『葬送のフリーレン』勇者一行(勇者パーティ)を一覧解説!生存状況からそれぞれの能力まで紹介します
勇者一行が“魔王を倒してから”の世界が舞台の『葬送のフリーレン』では、パーティーの一員であるフリーレンの長い長い旅が描かれます。 フリーレンの旅のきっかけとなり、今でも彼女の心に強く印象を残し続けている勇者一行。本記事ではその概要や各メンバーについて詳しく解説していきます!
『葬送のフリーレン』勇者一行を解説
魔王を倒したパーティー
『葬送のフリーレン』に登場する「勇者一行」は、勇者ヒンメルを筆頭に魔法使いフリーレン、戦士アイゼン、僧侶ハイターの計4人から成るパーティーです。 勇者一行は魔王を倒すという偉業を成し遂げた者たちであり、物語は彼らが魔王との戦いを終えて王都に凱旋するところから始まります。本来であればクライマックスにあたりそうな場面が終わってからを舞台としているのが、本作の面白いところです。 以下ではそんな勇者一行の各メンバーについて詳しく紹介していきます!それぞれのプロフィールから強さ、作中での活躍や生存状況なども解説しているので、情報のおさらいにぜひ活用してみてくださいね。
勇者ヒンメル
生存状況 | 死亡 |
---|---|
初登場 | 1巻1話 |
能力 | すぐれた剣技 |
特殊魔法 | - |
性別 | 男 |
年齢 | 享年76歳 |
声優 | 岡本信彦 |
勇者ヒンメルは水色のサラサラヘアと切れ長の目、泣き黒子が印象的なイケメン勇者です。本人もビジュアルの良さを自覚しているらしく、ナルシスト的な言動でたびたび周りを引かせています。またお調子者なところもあり、「残念なイケメン」扱いされることも多いです。 そんな彼ですが剣の腕前は本物で、特にスピードに特化しています。作中で描かれた回想では、断頭台のアウラが魔法を発動させる前に攻撃したり、人質をとった魔族を一瞬で斬り捨てたりといった活躍をみせていました。 また困っている人を決して見捨てないという信念の持ち主でもあり、能力面でも人格面でも勇者の名に恥じない人間だったといえるでしょう。
冒険を終えた後老衰で死亡
魔王討伐から50年が経つと、ヒンメルはすっかりおじいちゃんになってしまいました。その後フリーレンとハイター、アイゼンとともに「半世紀(エーラ)流星」を見に行くための最後の楽しい冒険をした後、老衰で亡くなります。 フリーレンはヒンメルの死をきっかけに「人間を知る旅」に出ました。作中での時間経過が終始「勇者ヒンメルの死から〇〇年後」とあらわされていることからも、彼の存在がいかに大きいかが伝わってきます。
葬送のフリーレン
生存状況 | 生存 |
---|---|
初登場(初言及) | 1巻1話 |
能力 | 一般攻撃魔法 , 魔族を殺す魔法(ゾルトラーク) , 防御魔法など多種多様な魔法 |
特殊魔法 | - |
性別 | 女 |
年齢 | 少なくとも1000歳以上 |
声優 | 種﨑敦美 |
フリーレンは長い寿命を持つエルフ族の生き残りで、すぐれた魔法使いです。尖った耳とツインテール、愛らしい顔立ちが特徴で、基本的には無表情ですがお茶目なところもあります。 魔族を殺す魔法(ゾルトラーク)をはじめとした数々の魔法を使いこなすフリーレン。あまりに多くの魔族を葬ってきたことからつけられた異名は、「葬送のフリーレン」です。非常に高い魔力の持ち主でもありますが、敵を油断させるためにその実力を隠しています。 一見冷淡に思えますが心根はやさしく、ヒンメルたちのこともとても大切に想っていました。また筋金入りの魔法オタクでもあり、気になる魔法を見つけると周りが見えなくなるという意外な一面もあります。
弟子のフェルンと戦士シュタルクとともに旅を続ける
