「サカモトデイズ」篁(たかむら)は死亡した?強すぎるおじいちゃんを深掘り解説!【SAKAMOTO DAYS】
「サカモトデイズ」篁(たかむら)のプロフィール
本作に登場するキャラのなかでも、一際異質な雰囲気を放っている篁。一見すると普通の老人にしか見えず、まったく強そうに感じられない人物です。しかし作中で見せる強さはとにかく圧倒的で、一部ファンのあいだでは「作中最強キャラは篁ではないか」と囁かれています。 ただ彼についてはっきりしているのはその「強さ」のみ。普段は聞き取れない独り言を延々とつぶやいており、意思疎通が可能なのかさえわかっていません。
篁はORDER(オーダー)の一員
数多くの殺し屋たちを束ねる日本殺し屋連盟、通称「殺連」。その直属組織として、殺連の敵となるものたちを始末する部隊がORDERです。 篁はそのチームの一員として様々な戦闘に参加。「殺し屋殺し」を生業とするORDERは、殺し屋たちのなかでもトップレベルの猛者たちが揃っています。しかも篁はそのなかでも一目置かれている存在。同僚のメンバー曰く、篁は殺しのブレーキが無いひととのことです。
【死亡】篁(たかむら)は死亡した?
結論から言うと、篁はすでに死亡しています。彼は「世紀の殺し屋展」で繰り広げられた、坂本・ORDER・スラー一派が入り乱れる激戦に参加しました。戦った主な相手は、この騒動のなかで殺連の「特A級抹殺対象」に指定された坂本・南雲・スラーの3人。 作中でも屈指の強さを誇る彼らを相手にしながら、篁は圧倒的な強さを披露しました。一時はスラーの仲間である楽やハルマの参戦を受けピンチに陥りますが、それすらも乗り越え勝利は目前の状態に。しかし、ここでスラーの「激しいストレスにさらされると他者の人格をコピーする」という特性が発動。 なんと彼は篁の人格と剣技をコピーし、篁を返り討ちにしてしまったのです。篁の最期は「自分の技で殺される」という何とも皮肉なもの。「篁に勝てる人間は篁しかいない」という、彼の強さを証明する一戦になっていました。
【生きてる?】篁(たかむら)生存説を検証
篁はいつからORDERにいるのかもわからない、「殺連の亡霊」と呼ばれる得体の知れない存在です。そのため、一部では「篁が生きているのでは?」と囁かれていますが、作中の描写を見るに生きている可能性はほぼ0だと思われます。 スラーに敗北したとき、篁の体は腰のあたりで一刀両断されていました。この状態で生きていられる人間がいるとは思えません。十中八九死んでいると見て間違いないでしょう。 ただ、スラーのなかに篁の人格がコピーされているため、「スラーのなかで生きている」と捉えることはできます。今後も彼の人格・剣技はスラーの切り札として活用されるはず。少々特殊なかたちにはなりますが、これからも篁の存在は本編に影響を与え続けるものと思われます。
【性格】篁(たかむら)は寡黙な老人
篁は普段から聞き取れないレベルの独り言をつぶやくか、黙っているかの寡黙な老人。ORDERの同僚である豹は篁のことを「お年寄り」扱いし気遣っており、一見すると無害な人物にしか見えません。 しかし篁はふとしたことで戦闘のスイッチが入ってしまう危険人物。作中では近くにハエが通っただけで刀を抜き、自身が乗っている車両ごと斬ってしまう場面が描かれています。穏やかに見える篁ですが、その本性はまるで猛獣。近付けばいつ殺されるかわからない、非常に危険な存在なのです。
【強すぎ】篁(たかむら)の強さ・能力や武器は?
篁の武器は1本の日本刀です。彼はいわゆる居合い抜きの達人。目にもとまらぬスピードで刀を抜き、次の瞬間にはあらゆるものがバラバラにされてしまいます。またそのスピードだけでなく、広範囲を一気に斬り裂く攻撃力も一級品。 人間どころか車もあっさりと両断し、ときには建造物でさえ一太刀で斬ってしまいます。そのうえ銃弾などの遠距離攻撃も全て刀で打ち落としてしまうなど、防御面もハイレベル。欠点らしい欠点が見つからない、まさしく「殺人マシーン」とも呼ぶべき存在です。
作中最強キャラ?
