『あせとせっけん』の魅力をあらすじ・ネタバレ解説!“においフェチ”がテーマの純愛ラブストーリー
山田金鉄による漫画『あせとせっけん』は2018年から『週刊Dモーニング』で連載が開始され、その後2019年から2021年までは『モーニング』で連載されていました。 本記事では、本作のあらすじや魅力、最終巻のネタバレを余すところなくたっぷりと紹介していきます! ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『あせとせっけん』あらすじ
女性から大人気の化粧品・バス用品メーカー「リリアドロップ」の経理部で働く八重島麻子(やえしまあさこ)のコンプレックスは、重度の汗かきであること。汗が原因でいじめられていた過去を持つ彼女は、常に制汗や消臭に気を使う日々を過ごしていました。 彼女はある日、社内で商品開発部のエースプランナー・名取香太郎(なとりこうたろう)と出会い、そこで彼に「君のにおいを嗅ぐとインスピレーションが湧く」と衝撃的な発言をされます。 その後商品開発のために、度々香太郎に匂いを嗅がれるようになった麻子。最初はその行動に困惑していたものの、麻子は次第に彼に惹かれるように。香太郎もまた麻子に惹かれ始めており、勢いで身体を重ねたことをきっかけに交際がスタートするのでした。
魅力①:性癖とピュアラブのギャップ
本作には、そのタイトル通り「汗の匂いが好き」という強烈なインパクトを放つ性癖がいきなり登場します。普通の恋愛漫画では登場しないような性癖ですが物語の内容自体はかなり甘々な純愛が描かれているため、そのギャップに驚く人も多いです。 通常恋愛漫画では巻を進めるごとに2人の距離が近づいていきようやく交際に至ることが多いですが、本作では1巻時点ですでに2人の交際がスタートしています。交際後は様々なイベントを乗り越えながらもひたすらにラブラブな2人の様子が描かれているため、胸キュンが止まりません。 また交際後も香太郎の「汗の匂いが好き」という性癖は、ところどころでストーリーの鍵になってきますよ。
魅力②:男女から人気!「ちょっとエッチでキュンキュン」の塩梅が最高
本作の魅力は、「エロと甘さの塩梅が丁度いい」というところにもあります。本作が掲載されていた『モーニング』は幅広い世代の男性サラリーマンと女性層がターゲットとされていることもあり、それに合わせて男女両方が楽しめるような非常にバランスの良い内容となっていますよ。 エロが多すぎると女性が敬遠してしまい、逆に甘々な恋愛が描かれすぎていると男性層が敬遠してしまいます。しかし、本作ではその両方が良い塩梅で描かれているため男女問わず高い人気を誇っているのです。 タイトルや表紙だけで読むのをためらってしまっている方もいるかもしれませんが、男女ともに楽しめる内容となっているので是非読んでみて下さい!
魅力③:制汗の豆知識が学べる!
本作のメインとなる2人が勤めている会社は、制汗関係の商品を幅広く取り扱うメーカーです。そのため作中には制汗の豆知識などが度々登場し、実生活においても非常に役に立つものとなっていますよ。 また制汗・デオドラントというデリケートなテーマを取り扱う本作は新鮮で、イマドキな印象を受けます。作中で披露される知識には、汗に悩んだことがある方なら頷けるような内容や、「こんな方法もあったのか!」と思わず感心してしまうような内容も。 本作を読むことでこれまで匂いにコンプレックスを持っていた方は勇気づけられると同時に、匂いも含めて全てを愛してくれる香太郎のような彼氏がいる麻子のことを羨ましく思うかもしれません……。
【最終巻】『あせとせっけん』11巻をネタバレあらすじ解説
ウェディングドレスの試着を済ませ、とりあえずブライダルインナーを購入した麻子。それ以外にも招待状の作成やプランナーとの打ち合わせが重なり、香太郎の仕事が忙しいことも相まって慌ただしい日々を過ごしていました。 いつものように打ち合わせをしていたある日、ブーケの持ち込み料が1万円もかかることに驚く香太郎。そこで何かに気付いた彼は、打ち合わせ後に麻子とともにヘンリックの花屋へと向かいます。なんとそこで、ヘンリックがお祝いにブーケを用意してくれることに。 その後、結婚して初めてのクリスマスや年末の帰省などのイベントも無事に乗り越えた2人は、ついに結婚式当日を迎えました。順調に式が進み、披露宴の最後に麻子から香太郎に手紙が贈られます。 麻子の想いを受け取った香太郎は彼女に「幸せにする」と告げ、麻子の手を取りいつものようにそっと匂いを嗅ぐのでした。
『あせとせっけん』はエロキュンが魅力の“匂いフェチラブコメ”
本記事では一風変わったテーマを取り扱うラブコメ『あせとせっけん』について紹介しましたが、いかがでしたか?エロと甘々が丁度いいバランスで描かれている本作は、男女問わず楽しめる内容となっていますよ。 本記事を読んで気になった方は是非イッキ読みしてみて下さいね!