2023年9月29日更新

「まどマギ」最終回まであらすじネタバレ考察!残酷な運命の結末とは【魔法少女まどか☆マギカ】

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魔法少女まどか☆マギカ
©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS

魔法少女を題材にした鬱アニメとして高い評価を得る『魔法少女まどか☆マギカ』。2024年には劇場版最新作も公開予定で、未だ話題に挙がる大人気作です。 そこで本記事では「まどマギ」のあらすじ考察を、ネタバレありで紹介していきます。また見どころや注目ポイントの解説もしているので、あわせてチェックしてみてください!

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1話ネタバレ考察

中学2年生の少女・鹿目まどかは、廃墟のような場所で巨大な魔女と戦う魔法少女の姿を目撃します。気がつくとそこは自分の部屋で、どうやら魔女を見たのは夢だった様子。 その日に転入生・暁美ほむらと現実で出会い、驚くまどか。なぜなら彼女こそ、夢に登場した魔法少女だったからです。 ほむらもまどかを知っているようで、大切なものを失いたくなかったら、今の自分から変わりたいと思わないことだと助言されます。まだまだ普通の魔法少女モノという雰囲気です……! 放課後になり、まどかは「キュゥべえ」という名の不思議な生物を追いかける、ほむらに遭遇しました。そこで魔女と戦う魔法少女・巴マミを目撃し魔法少女の存在を知ったまどかに、キュゥべえは「僕と契約して魔法少女になって」と打診します。

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キュゥべえが可愛らしく、マスコットとして愛されそうです!

2話ネタバレ考察

魔法少女の存在を知ったまどか、そして彼女の親友である美樹さやかは、マミの自宅に招かれます。そこで魔法少女について、色々と聞く2人。 キュゥべえと契約した魔法少女は願いを1つ叶えてもらえること、契約すればソウルジェムが生成されること、そしてソウルジェムを持つ者は魔女と戦う使命があること。話を聞いた2人はすぐには判断できず、マミの魔女退治に同行することにします。 圧巻の戦いぶりをみせ、魔女を退治したマミ。具体的な願いはないまどかですが、マミをみて「私でも誰かの役に立てるなら、それはとっても嬉しい」と感じるのでした。

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まどかが魔法少女になるかならないか自分で決める描写に1話を使う、大胆な回でした!

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3話ネタバレ考察

同級生のお見舞いにきたまどかとさやかは、病院で魔女の卵「グリフシード」を発見します。すぐにマミを呼び異空間に突入する3人ですが、そこにはほむらの姿が。 ほむらはまどかとさやかを魔法少女にしたくないようで、特にまどかが魔法少女になるのは断固反対の様子。それでもマミはほむらを拘束し、まどかを連れて先に進みます。道中でまどかからマミを見て魔法少女になると決めたと言われ、嬉し涙を流すマミ。マミには、1人で戦う辛さもあったのでしょう……。 魔女を圧倒するマミ。しかし勝利を目前に魔女が巨大化し、マミは全身を食べられてしまいます。ほむらに助けられ現実世界に帰ってきたまどかとさやかは、膝から崩れ落ちるのでした。

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マミ先輩が……!もう生き返る展開はないのかな……?

4話ネタバレ考察

マミの死によって、魔法少女になる決意が揺らぐまどかとさやか。まどかはこのタイミングでやめるのは虫が良すぎると考えながらも、死への恐怖には勝てず魔法少女になるのを中止しました。2人の前から、いなくなるキュゥべえ。しかしこのまま終わるとは、思えません……。 さやかは想いを寄せる男子のお見舞いにやってきます。彼の病はもう治らないらしく、奇跡や魔法でもなければと途方に暮れていました。そこで「奇跡も魔法もある」と決意した表情をみせるさやかの前に、再びキュゥべえが現れます。 魔女が起こす事件に巻き込まれ、絶体絶命のまどか。そんな彼女を救ったのは、魔法少女となったさやかでした。

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さやかの魔法少女化や縄張り争いなど、主人公を差し置いて物語が加速します。

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5話ネタバレ考察

同級生男子の体が治り、後悔はしていないと語るさやか。しかしキュゥべえは、さやかもまどかも魔法少女にはならないと考え、新しい魔法少女・佐倉杏子を呼んでいました。 杏子とさやかの意見は、真っ向から対立。2人は魔法少女同士の戦いにまで、発展してしまいます。魔法少女になれば2人を止められるとキュゥべえに言われ、魔法少女になろうとするまどか。 しかしほむらが現れ、まどかが魔法少女になる前に2人を止めます。どうやら魔法少女には、ほむらや杏子は知っていてさやかは知らない秘密がある様子。キュゥべえが怪しくみえてきました……!

