2024年1月24日更新

『お別れホスピタル』ネタバレあらすじ!実話なのか考察【2024年ドラマ化】

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NHKでドラマ化され話題になった大ヒット作『透明なゆりかご』の作者・沖田×華の漫画『お別れホスピタル』が、NHKの土曜ドラマ枠でドラマ化されることが決定しました。 この記事では、漫画『お別れホスピタル』の7巻までのあらすじをネタバレありで紹介します。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

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【ネタバレなし】『お別れホスピタル』のあらすじ

とある病院の「終末期病棟(ターミナル)」。そこは余命数か月と判断された人や、症状ではない理由も含めて日常生活が困難な人など、「死にいく命」が集う場所です。 終末期病棟で働きはじめて2年目の看護師である辺見歩は、さまざまな患者とその家族たちと関わりながら、最前線で「死と人生」をめぐる喜劇・悲劇ドラマを目にしていき……。 患者やその家族、そして彼らと関わる医師や看護師のドラマを通して、「死を迎える」ことや「生きる」ことの意味をストレートに問いかけます。

第1巻のあらすじ・ネタバレ

看護師の辺見歩が働くのは、2か月から半年で患者さんが亡くなっていくことの多い「終末期病棟」です。辺見は、ここが陰で“ゴミ捨て場”と呼ばれていることを知っていました。 回復や自宅での生活が見込めない人が集まるここには、寝たきりのおばさん、熱心に宗教活動をしていたおじいさん、認知症で男性看護師にセクハラをするおばあさんなど、さまざまな患者さんがいます。ケアが大変なので、看護師もすぐにやめてしまうことが多いのでした。 ある日出勤した辺見は、ヘルパーたちが顔面蒼白で固まっているのを見て違和感を覚えます。ヘルパーたちが発見したのは、明るい性格の患者・本庄昇さんが窓の外に落ちて変わり果てた姿でした……。

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第2巻のあらすじ・ネタバレ

飛び降り自殺した本庄さんの遺体を目撃した辺見は、衝撃的な光景が頭を離れず、ご飯も食べられない状態が続いていました。 そんな中、母から電話があり、妹のサトコが自殺を図り病院に運ばれたと知らされます。サトコは学生時代のいじめから鬱と摂食障害になり、自傷行為を繰り返しているのです。実家に戻ってくるよう促す母に、辺見はゲンナリしてしまうのでした。 一方、終末期病棟には10年前から植物状態で入院している35歳の佐古ヒトミさんという患者さんがいます。彼女の母親は、娘の入院費用のために身を粉にして10年間働き続けていました。 そんな母親の「娘はいつか目が覚めますよね?」という質問に、辺見はおそらく目を覚ますことはないと分かっていながらも「きっとそのうち……」と答えるのでした。

第3巻のあらすじ・ネタバレ

88歳の男性患者と、夫である彼を8年間夫を在宅看護してきた80歳の妻が入院してきます。偶然空きがあったため同室で隣同士のベッドとなり、病院でも夫の介護を続ける妻。 献身的な彼女でしたが、横暴なモラハラ夫の介護から解放されることを願っていたことが発覚します。辺見ら看護師たちは、夫が疑わないように自然に病室を分ける方法を考えることに……。 そんな辺見のいる終末期病棟で1番困った患者さんは、用もないのにナースコールを押しまくる79歳の大戸屋さんです。辺見は幼稚な嫌がらせをする嫌われ者の大戸屋さんと向き合っていきます。

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第4巻のあらすじ・ネタバレ

10年前にパーキンソン病を発症した松原房子さんは、指以外は動かせないけれど脳機能は衰えていません。唯一動かせる指でつねって嫌がらせをしてくる松原さんに困っている辺見ですが、松原さんの生活は彼女にとって牢獄のようなものなのだろうと思うのでした。 ある日、松原さんの家族から「大切に育てていた愛犬たちを病院で会わせられないか」と聞かれ、何年も寝たきりで筋肉のこばわった松原さんを座らせるために奮闘することになります。

第5巻のあらすじ・ネタバレ

辺見の先輩看護師の赤根涼子は、終末期病棟に10年勤務しているベテランで、高校3年生の息子と暮らすシングルマザーです。 赤根の体調に異変を感じた辺見は、彼女を病院に連れていきます。すると咽頭がんのステージ4で、治療しないと余命は1年持たないと言われてしまい……。 赤根は看護師ができなくなるからと手術はせず、抗がん剤治療を選びます。そんな中「そばでサポートしたいから大学進学をやめる」と言い出した息子に対して、赤根は「親でも、人に自分の人生を捧げるほどの価値はない!やりがいと生きがいは違う」と怒るのでした。