その常軌を逸した強さから、これまで「最強候補」として語られてきた篁。「世紀の殺し屋展」では坂本を相手にほぼ無傷で勝利しており、作中でも「間違いなく殺し屋界最強の男」と評されていました。 ただ、篁の人格や技をコピーしたスラーに敗北しているため、一部では「スラーが最強ではないか」と囁かれています。確かに、スラーは自身の内に篁を宿らせ、途轍もない強さを手に入れました。しかし、その能力を自由自在に引き出せるわけではありません。 人格のコントロールができていないため、現時点での作中最強は篁だと思われます。ただ、スラーが今後大きく成長すれば、その序列は変化するかもしれません。
【読切】鈴木祐斗の読み切り漫画『骸区(がらく)』の主人公?
『SAKAMOTO DAYS』の作者・鈴木祐斗のデビュー作にあたる『骸区(がらく)』。実はこの作品に登場する老人と篁の見た目はうりふたつ。そのうえ『骸区』の老人も圧倒的な剣技を身に付けているため、一部ファンのあいだで「このふたりは同一人物ではないか」と囁かれているのです。 『SAKAMOTO DAYS』19巻には、その噂が真実だと証明するかのような場面が存在。スラーたちに追い詰められた篁が、「テメェら俺がボケてると思ってんだろ」「この世には生かしちゃあおけねぇクズばかり」という、『骸区』の主人公が言っていた言葉とほぼ同内容のセリフをつぶやいたのです。 これにより「篁=『骸区』の主人公説」の信ぴょう性は大きくアップしました。
『骸区(がらく)』のあらすじ
殺人事件が増加していく危険な街「ガラ区」。そこの空き地にはぶつぶつと独り言をつぶやき続ける、1人の老人がいました。意識がはっきりせず耄碌しているのかと思いきや、その老人に敵意を持って近付くと、手に持った日本刀で一刀両断されてしまいます。 そんななか暴力団の金を奪って窮地に立たされた青年が、この老人の圧倒的な強さを利用して、暴力団を潰してしまおうと計画。果たしてその老人は、彼の目論見通りに動いてくれるのでしょうか……。
【活躍】篁(たかむら)の登場回は?
坂本に協力?渾身の一太刀
巻・話数 | 6巻49話 |
---|
本作の主人公である坂本太郎は東京タワーと思しき場所で、最凶死刑囚の1人であるアパートと対決。その戦いは激化の一途をたどり、タワーは倒れる寸前の状態になってしまいます。坂本が倒壊を防ごうとするもアパートに攻撃されてしまい、万事休すか……と思われたそのとき。 タワーのふもとに篁の姿が。彼は一太刀でタワーの足を両断し、倒壊寸前だったバランスを戻すことに成功。それにより坂本は反撃が可能となり、見事勝利を収めることができたのでした。
最強クラスの敵・楽(がく)を圧倒
巻・話数 | 6巻51話~52話 |
---|
殺連崩壊を目論むスラーたちが殺連関東支部に侵入。スラーの部下である楽は行く手を阻む猛者たちを次々に殺害していきます。そんななか、彼の前に突如として現れたのが篁でした。楽は先手必勝とばかりに得物のハンマーを振り下ろしますが、篁はそれをあっさりと防御。 そして次の瞬間には楽の指を切断し、武器のハンマーさえも一瞬で斬り捨ててしまいます。その圧倒的な強さに気圧された楽は「無理無理」と呟きながら逃亡。篁がその尋常ならざる強さを見せつけた、緊迫の一戦となりました。
スラーとの対峙
巻・話数 | 7巻53話~54話 |
---|
篁の前から逃亡し、スラーと合流した楽。しかし篁から逃げ延びることはできず、追いつかれることに。スラーは配下の宇田に迎撃を任せますが、篁は銃弾をあっさりと弾き宇田を撃破。さらに楽の片腕を斬り落とすなど、ここでも圧倒的な強さを見せつけ場を支配していきます。 スラーはこの状況を危険と判断し撤退を決意。最後には宇田の自爆により篁の動きを止め、スラーと楽は何とか逃亡することに成功します。これ以降、篁は行方不明扱いとなりますが、とてつもないインパクトを残しての退場劇となりました。
世紀の殺し屋展編で再登場!