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ほむらがまどかを、なぜここまで頑なに止めるのかが気になります……。

6話ネタバレ考察

杏子のもとを訪れたほむらは、2週間後に強力な魔女「ワルプルギスの夜」が街に来ると伝えます。ワルプルギスの夜は手強いものの、ほむらと杏子の2人であれば倒せるとのこと。ほむらは倒した後、街を出ていくつもりのようです。 挑発され、再び杏子と対峙するさやか。まどかは2人を戦わせないため、さやかのソウルジェムはトラックの荷台に投げます。次の瞬間、さやかは倒れ息をしない死体となってしまいました。 キュゥべえが言うには、魔法少女は契約した時点で魂をソウルジェムに移され、肉体はただの入れ物になってしまうとのこと。それを知っていたほむらがソウルジェムを取り返してくると、何事もなかったようにさやかは起き上がるのでした。

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一気に設定やキャラの思惑が明かされて、スッキリした回でした!でもまだまだ謎も……。

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7話ネタバレ考察

真実を知ったさやかに問い詰められても、あっけらかんとした様子のキュゥべえ。杏子はさやかを心配し、自分の過去の話を聞かせます。 実は自分も他人のために魔法少女になったものの、今では自分自身のために力を使う杏子。さやかにもそうするよう勧めますが、彼女はやはり正義のために戦うと決意します。 しかしこのタイミングで、ある事件が。さやかの友達であるひとみが、さやかと同じ男子を好きであると判明してしまうのです。自分はもう人間ではない。さらに男子を救ったのは正義によるものではなく、見返りを求めていた行動だと自覚してしまった彼女は、心を壊してしまうのでした。

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自分が人間ではないと自覚し、好きな人も失いそうになり、正義もなくなったさやかがみていられません……。

8話ネタバレ考察

衰弱してしまったさやかに声をかけるも、まどかの言葉は今の彼女に届きません。優しい言葉をかけても、さやかは「自分と同じように、人間をやめてみろ」と吐き捨てます。そして立ち尽くすまどかを置いて、彼女は走り去ってしまいました。 1人で戦い続けるさやかの前に、助けたいとほむらがやってきます。信用しないさやかですが、その予感は的中。ほむらはボロボロになっていくさやかを、まどかに見せたくないだけでした。 孤独に蝕まれたさやかは、ついに杏子の前で魔女になってしまいます。魔女の正体は、魔法少女の成れの果てだったのです。ここでようやく、ほむらが魔法少女の増加に反対していた理由がわかりましたね……。

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魔法少女になった時点で、破滅確定ということじゃないですか!

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9話ネタバレ考察

ソウルジェムが濁り、魔女になってしまったさやか。彼女の体を抱き、ほむらと杏子は一時的に魔女から逃げます。悲しみに打ちひしがれるまどかのもとを訪ねたキュゥべえは、自分の正体を明かしました。 キュゥべえは「インキュベーター」と呼ばれる地球外の生命体端末であり、宇宙の延命を目的に活動しているとのこと。魔法少女が魔女になる際のエネルギーを集めており、まどかにも宇宙のため犠牲になってほしいと語ります。 さやかを救うため立ち上がり、魔女と相討ちになってしまった杏子。キュゥべえはワルプルギスの夜に1人では勝てないと、まどかの魔法少女化をほむらに打診します。

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最初はイヤな先輩って感じだったけど、根はいい子だった杏子……。

10話ネタバレ考察

ほむらの回想シーン。彼女はまどかのいる学校に転校してきました。1話とは違い眼鏡をかけ大人しい彼女に、まどかは声をかけます。ほむらは偶然魔女がいる異空間に入ってしまい、そこで彼女はまどかが魔法少女であると知りました。 ワルプルギスの夜との戦いによって、死亡してしまうまどか。そこでほむらはまどかを守れる人間になりたいと口にし、キュゥべえと契約をしました。 ほむらの能力は、時間の巻き戻し。彼女はまどかに、キュゥべえに騙される前の私を助けてあげてほしいとお願いされます。ほむらはまどかを救うため、何度も時間を巻き戻しながらワルプルギスの夜と戦っていたのです。

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ほむらの過去が明かされる回。だからまどかの魔女化を、どうしても阻止したかったのか……。