第6巻のあらすじ・ネタバレ

赤根が休職し人手不足が深刻な終末期病棟に、看護師の九条桐子が加わります。超優秀で即戦力になるうえに性格も優しい九条に、辺見は感激。しかし病棟イチの困った患者さん・大戸屋さんは、辺見にあの看護師をやめさせろと言ってきます。 その頃、病院はコロナで面会禁止になりました。愛妻家の亀山さんは入院している妻に会いにきて、病室まで来てしまうので、看護師たちは消毒を何度もしなおすなどの対応で大忙しになるのでした。

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第7巻のあらすじ・ネタバレ

終末期病棟に加わった看護師・九条には裏の顔がありました。それは、終末期病棟の患者を手にかけて「救済」していること。不審な行動の多い彼女に違和感を覚え、病棟のスタッフたちは疑いの目を向けるようになります。 そんな中、100歳の元警察官で議員の安斎さんという患者さんが入院してきました。みんなから慕われて家族仲も良い安齋さんを見て、自分も死を迎えるときはこんな風だといいなと思う辺見でしたが、「昔の愛人を捜してほしい」と言われて驚きます。 そしてある夜勤の日、辺見は九条が患者に手をかけようとする現場に遭遇してしまい……。

『お別れホスピタル』は実話なのか考察

「死」を題材としたセンセーショナルな内容の『お別れホスピタル』。読んでいて気になるのが、この話は実話なのかというところです。 著者の沖田×華は、自身の障害や元看護師としての体験などを題材としたエッセイ漫画を多く出版しており、実話も多く描いています。 しかし2018年のインタビューによると、『お別れホスピタル』の内容は「知り合いの体験と自身の想像を混ぜて描いた」とのこと。昔の看護師仲間と会った時に終末期の患者さんの話を聞き、良くも悪くも面白かったことをきっかけに描いた作品であるとも話しています。 つまり『お別れホスピタル』の内容は実話を元にしたフィクションという表現が適しているでしょう。

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『お別れホスピタル』の見どころ

物語の舞台となる終末期病棟は、死から1番近い病院で毎日のように人が亡くなります。そんな場所ではさぞかし悲しい物語が繰り広げられているのかと思いきや、感傷に浸る暇もなくまた次の患者がやってきます。 『お別れホスピタル』では、ドライにならざるを得ないリアリティのある医療現場が描かれているのが見どころ。 ほんわかした絵柄ですが、末期ガン患者だけでなく、宗教にハマった人、認知症女性などなど、たくさんの事情を抱えた患者が登場します。回復が見込めず死を待つ患者たちの病院での様子を描き、生きていることとは何かを感じさせてくれる作品です。

2024年2月にはNHKでドラマ化

2024年2月にはNHKで『お別れホスピタル』の実写ドラマ化が決定しました。全4話で、2024年2月3日から毎週土曜よる10時〜10時49分放送です。 脚本を、ドラマ『透明なゆりかご』(2018年)のほか『きのう何食べた?』(2019年)や『おかえりモネ』(2021年)を手がけたことで知られる安達奈緒子が担当。 著者・沖田×華はドラマ化に際して「慌ただしくも静かな終末期の日常を、ドラマを通して何か感じて頂けたら幸いです」とコメントしています。

『お別れホスピタル』の登場人物・キャスト

辺見歩役/岸井ゆきの

岸井ゆきの

辺見歩は療養病棟で働く看護師。意思表示の難しい患者さんの小さな変化も見逃さないようにし、彼らが最善の日々を過ごせるように努めています。 演じるのは、NHK連続テレビ小説『まんぷく』(2018年)にも出演した岸井ゆきの。映画『愛がなんだ』(2020年)で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、映画『ケイコ 目を澄ませて』(2022年)では第46回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞するなど、注目度が高まっている女優です。

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広野誠二役/松山ケンイチ

松山ケンイチ

広野誠二は非常勤で一般病棟から療養病棟へやってきた医師。辺見歩とともに患者さんたちと関わっていき、ただ苦痛を取り除くだけではない医療を求めて日々奮闘していきます。 演じるのは、実写映画『デスノート』(2006年)のL役で注目を浴びた俳優の松山ケンイチです。2012年にはNHK大河ドラマ『平清盛』にて平清盛役で主演を務めました。2024年のNHK連続テレビ小説『虎に翼』には桂場等一郎役で出演が決定しています。

『お別れホスピタル』原作漫画のあらすじ・ネタバレを紹介

死の一番そばにある病棟を舞台に繰り広げられるヒューマンドラマを描く『お別れホスピタル』。「死」と「人生」についてある意味客観的に、自分ならどうだろう考えさせられる作品です。 あらすじ・ネタバレを読んで気になった方は、ぜひ原作漫画を読んでみてください。2024年2月放送の実写ドラマにも期待しましょう!