巻・話数 | 19巻163話~165話 |
---|
坂本やORDERたちと、スラー一派の激闘が描かれた「世紀の殺し屋展」編。ここで久々に篁が再登場を果たします。このエピソードでスラーは殺連の麻樹会長を殺害しようとするも、南雲の妨害により失敗。そこに坂本が合流し、事態は思わぬ方向へ。 なんと麻樹が坂本・南雲・スラーを、殺連の「特A級抹殺対象」に認定したのです。ここで殺連の敵となった彼らを、殺害しようと現れたのが篁でした。 坂本たちは3人で協力して応戦するも、まずはスラーがダメージを負い戦線離脱。さらに、南雲も胴体を斬られ、致命傷を負ってしまいます。残された坂本が必死の抵抗を見せますが、篁の圧倒的な剣技の前に敗北を喫することに。作中最強と言われる、篁の強さが存分に発揮された戦いでした。
「テメェら俺がボケてると思ってんだろ」
巻・話数 | 19巻166話~168話 |
---|
坂本たちは死の淵まで追い詰められますが、そこにスラーの仲間である楽とハルマが参戦。スラーは彼らと協力し、ある作戦を決行します。篁は殺気や敵意に反応する殺戮マシーン。「拘束のみを目的とした殺意の無い攻撃」ならば通用するはずだと考えたのです。 その目論見は見事に的中し、スラーは篁の動きを止めることに成功します。ここでついに篁も敗北か……と、思われたそのとき。篁が「テメェら俺がボケてると思ってんだろ」とつぶやきます。なんと「殺意にしか反応しない」というのは彼の演技。実際は意識的に攻撃を繰り出せる万全の状態だったのです。 篁は拘束を抜け出し、ハルマの体を一刀両断!抵抗を見せる楽、加勢した坂本と南雲にも斬撃を浴びせます。勝利が目前に迫りますが、ここでスラーの「激しいストレスにさらされると他者の人格をコピーする」特性が発動。彼は篁の人格と剣技をコピーし、その技で篁を返り討ちにするのでした。
【セリフ】篁(たかむら)は本当は喋っている?
これまでは意識が朦朧として、判別できないうわ言しか喋れないと思われていた篁。しかし、「世紀の殺し屋展」での戦いにおいて、実は意識がはっきりしていたことが判明しました。それを受けて、一部ファンのあいだで「今までも篁は普通に喋っていたのではないか?」と噂されることに。 篁のうわ言は草書体を崩したような、判読不可能な線で描かれていました。しかし、改めて見返してみると、その線が「文字」のように見える場面もあるのです。19巻でスラーを斬り付けたあとには、「スラー」と読み取れる箇所が存在。 また、同じ巻で南雲の背後に立ったときの吹き出しには、「南雲」と書かれているようにも見えます。もしかしたら、今までのセリフにもすべてしっかりとした意味があったのかもしれません。今後の展開で、その詳細が明かされることに期待しましょう!
【声優】篁(たかむら)の声優は?
今後のアニメ化が期待されている『SAKAMOTO DAYS』。もし本作がアニメ化したとしたら、篁の声優は誰が担当するでしょうか。そもそも篁は聞き取れないレベルの声でしか話さないキャラですが、もしも『骸区』の主人公と同一人物であれば、どこかで重要な一言を発する可能性もあるはず。 そんなときには是非とも大塚明夫や井上和彦などの、大御所声優の渋い声で決めて欲しいところ。ちなみに『骸区』のボイスコミックでは、ゲームやドラマCDなどで活躍する声優・天翔駿が老人の声を担当しています。
最強キャラ篁の活躍から目が離せない!
圧倒的な強さを誇り、作中で数々の激闘を披露してくれた篁。 原作では死亡してしまいましたが、2025年1月からスタートするアニメではしっかり活躍してくれるはず。これを機に漫画をいちから読み直し、アニメ放送に備えてみてはいかがでしょうか!