こうしてふたりはクロエが主人、カイが使い魔として主従契約を結び、ともに行動することに。その後ノエルという新たな使い魔も加わり、なぜか3人での同居生活が始まりました。 その後クロエはカイに連れられ、彼が所属する組織「アーカムバレット」の極東部に向かいます。するとクロエを気に入った局長・ニャルラトホテプが、彼女を試そうとしてきて……。

カイだけでなくノエルも憑依させ、そのポテンシャルを披露したクロエは、無事にニャルラトホテプに認められアーカムバレットの一員となります。 「ゴーストガール」というコードネームを与えられ、正式に悪霊退治をおこなうことになったクロエ。初仕事では同業者でマッドサイエンティストのウェスト、そしてその使い魔であるショゴスとひと悶着あったものの、なんだかんだで打ち解け仲良くなりました。 その後クロエは着々と任務をこなし実力をつけていきます。それに比例してゴーストガールの知名度も上がっていきますが、どうやらニャルラトホテプは彼女をエサに「旧支配者(グレート・オールド・ワン)」という強敵を釣ろうとしているようで……。

あっという間に中級者となったクロエは、少々難易度が高い依頼を引き受けることに。内容は商業エリアに棲みつく悪霊を退治するというもので、規模が大きいため複数のチームと組んで任務を進めていきます。 すっかり仲良くなったショゴスとの華麗な連係プレーで敵を倒すクロエは、はじめ彼女をナメていた者たちをも虜にするのでした。 しかしすべてが順調に進んでいるかに思われたそのとき、「旧支配者」ことオスカーが姿を現し混沌を巻き起こします。彼はクロエの潜在能力を認め去っていきますが、カイにも何やら意味深な言葉を放っていて……？

戦っている姿がテレビに映りすっかり有名人になってしまったクロエたちは、ニャルラトホテプが用意した館に移住することになります。 はしゃぎまわるクロエとノエルですが、そんな中でカイは浮かないようす……。実は彼は元々、オスカーの使い魔として悪事を働いてきた存在。以前のオスカーとの再会で邪悪な力を取り戻しつつあり、このままではクロエたちと一緒にいられないと思いつめていたのでした。 そんな中、カイを危険視した者たちが彼やクロエを狙って襲撃してきます。その中でクロエが危険にさらされ怒りを感じたカイは、力を暴走させ「災厄」と呼ばれる本来の姿を取り戻すのでした。 しかしクロエはそんなカイをも受け入れ、その状態の彼を憑依させて新たな力を手に入れます。そして自分の大切な人たちを傷つけた襲撃者たちに対し、交渉をしようとするのですが……。

本作の魅力といえばやはりなんといっても、主人公であるクロエの人(？)たらしっぷり。まっすぐで心優しい彼女は、その一生懸命さとひたむきさで数多くの存在をトリコにしていきます。使い魔のカイとノエルがメロメロになってしまうのもうなずけるというものです……。 そんな彼女が皆を守るため必死で戦っているからこそ、見ているこちらは心から応援したくなってしまいます。魔法少女のように変身する設定自体もまた魅力的ですが、物語にぐっと引き込まれるのは彼女の人柄があってこそではないでしょうか。