本作の主人公であるフリーレンはもちろんまだ元気に生存しており、旅を続けています。一緒に行動しているのは、ハイターから託され後に自身の弟子となった人間の少女・フェルンと、アイゼンの弟子である戦士シュタルクです。 旅の最終目的地は「魂の眠る地(オレオール)」。そこで亡きヒンメルの魂と対話をする日を夢見ながら、フリーレンはさまざまな出会いと別れを繰り返しながら人間についての理解を深めていきます。
僧侶ハイター
生存状況 | 死亡 |
---|---|
初登場(初言及) | 1巻1話 |
能力 | 女神様の魔法(高度な回復魔法) |
特殊魔法 | - |
性別 | 男 |
年齢 | 享年100歳? |
声優 | 東地宏樹 |
僧侶ハイターは眼鏡とオールバックにした緑色の髪が印象的な男性。聖職者という立場にありながら大酒飲みでもあり、冒険中に二日酔いでグロッキー状態になることもしばしばだったといいます。 彼は治癒や解呪、解毒などに特化した「女神さまの魔法」の使い手で、そのレベルは生半可なものではありません。敵の結界に閉じ込められたときには、「無補給無酸素状態でも生存できる魔法」を発動し、2ヶ月は保つだろうと発言。あのフリーレンが化け物扱いしていることから、その能力の高さがうかがえます。 冒険を終えて帰った後に聖都の司教となり、やがて聖職を退いてからは山奥で隠居生活を送っていました。
養女のフェルンをフリーレンに託し病で死亡
100歳近くまで長生きしたハイターですが、病によって亡くなってしまいました。晩年、自分がもう長くないことを悟っていた彼は、我が子のように育てた孤児・フェルンをフリーレンに託します。 最期はフリーレンとフェルンに見守られながら息を引き取ったハイター。その表情はとても穏やかなもので、彼が自分にとって満足のいく生を送ってこれたであろうことがうかがえます。
戦士アイゼン
生存状況 | 生存 |
---|---|
初登場(初言及) | 1巻1話 |
能力 | 怪力や並外れた頑丈さを活かした肉弾戦 |
特殊魔法 | - |
性別 | 男 |
年齢 | 不明 |
声優 | 上田燿司 |
アイゼンはドワーフ族の戦士で、小柄ではあるもののがっしりとした体格と、長い口髭・顎髭が特徴です。常に甲冑を身につけています。 並外れた腕力を活かして斧を振るうアイゼンですが、彼について特筆すべきはなんといっても体の頑丈さ。竜をも倒す猛毒の矢を喰らっても平気だったり、高いところから飛び降りてもピンピンしていたりと、逆に何をすれば傷をつけられるのかわからなくなってくるほどです。 そんなアイゼンも加齢による肉体の衰えを感じていたようで、魔王を討伐してからはひっそりとした生活を送っています。とはいえまだ大岩を平気で持ち上げられるなど、衰えの概念が常人とは異なるようです……。 フリーレンと旅をしているシュタルクの師匠でもありますが、ちょっとした行き違いで喧嘩別れのような別れ方をしてしまっています。
現在も生存&隠居中
ドワーフ族はエルフ族ほどではないものの長命で、300年ほどは生きるとされている種族です。そのためアイゼンも現役を引退してはいるものの生きており、普通に生活を送っています。 しかしドワーフ族の中でもかなり高齢の部類に入るようなので、これからの展開で亡くなってしまう可能性も否定できません……。その前に喧嘩別れした弟子・シュタルクと再会して、きちんと向き合えるといいですよね。
『葬送のフリーレン』勇者一行は物語を語るうえで欠かせない存在!
『葬送のフリーレン』の勇者一行はすべての始まりであり、半数が亡くなっているにもかかわらず物語に大きな影響を与えている存在です。彼らの姿はこれからも回想シーンで描かれていくことでしょう!