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11話ネタバレ考察

さやかの告別式が終了し、キュゥべえと話すまどか。キュゥべえが言うには、キュゥべえは遥か昔から人類と関わっており、卑弥呼やジャンヌ・ダルクなどの歴史に名を残す女性は、魔法少女であったとのこと。 ワルプルギスの夜襲来を知り、自分も戦うとほむらに告げるまどか。そこでほむらは自分が時間を遡っていること、まどかを守るために戦っていることを打ち明けます。ほむらの悲痛な叫びが、切ないです……。 ほむらの言葉を聞いて、避難する決意を固めたまどか。ついにワルプルギスの夜が街にやってきて、ほむらは猛攻撃を仕掛けます。しかしワルプルギスの夜には歯が立たず、重傷を負ってしまうのでした。

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自分のタイムリープが、まどかに因果を背負わせていると知ったほむら。絶体絶命です!

12話ネタバレ考察

絶体絶命のほむらの前に現れた、まどか。彼女はほむらに謝りながら、魔法少女になります。まどかの願いは、過去も未来も含めたすべての魔女が生まれる前に消えること。 魔女の消滅は神の所業であり、それを成すためにはまどかが魔法少女の絶望をすべて請け負うしかありません。もちろんワルプルギスの夜も消滅しますが、まどかの存在は「円環の理」となり消えてしまいます。 まどかを忘れてしまう事実に絶望するほむら。そんな彼女をまどかは「最高の友達」と呼び、奇跡を信じて自分のリボンを渡しました。 再編された世界では、魔女の代わりに魔獣が出現し、魔法少女は魔獣と戦っています。唯一まどかを覚えているほむらは、友が作った世界を守るため今日も戦うのでした。

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すべてを収めたまどか。家族からも存在を忘れられているのは切ないけど、いいハッピーエンドだったと思います……。

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「まどマギ」の見どころ

自分の選択で迫る鬱展開

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語』
(C)Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project

鬱アニメとして有名な本作。やはり作中には、心をエグられる描写が数多く存在します。家族や友達と幸せに過ごしていたまどかは「無」になり、想い人も崇高な精神も失ったさやかは魔女になりました。 しかし本作には強制されるような描写はなく、まどかの選択もさやかの選択もすべては自分で決めたこと。そこをしっかりと描くことでより結末が重くのしかかり、友情や欲望の儚さ、切なさをより強く感じられるのです。

【解説①】キュゥべえ(インキュベーター)の目的は?

キュゥべえの目的は、宇宙の寿命を延ばすことです。 キュゥべえの正体は、地球外生命体が操作する端末。高度な文明を持つ彼らは、感情をエネルギーにする技術を開発します。しかし彼らには、感情がありませんでした。そこでキュゥべえたちは、地球に目をつけたのです。 魔法少女が魔女化する際の、希望から絶望に変わる感情は莫大なエネルギーを生みだすとのこと。彼らは地球で魔法少女を魔女化させるために行動しており、キュゥべえはその実行端末だったのです。

【解説②】「円環の理」とは?

「円環の理」は本作のエピローグで登場した単語で、最初にマミが口にしました。 まどかが再編した後の世界では、魔法少女は魔女になりません。魔女化する直前に、救済され消滅するシステムが構築されています。そしてさやかが消滅した際に、マミが「円環の理に導かれて」と言ったのです。 つまり「円環の理」は、世界を構築し魔法少女を導くと決めたまどかそのものと考えていいでしょう。基本的には誰もまどかを覚えていませんが、ほむらだけは魔法少女を導いている存在をまどかと認識しているようです。

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【新編】「叛逆の物語」あらすじ解説

魔法少女まどか☆マギカ
©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project Rebellion

2013年に公開された劇場版「【新編】「叛逆の物語」」は、アニメ本編の続編となる物語です。 まどかが再編した世界。同じ中学校に通うまどか、さやか、マミ、杏子の学校に、ほむらが転校してきます。5人の魔法少女で人の悪夢が具現化した存在「ナイトメア」と戦うなか、違和感を感じるほむら。 杏子に相談をした彼女は、一緒に違和感の正体を探ることに。そして街から出られないことを知ったほむらは、自分たちの記憶は改竄されており、今生きている世界は魔女が作った結界の内部であると確信するのでした。

「まどマギ」あらすじをネタバレ解説しました!

「まどマギ」は鬱アニメとして有名ですが、同時に希望を感じられるアニメでもあります。 アニメ本編や劇場版をチェックし、来る新作映画公開に備えましょう!