漫画『あそこではたらくムスブさん』最新話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！ゴム研究者な彼女と始めるピュアラブコメ

『あそこではたらくムスブさん』はコンドームの研究開発部署を舞台にしたピュアな社内ラブコメ漫画です。作者は『ラジエーションハウス』のモリタイシとあって、注目を集めています。 本記事では『あそこではたらくムスブさん』のあらすじを最新話までネタバレありで解説！見どころやお得に読む方法とあわせて、2人のもどかしい恋を追ってみてください。

湘南ゴム工業株式会社で働く砂上吾郎(さがみごろう)は、一目惚れした近藤結(こんどうむすぶ)と同じ部署に配属されます。仕事熱心な彼女が研究開発するのはコンドームです。 配属されたばかりの砂上は結さんからコンドームの製造過程について学んだり、試作品の使用感を聞かれたりする日々。誇りを持って仕事に取り組む結さんに対し、砂上は商品が商品なだけについつい邪な想像をしてしまっては猛省しています。 1巻ラスト、仕事中の会話から砂上は結さんに“そういう経験がない”と言わせてしまうのでした。

結さんの未経験カミングアウトに気まずい雰囲気になってしまいますが、必死のフォローのおかげか砂上は嫌われずに済んだ様子です。 家族とのやりとりから、彼女のなかで砂上は「すごくいい人」という評価であることが判明します。 砂上は結、開発部の研究者・刑部尽(おりべじん)とともに新商品開発プロジェクトに参加することに。刑部は砂上の恋のライバルかと思いきや、どうやら彼は砂上狙いのようでした。 そんなある日、実家が片道3時間の距離の結さんは残業をしたせいで終電を逃してしまいます。

結さんにどう思われているか自信のない砂上は、自宅に誘う勇気が出ません。だけど別れ際、わざわざ結さんが引き返して見送りにきてくれたことが嬉しくて、砂上はダメ元で家に誘ってみるのでした。 こうして一夜をともにすることになった2人。翌朝、駅まで歩きながら砂上は気持ちがあふれて、とうとう告白してしまいます。 残念ながらすぐにOKとはいきませんでした。恋愛経験のない結さんは告白されてどうしていいかわからなくなってしまったのです。告白の答えは保留となりますが、結さんの胸には感じたことのない思いが生まれていました。

周りが早く付き合っちゃえと思うほど、結さんと砂上のじれったい関係は続きます。結さんは真剣に自分の気持ちと向き合って、人と付き合うことについて考えていくのでした。 交際経験のない彼女は、砂上と付き合う経験が商品開発に活かせると一瞬でも思ってしまったそう。そんな失礼な考えを持ってしまった自分が許せなかったのです。それを包み隠さず打ち明けてくれる結さんのピュア感がまぶしい！ 出張先でトラブルから同じ部屋に泊まることになった2人。2人の唇が0.01mmまで近づいて4巻は終わります。

ついキスをしたことを砂上が必死に謝ると、彼女は謝る必要はないと言います。この日、結さんは告白へのOKをするつもりでいたのです。ついに2人は恋人となります。 すると世間知らずな結さんはシャワーを浴びてゴムを差し出しました。彼女は告白OK＝即セックスというルールだと思っていたようで……。この夜はもっと触れたいという気持ちを抱えながら、同じベッドで寝て朝を迎えます。 恋人として観光した2人は、名残惜しい気持ちで東京に戻ってくるのでした。恋人になったことで結さんはこれまで以上に強く砂上を意識していきます。

本当にピュアなラブストーリーなので、じっくり恋心を育む系の物語を求めている人におすすめしたい作品です。 いつも真面目で一生懸命で、だけど箱入り娘で心配になるくらいに無垢な結さんがとにかくかわいい！優柔不断な砂上にもやっとすることもありますが、モリタイシ先生の生み出す結さんを眺めているだけでなんでも許せちゃいます。 相模ゴム工業が協力ということで、商品ができるまでの裏側が読めるのも興味深いです。