『葬送のフリーレン』の作者は2人いる?マンガ大賞を獲得した良作漫画を徹底解説
アニメも大好評で熱い注目を集めている漫画『葬送のフリーレン』。 その斬新なストーリーで人気を博す本作ですが、その作者については意外と知られていないことだらけ。そこでこの記事では『葬送のフリーレン』の作者について徹底解説!どんな人々が制作に携わっているのかをしっかり紹介し、作品世界の魅力に深く迫っていきます。
『葬送のフリーレン』のあらすじ・概要
『葬送のフリーレン』は2020年4月から『週刊少年サンデー』で連載されているファンタジー漫画です。これまでに「マンガ大賞」や「このマンガがすごい!」など、様々な漫画賞企画で高順位を獲得。現在最も注目を集めている漫画の1つとなっています。 本作は勇者たちが「魔王を倒したあと」の世界を舞台にした斬新な作品となっており、ゆるやかながらも本格的なファンタジーを展開。独特なストーリーやキャラたちは業界内外から高い評価を受け、2023年9月からついにアニメ放送が開始されるまでになりました。
『葬送のフリーレン』の作者は2人!
人気作『葬送のフリーレン』を世に送り出しているのは、原作・原案などを担当する山田鐘人、そして作画を担当するアベツカサの2名となります。本作の壮大な世界観は1人の作者が手掛けたものではなく、2人の協力により作りあげられたものだったのです。
原作:山田鐘人(やまだ かねひと)
原作を担当する山田鐘人。漫画原作者としてのみならず、自ら作画も担当する漫画家としての側面も持っています。原作担当者としての初連載作は2013年から『週刊少年サンデーS』で開始された『名無しは一体誰でしょう?』となっており、『葬送のフリーレン』は連載としては2度目の原作担当。 ちなみに自身が作画も担当した連載作『ぼっち博士とロボット少女の絶望的ユートピア』は2023年9月に新装版も発売され、再度注目を集めています。
作画:アベツカサ
作画を担当するアベツカサ。デビュー作は2017年に『週刊少年サンデーS増刊』に掲載された『カノン』となっており、これまでに複数の読み切り作品を発表。『葬送のフリーレン』が初の連載作となっており、連載デビューからいきなり大注目を集めることになります。 繊細かつ丁寧な筆致は漫画ファンからも高い評価を受けており、『葬送のフリーレン』の世界観にもぴったり。今後のさらなる活躍も期待される若手のホープとなっています。
『葬送のフリーレン』誕生の経緯とは?最初はギャグ漫画だった?
山田鐘人とアベツカサの出会いのきっかけは共通の「担当編集者」。山田鐘人は自身の連載作が終わったタイミングで編集と相談し、「次回は作画をつける」方向で動き始めたのだそう。 そして『葬送のフリーレン』のネームが出来たタイミングで、同じ編集がついていたアベツカサに作画を打診。これをきっかけに山田鐘人とアベツカサの名タッグが誕生し、本作が世に送り出されることになったのです。 ちなみに過去のインタビューによると、2人はメールのやりとりのみで直接会ったことはないのだそう。現在は顔を合わせているかもしれませんが、メールのみであの繊細な世界観を共有していたのは「さすが」としか言いようがありません。
初期構想はギャグ漫画!?
壮大なファンタジー世界を展開している『葬送のフリーレン』ですが、そもそもは原作者の山田鐘人が「ギャグ漫画の読み切り」を依頼されたことをきっかけに作った作品であることが明かされています。 その名残なのか、作中にはクスっと笑えるようなユニークな場面が盛り沢山。本作のルーツには「ギャグ」という意外な要素があったようです。
『葬送のフリーレン』作者は顔出ししてる?性別は?
原作者の山田鐘人と作画のアベツカサ、現時点では2人とも顔出しなどはしていないようです。また性別についても未発表。山田鐘人は名前的には男性のように見えますが、これがペンネームなのであればそれだけで判断することは難しいでしょう。 またアベツカサについてはYouTubeで作画シーンが公開されており、その手元や茶色い髪は「女性に見える」という意見がほとんど。しかしながらこれだけで断定することは難しく、性別については「はっきりしていない」のが現状です。
『葬送のフリーレン』担当編集者は誰?
『葬送のフリーレン』の担当編集者は小倉功雅(おぐら かつまさ)です。 これまでに原作者の山田鐘人・作画のアベツカサをそれぞれ担当していただけでなく、かつてはあの名作『名探偵コナン』を担当。ちなみに『名探偵コナン』の『死ぬほど美味いラーメン』という回には、彼と同じ名前のラーメン屋店主が登場しています。
数多の才能が作り上げた名作『葬送のフリーレン』
原作・作画・編集と、様々な才能が集結して完成した『葬送のフリーレン』。 本作の人気爆発により、それぞれが担当してきた過去作にも現在注目が集まっています。これを機に『葬送のフリーレン』はもちろん、彼らが手掛けた過去作もチェックしてみてはいかがでしょうか!